令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
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第11分科会 資料保存

テーマ「災害と資料保存」

日時:平成23年10月14日(金) 10:00 ~ 16:30
会場:府中市 中央文化センター ひばりホール

     <注意!:この会場は会場内が飲食禁止ため、お弁当はご注文いだけません。近隣のレストラン等をご利用ください。>


 資料保存委員会は、阪神大震災に襲われた1995年に、同じテーマで分科会を開催した。
今また、地震、津波、原発という甚大な被害に直面している年に開かれる大会では、この問題を避けて通るわけにはいかない。さまざまな分科会でも取り上げられることになると思うが、やはり「資料保存」という観点から、改めて図書館の役割と災害への対応について考えることが必要である。

主旨説明
 専門家の想定を遥かに超えた大地震が引き起こした巨大な津波と「想定することさえ在り得ない」とされてきた原発被害。それは、長い時間をかけてゆっくりと蓄積してきた文化を一気にさらって行ってしまったばかりか、その地域に住む人々の生活を瞬時に奪った。
 「過去に学んで、現在を考え、未来を設計する」という特質を持った人間の記憶装置を補完する図書館は、どう備えれば災害を乗り越えていく力になれるのか。
 災害時に図書館の果たすべき役割やサービスについての議論は他に譲り、本分科会では、被害の実態を踏まえ、被災した図書館のコレクションを再構築するための準備や建築・設備面からみた保存への備え、また地域資料などを分散して保存することの意義について改めて考える。被災資料の復旧処置についての実演も開催する。

 


 

日程

時間 内容
 9:30 ~ 10:00 受付
10:05 ~ 10:30 被災資料保存この1年レヴュー
中田孝信氏(資料保存委員会)
10:30 ~ 11:30 被災地報告  熊谷慎一郎 氏(宮城県立図書館)
「被災地報告―宮城県立図書館から」
11:30 ~ 12:30 支援活動報告  木部 徹 氏(東京文書救援隊)
「被災資料を復旧するー東京文書救援隊の考え方と技術」
12:30 ~ 13:45 昼食
13:45 ~ 15:15 報告1  梅澤幸平 氏(滋賀県審議員/日本図書館協会施設委員会委員)
「東日本大震災の被災地を巡って」
報告2  川島 宏 氏((株)栗原研究室設計室長/日本図書館協会施設委員会委員)
「大震災における図書館の被害状況と施設面の課題」
15:15 ~ 15:35 報告3  「NPO法人共同保存図書館・多摩」からのアピール
NPO法人共同保存図書館・多摩
「長期的視点に立ったコレクション復興支援と地域資料の保存体制」
15:45 ~ 15:50 まとめ
16:00 ~ 17:00 応急処置の実演  東京文書救援隊
「被災資料の復旧処置について」
17:00 ~ 閉会
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