1 方針
(1) この要領は,「日本図書館協会図書紹介事業委員会規程」第2条第2項(1)および(2)に基づき,図書紹介にかかる諸事項を定めるものである。
(2) 書評原稿の作成者(以下「作成者」という。)は,書評の作成に当たって以下の点に留意する。
ア 自館または他館の蔵書の中から,図書館員ならびに一般読者にすすめたい図書を選定し,書評を作成する。ただし,作成の時点で新刊書店の店頭または出版社に在庫があり,購入可能なものに限り,原則として,次のものは除外する。
(ア) 図書館情報学関連図書
(イ) 文芸書(詩,小説,戯曲等)
(ウ) 児童を対象とするもの(絵本,紙芝居,児童書等)
(エ) 専門家に利用が限定される学術書・マニュアル等
イ 悪意や攻撃を目的とした批判は行わず,人権およびプライバシーに十分配慮した表現に努める。
2 体裁
(1) 書評1点当たりの字数は,全体で22字×39行を超えないものとする。
ア 冒頭の3行には,対象とする図書の基本的な書誌事項を記載する。
イ 書評の本文は,22字×35行とする。
ウ 末尾の1行には,( )内に作成者の名前(ふりがな),所属および日本図書館協会認定司書番号を記載する。
(2) 対象とする図書の書影は入れない。
3 原稿の書き方
(1) 読みやすさを考慮し,必要に応じて改行する。
ア 書き出しおよび改行の際は,1字分下げる。
イ 小見出しは入れない。
(2) 図書の内容を引用または参照する際には,以下の点に留意する。
ア 引用は適正な範囲内で行うこととし,用字・用語を含めて正確に引用するとともに,引用したページを示したうえ,全体を「 」でくくる。
イ 途中を略す場合は(中略),(以下略)とする。
ウ 対象図書以外の書名は『 』でくくり,必要に応じて書誌事項を記す。
(3) 用字・用語については,以下のとおりとする。
ア 句読点はコンマ(,),マル(。)を使用する。
イ 本文は「デアル調」とし,仮名遣いは「現代仮名遣い」,漢字はおおむね「常用漢字表」の範囲内で使用する。
4 原稿の提出,校正および掲載
(1) 原稿は電子データ(Microsoft Word)で作成し,定められた期日までに事務局(日本図書館協会事務局出版部 電子メール:shuppan_at_jla.or.jp)に提出する。※「_at_」をアットマークに変更してください。
(2) 提出された原稿は,依頼原稿であるか公募原稿であるかにかかわらず,図書紹介事業委員会(以下「委員会」という。)において体裁・内容等をチェックのうえ,採用の可否を決定する。
(3) 採用に当たって修正を加える必要があると判断したときは,修正箇所と理由を明示したうえ,委員長名で修正を依頼する。
(4) 著者校正を1回行う。
(5) 再校は,委員会および事務局の責任において行う。
(6) 校了原稿は,機関誌『図書館雑誌』,株式会社読書人発行『週刊読書人』および「週刊読書人ウェブ」に掲載する。
(7) 本応募に関連して取得する個人情報は,他の目的で使用することは一切しない。
(2017年5月15日制定)
(2019年5月 9日改定)
執筆要領(PDF版)はこちらからご覧ください。