①2022年度
第108回全国図書館大会群馬大会 第11分科会 資料保存
テーマ:いつの間に!カビで慌てないために
日時:2022年10月6日(木)、7日(金)
会場:オンライン開催
資料保存においてカビは資料の敵であり、一度発生したカビを抑制するには相当な労力が必要となる。カビ被害に悩む図書館はこれまでも多かったが、新型コロナウイルスの影響で休館していたためにカビ発見が遅れたり、換気のために窓を開けたことによってカビが発生したりと、今までカビとは無縁だった図書館でも被害が報告されている。基調講演では、カビとは何か、空調の停止や外気の取入れはカビの発生とどう関係するのか、といったカビの基礎を、事例報告ではカビ被害にあった3館の図書館から事例を、そして最後に具体的な処置について解説する。カビの正しい知識を身につけ、事例を共有し、自館のカビ対策の参考にしてほしい。
基調講演:佐藤 嘉則 (東京文化財研究所)
「カビの基礎:資料保存における微生物劣化」
事例発表:能勢 美紀 (アジア経済研究所図書館)
「アジア経済研究所図書館のカビ被害と対策:換気には要注意。感染症対策はカビ対策の敵?」
角張 亮子 (大東文化大学図書館)
「図書資料のカビ被害と対策:大東文化大学60周年記念図書館の事例報告」
山﨑 美和 (東京国立博物館)
「東京国立博物館資料館のカビ被害と対策 事例報告」
実 演:川越 和四 (一般財団法人 環境文化創造研究所)
「図書館の現場(図書館員)におけるカビ処置の注意点と予防」
分科会の記録については、こちらをご覧ください。
②過去の分科会