図書館のマンガを研究する
図書館情報学サイエンスカフェ講演録
JLA Booklet no.16
著者・編者:共同研究グループPICNIC編著
発行:日本図書館協会
発行年:2024.02
判型:A5判
頁数:73p
ISBN:978-4-8204-2311-9 本体価格:1,000円
内容:図書館情報学の若手研究者グループ「共同研究グループPICNIC」による「海外図書館の大規模所蔵調査に基づく日本文化としてのマンガ受容に関する総合的研究」の成果を踏まえた講演録です。
4つの話題提供「図書館の所蔵データに基づくマンガの類型化」,「オープンデータやSNSを用いた日本マンガ書誌リスト作成の試み」,「国内のマンガの書誌データとメディア芸術データベースにおける整備」,「日本のマンガの翻訳版の書誌学的な研究」と2つのコラムを収録しています。マンガの海外での受入状況を調査する際,書誌同定などの克服すべき課題があると指摘する一方,今後の図書館におけるマンガ受容の必要性についても言及されています。マンガという資料特有の課題を知る一冊です。
【目次】
1 イベント趣旨説明(大谷康晴)
2 話題提供①:図書館の所蔵データに基づくマンガの類型化(江藤正己)
3 話題提供②:オープンデータやSNSを用いた日本マンガ書誌リスト作成の試み(安形輝)
コラム① オランダのマンガと書誌データ(杉江典子)
4 話題提供③:国内のマンガの書誌データとメディア芸術データベースにおける整備(三原鉄也)
コラム② アメリカの図書館はマンガをどのように排架・分類しているのか(橋詰秋子)
5 話題提供④:日本のマンガの翻訳版の書誌学的な研究(安形麻理)
6 ディスカッション