『日本目録規則 2018年版』入門
JLA図書館実践シリーズ 47
著者・編者:木村麻衣子編著 日本図書館協会目録委員会監修
発行:日本図書館協会
発行年:2022.01
判型:B6判
頁数:149p
ISBN:978-4-8204-2113-9 本体価格:1,600円
内容:『日本目録規則2018年版』(NCR2018)が刊行されて3年が経過しました。本書は図書館員のみなさま,司書課程修了者の方々を対象に,NCR2018の概要を説明し,これに準拠した目録作業について具体的に示した解説書です。旧版のNCR1987年版との相違点を示して,新規則を用いた目録作業への具体的なイメージを持っていただくことを目指しました。また,NCR1987以降の目録の国際的動向についても概説し,NCR2018の特徴への理解を深めることができます。本書を通じて,新たな書誌的世界のとらえ方について親しんでいただければと思います。
【主な目次】
1章 NCR1987からNCR2018へ(NCR1987略史/NCR1987の抜本的な見直し/図書館目録領域の国際的な動向)
2章 FRBRモデルとは(利用者タスク/実体・属性・関連)
3章 NCR2018の基礎(NCR2018の特徴/NCR2018の構成/NCR2018の使い方)
4章 実体ごとの属性の記録(体現形の属性の記録/表現形の属性の記録/著作の属性の記録/個別資料の属性の記録/個人・家族・団体の属性の記録)
5章 関連と関連指示子(資料に関する基本的関連/資料と個人・家族・団体との関連/資料に関するその他の関連/個人・家族・団体の間の関連)
6章 アクセス・ポイント(アクセス・ポイントの種類と機能/著作に対する典拠形アクセス・ポイントの構築/表現形に対する典拠形アクセス・ポイントの構築/個人・家族・団体に対する典拠形アクセス・ポイントの構築/異形アクセス・ポイントの構築)
7章 新旧目録規則に基づくデータの比較(『自負と偏見』(邦訳書)/『源氏物語 若紫』(古典籍の影印と翻刻)/『東都大学紀要』(逐次刊行物))
付録 国立国会図書館の実装例