図書館と法 改訂版増補
図書館の諸問題への法的アプローチ
JLA図書館実践シリーズ 12
著者・編者:鑓水三千男著
発行:日本図書館協会
発行年:2021.04
判型:B6判
頁数:354p
ISBN:978-4-8204-2100-9 本体価格:2,000円
内容:自治体法務の専門家による,ていねいな解説書です。2018年の改訂版以後,公立図書館の所管を首長部局に移管できる法改正が行われました。本書は改訂版をベースに,図書館をめぐる法的環境について,憲法,教育基本法,地方自治法,図書館法などとの関係を概説し,個別の問題について法的論点を整理しました。特に,管理委託・指定管理者制度については多くの紙幅をさいて詳論,増補にあたり1章を設けて公立図書館を首長部局が所管することの問題点を詳細に指摘しています。後半では図書館で起こるさまざまなトラブルについて,Q&A形式で対処法を提示しました。図書館をめぐる法的環境を把握する必携の書です。
【目次】
まえがき
改訂版に際してのまえがき
Ⅰ部 図書館の法的環境
1章 図書館と日本国憲法
2章 地方自治制度における公立図書館の法的位置
3章 図書館法と図書館
4章 図書館と地方自治法に係る法的諸問題
5章 図書館資料滞納者に対しどう対応すべきか
6章 図書館と委託制度・指定管理者制度
7章 図書館とPFI
8章 図書館職員の法的性格
9章 資料選定・資料廃棄に係る法的諸問題
10章 図書館の無料原則と受益者負担
11章 図書館とプライバシーの保護
12章 図書館を長部局に移管することの問題点
Ⅱ部 図書館サービスとトラブルQ&A
あとがき
改訂版へのあとがき
索引