パッと見てピン! 動作観察で利用者支援
理学療法士による20の提案
JLA図書館実践シリーズ 36
著者・編者:結城 俊也著
発行:日本図書館協会
発行年:2017.07
判型:B6判
頁数:183p
ISBN:978-4-8204-1706-4 本体価格:1,700円
内容:本書は「生活機能障害を抱えた人たちが、より快適に図書館を利用できるようにするにはどのような配慮が必要か」というコンセプトで書かれました。著者は20年以上にわたり、理学療法士として、病院や老人健康施設等で肢体不自由などの生活機能障害を抱えた人々に接してきました。その深い経験を元に、図書館がそうした障害を抱えた利用者にどのように接したらよいか、具体的な疾患の特徴とともに豊富なイラスト等でわかりやすく解説しています。また、利用者の動きからどのような疾患が考えられるかを想像し、利用者に寄り添う環境づくりを提案しています。
図書館には多くの利用者が訪れます。中には怪我をしている人も、体調のすぐれない人もおられるでしょう。そうした利用者の様子から、図書館員として配慮すべきことに気づくよう、日頃から心がけたいものです。本書は、利用者の抱える疾患などに気づける知識を提供してくれます。
【目次】
まえがき
1章 動作観察の必要性とからだの動き
2章 生活機能障害を引き起こす代表的な疾患
3章 歩行・移動・移乗介助の基礎知識
4章 パッと見てピン!動作から導き出す配慮・20の提案
5章 チェックしよう!あなたの図書館の利用者支援力―整備面を中心に
事項索引