図書館史の書き方・学び方
図書館の現在と明日を考えるために
JLA図書館実践シリーズ 24
著者・編者:奥泉和久著
発行:日本図書館協会
発行年:2014.06
判型:B6判
頁数:246p
ISBN:978-4-8204-1402-5 本体価格:1,900円
内容:『近代日本公共図書館年表』を編んだ著者が、自身の豊富な図書館史研究の実績から、日々図書館の現場に立つみなさんこそ、図書館史の視点を持って、自らの仕事を俯瞰してほしいと願って著した好著です。最初に調査研究法の学び方を、最後に図書館史の書き方を手ほどきし、その間の章では、各テーマごとに図書館の歴史を記述するという構成になっています。従来の図書館史の記述とは異なり、各テーマを軸に歴史をたどり、その意味を読み解くという手法をとりました。本書に導かれて、図書館員こそが歴史の語り手となり、自分の仕事の意味を客観的に見つめ直すことで、あらためて図書館の存在意義を知る機会になるはずです。
【目次】
はじめに
1章 図書館史を学び,研究するために
2章 図書館員の役割
3章 図書館運動の展開
4章 都市空間のなかの図書館
5章 情報化社会と図書館
6章 市民参加への道
7章 図書館の歩みを残すとき
附録1 次の百年に向けて
附録2 大阪府立図書館の歩んできた道
あとがき
索引
図版出典一覧