====================================================<2011/9/28発信>
JLAメールマガジン 第571号
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編集発行:社団法人 日本図書館協会
Copyright,2011 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○東日本大震災図書館支援情報交換会開催される
9月26日(月)日本図書館協会の呼びかけで標記の連絡会議が開催された。
第1部は、日本図書館協会東日本大震災対策委員会と岩手、宮城、福島、茨
城の4県立図書館の市町村図書館支援担当者との情報交換会、引き続き第2部
では4県立図書館と被災した図書館の支援のために活動している多くの団体
のうち日本図書館協会と連携を密に行なっている6つ機関・団体(国立国会
図書館、文部科学省、大震災出版対策センター、図書館振興財団、シャンテ
ィ国際ボランティア会、saveMLAK)から10名が参加しての連絡会議となった。
1部、2部とも短い時間ではあったが、非常に内容のある情報交換と率直な意
見交換がおこなわれた。
会議内容のまとめは以下のとおり。
1)各図書館の被災状況および復興状況については、各県立図書館において
しっかりと把握されている。また、被災した図書館への復興支援についても
部分的ではあるが力強い歩みが始まっている。今後は、これらの努力の成果
を踏まえた支援活動を効率かつ有効に行う。
2)政府における図書館を含む社会教育施設の当面の復興支援の概要がまと
まりつつあるが、財政的支援の範囲は現況復帰を前提としたものであり、新
たな図書館への転換や復興までのつなぎのサポートについては問題点が残る
こと。これを今後の課題としたい。
3)サポート側の課題としては、相互の活動を尊重し重複サービスのないよ
う努力はしているものの、一層の連絡協調と意見交換により、より有効的な
支援が必要という点で一致した。
4)被災地においては多くの地元書店が廃業に追い込まれている現状がある。
地域文化の大切な要素としての地元書店の復興を関係者の協力により、実現
していく方法を模索する。
5)今回の震災に関連するあらゆる角度からの事柄を、総括的にアーカイブ
として次の世代に残す事業について、阪神淡路大震災での経験を踏まえつつ、
相互に連絡協調した体制づくりを急ぐ。
○「復興のための暮らしの手引き~ここから/KOKO-KARA~」WEB版公開
第一東京弁護士会作成の「暮らしの手引き」は、東日本大震災で被災された
方々が生活を再建されるにあたって必要・有益と思われる情報を、できるか
ぎり分かりやすく、かつコンパクトにまとめたものです。既に印刷物はボラ
ンティアの方々等のご協力を得て被災者の方々に届けられていますが、今回、
「霞ヶ関ナレッジスクエア」のスタッフのご協力を得てWeb版を作成・公開
することができました。今後も冬版、来年春版まで更新を続ける予定。
http://www.ichiben.or.jp/shinsai/kokokara/
問合せ先:第一東京弁護士会事務局 MAIL:info★ichiben.or.jp
○和歌山・奈良・三重県の台風被害
台風12号による豪雨で大きな被害を受けた和歌山、奈良、三重の各県立図書
館にお見舞いとともに図書館の被害状況をうかがった。
和歌山県では、新宮市立図書館が建物に被害無し、BM一部休止、 那智勝浦町
立図書館が建物に被害無し、図書館職員が災害対策本部に動員されていたた
め図書館は一時休館し9月24日から再開したとのこと。
奈良県については、担当者が復旧作業等への動員のため連絡がとれないとこ
ろもある。大きな被害を受けた県南部地域では、一時休館したり、BMの巡回
を見合わせているところがある。
三重県については大きな被害があったところはなく、熊野市、紀宝町のいず
れの図書館とも通常通り開館しているが、熊野市と紀宝町の間にある御浜町
で図書室が入っている中央公民館の1階部分が浸水しため施設自体が今月いっ
ぱい休館となるとのことである。
○公立図書館費、学校の図書購入費の減額続く
文部科学省は2009年度の地方教育費決算額を9月15日公表した。公立図書館
の経費(建築費、人件費等を含む)については総額2922億3117万円で、10年
前1999年度決算額3600億9520万円から678億6403万円も減額となっている。
この間図書館は500以上増加しているなかでの減額である。
また公立学校の図書購入費(その大半は学校図書館資料費)は総額193億1745
万円で1999年度の218億1026万円から24億9281万円の減額である。小中学校
図書館の図書購入費について、特別な措置がされているなかでの減額である。
日本は教育費の公的負担が、OECD各国に比べても最低であることが先に報道
されたが、図書館も例外ではないようである。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/09/1310991.htm
○民主党に私立図書館の税制措置を要請
日本図書館協会は9月21日、民主党文部科学部門会議の要請に応え、私立図
書館の税制上の措置についての見解を表明した。公益的な役割を果たしてい
る一般法人の私立図書館に対する税制上の措置を継続するよう求めた。調査
によれば32の法人が運営している私立図書館では、20が公益法人移行を求め
ているが、現在移行実現した図書館は10に過ぎない。一般法人を予定してい
るところは6であるが、公益認定を受けたいとの意思はあるが、受けられな
いと捉えている実状である。
公益目的事業比率が50%を超えるなどの公益法人移行の基準、要件が厳しい
ことの表れであるが、一般法人に止まる結果になったとしても社会貢献、公
益目的を果たしており、税制上の面からの支援が切望されている。協会は専
門図書館協議会とともに、その実状を訴え、政党として実現のための尽力を
要請した。
○公益法人移行に伴う「最初の代議員選挙」の公示について
日本図書館協会は、来年度、内閣府に対し公益社団法人への移行を申請する
準備を行っています。新法人移行時には新たな役員等の選出を終えている必
要がありますので、「新法人最初の代議員選挙」を2012年2月に実施するこ
とにしました。選挙の公示は「図書館雑誌」10月号に掲載します。公示によ
り、代議員の立候補と推薦の受付が開始されることになります。代議員候補
者を広く自薦・他薦いただくよう、よろしくお願い致します。立候補締切は
11月11日を予定している。なお、今回の代議員選挙は5月の総会で承認された
「代議員選挙規程(案)」に準拠して実施されます。詳しくは図書館雑誌2011
年5月号をご参照下さい。
(最初の代議員選出のための選挙管理委員会)
○全国図書館大会多摩大会の参加者募集期限の延期について<締め切り間近>
全国図書館大会(多摩大会)まであと2週間となりました。現在1000人を超え
るお申し込みをいただいています。受付業務を代行しているトップツアー社
の協力により、申込締切日を9月30日まで延長していますので、お申込みがま
だお済みでない方は、ぜひお急ぎください!
なお、大会当日の受付やお弁当などの取り扱いは、20日までにお申込みいた
だいた方の参加券と同じ扱いになります。また、10月1日以降のお申込みは、
すべて当日受付のお取り扱いとなりますのでご了承ください。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
ネットでのお申込みは以下のサイトから出来ます。
https://conv.toptour.co.jp/shop/evt/jla2011/
FAXでのお申込み様式は、図書館雑誌6月号の大会案内折込または、以下のサ
イトで取得して下さい。
http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/content/全国図書館大会2011/図書館大会%205.pdf
お申し込みに関する問い合わせは、以下にお願いいたします。
トップツアー(株)東京法人西事業部 (担当:井上) TEL:03-5766-0243
FAX:03-5766-0134 e-mail:misato_inoue@toptour.co.jp
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◆新聞記事より(地域版含む)
○旧岡崎勤労福祉会館 生涯学習の場に改修 教育図書館も新設(朝日<愛知・
三河>8/8)
○福島県紙2紙 閲覧が始まる 横浜の図書館など(毎日〈横浜〉8/31)
○〔週間まなびー お仕事 教えて!先輩!!〕15 図書館司書 本の管理から
調査相談まで 幅広い業務、日々「勉強」(神戸9/4)
○余った野菜図書館へ 舟橋・住民ら 利用者にお裾分け [富山県舟橋村立
図書館](北日本9/5)
○本たくさん読んで 五ケ瀬町民センター内 初の町立図書館オープン
(宮崎日日9/6)
○5年前の2.4倍 過去最多に 10年度は1万8346冊 公立図書館の相互貸借
県教委、制度周知図る 検索システム普及が要因 [石川県内](北国9/8)
○一部業務を民間委託 新県立図書館 県方針 施設や駐車場管理
(山梨日日9/8)
○開館25年を祝う 持田公民館(松江)子ども図書室 地域住民ら運営 蔵書
4千冊(山陰中央新報9/8)
○[佐渡]市、移動図書館車新たに 来年度導入 利用増へ愛称募集
(新潟日報9/9)
○待望の図書館オープン 西蒲区・巻 児童書充実 読み聞かせコーナーも
[新潟市立巻図書館](新潟日報9/10)
○図書館オンライン化 瀬戸と建部 市教委 来春から運用見込む(山陽9/9)
○雑誌カバーに広告 12年度から大分市民図書館 企業や商店、団体など対象
スポンサーを募集(大分合同9/10)
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◆集会等のお知らせ
○筑波大学 図書館情報メディア研究科90周年記念展示「知識情報とメディアの世界」
期日:2011年10月3日(月)~10日(月・祝)9:30-16:30
会場:筑波大学春日エリア情報メディアユニオン棟1階仮設展示コーナー
内容:[第1部]メディアの発展、古代から現代へ [第2部]知識情報と図書館の学び舎
詳細HP:http://www.tsukuba.ac.jp/event/20110926164420.html
○平成23年度第12回 図書館を学ぶ相互講座
日時:2011年10月8日(土)10:00-12:00
会場:大阪府立中之島図書館ふれあいルーム
テーマ:司書の醍醐味を日本で、ネパールで:青年海外協力隊、シニア海外
ボランティア、多文化サービスの実践
発表者:山田伸枝氏(元ネパール国立図書館運営アドバイザー)
参加費無料 事前申込不要
詳細HP:http://www.library.pref.osaka.jp/nakato/event/seminar_lib_2011.html
○矯正と図書館サービス連絡会・2011年度総会
日時:2011年10月12日(水)18:30-20:00
会場:専修大学法科大学院棟8号館3階835教室
内容:講演「少年矯正を考える有識者会議を振り返って-少年矯正の今後進むべき
方向」岩井宜子氏(専修大学法科大学院教授・矯図連顧問),総会
詳細HP:http://kyotoren.cocolog-nifty.com/ ※講演は非会員も聴講可
問合先:矯正と図書館サービス連絡会(E-mail:kyotoren★gmail.com)
○2011(H23)年度私立短期大学図書館協議会 関東甲信越地区協議会研修会
日時:2011年10月21日(金)12:45-17:00
会場:戸板女子短期大学三田キャンパス6階607教室
テーマ:「図書館サービスのあり方を考える-利用者志向と読書推進の視点から」
参加費:加盟館無料/非加盟館2000円 申込締切:10月14日(金)
詳細HP:http://shitantokyo.org/workshop/(地区研修会)
○西日本図書館学会福岡県支部研修会(講演会)
主催:西日本図書館学会福岡県支部
日時:2011年10月24日(月)14:00-16:00
会場:福岡県立図書館研修室
内容:講演「東日本大震災から復興に向けて~何ができたか・何を求められたか~」
加藤孔敬氏(東松島市図書館副館長)
申込HP:http://form1.fc2.com/form/?id=694584
○第5回資料保存シンポジウム「資料を護り継ぐ-平時も、非常時も-」
共催:情報保存研究会(JHK),(社)日本図書館協会
日時:2011年10月25日(火)10:20-17:30
会場:江戸東京博物館1階ホール
参加費:無料(定員300名)申込締切:10月18日(火)
内容:特別講演「企業資料の長期保存」松崎裕子氏(渋沢栄一記念財団実業史研究
情報センター)ほか 詳細HP:http://www.e-jhk.com
問合先:情報保存研究会事務局(E-mail:sympo★e-jhk.com FAX.03-5976-5462)
○しまね学校図書館活用教育フォーラム
主催:島根県教育委員会
期日:2011年11月11日(金)13:00~12日(土)15:20
会場:島根県民会館ほか
内容:【11日】研修分科会,講演会【12日】活字文化推進会議企画,県知事挨拶,
児童生徒意見発表,学校図書館活用教育シンポジウム
参加費:無料(要事前申込)申込締切:10月27日(木)必着
詳細HP:http://www.pref.shimane.lg.jp/gimukyoiku/gakkou_tosyo_foram.html
図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
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◆求人情報
○東京女子体育大学附属図書館 臨時職員:1名
応募締切:2011年11月10日(金)必着
求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
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◆JLAからのお知らせ
○JLA新刊
児童図書館サービス 1 運営・サービス論 (JLA図書館実践シリーズ 18)
日本図書館協会児童青少年委員会児童図書館サービス編集委員会編
2011.9 310p B6判 定価1995円 ISBN978-4-8204-1106-2
http://www.jla.or.jp/publications//tabid/87/pdid/p11-0000000319/Default.aspx
*日本図書館協会の出版物については下記をご覧ください。
出版物:http://www.jla.or.jp/publications/tabid/73/Default.aspx
逐次刊行物:http://www.jla.or.jp/publications/pubulish/tabid/290/Default.aspx
ご注文方法:http://www.jla.or.jp/publications/publish/tabid/298/Default.aspx
注文・問合せ先:日本図書館協会出版販売係 担当:高橋・吉清
FAX:03-3523-0842 E-mail:hanbai★jla.or.jp Tel:03-3523-0812
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