=================================================<2022/8/17発信>
JLAメールマガジン 第1099号
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編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
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◆図書館界ニュース
○図書館関係地方交付税についての要望書を提出
日本図書館協会は、8月1日に文部科学大臣宛に「令和5(2023)年度予算
における図書館関係地方交付税について(要望)」を送付した。後日、担当
の大臣官房審議官等に説明を行うこととしている。また、総務大臣、図書議
員連盟会長、学校図書館議員連盟会長宛にも送付した。
要望書では、「デジタルによる図書館の環境整備の充実について」をはじ
め、「公立図書館関係経費の改善」として、(1)地方交付税における基準財
政需要額の充実、(2)公立図書館への正規の専門職員の配置、(3)図書館協議
会経費の充実、(4)図書館運営になじまない指定管理者制度の導入、(5)視覚
障害者等の読書環境の整備の推進に係る経費の新設、を「学校図書館関係費
の改善」として、(1)学校図書館図書館費の措置、(2)特別支援学校の学校図
書館の整備、(3)学校司書配置の改善、を要望し、最後に「会計年度任用職
員の適正な任用について」を求めている。
https://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx?itemid=6474
○図書館等公衆送信サービスに関する関係者協議会 第3回特定図書館等分科
会を開催
8月2日(火)、図書館等公衆送信サービスに関する関係者協議会 第3回
特定図書館等分科会がオンライン会議で開催された。まず、図書館側団体の
異動に伴う委員の変更および座長の再選出について、壹貫田副座長より説明
があり、全国公共図書館協議会の福嶋義博氏が新たに座長に就任することが
了承された。続いて、「図書館等公衆送信サービスに係る特定図書館等及び
利用者に求められる要件等について(案)」について、第1回、第2回の協議
を踏まえた修正部分が福嶋座長より説明され、協議された。協議の後、一部
の文言修正を座長および副座長が調整することとし、概ね現時点での仮合意
とすることなった。なお、今後は他の分科会での決定等に基づき、必要に応
じて検討をしていく。
○図書館等公衆送信サービスに関する関係者協議会 第6回ガイドライン分科会
を開催
8月5日(金)、図書館等公衆送信サービスに関する関係者協議会 第6回
ガイドライン分科会がオンライン会議で開催された。村瀬座長より、第5回
分科会後に立松副座長と意見交換の上作成された、改正著作権法第31条
第1項および第2項、第2項ただし書に関する「ガイドラインに関する中間合
意(案)」について説明がされ、協議された。協議の後、第1項については
概ね合意され、第2項については継続協議となった。今後は、9月に開催予定
の関係者協議会全体会に報告し、引き続きガイドライン作成に向けて協議を
進めていく。
○図書館問題研究会、アピール「図書館法を改正して公立図書館に司書の必置
を求めます」を採択
図書館問題研究会は、7月18日に開催された第68回全国大会において職員
問題委員会の提起を受け、アピール「図書館法を改正して公立図書館に司書
の必置を求めます」を採択し、ホームページに掲載した。このアピールは図
書館法第13条において、司書の必置及び館長の司書資格要件を明確にするた
め、改正を求めるもの。
※アピール「図書館法を改正して公立図書館に司書の必置を求めます」
https://tomonken.org/statement/library_act/
※図書館問題研究会
https://tomonken.org/
○<訃報>西田 博志(にしだ ひろし) 氏
2022年8月12日ご逝去、享年85歳。
大阪府立図書館、吹田市立図書館、松原市立図書館、東近江市立八日市図
書館と多くの図書館に勤務され図書館運営に携わり、さらに、日本図書館協
会の発展のためにもご尽力された、西田博志氏が8月12日に老衰のため亡く
なられました。
本協会では、1975年~1978年に評議員、1979年~1984年に理事を務められ、
さらに、図書館年鑑の編集、図書館政策特別委員会委員としても貢献されま
した。
ここに図書館界へのご貢献に感謝申し上げるとともに、心からご冥福をお
祈り申し上げます。
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◆新聞記事より
○本の落下悩む図書館 3月の震度6強地震で多発 東北 対策強化も効果不十
分[東北大学附属図書館] 神戸 実験で安全確認後開館[こども本の森 神
戸] (河北新報5/3)
○絶版データ個人提供スタート [国立]国会図書館 著作権ありも対象 利用
者歓迎「利便性上がる」 出版界売り上げ圧迫警戒 恩恵 利益 無理
(東京5/28)
○〔時代を映す図書館建築 十選〕大阪公立大学大学院教授 倉方俊輔
(1)大阪府立中之島図書館 [以下連載 (2)京都府立図書館、(3)国立国会図
書館国際子ども図書館 、(4)神奈川県立図書館・音楽堂、(5)山口県立山口
図書館、(6)北九州市立中央図書館、(7)金沢市立玉川図書館、(8)福井県立
図書館、(9)みんなの森 ぎふメディアコスモス[岐阜市立中央図書館]、
(10)太田市美術館・図書館] (日経6/6、6/7、6/8、6/9、6/10、6/14、
6/15、6/16、6/17、6/20)
○本デジタル化障害者担う [国立]国会図書館蔵書 高い専門性 賃金アップ
(読売〈西部本社〉6/28夕)
○コロナ下安心して借りて 図書館に除菌機広がる 東北 本にUV照射 「利
用者に配慮」 [宮城県図書館、秋田県立図書館など] (河北新報4/29)
○図書館 新庁舎外に整備案 [北海道]当別町、建設検討委[員会]で示す 駅
前で計画 民間施設に (北海道〈札幌近郊〉6/3)
○[青森]県立図書館「私だけの本棚」好評 コロナ下来館不要 ネットで好き
な蔵書 [「Myライブラリ・本棚作成」] (東奥日報5/8)
○〔知をつなぐ 県立図書館創立100年〕上 震災経て使命新たに 郷土資料風
化させず [岩手県立図書館] (岩手日報4/20)
○〔知をつなぐ 県立図書館創立100年〕中「生みの親」原敬 建設進言、寄
付申し出 [岩手県立図書館] (岩手日報4/21)
○〔知をつなぐ 県立図書館創立100年〕下 存在意義の模索 県土に開く学び
の扉 [岩手県立図書館] (岩手日報4/22)
○〔リポートみやぎ〕使いやすいけど浸透道半ば 開始半年仙台[市]・電子図
書館利用してみた 蔵書数の少なさネック 若年層へのPR課題 [せんだい
電子図書館] (河北新報5/20)
○[JR]湯沢駅南東側「にぎわい拠点」 複合施設、事業費40億円 [湯沢]市計
画、26年度に完成・供用 [図書館など] (秋田魁新報5/26)
○本の宅配、利用してね 大石田[町] [おおいしだつなげる]商店の会と[大
石田町立]図書館連携 [山形県] (山形5/13)
○子どもの読書活動推進フォーラム [文部科学]大臣表彰 [郡山市]湖南小中
[学校]が事例発表 東京[都] (福島民報4/24)
○[福島]県立図書館入館者800万人 (福島民報4/29)
○[福島市]こむこむ[子どもライブラリー]に児童図書45冊贈る 福島中央LC
(福島民報〈福島・県北〉5/16)
○古里の歴史冊子[『おせっぺとみおか』]に [福島県]富岡[町]のNPO[法人
「とみおか子ども未来ネットワーク」] 子どもが聞き取り 町に100冊贈
呈、次世代継承 [図書館など] (福島民報5/24)
○大熊町図書館解体へ 跡地に帰還住民向け住宅 復興拠点内 館内を一般開
放 図書無償で譲渡 あすまで [福島県] (福島民報5/29)
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◆集会等のお知らせ
○三田図書館・情報学会 第189回月例会
テーマ:デジタル社会における出版の民主化と図書館に期待される役割の変
化
発表者:鷹野凌氏(NPO法人HON.jp)
概要:出版産業は“印刷”という装置産業と“取次”という流通機構に支え
られてきた。デジタル社会の到来により、この状況は大きく変わりつ
つある。誰でも手軽に出版行為を楽しむことができる、いわば出版の
民主化が行われているのだ。また、国立国会図書館のデジタルシフト
により、従来は入手困難だった資料に全国どこからでも簡単にアクセ
スできる状況が整いつつある。こういった大きな変化に伴い、地域の
公共図書館や大学図書館に期待される役割も変化を求められているの
ではないか。デジタル出版の現状や課題を確認しつつ議論したい。
コメンテーター:間部豊氏(帝京平成大学)
日時:2022年9月24日(土) 午後2時~4時
参加費:無料
場所:オンライン開催
参加申込 https://mslis-m189.peatix.com/
月例会ページ http://mslis.jp/monthly.html
問い合わせ先
三田図書館・情報学会事務局
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
慶應義塾大学文学部 図書館・情報学専攻内
mita-slis[@]ml.keio.jp
○大学図書館研究会第53回全国大会(オンライン)のご案内
大学図書館研究会では、第53回全国大会を、来る9月17日~19日に、オン
ラインにて開催いたします。開催内容は、以下のとおりです。皆様のご参加
をお待ちしております。
主催:大学図書館研究会
開催日:2022年9月17日(土)~19日(月・祝)
開催方法:オンライン形式(Zoom)
参加費:当会会員無料, 非会員3,000円
参加申込:大会ウェブサイトよりお願いいたします。
【締切:9月7日(水)17:00】
大会日程は大会ウェブサイトでご確認ください。
大会ウェブサイト:https://www.daitoken.com/research/annual_conference/2022/
大会日程:https://www.daitoken.com/research/annual_conference/2022/schedule.html
問合先:taikai@daitoken.com
○国立大学図書館協会セミナー「災害と図書館」開催
主催:国立大学図書館協会
開催日時:令和4(2022)年10月12日(水)13:30~16:00(予定)
実施方法:オンライン(最大接続可能数1,000 先着順)
参加費:無料
対象:
(1)国立大学図書館協会会員館の教職員
(2)その他、本テーマに関心のある方はどなたでもご参加いただけます。
内容:
開会挨拶:棚橋健治(広島大学図書館長)
本セミナーの趣旨、アンケート調査結果概要:
村上健治(広島大学図書館部長)
「(仮題)東北大学附属図書館における地震対応」
半澤智絵(東北大学附属図書館情報サービス課長)
「(仮題)文化財の防災を考える-西日本豪雨の経験から」
今津勝紀(岡山大学教授/岡山史料ネット)
※詳細は以下のURLにてご確認ください。
https://www.janul.jp/ja/news/20220809
参加申し込み:令和4(2022)年9月30日(金)17:00までに次のURLから登録を
お願いいたします。
https://forms.gle/3hcsUUjV2M156RP86
※セミナーの接続先URLは令和4(2022)年10月7日までにお知らせする予定で
すが、届かない場合は問合せ先までご連絡ください。
問合せ先:広島大学図書館 図書館企画主担当
電子メール: tosho-kikaku-somu[@]office.hiroshima-u.ac.jp
○2022年度情報教育対応教員研修全国セミナー
主催:一般社団法人 日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)
共催:日本教育工学協会(JAET)
後援:文部科学省、総務省、経済産業省
協力:株式会社ポプラ社
講演テーマ:主体的に調べること・読むことを、日常のなかに ~1人1台端
末という環境はなにをもたらすのか
日時:8月23日(火)10:15~11:45(開場10:00~)
費用:無料(通信費は自身でのご負担となります)
講演内容:
開催の挨拶: 山西潤一氏(一般社団法人日本教育情報化振興会会長)
「1人1台端末が広げる主体的な学び」鎌田和宏氏(帝京大学教育学部教授)
「デジタル・シティズンシップが支える主体的な学び」芳賀高洋氏(岐阜聖
徳学園大学DX推進センター長/教育学部・教授)
「『Yomokka!』(よもっか!) の利活用報告」白井一之氏(荒川区立第一日暮
里小学校長)他担当者
「『Sagasokka!』(さがそっか!) の利活用報告」宮澤優子氏(長野県高森町
立高森北小学校・高森町子ども読書支援センター司書)
ディスカッション・質疑応答:登壇者+齋木小太郎(ポプラ社)
※詳細確認と参加のお申し込みは、下記より。
https://www.poplar.co.jp/pr/2022japetcec/01/
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◆求人情報
○全国市町村国際文化研修所 図書室 事務補助員:1名
応募締切日:2022年8月23日(火)
○埼玉県職員 採用選考(就職氷河期世代対象)
・採用試験(初級試験等・免許資格職):9名程度
応募締切日:2022年8月29日(月)
○東京成徳大学・東京成徳短期大学図書館 非常勤職員:1名
応募締切日:2022年8月31日(水)
○学校法人宝仙学園 大学図書館司書 契約職員:1名
応募締切日:2022年8月31日(水)
○千葉大学附属図書館 学術コンテンツ課(本館)事務補佐員:1名
応募締切日:2022年8月31日(水)
○湘南工科大学附属図書館 契約職員:1名
応募締切日:2022年8月31日(水)
○東京国立近代美術館企画課 研究補佐員(司書):1名
応募締切日:2022年9月5日(月)
○高知県職員等採用試験 中級試験(司書):1名
応募締切日:2022年9月7日(水)
○埼玉県立学校図書館司書(臨時的任用職員):1名
応募締切日:2022年9月16日(金)
求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
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