日本図書館協会は第13期認定司書16名を認定しました。
【認定司書とは】
認定司書は「司書の図書館における実務経験や実践的知識・技能を継続的に修得した者を評価し、各地域の図書館経営の中核を担いうる司書として日本図書館協会が認定」するもの(認定の有効期間は10年)です。2011年4月より開始し、今期認定された16名を加えて、現在全国45都道府県で166名の認定司書が活動しています。なお、16名のうち7名は今回二度目の認定(認定更新)を受けていて、新たに認定されたのは9名です。今期新たに認定される司書の名簿は「認定司書名簿」の通りです。
今回認定された方のうち11名の方が申請のためのオリジナル論文を執筆され、論文のテーマには、近年社会的に認知が高まっているSDGsやメタバースなどが取り上げられていました。一方、学校連携やビジネス支援、高齢者サービスなど図書館として長年取り組まれているものも対象となっています。
認定司書は、現在全国各地の図書館の現場で専門性を発揮して、市民を対象とした図書館サービスの最前線で活躍しています。同時に、図書館司書を対象とした研修会の講師となり図書館の業務や現状について解説する、図書館の置かれている状況や図書館の新しい試みについて雑誌等に執筆し情報発信する、図書館における選書の参考になる図書を紹介する等、地域の図書館活動全体を牽引する活動もしています。認定司書は今後も更なる活躍が期待されています。
日本図書館協会の認定司書事業に関わるページ
「認定司書名簿」
http://www.jla.or.jp/committees/nintei/tabid/210/Default.aspx
日本図書館協会 認定司書事業委員会
E-mail |
nintei★jla.or.jp (★を@に置き換えてください) |