第108回全国図書館大会群馬大会(オンライン開催) 第8分科会 図書館の自由
テーマ:図書館の自由を日常に活かす
研究協議開催日:2022年10月7日(金)午前(動画公開は11月30日まで)
大会ホームページ:https://g-regi.jp/108th-taikai/
分科会概要
図書館の自由委員会は、5月『「図書館の自由に関する宣言 1979年改訂」解説』第3版を刊行しました。2版を刊行してから20年近くとなり、図書館を取り巻く状況も大きく変わりました。個人情報保護法改正、ICTの伸展、コロナ禍による休館など、知る自由に直面する新たな事態も生じています。
今回の分科会では、解説3版の概要を説明するとともに、研究協議では、多様なトピックから、自由宣言を日常に活かすために何ができるかを考えます。職場で話題になってもなかなか解決が難しい問題、日々のサービスで直面する事例を出し合い、質問に答える形で、専門の方を交えて、図書館としての留意点、考え方を法的観点から整理していきます。
内容
基調報告「図書館の自由・この1年」
西河内靖泰(JLA図書館の自由委員会委員長)
この一年間の図書館の自由に関する事例を振り返り、自由委員会の論議と対応を報告します。
事例としては、図書館での迷惑行為と入館禁止措置のその後の状況、寄贈された書籍が自治体首長の意向を受けて閲覧不可とされた問題などを取り上げます。
報告『「図書館の自由に関する宣言 1979改訂」解説』第3版の概要
熊野清子(JLA図書館の自由委員会副委員長)
解説3版の発行までの経緯、新設したり名称を変更した項目、記述を大きく改訂した項目について紹介します。図書館の自由について理解を深める一助となることをめざしています。できれば解説3版を参照しながらご視聴ください。
講演「図書館の自由と法律」
鑓水三千男氏(前・千葉県市町村公平委員会苦情相談員)
過去も現在も、公共図書館に対する様々な方向からの脅威が認められます。以下の項目について、その概要を示し、その問題の所在を考えます。
(1)警察からの捜査事項照会
(2)長部局からの指定管理者導入圧力
(3)図書館利用者とのトラブル(土岐市立図書館事件等)
(4)図書館関係者による不適切な対応(図書館資料の隠匿・廃棄)
研究協議 「「図書館の自由・あなたの困った!をみんなで考えよう」
- 日時:2022年10月7日(金)9:30〜講演録画の視聴 10:30〜12:00研究協議
- 場所:Zoom会議室
- 参加URLは、大会ホームページでお知らせします。
講演「図書館の自由と法律」録画を視聴後、Zoomミーティングにより研究協議を行います。
研究協議では、皆さまから寄せられた図書館の自由に関する身近な疑問を、報告者と講演者を含めた登壇者で法律論も交えて考察を深めていきます。
※研究協議は録画して公開し、大会参加者が期間中視聴できるようにする予定です。
募集! 図書館の自由に関する身近な疑問
研究協議で取り扱う図書館の自由に関する身近な疑問を募集しています。(募集は終了しました)
下記「問合せ先」まで、メールの件名を「群馬大会_研究協議」としてお寄せください。
なお、研究協議の中でも質問いただけます。
たとえば、「利用者の方から、子どもが借りている本のタイトルを教えて欲しいとお願いされたけれど、親とはいえ本人の承諾なく教えてしまって良いのだろうか・・・」
「出版社の方から、所蔵している出版物の回収依頼があったけれど、素直に応じて良いものなのだろうか・・・」など
アンケートにご協力ください
分科会アンケートにご協力をお願いします。

https://forms.gle/dzAmdYeFBDobfG3w8
問合せ先
日本図書館協会 図書館の自由委員会事務局
E-mail jiyu★jla.or.jp(送信時に★を@に変えてください)
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