令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
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JLAメールマガジンバックナンバー

2010/11/17

第529号

====================================================<2010/11/17発信> 
             JLAメールマガジン  第529号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
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  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○図書館振興の国会内集会を開催
 院内集会「図書館の振興と発展をめざす懇談会」が11月16日午後衆議院議員
 会館で開催された。活字文化議員連盟、図書議員連盟、子どもの未来を考え
 る議員連盟の協力を得て実施したものである。折りから、衆議院本会議では
 与野党の対決法案である補正予算案の採決行為が長時間に渡って行われ、多
 くの国会議員は本会議場に禁足、というもとで集会が開催されたため、出席
 された議員は細田博之氏(図書議員連盟会長・衆議院議員・自民)、小坂憲
 次氏(元文部科学大臣・衆議院議員・自民)、外山斎(参議院議員・民主)、
 宮本岳志(衆議院議員・共産)の4名であった。細田議員の「仕分け」の対
 象にしてはならない、との挨拶をはじめ、議員や秘書から挨拶や発言があっ
 た。日本の図書館が国際的にみて立ち後れている実状を初めて知った、学校
 図書館の充実については地元から要請されている、指定管理者制度など図書
 館を民間に委ねてはならない、などの発言のほか、議員秘書からは自身の図
 書館体験の話などがあった。
 参加者からは、学校図書館に司書が配置されると大きな変化が生まれる、仙
 台市や杉並区からは指定管理者制度導入により将来にわたる図書館サービス
 の発展に危惧が生じる、障害者からは図書館に代読、代筆を求めるなどの発
 言があった。日本図書館協会からは図書館の基盤整備を図るために国会議員
 として取組んでほしいことがあると述べ、図書館友の会全国連絡会からは
 「私たちの図書館宣言」の紹介、総務省・文部科学省への要請行動の内容、
 参議院選挙の際各政党に質問した図書館政策などについて報告がされた。
 集会の主催団体は、日本図書館協会、図書館友の会全国連絡会、学校図書館
 問題研究会、日本親子読書センター、大活字文化普及協会、図書館問題研究
 会、親子読書地域文庫全国連絡会、学校図書館を考える全国連絡会の8団体。
 当日参加者は国会議員4名議員秘書59名のほか市民・図書館員など約100人で、
 合わせて約160名であった。

○片山総務大臣、図書館事業への活用を期待―地域活性化交付金の予算計上。
 10月26日に閣議決定された補正予算案において、内閣府予算として、地域活
 性化交付金(3500億円)が盛り込まれた。これは、(1)「きめ細かな交付金」
 (2500億円)と(2)「住民生活に光をそそぐ交付金」(1000億円)の2つで
 構成されており、ともに、ソフト・ハード両面の事業に使える交付金を予定
 している。
 概要の資料は
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/pdf/101026koufukin_gaiyo.pdf
 特に、(2)の「住民生活に光をそそぐ交付金」については、「これまで住民
 生活にとって大事な分野でありながら、光が十分に当てられてこなかった分
 野として地方消費者行政、DV対策・自殺予防等の弱者対策・自立支援、知の
 地域づくりに対する地方の取組を支援する交付金」とされており、片山地域
 活性化担当大臣(総務大臣)は記者会見等での説明において、「知の地域づ
 くり」の例として、図書館における司書の確保や図書の充実、図書館の増築
 などを挙げ、その活用を期待する発言をされている。
 大臣の発言は、http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/36590.html 参照
 10月26日の片山総務大臣の記者会見では、この交付金について説明があった。
 「特に私の方から強調したい点は、地域活性化などのうちの1,000億円分を
 「住民生活に光をそそぐ交付金」という名前を付けている。新しい試みとし
 て、自治体が本来住民にとって非常に重要な行政分野だが、なかなか今まで
 光が当たっていない分野があり、住民の皆さんのニーズがいっぱいあるが、
 そういうものに光を当てて対応することによって、実はそこに雇用も発生す
 るということも期待している。そういうことで、住民生活に光をそそぐ交付
 金という新しい枠を設けた。それは、例えば今までの公共事業とか箱物によ
 って景気振興を図るということの陰で、少し忘れられていたような知的社会
 を、知に基づく地域づくりをしていただく基礎となる試験研究の分野である
 とか、図書館とかである。そういうところにも使えるということで、弱者と
 か、声の小さい方々のための施策。それから、地域を知的に振興していこう
 という分野、そういうところに使えるお金を盛り込んでいる。是非自治体の
 方ではこれを活用していただいて、今までとは違った地域振興策とか、雇用
 の増に結び付けていただければと思っている。ただ、これは補正で単年度の
 措置で継続的な雇用に結び付かないから来年度の地方交付税の中で、そうい
 う必要な雇用、自治体におけるスタッフの充実だとか、そういうことができ
 やすいような仕組みを交付税の中で考えていきたいと思っている。 
 今、格差社会が進行して、声の小さい人とか、弱い立場の人が、相対的には
 随分増えている。やはり自治体自身も声の大きい人のところにどうしても施
 策が偏るとか、そんなことはありがちで、この際、声の小さい人とか、弱い
 立場の人とか、知的社会をつくる、それを担う人たちに光が当たる、そうい
 う政策があってもいいのではないか。ただ例えば、図書館の増築をするとか、
 ハード事業が必要だというところもあるかもしれない。それはそれぞれの自
 治体で、創意工夫と、できれば見識を付け加えて活用していただきたいと願
 っている。」 
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○子どもたちの心つかむ図書室が好評 快適な雰囲気づくりに配慮 イラスト
 入り分類表を作成 読みたい本探しやすく 市立速見小 大阪・門真市 平
 均利用者数が5倍に(公明10/14)

○新図書館構想策定費を可決 [高知]県議会 暴力団排除条例も(朝日<高知>
 10/15)

○大日[本]印[刷]傘下のCHI 雄松堂を完全子会社に 洋書調達など一本化
 (日経流通10/22)

○〔国民読書年〕「塀の中」に生きる糧 図書館サービスへ連絡会(東京10/25)

○第64回読書世論調査 電子書籍に戸惑い 「読んでみたい」3割以下 紙の
 印刷愛着強く 付録付き雑誌購入28% 読むきっかけは―「好きな作家」42
 % 読む時間や量―7割が減った 書籍の読書率―48%で昨年並み 月の書
 籍読書量―10代後半2.2冊 ジャンルは―「趣味・スポーツ」最多(毎日10/26)

○第56回学校読書調査 読む習慣 広く浸透 読書のイメージ肯定的 雑誌購
 読低迷続く 本選び 見た目重視 調べ学習 年長ほど否定的 「ネット使う」
 ダントツ(毎日10/27)

○〔注目 サービス価格〕有料自習室、都市部で急増 08年末比1.6倍 競争
 激化 単価下落も(日経10/28)

○デジタル蔵書の貸出し 地方図書館へ段階的に 国会図書館DBフォーラム
 開催(新文化10/28)

○図書館でよろず相談 起業・離婚・健康…[鳥取]県立の試み好評 専門家、
 蔵書を活用(朝日<鳥取>10/29)

○[新潟]県立図書館の入館者が急増 09年度過去最高 多様なコーナー新設
 「こども図書室」にぎわう 日本図書館協会松岡要事務局長 ほかにはない
 伸び方(新潟日報11/1)
 
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◆集会等のお知らせ
○図書館みーてぃんぐ 第4回 吹田市内全域
 主催:吹田の図書館をよくする会
 日時:2010年11月20日(土)9:45-12:00
 会場:千里市民センター大ホール
 内容:記念講演「“図書館を公的責任で運営する”とは?」塩見昇氏(日本図書館
  協会理事長),紙芝居「図書館 委託したらどうなるの?」,みーてぃんぐ「もっと
  よくしたいよね!吹田の図書館」
 資料費:100円
 問合先:野々上(TEL.06-6387-2683)

○2010年度図書館学セミナー
 主催:日本図書館研究会
 日時:2010年11月21日(日)10:00-16:30
 会場:神戸女子大学教育センター(三宮キャンパス)
 テーマ:読書・情報メディアの多様化と図書館サービス
 参加費:日図研会員2000円/非会員3000円/学生1000円
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/seminar/2010/invit.html

○2010年国民読書年記念講演会「読書がもたらすもの」
 主催:浦安市立中央図書館
 日時:2010年11月28日(日)14:00-16:00
 会場:浦安市立中央図書館2階視聴覚室
 講師:辻由美氏(翻訳家・作家)参加費:無料 定員:100名(先着順)
 詳細HP:http://library.city.urayasu.chiba.jp/index.html
 問合先:浦安市立中央図書館(TEL.047-352-4646)

○平成22年度 図書館ボランティアと友の会の集い
 日時:2010年12月2日(木)13:30-16:00
 会場:兵庫県立図書館
 内容:実践報告と意見交換(1)豊中市立岡町図書館のボランティア活動
 (2)川西市立中央図書館おはなしボランティア「たんぽぽ」の活動
 詳細HP:http://www.library.pref.hyogo.jp/
 申込・問合先:兵庫県立図書館協力課(TEL.078-918-3366)

○「デジタル情報時代の図書館建築、その可能性と課題」
 日時:2010年12月6日(月)15:00-16:30
 会場:首都大学東京南大沢キャンパス講堂小ホール
 講師:植松貞夫氏(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科長)
 参加費:無料 定員:200名(定員になり次第締切)
 詳細HP:http://www.comp.tmu.ac.jp/library/literacy/kouenkai2010.html
 問合先・首都大学東京図書情報センター本館閲覧サービス担当・渡辺
 (TEL.042-677-2404 FAX.042-677-2403 E-mail:lib★c.metro-u.ac.jp)

○特定非営利活動法人大活字文化普及協会設立記念シンポジウム
 「全ての人が読書・読み書きできる方法を考える」
 主催:大活字文化普及協会
 日時:2010年12月6日(月)10:00-16:00
 会場:日本教育会館
 参加費(資料代含む):1000円 要事前申込
 内容:記念講演「公共図書館と点字図書館の連携による読み書きサービスの実現」
  岩井和彦氏(日本ライトハウス),パネルディスカッション「読み書きサービス
  の実現」ほか
 申込・問合先:市橋正光(TEL.080-4071-4362 masamitsu★daikatsuji.co.jp)

○子ども読書教養講座(講演会)
 主催:兵庫県立図書館・兵庫県読書推進運動協議会
 日時:2010年12月8日(水)14:00-15:30
 会場:兵庫県立図書館
 テーマ:ゆっくりたのしくおおきくなろう
 講師:二宮由紀子氏(童話作家・翻訳家)
 詳細HP:http://www.library.pref.hyogo.jp/
 申込・問合先:兵庫県立図書館協力課(TEL.078-918-3366)

○大図研京都ワンディセミナー
 主催:大学図書館問題研究会京都支部
 日時:2010年12月18日(土)13:30-16:45
 会場:京都私学会館205会議室
 テーマ:「障害学生支援の新たな潮流:大学における障害学生支援課題と図書館
  の実践報告」
 講師:村田淳氏(京都大学身体障害学生相談室)河野恵美氏(立命館大学教学部)
  丸山浩史氏(立命館大学図書館)
 参加費:大図研会員無料/非会員500円
 詳細HP:http://www.daitoken.com/kyoto/event/20101218.htm

○清水正三資料整理の中間報告会
 主催:日本図書館協会,図書館問題研究会,日本図書館文化史研究会
 日時:2010年12月25日(土)13:00-16:30
 会場:日本図書館協会会館2階研修室
 参加費:500円
 報告者:松岡要氏(日本図書館協会事務局長)奥泉和久氏(横浜女子短期大学
  図書館)小黒浩司氏(作新学院大学)西村彩枝子氏(日本図書館協会常務理事)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 
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◆JLAからのお知らせ
○『図書館雑誌』11月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は
 郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

○2010年度第8回施設会員配付資料(11月12日付発送)
 <A,B,C会員配付資料>
(1)現代の図書館 vol.48 no.3
 上記資料とともに『図書館雑誌』2010年11月号をお届けしております。
 これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。
 http://www.jla.or.jp/nyukai/haihu.html
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) 

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