令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2010/12/01

第531号

====================================================<2010/12/1発信> 
             JLAメールマガジン  第531号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
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◆図書館界ニュース
○地方分権改革推進委員会勧告を受けて、図書館法の改正へ
 地方分権改革推進委員会は昨年、法などにより自治体に義務付けていること
 を緩和する勧告を行ったが、それを受けて図書館法の改正が予定されている。
 勧告は、図書館法第15条の図書館協議会委員の任命規定を条例に委任するこ
 とが適当としていた。図書館法第15条は図書館協議会の委員を「学校教育及
 び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験
 のある者の中から」任命することを定めているが、これは自治体に委ねるべ
 きこととしている。同様なことは公民館運営審議会(社会教育法第30条第1
 項)、博物館協議会(博物館法第21条)についても挙げている。
 政府の閣議決定「地域主権戦略大綱」のなかでは、この勧告についても盛込
 まれている。委員の委嘱又は任命にあたり満たすべき基準については、条例
 に委任する(制定主体は都道府県又は市町村)とし、平成23年の通常国会に
 所要の一括法案等を提出するとしている。法案は、条例制定の際の参酌すべ
 き基準に改正する予定である。
 この法改正により、図書館協議会を設置している自治体は図書館条例の改正
 が必要となる場合がある。

○公立図書館、学校図書館関係の概算要求
 政府の来年度予算の概算要求が行われているが、公立図書館、学校図書館へ
 の支援施策については、現在次のような事項が挙げられている。
 1.社会教育による地域の教育力強化プロジェクト:図書館等の社会教育施設
 において、地域の課題解決に役立つ仕組みづくりのための実証的共同研究を
 行い、社会教育に関する基礎的研究基盤を整備するとともに地域が課題を解
 決する力の強化を図る。 要求額91,477千円(22年度予算額118,946千円)
 2.図書館司書等専門研修:図書館職員に求められる専門的な知識・技術の一
 層の向上を図るための体系的・計画的な研修を実施する。要求額9,424千円
 (22年度予算額11,846千円)
 3.子どもの読書活動の推進
 ・教育内容・指導等に関する先導的研究開発の中における、確かな学力の育
 成に係る実践的調査研究の1メニューとして実施:言語活動の充実を図るこ
 ととした新学習指導要領の趣旨を踏まえ、児童生徒の読書習慣の確立等に資
 する学校図書館の有効な活用方法について調査を行い、その取組事例を普及
 する。 要求額263,926千円(22年度予算額329,265千円)
 ・司書教諭の養成講習:学校図書館を活用した教育活動や読書活動の推進の
 中核的な役割を果たす司書教諭の養成を図るため、大学等の教育機関に司書
 教諭講習を委嘱して実施する。要求額32,754千円(22年度予算額36,395千円)
 ・子どもの読書普及啓発事業:子どもが自主的に読書活動を行うことができ
 るよう、子どもの読書活動の実態、地方公共団体、民間団体等におけるさま
 ざまな取組等に関する情報を収集するとともに、情報を広く提供するなど啓
 発広報を展開する。 要求額56,879千円(22年度予算額49,006千円)
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○県内大学生がお薦めの小説は [静岡]県立中央図書館「アワード」 漱石の
 「こころ」 国民読書年記念し初企画(静岡10/29)

○障害専門書貸し出し 静岡の働く幸せ創出センター 分野別コーナー設置
 (静岡10/30)

○子ども読書支援しよう 絵本読み聞かせ、家庭文庫、人形劇… 市HP 市民
 団体を紹介(山陽10/28)

○求む!ベストセラー 財政難の[徳島]県立図書館 県民からの寄贈低調
 (徳島10/26)

○たくさん読んで 1800冊収納 新型「移動図書館」 天草市河浦町で出発式
 (熊本日日10/30)

○リアスホール[市民文化会館・図書館]が入館40万人突破 開館2年足らずで
 達成 大船渡(岩手日報11/1)

○図書室魅力アップ 全校に専任職員実る 広島市内の小中学校 バーコード
 で貸し出し簡単 蔵書データベース化 新刊・お薦めコーナー登場 市の司
 書配置 利用状況を把握 読書「0冊」減る(中国11/1)

○岩倉政治文庫を開設 富山市立図書館 未発表作直筆原稿も きょうから一
 般公開(北日本11/3)

○〔本とつなぐ 学校、図書館の取り組み〕上 子どもの興味、育てる一歩 
 教員、親、地域を巻き込む 「継続は力」テーマ 毎日の読書習慣に(山梨
 日日11/3) 〔 同 〕下 赤ちゃんに楽しさ伝える 親に読み聞かせ手ほ
 どき 4ヵ月健診で絵本 言語感覚を豊かに(山梨日日11/4)

○江戸期の史料電子化 国会図書館所蔵 リョービシステムサービス 独自の
 画像処理活用 来春までに5.8万冊保存(山陽11/5)

○〔インフォCLIP〕国会図書館が新着図書情報(山梨日日11/10)

○新[山梨]県立図書館建設に着手 コスト減、壁面緑化も 情報化敷地は暫定
 駐車場(山梨日日11/10)

○図書館利用に支障? 鹿児島市小中学校 司書補来年度から市雇用 待遇統
 一、勤務時間は短縮 3分の1が給与減(南日本11/13)
 
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◆集会等のお知らせ
○一歩先を行く図書館:鳥取県立図書館 見学会
 主催:(社)情報科学技術協会(INFOSTA)
 日時:2010年12月3日(金)13:30-16:30
 会場:鳥取県立図書館
 定員:先着20名 参加費:無料(但し交通費は自己負担)
 詳細HP:http://www.infosta.or.jp/seminar/semi101203.html

○総務省新ICT利活用サービス創出支援事業メタデータ情報基盤構築事業
  国際シンポジウム「メタデータ情報基盤の将来を考える」
 日時:2010年12月8日(水)13:30-17:00
 会場:インフォコム(株)神宮前オフィス会議室
 料金:無料(定員100名,事前登録制)
 内容:講演「メタデータスキーマレジストリについて」永森光晴氏(筑波大学),
  パネルディスカッション ※同時通訳あり
 詳細HP:http://www.meta-proj.jp/event.html

○シンポジウム「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」
 主催:国立情報学研究所,国立大学図書館協会
 日時:2010年12月10日(金)10:00-17:00
 会場:東京大学鉄門記念講堂
 定員:280名(定員になり次第締切。研究者,関係省庁・助成団体職員の方以外は
  原則として1機関1名の参加)
 詳細HP:http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2010/20101210.html
 問合先:国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課図書館連携チーム
  SPARC担当(E-mail:co_sparc_all★nii.ac.jp TEL.03-4212-2361,2302)

○日本図書館研究会 第276回研究例会
 日時:2010年12月11日(土)10:00-12:00
 会場:大阪市立難波市民学習センター第3研修室
 テーマ:探究的な学習を支援する学校図書館-多様性の出会いのために-
 発表者:片岡則夫氏(清教学園中・高等学校探究科)
 参加費:無料
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2010/276invit.html

○日本図書館協会図書館学教育部会 2010年度臨時総会・第2回研究集会
 日時:2010年12月18日(土)12:30-17:00
 会場:関西大学千里山キャンパス第1学舎5号館4階E403教室
 研究集会テーマ:「図書館に関する科目」実施土壌の形成に向けて:FDと
  選択科目を中心に 申込締切:12月17日(金)
 発表者:原田隆史氏(慶應義塾大学)杉山誠司氏(日本福祉大学)三浦太郎氏
 (明治大学)
 参加費:図書館学教育部会員500円/JLA会員・非部会員1000円/非会員1500円
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/kyoiku/events.html
 申込・問合先:柳勝文(龍谷大学 anb18968★nifty.com FAX.075-241-4668)

○日本図書館研究会情報組織化研究グループ12月月例研究会
 日時:2010年12月18日(土)14:30-17:00
 会場:キャンパスポート大阪(大学コンソーシアム大阪)ルームA
 テーマ:新時代の目録規則(まとめ)
 発表者:渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学)
 詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/

○DRF-ARMS(ARt+Music+Sports):DRF主題ワークショップ
 主催:デジタルリポジトリ連合
 日時:2010年12月22日(水)10:00-17:00
 会場:東京藝術大学(音楽学部5号館地下1階大会議室)
 テーマ:『美大・音大・体大から論文以外の学術成果を発信する』
 定員:40名程度 申込締切:12月10日
 詳細HP:http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?DRF-ARMS
 申込・問合先:千葉大学附属図書館学術情報課学術情報グループ
 (E-mail:ir★office.chiba-u.jp TEL.043-290-2253 FAX.043-290-2255)

○東京女子大学「マイライフ・マイライブラリー」公開実績報告会
 主催:東京女子大学
 日時:2011年1月17日(月)14:00-18:00
 会場:東京女子大学図書館
 内容:公開実績報告会,実績報告,講演「マイライフ・マイライブラリー:高等
  教育変容への期待」逸村裕氏(筑波大学)ほか
 詳細HP:http://library.twcu.ac.jp/index.htm

○日本ペンクラブ・追手門学院共催セミナー 講演&トークセッション
 「電子書籍と図書館-日本ペンクラブと日本図書館協会の意見」
 主催:(社)日本ペンクラブ,(学)追手門学院
 日時:2011年1月23日(日)14:00-17:00
 会場:追手門学院大阪城スクエア
 定員:400名(先着順)参加費:500円
 内容:講演「電子書籍事業の進展と図書館」山田健太氏(日本ペンクラブ言論表現
  委員会委員長)「電子書籍と図書館の役割」松岡要氏(日本図書館協会事務局長),
  討論・パネリスト:山田健太氏,松岡要氏,中西秀彦氏(中西印刷専務取締役),
  高畑悦子氏(追手門学院大学・附属図書館事務長)司会:湯浅俊彦氏(夙川学院
  短期大学准教授)詳細HP:http://www.otemon-osakajo.jp
 問合先:追手門学院大手前センター(TEL.06-6942-2788)

○平成22年度児童サービス協力フォーラム「児童サービス研修のいまとこれから」
 主催:国際子ども図書館
 日時:2011年3月14日(月)13:00-16:00
 会場:国際子ども図書館3階ホール
 対象:公共図書館職員および児童サービス関係者など
 定員:80名 参加費:無料 申込締切:2011年1月11日(火)必着
 内容:都道府県立図書館が実施する児童サービス支援活動の諸課題について,
  事例発表とグループディスカッションによる情報交換を行う。
 詳細HP:http://www.kodomo.go.jp/event/evt/bnum/event2011-04.html
 申込・問合先:国立国会図書館国際子ども図書館児童サービス課企画推進係
 (E-mail:ml-kisui★ndl.go.jp TEL.03-3827-2045 FAX.03-3827-2043)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 
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◆求人情報
○学習院大学図書館 アルバイト職員:1名
 応募締切:2010年12月6日(月)必着

○大阪市立中央図書館 非常勤嘱託職員採用試験:若干名
 応募締切:2010年12月15日(水)消印有効

○昭和大学図書館 パートタイム司書:2名
 応募締切:2010年12月15日(水)

○島根県立大学短期大学部総合文化学科 教員(准教授または講師):1名
 応募締切:2011年1月7日(金)17:00必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm

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