令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2010/12/08

第532号

====================================================<2010/12/8発信> 
             JLAメールマガジン  第532号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2010 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
  ■図書館雑誌』12月号のお知らせ
 ■求人情報
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◆図書館界ニュース
○地域活性化交付金の図書館への活用について
 政府の平成22年度補正予算で地域活性化交付金が措置され、「知の地域づく
 り」としての図書館での活用が期待されている。そのなかに「これまで住民
 生活にとって大事な分野でありながら、光が十分に当てられてこなかった分
 野に対する地方の取組を支援する」との趣旨で「住民生活に光をそそぐ交付
 金」が創設された。総額1000億円計上。
 内閣府の説明では、「図書館における司書の確保、図書の充実、図書館施設
 の改築・増築等による地域の知の拠点づくりに対する支援」を具体的な対象
 事業として挙げ、また「図書館の司書の確保に必要な人件費」も対象とされ
 ている。
 日本図書館協会は都道府県立図書館(都道府県図書館協会)宛てに、内閣府
 地域活性化推進室の関係資料を添付した連絡文書をFAX送付した。公立図書
 館、学校図書館の振興に資する数少ない財源であり、実施計画を立案して期
 日まで(1月上旬予定)に提出することが求められる。メールマガジン529号
 (11月17日配信)参照。
 なお学校図書館協議会と学校図書館整備推進会議は連名で、都道府県知事、
 教育長等に学校図書館図書整備充実策の立案を要望した。

○東京都青少年育成条例改正について要請
 東京都は「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例案」
 を都議会に提案したが、これについて日本図書館協会図書館の自由委員会は
 都知事、都議会に慎重な審議を要請した。
 同条例の改正案については3月都議会で提案されたが、作家、漫画家、出版
 関係団体、作家団体等から批判があり、協会も慎重な審議を要請した結果、
 否決された経緯がある。今議会に提案された新たな条例案について、図書館
 の自由委員会で検討した結果、先の条例案と本質的に変わらない、との判断
 をし、十分な審議を求めたものである。
 要請文:http://www.jla.or.jp/jiyu/yousei201012.html

○私立図書館に係る税制改正について
 私立図書館に関する税制改正について日本図書館協会は民主党に要望してい
 たが、政府税制調査会はその結果について12月3日公表した。
 私立図書館の税制措置については2013年度までは従来どおりの扱いとされて
 おり、固定資産税、都市計画税は減免措置がなされている。しかしそれ以降
 は公益認定法人に移行しない限り、その措置はなされない。これを2014年度
 以降も継続することを要望していたものである。
 その理由として、私立図書館は高い公益性を有する施設であり、基本的に公
 益認定法人に該当するものであるが、公益法人移行に必要となる専門的事務
 手続きに対応できる体制が整わないことなどから、公益認定が受けられない
 ところが少なくない、その結果課税対象となった場合、経営が困難になり閉
 館せざるを得ない事態となり、希少価値の高い資料などの保存、利用が困難
 となり、教育・文化の振興、公益の増進に悪影響を及ぼすおそれがある、な
 どを説明した。また図書館は単なる施設ではなく、所蔵する資料を提供する
 コンテンツ機関、機能に着目すべきだと主張してきた。
 政府税調の結果は、要望について「平成24年度以降の検討課題とするもの」
 とされ「認められない」との結論に至らなかったものである。
 この間協会は日本博物館協会とともに議員説明、要請を行ってきた。
 文部科学省調査:私立図書館32館中  公益予定19、一般予定3、消滅予定3、
 未定7 メールマガジン527号(11月2日配信)参照。

○消費者庁、「本棚等の転倒防止策について」
 消費者庁は12月1日、都道府県等の消費者行政担当課長宛てに文書「本棚等
 の転倒防止策について」を送付した。昨年10月札幌市の古書店において本棚
 が転倒し、負傷する事故が発生したことを受けて、今後類似事故の発生防止
 策を採ることを求める内容である。
 振動実験などを行い、その結果に基づいた取りまとめを行っている。この内
 容について、図書館や学校などにも周知することを求めている。

○認定司書の申請、締め切る
 日本図書館協会の「認定司書」申請は11月30日に締め切った。応募者は約60
 名。今後審査会による審査を経て来年2月にはその結果を応募者に通知する
 予定となっている。

○日本医学図書館協会「ヘルスサイエンス情報専門員」の申請受付
 NPO法人日本医学図書館協会では、「認定資格ヘルスサイエンス情報専門員」
 第15回申請を下記の期間受け付ける。
 受付期間:2011年1月1日(土)~31日(月)
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/nintei/
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○[秋田]県が学校図書館にサポーター派遣 「読書夢プラン」好評 子ども、
 教員の利用増 継続性、専門性が課題に(秋田魁新報11/4)

○市立図書館がリニューアル あすから記念まつり 鳥栖市(佐賀11/5)

○図書館ネット構築 補助の一部「不当」 相模原市は返還へ(神奈川11/6)

○再開発ビル建設本格始動 島田・旧ユニー跡地 11年着工へ 図書館など整
 備(静岡11/7)

○〔街を歩くと〕図書館にない出会い 私設文庫 根強い人気 子どもと感動
 を共有 市内に24カ所 笑顔が励みに(北国11/8)

○来月 住民と街中散策 高遠のデジタル古地図開発 [市立]伊那図書館 掲
 載情報検討へ(信濃毎日11/8)

○「庄和図書館」 春日部に開館(埼玉11/9)

○全体機能の強化へ [千葉]県立図書館 構想見直し 今後の在り方を協議
 (千葉日報11/10)

○河北町立中央図書館の利用者アドレス 90人分、ネット流出(山形11/11)

○求む「雑誌スポンサー」 小山市中央図書館 購入費負担で広告表示
 (下野11/12)

○山岳図書の資料館建設へ 市、県山協から書籍寄贈受け 大町
 (信濃毎日11/12)

○移転作業進む東大寺図書館 名建築どう活用 谷口吉郎設計 高床風の外観
 (奈良11/12)

○雑誌がつなぐ企業と利用者 年間購入費負担→カバーにスポンサー名 [奈
 良県立]図書情報館、近畿初の新制度 チラシ置き場も提供(奈良11/13)

○猪山家の歩み後世に 家計簿や手紙、日記… 金沢市がデジタル保存 「武
 士の家計簿」 原作者の磯田氏、金沢学院大が提供 映画のセット展示 26
 日から北國新聞交流ホール(北国11/14)

○〔高校生に本を 県内学校司書らの奮闘〕上 「朝読書」ぎりぎり8分 授
 業に部活に 忙しい生徒たち [長野県](信濃毎日11/7) 〔 同 〕 下 
 図書館身近に感じて 授業の会場に、屋台で「出前」…(同11/14)

○新科学館構想委が発足 [高知]県市図書館関連施設 体験型など提案
 (高知11/16)

○図書館改装 児童・教員・保護者 力合わせ 音羽川小 開放感増しにぎわ
 う(京都11/17)

○[岡山]県内市町立図書館調査 10年度 蔵書、貸出冊数、利用者登録率 久
 米南町トップ 瀬戸内市 全項目で最下位(山陽11/17)

○鎌倉で電子図書館実験 12月開始 自宅PCから閲覧も(神奈川11/18)

○図書館カード共有 坂井市 システム統一で1月から(福井11/18)

○石橋の資料充実進む 山都町立図書館 大阪の大学教授 関連図書130冊寄
 贈(熊本日日11/18)

○学校図書館に司書を 市民団体 市へ署名提出 宮崎市(宮崎日日11/19)

○公開質問の回答を公表 図書館をつくる会 [金沢市長選出馬予定の3氏へ]
 (北国11/20)

○〔古里 こんな王国〕滋賀県 公共図書館の貸出数日本一 住民要望的確に
 把握(読売11/20)

○〔スクランブル〕「文化的遺産」保護 国会図書館電子化進む ネットで有
 料公開構想 目標400万冊 日中韓で協定(北国11/20夕)

○小田急鶴川駅前 300席ホール新設 町田市計画、図書館も併設(朝日<多
 摩>11/26)
 
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◆集会等のお知らせ
○主題文献精読会2010年12月例会
 日時:2010年12月11日(土)14:00-18:00
 会場:東京理科大学森戸記念館2階第2小会議室
 テーマ:Vanda Broughton著「Essential thesaurus construction」の輪読
 発表者:光富健一氏(東京理科大学野田図書館)萬谷衣加氏(独協大学)
 問合先:光富健一(04-7122-9157 mitutomi★admin.tus.ac.jp) 鈴木学(日
   本女子大学西生田図書館 044-952-6937 suzukima★atlas.jwu.ac.jp)

○NPO法人共同保存図書館・多摩 第10回多摩デポ講座『多摩地域における共同利用
  図書館検討調査報告書』を読みなおす~共同保存(利用)図書館実現への道筋を
  考える~
 日時:2010年12月12日(日)14:00-16:30
 会場:立川市女性総合センターアイム第1会議室
 ゲスト:清水啓文氏(立川市図書館長)参加費:500円
 定員:20名(先着順・事前申込優先)申込方法:E-mailかFAX
 詳細HP:http://www.tamadepo.org/
 問合先:共同保存図書館・多摩(depo_tama★yahoo.co.jp FAX.042-484-3945)

○公開講演会「改善改革を創出するための評価」
 主催:国立国会図書館
 日時:2011年1月14日(金)15:00-17:00
 会場:国立国会図書館東京本館内 新館大会議室
 テーマ:「改善改革を創出するための評価」
 講師:北大路信郷氏(明治大学大学院ガバナンス研究科専任教授)
 定員:30名(先着順)応募締切:1月7日(金)
 詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/library/news/1190380_1484.html
 申込・問合先:国立国会図書館総務部企画課評価係(E-mail:hyoka★ndl.go.jp
  TEL.03-3581-2331(内線20331))

○2010年度第58回大阪公共図書館大会
 主催:大阪公共図書館協会 共催:日本図書館協会
 日時:2011年2月3日(木)10:00-16:00
 会場:大阪市立中央図書館5階大会議室
 テーマ:「地域資料と図書館」
 内容:研究発表「「読書と図書館利用に関するアンケート」調査報告と今後のYA
  サービスの課題」「「地域資料の収集・保管・提供に関するアンケート」による
  現状報告と情報共有の可能性について」事例発表・辻川敦氏(尼崎市立地域研究
  史料館)竹田芳則氏(堺市立中央図書館)柴田昌樹氏(国立国会図書館関西館)
 申込・問合先:大阪公共図書館協会事務局(〒577-0011 東大阪市荒本北1-2-1
  TEL.06-6745-0170(代) FAX.06-6745-0262)

○九州図書館非正規職員交流会(きゅうひこう)
 主催:図書館問題研究会職員問題委員会・福岡支部
 日時:2011年2月7日(月)13:30-17:00
 会場:福岡市中央市民センター2階第1会議室
 内容:九州(含む山口)各地の図書館非正規職員による情報,意見交換と交流
 対象:公共および学校・大学図書館で働く非正規職員(委託,指定管理者スタッフを
  含む)またはこの問題に関心を持つ正規職員
 参加費:無料 事前申込:不要
 問合先:小形亮(図問研職員問題委員会 TEL.080-5445-6497)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 
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◆『図書館雑誌』12月号(104ページ・特別定価1300円)のお知らせ
○平成22年度(第96回)全国図書館大会ハイライト
 ・全体会、第1~第16分科会等の様子と大会参加者の感想を掲載
○小特集「IFLAヨーテボリ大会レポート」
○その他
 ・図書館事業の公契約基準について(日本図書館協会)
 
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◆求人情報
○平成22年度(2010年度)吹田市立図書館 非常勤職員採用候補者試験:2名程度
 応募締切:2010年12月10日(金)持参

○国文学研究資料館 パートタイム職員(事務補佐員):3名
 応募締切:2010年12月22日(水)必着

○平成22年度宮若市公民館図書室 図書司書採用試験:若干名
 応募締切:2010年12月24日(金)消印有効

○学校法人常磐大学 専任職員(司書):若干名
 応募締切:2011年1月11日(火)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp 
 

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841