令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2011/01/12

第536号

====================================================<2011/1/12発信> 
             JLAメールマガジン  第536号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2011 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』1月号のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○片山大臣、図書館は指定管理者制度になじまないと言及
 総務省は12月28日「指定管理者制度の運用について」との通知を発出したが
 (既報 535号1月5日配信)、これについて片山総務大臣は1月5日の記者会
 見で説明を行った。そのなかで大臣は、「公共図書館とか、まして学校図書
 館については指定管理になじまない、きちっと行政が直営でスタッフを配置
 して運営すべきだ」と明確に述べるとともに、要旨次のように説明をした。
 指定管理者制度が導入されてから今日までの自治体のこの制度の利用の状況
 を見ると、コストカットのツールとして使ってきた嫌いがある。この制度の
 一番のねらいは行政サービスの質の向上にある。そっちの方よりも、むしろ
 外注、アウトソースすることによってコストをいかにカットするかというと
 ころに力点が置かれてきた。本来、指定管理になじまないような施設につい
 てまで、指定管理の波が押し寄せて、現れてしまっている。
 改めて誤解を解き、本来の趣旨、目的を理解していただくために出した。こ
 れからも、折に触れて、私なりの考え方を申し上げてみたいと思うが、今申
 し上げているようなことが法律に書いてあるわけでもない。良識とか、常識、
 リーガルマインドとかを喚起したいと思って出した。
 もう一つの認識は、従来からの外部化を総務省として随分進めてきた。定員
 削減、総人件費の削減でアウトソースを進めてきた。それがコストカットを
 目的として、結果として官製ワーキングプアを随分生んでしまっているとい
 うことがある。それに対する懸念も示して、見直してもらいたいという気持
 ちもあって出した。自治体は地元の企業に正規社員を増やしてくださいと働
 き掛ける。当の自治体が、自ら内部では非正規化を進めて、なおかつ官製ワ
 ーキングプアを大量に作ってしまったという自覚と反省は必要だろうと思う。
 もうひとつは、集中改革プランという法的根拠の無い仕組みを全国に強いて
 きた、これの解除だ。以前進めてきた集中改革プランにとらわれることなく、
 自治体では、業務と職員とのバランスは自ら考えて、これから定数管理など
 をやっていただきたい。発言の全文は、
 http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/02koho01_03000154.html

○周南市立図書館の事業仕分け結果に対する市の方針が決定
 山口県周南市は1月4日、「事業仕分け結果を踏まえた市としての対応方針に
 ついて」を公表した。昨年8月1日に実施された周南市版事業仕分け第1弾で
 は、市立図書館5館(中央、新南陽、熊毛、鹿野、福川)が対象になり、福
 川図書館は新南陽図書館との統合により「不要」、他の4館は「要改善」で、
 指定管理者制度導入が可能と判定されていた(本メールマガジンマガジン第
 516号 2010年8月18日配信)。11月1、2日の事業仕分け第2弾の後、12月22
 日に市長を座長とする「事業仕分け結果内部検討会議」で検討協議され、こ
 のたび市としての今後の対応方針が発表された。
 5館ともに「市が実施(要改善)」となり、福川図書館については「存続す
 ることとするが、利用率が低下するようであれば、新南陽図書館との整理統
 合を検討する」、他の4館については「市民サービスの観点から、市が直営
 で行うことがいいのか、指定管理者制度を導入するのがいいのか、1年間検
 討することとする」と決定した。
 周南市ホームページ http://www.city.shunan.lg.jp/mpsdata/web/7564/iti.pdf

○24時間テレビ、障害者サービス用機器類の寄贈事業応募受付中(締切間近)
 24時間テレビチャリティー委員会による公共図書館への障害者サービス用機
 器類の寄贈事業への応募が締め切り間近となっている。今年で4年目の事業
 であるが、これまで寄贈を契機に障害者サービスを開始する図書館やサービ
 スの向上を図ることができた図書館が多数ある。
 日本図書館協会は障害者サービス委員会により機器類の選定や寄贈館の選考
 等の協力を行っている。今年度は特に選考基準を変更し、実績に関係なく積
 極性や機器の活用可能性を重視する。基本的に都道府県単位で寄贈館を選考
 していくが、まだ応募のない県もあるので早めの対応をお願いしたい。締め
 切りを1月21日(必着)としているが、28日到着分まで受け付ける。
 事業の概要・寄贈機器・応募書類の入手方法等については下記を参照。
 http://www.jla.or.jp/lsh/24tv/2010-24tv.html

○国立国会図書館ホームページアンケートと図書館アンケートの結果を公表
 平成22年度国立国会図書館ホームページアンケートおよび同じ時期に郵送で
 行った国内の図書館・関係機関に対するアンケートの結果が公表されている。
 http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2010_01.html

○前平良市立図書館、取り壊し一時中止の署名活動
 前平良市立図書館(旧琉米文化会館)は、現在、耐震上の問題から取り壊し
 が決定しているが、図書館史においても特異な歴史をもつこの建築物を、耐
 震工事などを行った上で、文化資源、観光資源として残す方策など議論の余
 地があるのではないかということから、署名活動が行われている。
  http://miyakojimalibvo.ti-da.net/e3197149.html

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◆新聞記事より(地域版含む)
○〔本の森へ 2010 国民読書年〕市外の人借りられる? ○地域の核自負 
 ×税で運営念頭 市立図書館対応まちまち [福島県](朝日<福島>12/2)

○〔話題スポット〕図書館が"ビジネス支援" データベース利用促進へ さい
 たま 地域振興狙い 講習会でPR(埼玉12/5)

○図書室で授業を 学力向上や活字離れ対策… [大分]県教委 施設や蔵書充
 実へ(大分合同12/5)

○「学校図書館標準」の冊数 17校が未達成 玉名市の全小中校(熊本日日
 12/6)

○「児童お薦め本」読んで 湧水 幸田小 町営図書館蔵書選び(南日本12/6)

○生徒ら熱心「本定め」 京都御池中 「選書会」 図書館充実目指し
 (京都12/7)

○見直し視野に再考 [岡山市]東部地区図書館 市教委 整備計画進まず見解
 (山陽12/7)

○再生「こどもとしょかん」 長崎南山小で活用へ 蔵書寄贈の平湯さん
  "模様替え"にも参加 「愛着ある本」 手作りの家具(長崎12/8)

○〔官がつくる貧困〕3 しわ寄せ 低額受注 削られる人件費 広がる民間
 委託 条例で歯止め策(北海道12/9)

○漢文資料の複製本完結 [石川]県立図書館の「川口文庫」(北国12/9)

○月刊誌「袋とじ」切り取り陳列 明石の市立[西部]図書館 市会指摘で陳謝、
 再度取り寄せ(神戸12/9)

○佐賀図書館開放的に 黒潮町 移転改修 旧館の2倍 読書テーブル設置
 (高知12/9)

○新図書館はSC内に 六日町駅前「RARA」 運営会社も同意 南魚沼市が方針
 (新潟日報12/11)

○子ども本選びに夢中 6万冊 新刊絵本充実 [愛媛]県立図書館「読書室」
 リニューアル(愛媛12/11)

○〔読むカタチ 病院の図書室〕入院生活癒やす空間 [岡山県](山陽12/12)

○パソコンで読書に夢中 都城・明道小 デイジー図書導入 文章読み上げ挿
 絵も(宮崎日日12/12)

○図書館合築に反対 高知市 市民団体が結成式(高知12/13)

○サテライト図書室設置 西堀ローサ・情報ひろば [新潟]市がリニューアル
 案示す(新潟日報12/14)

○学校図書館の充実など要請 [文部科学省が各都道府県教委に対し、地域活
 性化交付金の配分を申請するよう促す](読売12/15)

○釧路図書館 雑誌に「オーナー」 購入費出すとカバーに広告(北海道12/15)

○室根図書館 支所に移転 一関 広さ倍、18日オープン 駐車場不足も解消
 (岩手日報12/15)

○予約本を有料宅配 [横浜市]山内図書館 実証実験、1回350円(神奈川12/15)

○緑に囲まれ本読もう 都城 どんぐりの森図書館完成(宮崎日日12/17)

○電子書籍端末 図書館に導入 神戸・灘 週2回の無料体験が人気
 (神戸12/17夕)

○白川静氏の書斎再現 福井 県立図書館に常設(福井12/18)

○眠る都議会図書館 蔵書9万冊 でも1日12人(朝日12/18夕)

○身内思う秋山好古・真之の16通 「坂の上の雲」主人公の兄弟 佐賀県立図
 書館に関係者寄贈(朝日<佐賀>12/19)

○13年8月開館へ 市立図書館・美術館増改築 整備日程案示す 米子市 計
 画から5カ月遅れ 付帯決議解除(日本海12/22)
 
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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会 大学図書館研究グループ研究例会
 日時:2011年1月29日(土)14:00-17:00
 会場:キャンパスプラザ京都第2演習室
 テーマ:大学図書館から考える文書館とMLA連携
 講師:白井哲哉氏(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科),福島幸宏氏
 (京都府立総合資料館)
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/groups/news.html#academic20110129

○図書館問題研究会 第37回研究集会in 徳島(祖谷)
 主催:図書館問題研究会
 期日:2011年2月6日(日)~7日(月)
 会場:サンリバー大歩危
 テーマ:「図書館を取り巻く今日的課題」
 内容(予定):【6日】事業仕分け,岡崎市立中央図書館事件,高知県市合築問題
  などについての報告,研究発表・討論,懇親会【7日】研究発表
 参加費:【両日参加】図問研会員2000円/非会員3000円,発表者無料【1日参加】
  図問研会員1500円/非会員2000円 参加申込締切:1月23日
 詳細HP:http://tomonken-weekly.seesaa.net/article/179526793.html
 問合先:図書館問題研究会事務所(E-mail:37kenkyu★gmail.com
  TEL.03-3222-5030 FAX.03-3222-5034)

○平成22年度専図協イブニングセミナー
 主催:専門図書館協議会
 日時:2011年2月23日(水)18:30-20:30
 会場:日本図書館協会2階研修室
 テーマ:「私、流しのライブラリアン。~組織で活かす“編集”と“プロデュース”
  能力 ニッカウヰスキーのバー読(どく)を事例に~」
 講師:藤澤聡子氏(アサヒビール株式会社)
 参加費:会員3000円/非会員4000円/学生1000円 定員:45名(先着順)
 詳細HP:http://www.jsla.or.jp/1/13/13-5.html
 問合先:専門図書館協議会(E-mail:evening★jsla.or.jp TEL.03-3537-8335)

○図書館建築の歴史を考える集い
 共催:日本図書館協会,キハラ株式会社,日本図書館文化史研究会
 日時:2011年3月26日(土)13:20-16:50
 会場:日本図書館協会2階研修室
 内容:発表「書きながら考えたこと」西川馨氏,「歴史的図書館建築研究序説」
  小黒浩司氏,質疑・討論 参加費:500円 申込締切:3月12日(必着)
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalih/
 申込・問合先:作新学院大学・小黒浩司(E-mail:oguro★sakushin-u.ac.jp
  FAX.028-670-3671)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 
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◆『図書館雑誌』1月号(68ページ・定価980円)のお知らせ
○新春インタビュー「作家・北村薫さんに聞く」  
○特集「医療・健康情報を市民へ」
 ・医療・健康情報提供の第一歩を踏み出すために(柚木聖)
 ・健康情報サービスの実態および「がんに関する冊子」の利用アンケート
   調査結果報告(第2報)(JLA健康情報委員会)
 ・地域に根ざした公共図書館とNPOとの連携をとおして-中小規模の図書館
   の医療・健康情報サービスを考える(舟田彰)
 ・地方の公共図書館と医療・健康情報サービス-三島市立図書館からの報告
   (渡邉基史)
 ・鳥取県立図書館における医療・健康情報サービス提供のためのスキル
   アップ講座-実施のねらいと参加者の評価(野沢敦)
 ・日本医学図書館協会の健康情報サービス研修(牛澤典子・市川美智子)
 
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◆求人情報
○(独)海洋研究開発機構 事務支援職(図書館職員):2名
 応募締切:2011年1月17日(月)17:30必着

○瀬戸内市 新図書館長候補者:1名
 応募締切:2011年1月21日(金)必着

○(学)浦和大学 専任職員(司書):1名
 応募締切:2011年1月21日(金)

○北海道大学附属図書館 非常勤職員(短時間勤務職員):4~5名
 応募締切:2011年2月7日(月)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
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◆JLAからのお知らせ
○『図書館雑誌』1月号は年末年始の関係でお届けできるのが来週中旬頃になる
 予定です。ご了承ください。

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp 
 

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