======================================================<2005/7/6発信>
JLAメールマガジン 第261号
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編集発行:社団法人 日本図書館協会
Copyright,2005 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます
JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■『図書館雑誌』7月号のお知らせ
■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○指定管理者制度についての文部科学省説明
文部科学省は6月27日都道府県政令指定都市立図書館長会議を開いたが、席
上「社会教育施設における指定管理者制度の適用について」が配付された。
これは1月の社会教育主管部課長会議で示されたものである。
社会教育施設への指定管理者制度適用の「整理」として、
・社会教育施設は、指定管理者制度を適用し、株式会社など民間事業者にも
館長業務を含め全面的に管理を行わせることができること。
・図書館法第13条第1項等で館長の必置を定めており、指定管理者制度を適用
する場合においても、地方公共団体又は指定管理者が館長を必ず置かなけれ
ばならないこと。
・地方教育行政の組織及び運営に関する法律第34条が館長その他の職員の任
命を教育委員会が行うことを定めているが、教育委員会の任命権は公務員た
る職員を対象とするものであり、図書館等に指定管理者制度を適用する場合
において指定管理者が雇う者は公務員ではないことから、教育委員会の任命
権の対象ではなく、教育委員会による任命は不要であること。
などを述べ、さらに「主な留意事項」として次の点を挙げている。
・指定管理者制度の適用については、住民サービスの向上を図る観点から、
地方公共団体が指定管理者制度を適用するか否かを判断するものであること。
・指定管理者に管理を行わせる「業務の範囲」については、施設の目的や態
様等を踏まえ、地域の実情に応じて、「公の施設の設置の目的を効果的に達
成する」観点から設定し、条例において明確に定めること。
・指定管理者制度を適用する場合においても施設の適正な管理の確保に努め
るとともに、個人情報の取扱には特に留意すること。
・図書館に指定管理者制度を適用する場合においては、利用料金の設定に際
して図書館法第17条が入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価
の徴収を禁じていることに注意すること。
・管理委託制度を適用している施設について、管理委託制度に替えて引き続
き指定管理者制度を適用する場合においては、平成15年9月2日から起算して
3年以内に、当該施設の管理に関する条例を改正し、指定管理者の指定等を行
う必要があるものであること。
○障害者サービスの図書館協力者導入のガイドライン決まる
かねてから協会障害者サービス委員会は「公共図書館の障害者サービスにお
ける資料の変換に係わる図書館協力者導入のためのガイドライン」を検討し
てきたが、このほどまとまり正式に決定した。これは対面朗読のほか、点訳・
音訳等の資料製作には高度な専門的技術を必要としているが、「ボランティ
ア」導入の推奨が障害者の情報保障にとって望ましくない状況となって現れ
ていることに対する提言として出したものである。
一昨年から、全国図書館大会での論議や意見公募を経てまとめられた。7月13
日にはこれをテーマとしたシンポジウムが協会で開催される。
○第20回(平成17年度)大学図書館研究集会について
標記研究集会が9月22日(木)に開催されます。申込締切は7月15日(必着)。
下記の「集会等のお知らせ」及び日本図書館協会大学図書館部会ホームペー
ジをご覧ください。 http://www.jla.or.jp/daigaku/index.html
*お詫びと訂正
JLAメールマガジン第260号 図書館界ニュース記事中の「日本出版インフラ
センターの定時総会が2月22日開催され」は「日本出版インフラセンターの
定時総会が6月22日開催され」の誤りです。お詫びして訂正いたします。
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◆新聞記事より(地域版含む)
○最高裁で弁論 判決見直しか 著書処分訴訟(産経6/3)
○いつでもどこでも 携帯読書 本離れ世代に照準 出版社も積極参入
(神奈川6/15)
○78.2%が喫煙制限 県内838施設調査 図書館の86.2%で全面禁煙
(北日本6/15)
○宇都宮市の移動図書館車 読む楽しみ 南アでも提供 市民提案、NGO通
じ寄贈 黒人地区を巡回へ(下野6/15)
○日替わり企画で楽しく 図書館と博物館連携 宿題サポートも [青森県]中
泊[町] 子どもの居場所事業(東奥6/16)
○[岐阜]県図書館 愛知、三重の県図書館と連携 相互貸借協定締結 週2回
定期便を運行(岐阜6/17)
○[鳥取]県立図書館資料購入費 県民1人当たり全国一 蔵書冊数も中国トッ
プ(日本海6/17)
○図書館は″カルチャー教室″ 自主的に情報発信(日経6/28)
○図書館や市民活動・芸術創作 武蔵野市が知の拠点(日経6/28)
○すべての情報残すはずが お堅いサイト限定 国会図書館 批判受け変更
(朝日6/30)
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◆集会等のお知らせ
○親子読書地域文庫全国連絡会第15回全国交流集会
主催:親子読書地域文庫全国連絡会
期日:2005年7月24日(日)~25日(月)
会場:国立女性教育会館 ヌエック
記念講演:「今、子どもたちに伝えたいこと-自作に描いた子どもたち-」
あさのあつこ氏(児童文学作家)
定員:(1)大人320名(2)小・中学生30名(3)3歳~未就学児30名
参加費(1日参加の場合):(1)4000円(2)4000円(3)3000円
申込締切:定員になり次第締切
問合先(TEL&FAX):篠沢治子(03-3816-5271)村島光子(045-303-5096)
増山正子(042-722-1243)中村隆子(0476-46-1624)新井竹子(049-281-7503)
○学校図書館を授業に生かす-山形県鶴岡市立朝暘第一小学校の実践をふまえて-
主催:小郡市教育委員会
日時:2005年8月4日(木)10:00-12:00
会場:小郡市文化会館小ホール
講師:高鷲忠美氏(八洲学園大学教授)
定員:80名 入場無料(事前申込不要)
問合先:小郡市立図書館(TEL.0942-72-4319)
○第43回日本親子読書センター夏のつどい
期日:2005年8月21日(日)~22日(月)
会場:国立女性教育会館 ヌエック
内容:講演会「子どもの本を書いてきて」たかどのほうこ氏(児童文学作家),
おはなし会と情報交換,講演会「わらべうた・絵本・児童文学-その魅力」
市村久子氏(児童文学研究家)ほか
参加費:1日参加2000円 2日間参加3000円 1泊2日参加5000円(宿泊費込)
定員:100名 申込締切:2005年8月1日
申込方法:郵便振替口座00170-2-37386 日本親子読書センター 参加費を送金
連絡先:岩井(TEL.042-385-0837)石塚(TEL.042-301-4030)
代田(TEL.042-576-3474)関谷(TEL.042-661-2891)
○大学図書館問題研究会 第36回全国大会(広島大会)
期日:2005年8月27日(土)~29日(月)
会場:広島プリンスホテル ※主題別分科会(社会系):広島経済大学図書館
内容:分散会,記念講演・角重始氏(広島文教女子大学学長),研究発表・
事例報告,懇親会,全体会,ラウンド・テーブル,主題別分科会
申込方法:専用用紙で申込(会員:振替用紙を配付済)
参加費:6000円(1日のみ3000円)懇親会費:6000円
申込締切:2005年7月29日(金)
詳細HP:http://www.daitoken.com/taikai/2005/
問合先:向井岳司(広島経済大学図書館 E-mail:tk-mukai★hue.ac.jp)
○2005年度日本図書館協会・中国ブロックの集い-学びと文化を支える図書館-
日時:2005年9月3日(土)13:30-17:00
会場:広島修道大学図書館
内容:対談「ひろがる図書館の可能性」見延典子氏(作家)常世田良氏(日
本図書館協会事務局次長),現在の図書館情勢,日本図書館協会への期待,
広島修道大学図書館見学 ※終了後懇親会を実施(参加費5000円)
定員:100名(先着) 申込締切:2005年8月12日(金)
申込方法:名前,所属,連絡先,懇親会参加の有無を明記,FAX・郵送で申込。
申込・問合先:広島修道大学図書館・岡原道枝(〒731-3195 広島市安佐南区
大塚東1-1-1 TEL.082-830-1112 FAX.082-830-1964)
○日本図書館文化史研究会 2005年度研究集会・総会
期日:2005年9月17日(土)~18日(日)
会場:日本図書館協会2階研修室
参加費:1500円 懇親会参加費:5000円 2日目昼食(事前予約):1050円
内容:シンポジウム「図書館用品 その保存と活用」竹内さとる氏(前日本
図書館協会理事長)木原祐輔氏(キハラ(株)代表取締役)小川徹氏(前日本
図書館文化史研究会代表),全体討論
申込方法:氏名(よみ),所属,懇親会参加の有無,昼食の希望を明記して,下記
にE-mail,FAX,葉書で申込。 申込締切:2005年8月31日(必着)
申込・問合先:小黒浩司(作新学院大学 司書・司書教諭課程 〒321-3295
宇都宮市竹下町908 oguro★sakushin-u.ac.jp FAX.028-670-3671)
○日本図書館協会大学図書館部会 第20回(平成17年度)大学図書館研究集会
テーマ:情報支援サービスとアウトソーシング-図書館員の専門的業務と外注化-
日時:2005年9月22日(木)9:30-17:00
会場:日本図書館協会2階研修室
定員:100人(先着順)
参加資格:大学図書館関係者,集会テーマに関心のある者
参加費:2000円
申込締切:2005年7月15日(金)必着
詳細HP:http://www.jla.or.jp/daigaku/index.html
問合先:第20回大学図書館研究集会事務局(一橋大学附属図書館情報推進課内
TEL.042-580-8240 E-mail:inf-s★ad.hit-u.ac.jp)
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◆『図書館雑誌』7月号(64ページ・定価980円)のお知らせ
○「図書館員の話題 アラカルト」
・図書館をめぐる著作権に関する最近の動向(南亮一)
・公開された戦後資料へのアクセス-公文書館のHP調査から
(小川千代子・岩下ゆうき)
・Herzlich willkommen!-ようこそデュッセルドルフ日本人学校へ
(関岡朋子)
・戦争資料の宝庫・佐藤文庫-戦争の真実を知り、平和を希求(菅野俊之)
・国立国会図書館憲政資料室所蔵『米国戦略爆撃調査団資料』の紹介
(大島康作)
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◆JLAからのお知らせ
○JLA新刊案内
「専門資料論」 三浦逸雄,野末俊比古共編著 (JLA図書館情報学テキス
トシリーズ第8巻) 2005.6 140p B5判 定価1260円 ISBN4-8204-0512-8
○『現代の図書館』第43巻2号(72p 定価1365円)のお知らせ
特集:投稿論文セレクション
コリン・セント・ジョン・ウィルソンの大英図書館とゴシック・リヴァイ
ヴァルの系譜(近藤存志)/図書館の運営と司書職の統制(薬師院はるみ)/
開架図書の維持管理(坂牧一博)/公共図書館の「コスト算出」と民間企業
による「擬似公募入札」(桑原芳哉)/機関リポジトリの発展に向けて(後
藤敏行)/韓国における司書職制度の分析(尹煕潤,孫誌衒)
電子図書館システム「デジタル岡山大百科(森山光良)/公共図書館統計の意
義と活用-『日本の図書館』改訂について(JLA図書館調査事業委員会)
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