南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2005/05/18

第254号

======================================================<2005/5/18発信> 
             JLAメールマガジン  第254号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2005 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』5月号のお知らせ
  ■求人情報
  ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○文字・活字文化振興法案要綱(案)が明らかにされる
 活字文化議員連盟は今国会に文字・活字文化振興法案の上程を目指している
 が、その法案要綱案がこのほど明らかとなった。先に公表された法案骨子案
 が具体化されたものである。1条目的、2条定義、3条基本理念、4条国の責務、
 5条地方公共団体の責務、6条関係機関等の連携強化、7条地域における文字・
 活字文化の振興、8条学校教育における言語力の涵養、9条学術的価値を有す
 る出版物の普及、10条文字・活字文化の国際交流、11条文字・活字文化の日、
 12条財政措置、との構成である。
 7条には、市町村は必要な数の図書館を設置に努めること、司書の充実、資
 料の充実、情報化の推進、などが挙げられているほか、大学など教育機関の
 図書館開放、公開講座の開設、読書活動推進の民間団体への支援、が掲げら
 れている。
 8条は学校教育に関わる内容であるが、当初「読む力、書く力、調べる力の
 涵養」とあったものが「言語力の涵養」と表現が変えられた。またそれが図
 られるよう教職員養成、研修の内容充実をうたっている。さらに司書教諭及
 び学校図書館に関する業務を担当するその他の職員の充実、資料の充実、情
 報化の推進などを挙げている。
 文字・活字文化の日は10月27日とし、読書週間の初日日をあてている。
 活字文化推進会議事務局は、この法成立後これを実体化するために、図書館
 法、学校図書館法や教員養成の関係法の改正作業に移るとしている。

○図書館資料の紛失に関する新聞報道について
 5月9日の茨城新聞に、図書館の資料紛失についての記事が掲載され、そのな
 かに「日本図書館協会による年間不明率の目安3%」との記事がある。協会
 としてこのような「目安」を示したことはなく、取材に際してもそのような
 ことに言及することはない。新聞社にその旨伝え、善処を求めた。

○出版タグの標準化の検討
 既報のとおり日本出版インフラセンターは出版タグの標準化の検討を始めた
 が、その検討課題等は次のとおり。
 ・世界標準の商品コードを出版界が使用する際のルール作り。出版流通関係
 のほか、図書館、新古書店などが共同利用できるコード体系の標準化を図る。
 ・総務省、経済産業省のプライバシー保護ガイドラインを出版物に提供する
 際の規準作り。
 ・レコードなど出版隣接業界、RFIDなどの関係機関との連携
 ・以上のことの普及、広報
 また検討組織には、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、
 日本書店商業組合連合会などの出版関係団体のほか、日本図書館協会、リサ
 イクルブックストア協議会、日本図書コード管理センター、日本出版インフ
 ラセンターの盗難流通防止委員会や、流通システム開発センター、次世代電
 子商取引推進協議会、Auto-IDラボJAPANなども参加して構成されている。

○『図書館ハンドブック 第6版』、いよいよ刊行
 日本図書館協会の代表的な出版物である『図書館ハンドブック』の第6版が、
 5月25日に刊行される。第5版から15年ぶりの改訂で、内容を一新し、さらに
 図書館をめぐる現代的な問題を取り上げる「特論」を設け、これからの図書
 館をとりまく課題も視野に入れたものとなっている。
 A5判 上製・函入り 652p 定価5250円(税込) ISBN4-8204-0503-9
 
○『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』を差し上げます
 標記雑誌(第4号 2005年3月 295p)が刊行されました。高齢者観の変容と図書
 館(高島涼子)、専門職論争の遺したもの(薬師院はるみ)、司書の継続教育に
 ついての国際的状況(川崎良孝)などを収めています。送付をご希望の方は,
 切手400円分を同封して,下記までお申し込みください。
 申込先:川崎良孝(〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学教育学部
  図書館情報学研究室内)

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◆新聞記事より(地域版含む)
○文字・活字文化振興法 今国会成立目指す "読解力低下"政治も呼応 図書
 館充実や読書団体支援 本に親しむ環境整備 図書館の裏方 司書教諭
 (読売4/1)

○山口県若者就職支援センター 「ニート」も対象に 図書館活用し専門家相
 談(日経4/6)

○[島根]県内の国公立大 図書館 学外開放進む 閲覧、貸し出しで生涯学習
 に一役(読売4/10)

○「勉強部屋」で中央に対抗 鳥取 県庁舎に全国初図書室 地方分権へ"秘策"
 (毎日4/12)

○オンライン書店 急成長 ベストセラーを左右 売り上げ速報が告知効果
 (読売4/26夕)

○合併壊れ図書館悩む 元相手先住民への貸し出し 継続か否か 玉里[村立図
 書館]きょう協議会(朝日<茨城>4/27)

○小学8割 中学7割 全校一斉「朝の読書」 文科省調査(読売4/28)

○蔵書デジタル化計画 [グーグルの計画に]欧州の図書館参加せず
 (静岡4/28夕)

○記事、論文まで検索OK 郷土雑誌の2万件を入力 [群馬]県立図書館
 (上毛4/29)

○(?/365)きょうは図書館記念日(毎日4/30)

○読書意欲を引き出そう 大阪豊中市 全小中学校の図書館に 専任の嘱託職
 員配置(公明4/30)

○国会図書館 ネット情報 収集へ 来年度から 公開サイト対象(朝日5/1)

○図書館の魅力 シニア再発見 ライフワーク探す 地域活動の拠点に
 (日経5/1)

○占領期の児童書、国会図書館収集へ 米大学の「プランゲ文庫」
 (朝日5/2夕)

○市立図書館の共同システム[13日稼働] 昭島市と小金井市(日経5/3)

○医療・健康学ぶ拠点 新葛飾病院が図書室開設 専門家への相談もOK
 (朝日<東京>5/4)

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◆集会等のお知らせ
○NPO法人日本農学図書館協議会第1回事例発表会
 日時:2005年5月28日(土)13:30-16:00
 会場:東京農業大学図書館 視聴覚ホール
 内容:講演会「図書館再入門」三井文子氏((独)農業生物資源研究所)事
  例発表会,全体討論
 詳細HP:http://jaald.ac.affrc.go.jp/jaald_info4.htm
 申込先:日本農学図書館協議会事務局(〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
  東京農業大学図書館気付 TEL&FAX.03-5477-2776 jaald★nifty.com)

○平成17年度国立情報学研究所オープンハウス(研究所一般公開)
 期日:2005年6月2日(木)~3日(金)
 会場:学術総合センター 一橋記念講堂
 内容:当研究所の研究活動、事業活動、研究成果、教育活動を広く知ってい
  ただくために行うもの。
 参加費:無料 ※一部事前予約が必要なものがあります。
 詳細HP:http://www.nii.ac.jp/hrd/HTML/OpenHouse/

○国立国会図書館第9回資料保存研修
 テーマ:あなたにもできる図書館資料の保護と補修
  -簡易補修、パンフレット製本、表紙と本体をつなぐ修理-
 日時:2005年7月6日(水),7日(木)10:00-16:30
 会場:国立国会図書館東京本館(東京都千代田区永田町1-10-1)
 定員:32名(各日16名)1機関1名
 内容:(午前)講義と研修教材による実技指導(午後)研修生持参の資料に
  よる実技研修
 申込方法:E-mailで氏名,所属機関,所在地,TEL,受講希望日を明記して下記まで。
 申込締切:2005年6月17日(金)
 詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_news.html
 申込・問合先:国立国会図書館収集部資料保存課(hozonka★ndl.go.jp
  FAX.03-3592-0783 TEL.03-3506-3356(直通))
 
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◆『図書館雑誌』5月号(80ページ・特別定価1300円)のお知らせ
○特集「図書館と災害被害・その教訓」
 ・特集にあたって(平田紀子)
 ・新潟県中越地震における公共図書館の被災と復旧状況レポート
  (本誌編集委員会)
 ・新潟県中越地震発生-本当に起きてしまった(久保田昌代)
 ・地震の巣の上の図書館-幸運だった本の森厚岸情報館(小杉元一)
 ・はじめての大きな地震に遭遇して(土井道子・端紀美枝)
 ・高松市図書館の高潮被害と復旧(川崎正視)
 ・台風23号被害状況リポート-京都府北部の場合(河原茂記)
 
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◆求人情報
○平成17年度山梨県職員採用上級試験 司書:1名程度
 受付期間:2005年5月16日(月)~5月31日(火)(消印有効)
 (インターネット受付)5月16日(月)~5月24日(火)(午後5時到着分有効)
 http://www.pref.yamanashi.jp/

○桐蔭横浜大学図書館 長期非常勤職員(パート)司書:1名
 応募締切:2005年5月31日(消印有効)

○桐蔭横浜大学図書館 専任司書:1名
 応募締切:2005年6月11日(消印有効)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
 
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◆JLAからのお知らせ
○「図書館雑誌」5月号後付けページの「図書館ハンドブック」の近刊広告
 に誤りがあります。次のように訂正をお願いいたします。
 「図書館ハンドブック 第6版」、定価5250円、652p
 なお、「図書館雑誌」5月号には、差し替え広告を挟み込んでおります。

○2005年度役員会、総会の日程は下記のとおりです。委任状の提出にご協力
 ください。
 5月25日(水):理事(懇談)会
 5月26日(木):評議員会
 5月27日(金)午前:部会総会 午後:定期総会
 ※会場はすべて日本図書館協会会館

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