令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2022/06/29

第1090号

=================================================<2022/6/8発信>
           JLAメールマガジン 第1090号
================================================================ 
編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2022 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス https://www.jla.or.jp/default.aspx
  JLAメールマガジンのバックナンバー
   http://www.jla.or.jp/tabid/262/Default.aspx
================================================================
▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
----------------------------------------------------------------------
◆図書館界ニュース

〇国立国会図書館の著作権処理の運用見直しについて
  国立国会図書館では、資料保存等を目的とした所蔵資料のデジタル化を進
 めており、このうち著作権保護期間の満了が確認できたものをインターネッ
 ト公開しています。この著作権処理について、『図書館雑誌』令和4年3月号
 の「北から南から」に掲載された、大東文化大学・浜田久美子教授による
 「デジタルコレクションの著作権処理について」において、次の2点に関し
 て問題提起がありました。 
 1.索引等に関わった人物について、序文の謝辞にその氏名が記載されている
 ことをもって、著作権者とみなすこと
 2.他の著作者の著作物から抜粋が掲載されている場合に、それを別の著作物
 とみなすこと
  従来、当館では、1.については、索引等で著作物に当たるとされているも
 のもあること、2.については、引用と著作権処理が必要な転載との線引きに
 ついて議論のあることから、著作権保護の観点で慎重に対応し、保護期間が
 満了となるまではインターネット公開を控えるという運用をしてきました。
 昨年、浜田教授から直接問題提起をいただいて以来、当館では著作権法の解
 説や判例等も参考に、著作権保護と利用のバランスの観点から運用を再検討
 し、1.索引等で著作物に当たらないものについては著作権を考慮する必要は
 ないこと、2.公正に引用された箇所については当該箇所の著作権保護期間が
 満了している必要はないことを前提に、デジタル化資料のインターネット公
 開の可否を判断することとしました。既に令和4年4月から試行的に新たな運
 用により著作権処理を行っており、今後、安定的に運用可能なことが確認で
 き次第、本格運用を開始する予定です。
  なお、令和4年5月19日から、個人向けデジタル化資料送信サービスを開始
 しました。図書館向けデジタル化資料送信サービスで提供している、絶版等
 で入手困難な資料について、著作権法第31条第4項の規定に基づき、個人
 (当館の登録利用者(本登録に限る))に送信するサービスです。ぜひご活
 用ください。

○saveMLAK、第29回 COVID-19の影響による図書館の動向調査(2022/06/1)
 を公表
  saveMLAKは、2022年5月27日(金)から6月1日(水)にかけて実施した第
 29回調査の結果を公表した。
  調査時点でまん延防止等重点措置や緊急事態宣言の対象となっている都道
 府県はなく、各地域の状況に応じ、各自治体や広域圏での対策が取られるよ
 うになっている。また、基本的対処方針に基づく対応に「マスクの着用」に
 ついて記載され、厚生労働省の「マスク着用の考え方及び就学前児の取扱い
 について」の資料には、屋内でのマスク着用の必要のない例として、距離を
 確保した上での図書館での読書や芸術鑑賞が挙げられ、マスクの着用に関し、
 都道府県立図書館など、いくつかの自治体は対応を変更している。
  COVID-19を理由とする休館は2館、災害等で休館している図書館は6館と
 なっている。入館記録を取っている図書館は234館となり、前回の252館から
 減少している。
※詳細は、saveMLAKの以下のページをご覧ください。
 https://savemlak.jp/wiki/saveMLAK:%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9/20220601

○日本医学図書館協会「ヘルスサイエンス情報専門員」の申請受付
  NPO法人日本医学図書館協会では、認定資格「ヘルスサイエンス情報専門
 員」第38回申請を下記の期間受け付ける。
 受付期間:2022年7月1日(金)~31日(日)
 詳細HP:https://jmla1927.org/healthscience.php
 問合先:NPO 法人日本医学図書館協会中央事務局
 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-10 和田ビル3階
 TEL03-5577-4509 FAX03-5577-4510
 E-Mail:jmlajimu[@]sirius.ocn.ne.jp

〇『基本件名標目表第4版』追録の公表
  件名標目委員会では、1999年7月の『基本件名標目表第4版』発行後も、新
 たに出版された資料を対象にして、追加すべき件名標目を検討し、3次にわ
 たって、日本図書館協会のホームページ内にある「件名標目委員会ホーム
 ページ」において「追加件名標目(案)」を公表し、館界からのご意見等を
 集めてきた。第3次「案」の発表から相当の時間が経過したので、これら3つ
 の(案)を整理したうえで「追加件名標目」として確定し、『基本件名標目
 表第4版』追録として公表することとした。
※件名標目委員会のページ
 http://www.jla.or.jp/committees/bsh/tabid/186/Default.aspx
※日本図書館協会件名標目委員会「『基本件名標目表第4版』追録」(PDF)
 http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/bsh/BSH4ad20220109.pdf

----------------------------------------------------------------------
◆新聞記事より

○いつでも読書 電子図書館 新潟市 音声読み上げ機能も [にいがた市電
 子図書館] (朝日〈新潟〉3/30)

○〔白馬・小谷ニュース〕村民望む図書館へ再検討 [長野県]白馬村 [検討]
 委員会初会合 中高生も (大糸タイムス4/1)

○壁一面1500冊 絵本の世界へ 長野[市]に図書館[「絵本ノ在ル所」]開館
 (信濃毎日4/6)

○来月オープン飯田[市]の「丘の上 結いスクエア」 2・3階愛称「ムトス
 ぷらざ」 まちづくりの合言葉採用 公民館や図書館 公共空間に利用
 (信濃毎日〈飯田伊那〉4/7)

○町長反論文待たず蔵書登録 寄贈本保留問題で[岐阜県]御嵩町教[育]委[員
 会] (中日〈岐阜〉4/9)

○枚方市 導入機能などで民間と対話 [京阪線枚方]市駅周辺再整備 22日に
 説明会 [図書館など] (日刊建設工業3/14)

○C[セレッソ]大阪 文[部]科[学]大臣表彰 読書手帳 児童17万人へ [大
 阪市,堺市で「読書推進プロジェクト」推進](読売〈北摂〉4/2)

○移動図書館24年ぶり更新 泉佐野市,3000冊搭載 [「ルリビタキ」]
 (読売〈北摂〉4/27)

○[神戸市立]三宮図書館,再整備で「KIITO」へ 仮移転開業7月26日 多彩
 な読書エリア誕生 1.6倍広く子ども向けコーナーも (神戸3/18)

○触れず本検索 [鳥取]県立図書館にディスプレー [ジャパンディスプレイ
 が寄贈]  (読売〈鳥取〉4/14)

○築48年老朽化進む江津市図書館 浜田[市]への利用者流出顕著 少ない駐車
 場 建て替え計画停滞 (中国〈島根〉4/20)

○設計・施工[公募型]プロポ[ーザル]公告 岡山[県]・美咲町 多世代交流拠
 点整備 [図書館など] (日刊建設工業3/10)

○[岡山]県立図書館宅配始めました 自宅・入院先など 着払いで郵送
 (朝日〈岡山〉4/17)

○貸し出し・返却セルフOK 東広島[市] 3図書館が機器導入 
 (中国〈呉・東広島〉3/11)

○図書館移転原案通り 広島市議会[予算特別]委[員会] 予算修正案を否決
 (朝日〈広島〉3/17)

○[JR]岩国駅西口再開発 [岩国]市が都市計画決定 県内最高層ビル建設へ 
 [図書館機能など] (中国〈山口〉3/19)

○複合図書館工事費を可決 柳井市議会 24年春開館見込み 
 (朝日〈山口〉3/24)

○岩国西郵便局へ7月19日仮移転 [岩国市]岩国図書館 (中国〈山口〉3/30)

○阿南駅前に「図書室」 阿南市 「待ち時間有意義に」 [「まちかどライ
 ブラリー」] (徳島3/18)

○高知市の2図書館[オーテピア高知図書館,オーテピア高知声と点字の図書
 館] 国内外の電子雑誌閲覧 スマホなどで,本格導入 (日経〈四国〉4/7)

----------------------------------------------------------------------
◆集会等のお知らせ

○音訳者・音訳ボランティアのための著作権セミナー
 主催:日本図書館協会
 企画・運営:障害者サービス委員会(担当:関西小委員会)
 日時:8月6日(土)10:30~16:40
 会場:オンライン(Zoom)
 定員:300名(先着順)
 参加費:1,000円(事前入金)
 対象:録音資料を製作している音訳者、音訳ボランティア、
     障害者サービス用資料を作成している図書館の職員
 内容:著作権法の考え方とその概要(文化庁著作権課)、音訳ボランティア
  に必要な著作権法条文とその解説(障害者サービス委員会)、政令指定グ
  ループへの登録及び国立国会図書館の視覚障害者等用データ送信サービス
  のデータ提供を考えている方のために(杉田正幸/国立国会図書館関館)、
  全国音訳ボランティアネットワークの活動紹介及び図書館・ボランティア
  に望むこと(藤田晶子/全国音訳ボランティアネットワーク代表)
 詳細HP:障害者サービス委員会ウェブページ
 http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/2022onyaku.html
 問合せ先:日本図書館協会障害者サービス委員会事務局・小林

○2022年度障害者サービス担当職員養成講座(基本編)
 企画・運営:日本図書館協会障害者サービス委員会
 日時:8月2日(火)10:00~16:50 半日のみの参加も可
 開催形式:オンライン(Zoomによるライブ送信)、
 直接参加(日本図書館協会2階研修室、オンライン環境のない人のみ)
 午前テーマ 障害者サービスを理解しよう
 「障害者サービスとは何か(基本理念、利用者、読書バリアフリー法等の法
  規・制度)」等 
 午後テーマ 障害者サービスなぜ利用がないのか、具体的に何をどう行うの
       か
 「障害者サービス用資料の特徴と入手方法を知ろう」
 「資料がなくても全国の資料を活用してサービス拡大」
 「資料やデータを利用者に届ける方法」等
 定員:オンライン300名、直接参加20名
 参加費:オンライン無料、直接参加1,000円(資料代含む)
 申込方法:委員会HP内の案内ページにあるフォームから、
       または申込用紙を用いてメールまたはFAXで。
 申込締切:7月26日(火)、直接参加は定員に達し次第締切
 詳細HP:障害者サービス委員会ウェブページ
 http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/2022kiso.html
 問合せ先:日本図書館協会障害者サービス委員会事務局・小林

○日本図書館研究会情報組織化研究グループ2022年6月月例研究会
 日時:2022年6月18日(土)14:30~16:00
 発表者 :徳原靖浩氏(東京大学附属図書館アジア研究図書館寄付研究部門
   (U-PARL)特任助教)
  テーマ :アジア資料の組織化の課題
 参加資格 :どなたでも参加可。人数制限なし
 参加費用 :無料
 参加申込サイト:https://forms.gle/JFxwLytqFiRtttZN6
 詳細HP:http://josoken.digick.jp/meeting/news.html#202206

----------------------------------------------------------------------
◆求人情報

○大阪府吹田市 図書館司書(会計年度任用職員):2名
 応募締切日:2022年6月15日(水)

○東京藝術大学附属図書館 パートタイマー公募:1名
 応募締切日:2022年6月20日(月)

○名古屋経済大学 大学事務職員(図書館職員)募集:1名
 応募締切日:2022年6月20日(月)

○千葉大学附属図書館 事務補佐員(亥鼻分館):1名
 応募締切日:2022年6月30日(木)

○学校法人四国大学 図書館職員(正規職員・管理職):1名
 応募締切日:2022年6月30日(木)

○静岡県立中央図書館 司書募集(正規職員):2名
 応募締切日:2022年8月24日(水)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

----------------------------------------------------------------------
◆JLAからのお知らせ

○JLA新刊
 図書館利用に障害のある人々へのサービス 補訂版
 アクセシブルなEPUB版(メディア版)
 (JLA図書館実践シリーズ 37・38)
 日本図書館協会障害者サービス委員会編
 日本図書館協会刊 2022.5
 CD-R 定価3,600円(税別)
 ISBN:978-4-8204-2203-7
http://www.jla.or.jp/publications/tabid/87/pdid/p11-0000000591/Default.aspx
 *メディア版の他,ダウンロード版も発売に向けて準備中です。
  (リリース時期未定) 

 「図書館の自由に関する宣言 1979年改訂」解説 第3版
 日本図書館協会図書館の自由委員会編
 日本図書館協会刊 2022.5
 A5判 230p 定価1,500円(税別)
 ISBN:978-4-8204-2202-0
http://www.jla.or.jp/publications/tabid/87/pdid/p11-0000000590/Default.aspx
 *JLA施設会員ABC配付資料
  (『図書館雑誌』2022年6月号と一緒にお届けします) 

○2022年度第1回施設会員配付資料(6月17日発送予定)
 <A・B・C会員配付資料>
 (1) 現代の図書館 vol.60 no.1
 (2) 日本の参考図書 四季版 No.223
 (3) 「図書館の自由に関する宣言 1979年改訂」解説 第3版

 上記資料とともに『図書館雑誌』2022年6月号をお届け予定です。
 これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。
 https://www.jla.or.jp/membership/tabid/159/Default.aspx
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu@jla.or.jp)

=====================================================no.1090END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga@jla.or.jp 
                      

一覧

トップに戻る
公益社団法人日本図書館協会
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841