南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2005/01/19

第238号

======================================================<2005/1/19発信> 
             JLAメールマガジン  第238号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2005 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
  ■集会等のお知らせ
  ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○スマトラ沖地震・津波の救援の訴え
<IFLAのホームページから> 
 IFLAラゼロカ会長は12月30日、津波による被害を受けた国々にお見舞いを表
 明し、次のような緊急の訴えを出した。「IFLAは、さまざまに行われている
 国際的な救援行動に協力するとともに、IFLA加盟のメンバーに実現可能な方
 法により救援をすることを訴える。医療、教育などに必要な情報提供ができ
 るよう図書館の回復を支援する。」
 http://www.ifla.org/V/press/tsunami04.htm
  スリランカ国立図書館長は1月10日、次のような支援を訴えた。
 「スリランカ災害対策委員会は津波により破壊され、または被害を受けた図
 書館や情報サービス機関に緊急支援が必要な物資・事項のリストを作成した。
 これはその後の復興にも必要なものである。被害全容の調査は済んでいない。
 支援の必要なリスト:(略。詳細は下記サイト参照)
 http://www.ifla.org/V/press/tsunami-SriLanka-report4.htm
<国立図書館の状況-国立国会図書館からの情報提供> 
 また国立国会図書館からは、IFLA/PAC(資料保存)アジア地域センターとし
 て他のセンター等から得た情報の提供があった。
 ・インドネシア、マレーシア、タイ、ミャンマーの国立図書館には影響がな
  かった。
 ・モルディヴの国立図書館にも何らかの影響があったと考えられる。
 ・スリランカでは、国のほとんどの図書館が被害を受け、蔵書の保存のため
  の手助けを必要としている。スリランカ国立図書館には、海水による被害
  を受けた図書館資料への対処法を知りたいとの訴えがあったので、対処法
  を指導し、水害処理に関するガイドラインや文献を教示した。
 ・インドは文化財、図書館、文書館の被害がまだ十分つかめない(インド文化
  財保存機関協議会)。
<スマトラ沖大地震・大津波被災文化遺産救済支援五人委員会がアピール>
 青木繁夫東京文化財研究所国際文化財保存修復協力センター長、安藤正人国
 文学研究資料館アーカイブズ研究系教授、斉藤照子東京外国語大学教授、坂
 本勇TRCC東京修復保存センター代表、高山正也慶應大学教授の5氏が標記委員
 会を1月13日に形成し活動を開始した。「この未曾有の災害に、それぞれの
 専門的立場からも救援支援活動を行う責務があることをあらためて思い、世
 界な救援の輪に加わることを表明」、国内の諸学会、団体に協力を呼びかけ
 ている。以下の事項をを支援内容として揚げている。
 1.被災該当国の文化遺産救済、保全に関し英知をもって支援していく推進・
  調整役となること。(現在、対象国はインドネシアのみ。)
 2.国内関係学会、団体に被災文化遺産救済、保全活動に要する諸費用の寄付
  を呼びかけること。
 3.被害状況が現在もほとんど把握されていないことから、被害当事国の関係
  者により現地被害調査を行うことを物心両面で支援すること。
 4.日本での災害時の文化遺産救出経験を助言し、実践的な救済活動の立ち上
  げをサポートする専門家を派遣すること。
 5.現地被災文化遺産救済活動に必要と思われる緊急資材を調達し届けること。
 6.実践的な被災地での救済、保全作業をサポートする技術専門家の派遣。
 7.今回の未曾有の災害の教訓を生かすために、被害該当国全域の「文化遺産
  被害状況報告書」の製作と刊行を支援すること。
 8.その後の、具体的支援内容については、1~5の進捗状況を見て決める。
 9.当面の五人委員会の事務局はTRCC東京修復保存センターに置く。現地状況、
  支援活動に関する最新情報はhttp://www.trcc.jp/に掲載されている。

○長尾会長、日本国際賞を受賞
 財団法人国際科学技術財団は、長尾真日本図書館協会会長(独立行政法人情
 報通信研究機構理事長)に2005年(第21回)「日本国際賞(JAPAN PRIZE)」を授
 賞することを決定した。同賞は、科学技術において、独創的・飛躍的な成果
 を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献し
 たと認められた人に与えられるものである。
 長尾会長は、自然言語処理、機械翻訳、知的な画像処理の先駆者としてこれ
 らの研究分野を開拓し、加えて機械翻訳国際連盟、言語処理学会などの創設
 を通して国内外の研究を先導した。1990年以降、電子図書館のシステム構成
 ユーザー・インターフェース、ネットワーク構成など、電子図書館の理想の
 姿を提案し、そのプロトタイプシステム「Ariadne」を開発公開。図書館の
 情報化の推進に貢献した。授賞式は4月20日午後、国立劇場で開催される。
 http://www.japanprize.jp/

○「図書館九条の会」ホームページ開設
 昨年9月に発足した「図書館九条の会」のホームページが1月18日に開設さ
 れた。同会の目的や活動が紹介されているほか、情報交換、入会方法なども
 用意されている。
 http://www.toshokan9jo.com/

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◆新聞記事より(地域版含む。末尾の日付はいずれも2004年))
○近大中央図書館 パソコン7台盗まれる うち1万台には4万人の情報
 (読売<大阪>12/5)

○平田市立図書館 蔵書管理システム 5年リースで3000万円支出 合併直前
 なのに更新 新市で統一の予定「無駄遣い」の声(毎日12/5)

○数字は語る 岡山の図書館 4 マルチメディアの波 半数弱の館で貸し出し
 映像や音声のソフト 専門職員育成の時期 5 使われない施設? 都市で
 低い利用登録率 広い面積少ない館数 公平なサービス課題(山陽12/5,12)

○合併気に本たくさん読んで 旧5町小中に利用者カード [鹿児島]市立図書
 館 第1弾は瀬々串小 来月まで順次配布(南日本12/7)

○国会図書館 ウェブサイトも保存 ネット著作物急増 2006年から、自動で
 収集(日経12/7夕)

○TV脚本 散逸防げ 収集・保管の方法研究 作家協会の特別チーム
 (読売12/7夕)

○武雄市 文化会館など民間委託 財政健全化へ来年度から [08年度から市
 図書館・歴史資料館など](佐賀12/8)

○「人足りぬ」「開館時間短い」 学校図書館 充実課題に 旭川 財政難で
 支援員制度廃止 父母ら「人員配置を」(北海道<旭川>12/10)

○[宮崎]県立図書館 ビジネス情報提供 館内とHP 専用コーナー
 (宮崎日日12/10)
 http://www.lib.pref.miyazaki.jp/business/business.html

○電子化の発展に貢献 米国議会図書館 金沢工大を特別表彰(北国12/11)

○5図書館システム統合 周南市が来月から 検索や返却便利に(中国12/11)
 http://library.city.shunan.yamaguchi.jp/

○図書館 丸ごと民営化 経費を節減 蔵書拡充 堺・大東など導入検討 公務
 員司書「選書偏る恐れ」 館長職の委託 法改正で可能(読売12/11夕)

○[大分]県立図書館がホンと便利に 閉架書庫の一部開放 来月2月に60万冊
 に 自動貸し出しも(朝日<大分>12/14) http://library.pref.oita.jp/

○遠くの住民も 本をオンライン予約 [横浜]市立図書館で来年度から コン
 ビニ受け渡しや郵送も試行(読売<横浜>12/15)

○日進市 48万冊蔵書の新図書館計画 複合化5-6千平方メートルを想定
 (建設通信12/15)

○蔵書検索、簡単に 10図書館をネット化 [佐賀]県教委が新システム 来春
 には大学施設も(佐賀12/15) http://www.lib.pref.saga.jp/

○スタンフォード大800万冊、ミシガン大700万冊・・・ 米グーグルがネット図
 書館 5図書館と提携、無料で(日経12/15夕)
 http://print.google.com/googleprint/library.html

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◆集会等のお知らせ
○大阪市立大学大学院創造都市研究科シンポジウム
 日時:2005年1月22日(土)10:00-11:40
 会場:阿倍野メディックス7F研修室C
 テーマ:ストーリテリング・紙芝居を学ぶ-学校図書館を支える市民運動の
  活動として-
 講師:堀田穣氏(京都学園大学)
 参加費:無料 事前申込:不要
 問合先:大阪市立大学大学院創造都市研究科シンポジウム事務局担当・森
 (E-mail:m04uc516★ex.media.osaka-cu.ac.jp)

○大阪市立大学大学院創造都市研究科シンポジウム
 日時:2005年1月22日(土)14:00-17:00
 会場:阿倍野メディックス7F研修室C
 テーマ:ビジネス支援サービス-商業都市におけるビジネス支援:商都大阪
  復活の起爆剤-
 講師:竹内利明氏(ビジネス支援図書館推進協議会会長)垣口弥生子氏(大
  阪府立中之島図書館)石川浩一氏(日本能率協会総合研究所)山崎博樹氏
 (国立国会図書館関西館)
 参加費:無料 事前申込:不要
 問合先:大阪市立大学大学院創造都市研究科シンポジウム事務局担当・西岡
 (E-mail:m04uc508★ex.media.osaka-cu.ac.jp)

○日本図書館研究会整理技術研究グループ1月月例研究会
 日時:2005年1月29日(土)14:30-17:00
 会場:大阪市立浪速人権文化センター4階会議室3
 テーマ:古典籍資料目録の基本的検討(仮題)
 発表者:岡嶌偉久子氏(天理大学附属天理図書館)
 詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/
 連絡先:渡邊隆弘(神戸大学附属図書館 watanabe★lib.kobe-u.ac.jp)
 
*「図書館イベントカレンダー2005」もご参照ください。
  http://www.jla.or.jp/calendar2005.html

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◆求人情報
○帝京短期大学図書館 司書(派遣):2名
 応募締切:2005年1月31日(月)必着

○(株)マイトベーシックサービス 正社員・契約社員:3名
 応募締切:2005年2月4日(金)

○習志野市立図書館 臨時職員登録募集:若干名
 応募締切:2005年2月8日(火)必着
 http://www.city.narashino.chiba.jp/~okb-lib/ 

○跡見学園女子大学図書館 アルバイト:5名
 応募締切:2005年2月22日(火)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm 
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
 
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◆JLAからのお知らせ
○第30期個人会員代表評議員選挙、ただいま実施中!!
 投票期間は1月25日(火)までです。投票用紙の送付先は、日図協事務局で
 はなく、各県の投票所(『図書館雑誌』12月号綴込及び投票用紙送付時に同
 封した「地方選挙管理員及び投票所一覧」参照)です。
 ご注意ください。投票にご協力願います。
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