南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2004/04/28

第203号

======================================================<2004/4/28発信> 
             JLAメールマガジン  第203号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2004 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○著作権法一部改正で、図書館について質疑
 4月20日の参議院文教科学委員会で著作権法の一部を改正する法律案につい
 て議題とされた。このなかで図書館に関係して以下の質疑が行われた。
 1.附則4条の2が撤廃された場合の貸与権の及ぶ範囲について
 非営利、無料で貸出しを行う公共図書館や大学図書館については貸与権は及
 ばない。私設の図書館等について非営利、無料に当たるかどうかという認定
 は個々のケースに応じてされていくべきである。
 2.公共貸与権の検討状況について
 現行著作権法では、既にビデオ等については図書館からの貸出しについて著
 作者が補償金を受け取ることができる権利があり、これを書籍等に拡大する
 ことについて、平成14年度の文化審議会の著作権分科会で検討が行われた。
 これに対しては、著作権制度以外での対応ということもあり得るのではない
 かということを含め、何らかの補償金の制度の導入は文化審議会の中での理
 解が示された。ただ、権利者側と図書館関係者の側の双方に具体的な補償金
 制度の在り方について更に検討したいという意向があり、著作権分科会にお
 いても、当面その検討を見守るということにしており、その結論が得られた
 段階で改めて必要な財源等の手当てを含めて具体的な検討を行うことが必要
 であるとされているところである。
 3.公共図書館における視覚障害者の録音図書等の許諾について
 昨年の1月の文化審議会の著作権分科会審議経過報告において、「当面は、
 図書館団体と権利者団体が協力して、「簡便な許諾契約システム」「事前の
 意思表示システム」等を構築するとともに、そうしたシステムの効果を評価
 することが適当である。」という提言を受けている。そこで、権利者団体に
 おいて、公共図書館が録音図書を作成することについてあらかじめ許諾をし
 た作家のリストを各図書館に配付するとともに、録音図書を作成した場合に
 はその報告を受けるという一括許諾システムの構築を進めるようにしている。
 
○文部科学省内で、「図書館記念日」を周知
 4月30日は図書館記念日であるが、文科省社会教育課、文化庁国語課はこの
 ことを大臣はじめ省内各部局に周知するため、要旨次のような広報を行った。
 1950年4月30日の図書館法公布を記念し、1971年に日本図書館協会がこの日
 を図書館記念日と定め、また5月を図書館振興の月として、全国各地で図書
 館振興の催しが行われています。図書館は、皆様の身近にあって、専門職と
 しての司書を配置し、資料の収集・保存・提供、レファレンスサービスなど、
 多様な情報提供機能を有し、様々な分野に貢献することが期待されている施
 設です。最近では、インターネットを活用した資料の検索・予約システムを
 導入している図書館が増え、単なる図書の貸し出しにとどまらない、新しい
 取り組みが見られるなど、図書館も社会の進展に対応し、進化しています。
 (詳細は文科省発行「マナビィ」4月号特集)
 今年の2月に出された文化審議会答申「これからの時代に求められる国語力
 について」では、国語力を身に付けるには「自ら本に手を伸ばす子ども」を
 育てることが重要であると提言しています。
  「図書館振興の月」の5月29日に、文部科学省と日本図書館協会の主催で
 「ディスカバー図書館2004~図書館をもっと身近に暮らしのなかに~」を開
 催することとしております。
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○県立[山口]図書館子ども資料室 県内の読書情報を集約 「支援センター」
 に専任職員2人(毎日<山口>4/2)

○読書推進へ基本法目指す 活字文化議連が活動計画(読売4/3)

○活字離れを防げ! 利用増へ電子図書館 金[沢]工[業]大ライブラリーセン
 ター 全学生が「マイ書棚」 書評検索や要望自由に(北国4/4)

○おはなし会 拡充へ 子どもの読書活動推進で[千葉]市 学校、公民館も会
 場に 市民ボランティアを育成(千葉日報4/10)

○高岡駅前の顔 ウイング・ウイングに[高岡市立]中央図書館開館 館内広々
 22万冊ずらり(北日本4/7)

○[福井]県立図書館ボランティア始動 予想の4倍、180人登録(福井4/7)

○新図書館を建設へ 武生合併懇 市町が凍結解除(福井4/7)

○生涯学習の環境整備 図書館の開館時間延長 大学の社会人入試改革 行政
 機関とNPO連携 文科省、包括諮問へ(日経4/8)

○都留文化大 新図書館オープン 一般利用者へも開放(山梨日日4/8)

○ペリー来航など10タイトル 京都外大図書館 HPに掲載 貴重書展示目録 
 デジタル化着々 写真や開設 閲覧可能に(京都4/8)
  http://www.kufs.ac.jp/toshokan/

○所在不明本1万5500冊 京都市立の20図書館 無断で持ち帰る? 防犯カメ
 ラや巡回 チェック強化(京都4/9)

○銅版画HPでどうぞ [大阪]府立中央図書館 仏の貴重書から3000枚
 (読売<大阪>4/9)http://www.library.pref.osaka.jp/

○五感で本を読もう [沖縄]県教委が読書推進計画策定 発達に応じ展開人材
 育成にも力 障害児や外国籍の子供向けも(沖縄タイムス4/9)

○[甲府]市立図書館 祝日も開館 市が本年度 時間延長も本格スタート
 (山梨日日4/10)

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◆集会等のお知らせ
○学校図書館を考える会・横浜:現場で役立つ連続学習会'04(連続2回)
 第1回「廃棄-これも選書です」 5月15日(土)会場:横浜市立丸山台小学
  校 講師:青木和子氏(狛江市立狛江第六小学校学校職員臨時職員)
  申込締切:年5月8日(土)
 第2回「子どもと本を結びつけるために-レイアウト、展示の工夫など」6月
  5日(土)横浜市立丸山台中学校図書室 講師:県立高校学校司書の(学校
  図書館)活性化グループ 申込締切:5月29日(土)
 開催時間:13:30-16:00/集合:13:20校門※時間厳守,上履各自持参
 参加費:無料
 申込方法:要事前申込。参加希望回,所属,氏名,TELを下記まで連絡。
 申込先:学校図書館を考える会・横浜 石本(TEL&FAX.045-842-9722)

○フライデーナイトセミナー
 主催:日本図書館協会 企画運営:図書館利用教育委員会
 テーマ:図書館員のための指導サービス実践講座-講習会「超」必勝法
 日時:2004年5月28日(金)19:00-21:00
 会場:日本図書館協会2階研修室
 講師:図書館利用教育委員会委員 定員:120名(先着順)
 参加(資料)費:日図協会員1000円 非会員2000円
 申込方法:氏名(ヨミ),会員番号,所属,住所,TEL,E-mailを明記して
  cue★jla.or.jp(担当・久保木)へ連絡。
 申込締切:2004年5月21日(金)
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/cue/

○平成16年度筑波大学公開講座(現職教育講座)
 講座名:図書館の地域支援サービス
 期日:2004年7月8日(木)~9日(金)
 会場:筑波大学学校教育部G304講義室(東京文京区大塚)
 参加費:6200円(定員30名)
 申込方法:http://www.tsukuba.ac.jp/koho/koukai.htmを参照
 申込締切:2004年6月16日(水)
 申込先:筑波大学学務課教育公開担当(TEL.029-853-2216,2217 
  FAX.029-853-6303 E-mail:koukai★sec.tsukuba.ac.jp)

○TP&Dフォーラム2004:第14回整理技術・情報管理等研究集会
 期日:2004年9月11日(土)~12日(日)
 会場:鳳明館本館(東京都文京区本郷5-10-5)
 予定演題・研究発表者:「情報専門家の任務」長谷川正好氏(日科情報)
  「インターネット検索の原理とメタデータの利用」兼宗進氏(一橋大学総合
  情報処理センター)「BC2分類を付与する試み」萬谷衣加氏(獨協大図書館)
 参加費:20000 円(全日程参加)※全日程に参加できない場合要問合
 定員:35名 募集締切:2004年7月末日(定員に達し次第締切)
 申込方法:氏名,性別,勤務先,連絡先住所,TEL,FAX,E-mailを明記し,下記宛に
  メールで申込
 詳細HP:http://www.logob.com/users/tpd/
 申込・連絡先:TP&D Forum 2004事務局 光富健一(東京理科大学神楽坂図
  書館気付 TEL.03-5228-8133 FAX.03-3260-4224 E-mail:tpd2004★logob.com)

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◆求人情報
○平成16年度国立国会図書館職員採用試験
 一種試験(大学卒業程度)二種試験(大学卒業程度)
  受付期間:2004年4月19日(月)~5月6日(木)消印有効
 三種試験(高等学校卒業程度)三種技術試験(高等学校卒業程度)資料保存
  専門試験(大学卒業程度)
  受付期間:2004年9月1日(水)~9月14日(火)消印有効
 http://www.ndl.go.jp/

○帝京大学医学図書館 長期パート職員:1名
 応募締切:2004年4月28日(水)

○南山短期大学図書館 アルバイト:1名
 応募締切:2004年6月10日(木)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
  
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◆JLAからのお知らせ
○会員アンケートにご協力を
 個人会員の皆さまに、今年度会費の請求書をお送りしておりますが、そのな
 かに「会員アンケート」を同封しております。会員構成を把握するとともに、
 協会事業についてのご意見をお聞きするものです。ご記入のうえ、FAX等で
 お送りください。2000年にも実施しましたが、これに続くものです。よろし
 くご協力ください。

○2004年度役員会、総会の日程は下記のとおりです。役員会の案内はすでに郵
 送、総会の案内は『図書館雑誌』4月号に綴じ込みました。
 5月26日(水):理事会
 5月27日(木):評議員会
 5月28日(金)午前:部会総会 午後:定期総会
  ※図書館学教育部会:4月29日(木・祝日)学校図書館部会:5月15日(土)
  ※会場はすべて日本図書館協会会館

○転居や勤務先変更により『図書館雑誌』の送付先が変更になる場合は、月末
 までにご連絡いただけると、翌月より新住所へお届けいたします。FAX、メ
 ール、異動届はがき等でお知らせください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

○JLA販売委託本
 「地域図書館論資料集」 大澤正雄著 西雲社刊 日本図書館協会発売
  2004.4 161p B5判 定価1050円

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