南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2004/04/07

第200号

    JLAメールマガジン200号、満4年にあたって
 
                 日本図書館協会理事長 竹内さとる

 毎週毎週皆さんに新しい情報を送り続けて、満4年になりました。この画
 面から、現場でその問題に直面する図書館員の姿が見えるように思います。
 そして、これは大変と思ったり、もう少し様子を見なければ、と考え込ん
 だり、誰の話を聞こうか、あるいは出かけて行って確かめなければ、など
 といろいろに思います。昔から図書館員は本を評価する力を求められまし
 たが、今は画面の情報を評価する力を求められます。大変な時代ですが、
 みんなでその力を養って行きたいと思います。どうぞよろしく。

======================================================<2004/4/7発信> 
             JLAメールマガジン  第200号
=====================================================================
   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2004 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』4月号のお知らせ
  ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○平成16年度司書及び司書補の講習実施大学
 今年の司書・司書補の講習大学が、4月1日付『官報』(第3822号 文部科
  学省告示第65号)に告示されました。 http://kanpou.npb.go.jp/
  実施大学一覧は『図書館雑誌』4月号および日本図書館協会ホームページに
  も掲載しています。  http://www.jla.or.jp/shisho2004.htm

○『週刊文春』3月25日号について
 『週刊文春』3月25日号(3月17日発行)掲載の記事に関して、東京地裁は3月
 16日販売差し止めの仮処分命令を決定、その後再度の地裁審査を経て、高裁
 による処分取消しの決定があった。日本図書館協会には現場、マスコミから
 40件を超える問い合わせがあった。これに対して、「資料の収集、提供等に
 ついては各図書館が自主的に判断されるべきことである」と答えている。
 高裁決定後共同通信から事務局長に取材があり、協会が「主な図書館の対応
 を調査する方針を明らかした」等の内容が報道された。直ちに間違いである
 ことを伝えたところ、デスクから配信の中止、訂正した内容の配信を行う旨
 連絡があった。しかし一部のスポーツ新聞には訂正前の記事が掲載された。
 なお、名誉・プライバシー侵害の出版物との司法判断がなされた図書館資料
 の取扱いについて、かつて図書館の自由委員会が行ったセミナーにおいて研
 究者から次のようなアドバイスがあった。すなわち、1.名誉毀損、プライバ
 シー侵害を理由とする頒布差し止めの司法判断(仮処分を含む)があり、2.
 図書館にその判断が通知され、3.申立人(被害者)が図書館に提供制限を求
 めてきた場合は、図書館での対応が求められる、との内容である。これを詳
  細に論じたものとして、次の文献がある。山家篤夫「資料の提供と図書館の
 自由をどのように考えるか」図書館雑誌 1998.10	松本克美「名誉・プライ
 バシー侵害と書の閲覧制限装置請求権について」早稲田法学 74巻3号 1999.3

○司書のグレード制(上級司書)についての意見募集
 日本図書館協会は、高度な専門性を有する上級司書(仮称)の認定制度につい
 て、一昨年度来「専門職員認定制度特別検討チーム」で検討を行ってきた。
 このたび同チーム(第2次)により報告書がまとめられ理事会、評議員会に提
 出された。(http://www.jla.or.jp/keiei/index.html)
 上級司書を実務経験、研修ポイント、課題小論文等により、日図協上級司書
 審査会が認定する制度の具体的提案で、2005年度からの実施を予定している。
 これに対する会員からの質問・意見を受け付けている(4月30日まで)。
 これらをもとに、来月開催の理事会、評議員会でも討議する予定である。会
 員からの質問・意見の宛先:Eメール:keiei★jla.or.jp  FAX:03-3523-0841 
 郵便:〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14 (社)日本図書館協会専門職
 員認定制度特別検討チーム
  
○蔵書点検等に伴う休館について(お知らせ)
 *山梨県立図書館:4月13日(火)~4月22日(木)
  詳細HP:http://www.lib.pref.yamanashi.jp/
 *大阪府立中央図書館:6月7日(月)~23日(水)
  詳細HP:http://www.library.pref.osaka.jp/central/index3.htm
 *国立国会図書館(東京本館の新システム稼動準備,切替作業のための臨時休館)
  東京本館:6月22日(火)~25日(金),7月26日(月),8月2日(月)
   ~3日(火),9月22日(水),24日(金),27日(月)~30日(木)
  関西館:6月22日(火)~6月24日(木)
  詳細HP:http://www.ndl.go.jp/

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◆新聞記事より(地域版含む)
○米公立図書館 ネット普及進む 慈善団体調査、95%でアクセス可能 デジ
 タルデバイド解消に貢献(日経産業3/3)

○全国で165億円 前年より6億円増 15年度 学校図書館の図書購入費 小7
 県、中5県は2年連続減 文科省調査(日本教育3/5)

○図書館で資料集め3割 宇都宮市、1500人アンケート ネット閲覧 幅広い
 要望把握へ 子ども・大人も「固い本」は敬遠(朝日<栃木>3/5)

○学校図書館のDB化進む 高校で55% 文科省調査(教育家庭3/6)

○変化する図書館 情報を得、専門家から学ぶ [鳥取]県立「仕事に役立つ」
 対応 司書の常勤化で充実 学校(朝日<鳥取>3/7)

○地方公務員 勤務形態 柔軟に 総務省法改正案 パートや部分休業
 (日経3/8)

○雇用やサービスに不安も 自治体業務の民間委託 直接雇用の方が安い? 
 図書館(朝日3/9)

○開館時間日本一に たっぷり じっくり読める [佐賀]県立図書館、来月から
 休館日減などで311時間増 新規購入予算は600万円減(朝日<佐賀>3/10)

○野辺地の方言 CDとCD-ROMに再現 2000語よみがえる [青森県野辺地]町立
 図書館 発音、言葉の意味収録(東奥日報3/11)

○都立図書館放出 5万冊巡り提言 共同保存センターを [多摩地区図書館
 サービス研究会](読売3/11)

○調べもの [横浜]市・市教委が応援 市政への質問 電話で応対 港南・旭・
 青葉区で 15日から 図書館ネット検索 目次・要旨も 18館330万冊対象 
 16日から(朝日<横浜>3/11)
  http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/index.html

○[新潟]市中央図書館 開架スペースに いす730席 滞在型を目指す 建設基
 本設計素案まとまる(新潟日報3/12)

○読み聞かせ団体 5年前より1300増 読書推進運動協[議会]調べ
 (日本教育3/12)

○[岐阜]県図書館と岐阜大図書館 本の貸し出し どちらでもOK 相互協力
 協定結ぶ 利用者へのサービス向上へ(岐阜3/13)

○[高知]県立図書館 整備検討へ庁内組織 04年度に 県教育長 経済界と勉
 強会も(朝日<高知>3/13)

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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会整理技術研究グループ4月月例研究会
 日時:2004年4月17日(土)14:00-17:00
 会場:大阪市立総合生涯学習センター第4研修室
 テーマ:『英米目録規則』新版への論点
 発表者:古川肇氏(近畿大学非常勤)
 詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/
 連絡先:渡邊隆弘(神戸大学附属図書館 watanabe★lib.kobe-u.ac.jp)

○平成16年度「子ども読書の日」記念 子どもの読書活動推進フォーラム
 主催:文部科学省
 日時:2004年4月23日(金)13:00-17:00
 会場:国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟
 内容:式典(文部科学大臣表彰等),講演「扉をあけて物語の旅へ」角野栄
  子氏(童話作家),子どもの読書活動推進実践事例報告
 定員:500名(先着順)・入場無料(要申込)
 詳細HP:http://dokusyo.or.jp/www/suisin/world/423.htm
 申込・問合先:子どもの読書推進会議事務局(〒162-0828 東京都新宿区袋町6 
 読書推進運動協議会内 フォーラム係 TEL.03-3260-6833 FAX.03-5229-1560)

○講演会「図書館と教育基本法」(仮題)
 主催:図書館問題研究会神奈川支部
 日時:2004年4月25日(日)13:00-17:00
 会場:藤沢市辻堂市民図書館
 講師:山口源治郎氏(東京学芸大学教授)
 連絡先:図問研神奈川支部事務局(E-mail:tmkkhpko★m12.alpha-net.ne.jp)

○第2回朝日「図書館を考える」フォーラム
 主催:朝日新聞社
 日時:2004年5月23日(日)第1部:13:30-14:20 第2部:14:30-16:15
 会場:有楽町マリオン・朝日ホール
 内容:第1部 基調講演「図書館に行こう!~読書しない"オトナ"に送る処方
  箋」(仮題)石原千秋氏(早稲田大学教授),第2部 パネルディスカッショ
  ン「図書館ルネサンスで豊かな知的生活を!」司会進行:宮崎哲弥氏(評
  論家・朝日新聞書評委員)パネリスト:石原千秋氏,糸賀雅児氏(慶応義塾
  大学教授),江上節子氏(中教審委員・日本ベンチャー学会理事)渡部幹雄
  氏(愛知川町立図書館館長),他に3つの分科会を同日開催
 申込締切:2004年5月7日(金)
 詳細・申込HP:http://www.asahi.com/information/db/forum.html
 問合先:朝日新聞社 電子電波メディア本部営業セクション 担当:大友
  dna★asahi.com

○図書館をもっと身近に 暮らしのなかに-ディスカバー図書館2004
 主催:文部科学省,(社)日本図書館協会
 日時:2004年5月29日(土)13:30-16:20
 会場:明治大学アカデミーコモンアカデミーホール
 内容:挨拶(河村建夫文部科学大臣(予定),長尾真日図協会長),基調講演
  「知的立国を図書館から」(片山善博鳥取県知事),パネルディスカッシ
  ョン(パネリスト:本上まなみ氏(タレント),児玉清氏(俳優),片山善
  博氏,常世田良氏(浦安市教育委員会),糸賀雅児氏(慶應義塾大学教授)
  コーディネータ:好本恵NHKアナウンサー)
 定員:700名 参加費:無料
 申込方法:〒,住所,氏名,所属,FAX,TELを明記しFAX,E-mail,はがきで下記宛
 申込先:日本図書館協会イベント係(〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
  FAX.03-3523-3771 E-mail:sinkou★jla.or.jp)

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◆『図書館雑誌』4月号(64ページ・定価980円)のお知らせ
○特集「資料の現物保存・修復の現在」
 ・資料の現物保存:最近の動向(小川千代子)
 ・国立国会図書館の資料保存と修復の現状(水谷愛子)
 ・都立図書館の製本研修会(真野節雄)
 ・市町村合併と資料の保存(小松芳郎)
 ・安全で効果的な資料保存一考-自館ガイドラインへの一歩(栗木衛)
○その他
 ・「われら、図書館応援団!! 42」温泉に魅せられて。(野口悦男)ほか
 
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◆求人情報
○杉野服飾大学附属図書館 非常勤職員:若干名
 応募締切:2004年4月12日(月)必着 

○(財)日本交通公社旅の図書館 臨時要員:1名 
 応募締切:2004年4月15日(木)

○昭和大学長津田校舎図書室 臨時職員:1名
 応募締切:2004年4月16日(金)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm 
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
 
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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841