======================================================<2004/3/31発信>
JLAメールマガジン 第199号
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編集発行:社団法人 日本図書館協会
Copyright,2004 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○中教審生涯学習分科会、図書館等のサービス改善について提言
中教審生涯学習分科会は3月29日、「今後の生涯学習の振興方策について」
を発表した。図書館については、以下のような内容が記されている。
「関係機関・団体等の活動の活性化のために」の項
*公民館,図書館,博物館等の社会教育施設共通の課題
・開館時間の延長等の住民サービスの向上 ・施設の高度情報化 ・広域的
な連携のためのネットワークの拡充
*図書館
・いつでも学習できる、教養の向上や実学のための地域の学習と情報の拠点
として、設置数、サービスの質を大幅に向上。・レファレンス機能の充実の
ほか、横断的な蔵書の検索・予約、外部データベースの利用等情報化への対応。
「生涯学習振興を担う職員等の在り方」の項
・図書館の司書等の生涯学習の振興を担う人材の資質・能力の向上を図る。
「国・地方公共団体の今後の役割等」の項
・市町村:社会の要請・地域住民全体の多様な需要の双方に対応した学習機
会の提供,図書館の整備など地域住民の生涯学習の支援 ・国:都道府県,
市町村では対応が困難な施策の実施(図書館の蔵書,博物館の収蔵品の全国
的情報提供システムの構築等)/人材養成(図書館の司書等に対する研修・
研修教材の作成等)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo2/toushin/04032901.htm
○中教審、学校の管理運営の在り方について答申
中教審は3月4日「今後の学校の管理運営の在り方について」答申した。「公
立学校の管理運営の包括的な委託の在り方について」の章で、つぎのような
内容が記されている。
学校は「設置者管理主義」が原則。一方、多用なニーズに応じた特色ある教
育を実現すること等を目的として、公立学校の管理運営を委託することにつ
いても検討すべきとの提案。経費の削減等による教育の質の低下、契約解除
等による学校の閉鎖による教育を受ける機会の侵害等の懸念も指摘。このた
め、十分なセーフティネットの構築を前提に、構造改革特区における特例と
して検討することが適当。当面、幼稚園と高等学校を対象とすべき。委託先
は、学校法人など、安定的経営基盤と実績等を踏まえることが必要。委託さ
れた学校自身による自己評価に加え、教育委員会による不断の点検・評価が
重要。
指定管理者制度の導入が図られようとしている社会教育施設、機関の管理運
営の在り方に対しても影響の及ぶ提起である。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/001/04030401/002.htm
○文部科学省子どもの居場所づくり推進連絡会議開催
文部科学省は、子どもたちに関わる重大事件の続発、青少年の問題行動の深
刻化や地域や家庭の教育力の低下等の緊急的課題に対応するために、子ども
たちの居場所を整備し、交流活動を支援する事業を実施するために標記の組
織を設置した。3月25日、関係団体、関係省庁による第一回会議が開かれ、
文部科学省生涯学習政策局から、子ども居場所づくり新プラン、地域子ども
教室推進事業、安全管理マニュアルの作成などの事業説明があり、参加団体
から意見発表があった。日本図書館協会は、公立図書館、学校図書館が子ど
もたちの居場所、子どもたちの活動を支援する場として、活用されており、
それを整備することが大事であるとの立場で参加している。
○「専門職員認定制度」に関する報告書
日本図書館協会は、標記の制度について、「専門性の確立と強化を目指す研
修事業検討ワーキンググループ」(第1次、1999年)における「司書の高度
な専門性を評価する名称付与制度」の検討以来、その制度設立を目指して検
討を続けて来、2003年7月からは、図書館経営委員会のもとに設置された
「専門職員認定制度特別検討チーム」(第2次)で検討を行ってきた。
このたび同チームにより、報告がまとめられた。
(http://www.jla.or.jp/keiei/index.html)
会員からの質問・意見を受け付けている(2004年4月30日まで)。
質問・意見の宛先:Eメール:keiei★jla.or.jp FAX:03-3523-0841 郵便:
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14 (社)日本図書館協会専門職員認定制
度特別検討チーム
○障害者サービスの図書館協力者導入のためのガイドラインについて意見募集
日本図書館協会障害者サービス委員会は、「公共図書館の障害者サービスに
おける資料変換に係わる図書館協力者導入のためのガイドライン-図書館と
点訳者・音訳者・対面朗読者、ボランティア等との関係」を作成、これにつ
いての意見を募集している。
同委員会では、ガイドラインについて検討を重ね、成案を全国図書館大会分
科会でも紹介し意見を交わしたが、広く会員の意見を聴くものである。
ガイドライン本文は障害者サービス委員会のホームページに掲載している。
http://www.jla.or.jp/lsh/index.html
締切り:5月31日 宛先:協会事務局総務部、メールsomu★jla.or.jp、また
はファックス:03-3523-0841で
○岡山県総合文化センターの閉館について
岡山県総合文化センターは3月31日をもって閉館し、岡山県立図書館として
9月25日に開館する予定となっている。5月頃までは現在地で対応を行う。
詳細HP:http://www.libnet.pref.okayama.jp/
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◆新聞記事より(地域版含む)
○[栃木]県内 大学図書館開放進む 6割が閲覧可能 貸し出しも拡大 「地
域貢献」掲げて [公立」を補完 PRの狙いも(下野3/7)
○開館30周年の昭島市民図書館 読書体験 市民から公募 記念誌を発行 あ
す発刊「読書の楽しみ」(読売3/8)
○図書館建設 市民の寄付 中ぶらりん 前原市 突然の基金廃止案に批判
(西日本3/9)
○図書館・歴史資料館・福祉会館… 休み月1日に 市長「完全無休も視野」
武蔵村山市(毎日3/10)
○利用制限あり→12 知る権利重視→7 週刊文春問題全国47館調査 図書館
で対応分かれる(中日3/18)
○週刊文春 3ページ密封、閲覧は自由… 図書館 対応わかれる(読売3/18)
○文春仮処分問題 きょう結論 「出版禁止」広がる波紋 審尋、主張は平行
線 「私人」の定義疑問の声 図書館、分かれる対応(朝日3/19)
○閲覧で頭痛い [佐賀]県内の図書館 「文春」の出版禁止… 司法判断 知る
権利 きょう入荷予定(佐賀3/19)
○図書館 対応割れる 週刊文春閲覧可否 「知る権利」「私事保護」
(朝日<神奈川>3/21)
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◆集会等のお知らせ
○学校図書館の未来像を求めて…子ども読書活動推進法をどう生かすか
主催:学校図書館議員懇談会,学校図書館整備推進会議,(社)日本書籍出版協会
日時:2004年4月5日(月)14:30-17:00
会場:日本出版会館4階大会議室 参加費:500円(資料代)
内容:講演「子どもの読書活動推進法をどう生かすか」肥田美代子氏(学校
図書館議員懇談会事務局長・衆議院委員),行政説明,ほか
申込・問合先:学校図書館整備推進会議(〒162-0828 東京都新宿区袋町6
日本出版会館内 TEL.03-3267-3791 FAX.03-3267-5389)
○大学図書館問題研究会京都支部 京都ワンディセミナー
テーマ:館種を越えた図書館協力
日時:2004年4月29日(木・祝日)13:30-16:40
会場:キャンパスプラザ京都4階第4講義室
内容:「京都府立図書館総合目録ネットワークと連絡協力車について」河原
茂記氏(京都府立図書館)、ほか
参加費:500円 ※終了後懇親会を予定(会場・会費未定)
申込方法:氏名,所属,懇親会参加の有無を明記の上,郵送・FAX・メールで下
記宛に申込。HPからの申込も可。 申込締切:2004年4月22日(木)
詳細HP:http://www009.upp.so-net.ne.jp/dtkk/news/seminar2004_1.htm
申込・問合先:大館和郎(京都学園大学図書館 〒621-8555 京都府亀岡市
曽我部町南条大谷1番地1 TEL.0771-29-2292 FAX.0771-29-2299
E-mail:odate★kyotogakuen.ac.jp)
○第4期デジタル・ライブラリアン講習会<公共図書館コース>
主催:デジタル・ライブラリアン研究会 共催:三田図書館・情報学会
開講日:2004年5月17日,31日,6月14日,28日,7月12日,26日,8月9日
いずれも月曜13:30-17:20
会場:紀伊国屋書店本社(東京・恵比寿)7階セミナールーム
内容:図書館におけるインターネットの可能性,ほか 『図書館雑誌』3月号
綴込広告も参照
講師:糸賀雅児,小林是綱,大串夏身,常世田良,山崎博樹,ほか
申込締切:2004年4月30日(金)
詳細・申込方法:http://www.kinokuniya.co.jp/03f/es/dl_index.htm
問合先:デジタル・ライブラリアン研究会事務局(TEL.03-5469-5988
FAX.03-5469-5951 E-mail:dla★slis.keio.ac.jp)
○『ぱっちわーく』講演会「現代図書館政策の動向と図書館の公共性」
主催:『ぱっちわーく』
日時:2004年6月27日(日)10:00-12:00
会場:日本図書館協会2階研修室
講師:山口源治郎氏(東京学芸大学教授)
参加費:無料
詳細HP:http://www.eonet.ne.jp/~patchwork-sl/index.htm
申込・問合先:『ぱっちわーく』事務局 梅本恵(TEL.0827-43-0830
FAX.0827-43-0831 E-mail:patch55★iris.eonet.ne.jp)
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◆求人情報
○土木学会附属土木図書館 臨時職員:1名
応募締切:2004年3月31日(水)必着
○東京大学総合文化研究科附属アメリカ太平洋地域研究センター 長期非常勤
職員
応募締切:2004年4月6日(火)必着
求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/job.htm
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
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◆JLAからのお知らせ
○2003年度第5・6回施設会員配付資料:以下のとおり3月26日付で発送いたし
ました。お手元に届きましたら中身を必ずご確認ください。
●第5回
<A,B,C会員配付資料>
(1)日本の参考図書 四季版 No.147~149、(2)ネットワーク資料保存 72
(3)「図書館の自由に関する宣言1979年改訂」解説 第2版
(4)公立図書館貸出実態調査2003報告書、(5)図書館記念日ポスター
<A,B会員配付資料>
(6)全国図書館大会記録(静岡)
<A会員配付資料>
(7)カレントアウェアネス No.279、(8)書誌レコードの機能要件
●第6回
<A,B会員配付資料>
(1)①日本の図書館 統計と名簿 2003
問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)
○図書館記念日のポスターが出来ました!
ご希望の方は日図協総務部(TEL.03-3523-0811 somu★jla.or.jp)まで(送料
はご負担願います)。施設会員へは施設会員配付資料とし送付(公共図書館へ
は都道府県立図書館・都道府県図書館協会を通じて配付)
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