南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2003/11/19

第181号

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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ 
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◆図書館界ニュース
○日図協、コンテンツビジネス振興に係る課題について意見を提出
 日本図書館協会は、政府の知的財産戦略本部が発表した「知的財産の創造、
 保護及び活用に関する推進計画」中の「コンテンツビジネス振興に係る課題」
 について意見を求められ、図書館事業に関係する事項について、事務局長名
 で意見を提出した。要旨は次のとおり。
 1)著作物の上映。これまでの議論を踏まえ、法改正後もこれまで図書館が
 行ってきた「上映」については実質的に変更を及ぼさないことを求める。現
 行法においても、図書館は権利者と継続的に協議のうえ、法で認められてい
 るとはいえ、権利者等に経済的影響を与えるような上映会をしないこととし
 ている。
 2)書籍に関する貸与権。いわゆる「公貸権」制度と混乱した議論がみられる。
 法の関係条文の廃止が直接「公貸権」に結びつくものではないとの認識での
 論議が必要である。なお、「公貸権」導入は、時間をかけた十分な検討が必
 要である。
 3)図書館職員対象の著作権講習会の継続、現場からの質問に答えるシステム
 の構築の実施。その充実を期待する。講習会会場の増設なども検討されたい。
 図書館職員からの著作権知識の習得についての要望は高いものがある。
 4)コンテンツ利用に関して、文化庁の制定した著作物の「自由利用マーク」
 の普及を要望する。また、インターネット上の情報について、図書館におい
 ては、その公共性により例外的に無許諾でプリントアウトして図書館利用者
 に提供できるような制度を要望する。

○日弁連、貸与権に慎重な対応を求める意見を提出
 日本弁護士連合会は、政府知的財産戦略本部の「コンテンツビジネス振興に
 係る課題について」に対する意見を発表した。そのなかで書籍に関する貸与
 権創設に対して、「慎重な検討を要する」とし、次のように述べている。
 1996年WIPO著作権条約においても、貸与権が付与される著作物は、プログラ
 ム、映画、レコードに限られている。またアメリカ著作権法でも、商業的貸
 与が認められているのは、録音物とプログラム(ゲームソフトを除く)だけ
 であり、日本法において、書籍に関し貸与が及ばないとすることは特異なこ
 とではない。
 コミックレンタルは、CDやビデオのレンタルとは異なり、無断複製の問題は
 発生しない。レンタルは購入との価格差が大きくないとなかなか市場拡大し
 ない。主要客層は可分所得が少ない若年層であって、レンタルを禁止しても
 直ちに購入に移行するとは考えにくく、そのような層から多種多様な作品に
 触れる機会を奪うことの弊害が大きいと言える。さらに、新規レンタル業者
 は、経営を合理化しただけであって営業形態として従来の貸本屋と原理的に
 異なることをしているわけではない。実態調査をした上、適切な報酬請求に
 とどめるといった解決を含め、その功罪を慎重に検討すべきである。
 なお、同様な意見をコミックレンタル有志の会、テレビゲームソフトウエア
 流通協会が提出している。

○「マニュフェスト」の収集提供について
 総選挙で話題となった政党の「マニュフェスト」について、図書館がこれを
 収集提供してよいか、図書館から問合せがあったので、日本図書館協会は東
 京都選挙管理委員会事務局に次のように照会した。
 ・マニュフェストを公立図書館で保存し、閲覧に供してよろしいか。公立図
 書館はその地域に関する資料を収集、保存し、閲覧に供することは大事な事
 業として位置づけており、当該地域の「選挙公報」や候補者の政策ビラなど
 を保存、蓄積し、歴史資料としても利用されている。図書館法でも「時事に
 関する情報及び参考資料を紹介し、及び提供すること」を図書館が行うべき
 サービスとしてうたっている。
 これに対して、東京都選管事務局から回答があった。
 ・マニュフェストについて、選挙期間中は図書館での閲覧提供はできない。
 ・公選法では、「いわゆるマニフェスト」は、選挙運動のために頒布するこ
 とが出来る、と規定している。選挙運動期間を過ぎた「いわゆるマニフェス
 ト」は、もうすでに「選挙運動のために」とはいえないので、図書館で、閲
 覧に供することも禁止されない、と解する、という東京都の見解に、総務省
 は「特に問題ない」との回答であった。
 ・なお、いうまでもなく、当該政党から合法的に入手し、閲覧することにつ
 いて、了承を得ておくことを、付け加えておく。

○日本化学会化学情報センターの除籍資料、差し上げます
 日本化学会化学情報センターでは、センターの改組に伴い所蔵資料の一部を
 除籍する。除籍する資料は希望する団体・個人に無償で譲るが、出来るだけ
 公共の施設に譲り、資料が多くの人々に利用されることを希望している。詳
 細は以下のホームページ参照。 http://www.csj.jp/library/gift.html
 申込み先:社団法人日本化学会化学情報センター  Fax:03-3292-6319
 e-mail:library★chemistry.or.jp  
 
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◆新聞記事より(地域版含む) 
○第57回読書世論調査 「安く手軽」ブーム続く創刊ラッシュ 携帯電話 読
 書の機会減少に影響 分冊百科 美しさや実用性も重要 新書 新シリーズ、
 急速に浸透 復刊 廃刊の本も読みたい オンライン購入 「いつでも注文」
 …若い世代を中心に増加 主に読む本 最多は[趣味・スポーツ」38%
 (毎日10/26)

○病気理解へ情報提供 [福島]県内病院が取り組み 竹田綜合[病院]など率先
 図書コーナー、ネット開放 講座や情報紙も好評(福島民報10/26)

○明日から秋の読書週間 来月からネット貸出予約 熊本市立図書館 利用 
 最高6冊まで 県立図書館は「貴重書展」(熊本日日10/26)

○学校読書調査 読む「習慣」薄れ 「マンガよりメール」「週刊より単行本」
 道しるべは大人 朝の読書が定着「勧める」大切さくっきり(毎日10/27)

○読書週間 県内小中学校では 重要性増す司書の役割 総合学習、調べもの
 増 多い制約 図書室常駐が課題(新潟日報10/28)

○すすめます 100冊の本 [富山]県学校図書館協[議会]がリスト配布 アン
 ケートもとに選定(北日本10/28)

○知生む基盤組織に 130人参加し[高知]県図書館大会 安芸市(高知10/28)

○本の広域利用を論議 鹿児島市 [鹿児島]県図書館大会に600人
 (南日本10/29)

○信[州]大[学]付属図書館に寄贈 「小谷コレクション」 貴重な山岳図書 
 初公開 きょうから 6000点余 古地図も(信濃毎日10/30)

○新潟市立図書館 貸し出し冊数が急増 電子メール予約 好評 昨年は190万
 冊 開館時間延長も効果(新潟日報10/31)

○[新潟]県内図書館 広がるブックリサイクル 不用な本 市民に無料提供 
 ボランティア協力を支えに(新潟日報10/31)

○昨年度 1人当たり23点貸し出し 富士見町図書館 [長野]県内V5 3位
 に原町 4位下諏訪 「諏訪全体の伸びに喜び」(信濃毎日10/31)

○図書館・博物館にも記号 2万5千分の1 地図規格を改訂 国土地理院
 (朝日11/12)

○作家と図書館 「複本」問題で共存模索 欠かせぬ読者の視点(読売11/12)

○都立図書館が"貸渋り" 図書に続き雑誌も 市町村図書館長が反発 きょう、
 立川で緊急集会 [多摩地域の図書館をむすび]育てる会(赤旗11/17)
 
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◆集会等のお知らせ
○国立情報学研究所公開講演会
  テーマ:問われる情報発信:大学・学術ポータル/機関リポジトリ/メタデータ
 (東会場)日時:2003年11月25日(火)13:00-17:00
 会場:一橋記念講堂(学術総合センター内)
 (西会場)日時:2003年12月5日(金)13:00-17:00
 会場:キャンパスプラザ京都(京都市大学のまち交流センター)5階第1講義室
 参加費:無料
 内容:学術機関が日々生産する様々な情報をいかに収集し発信するか。法人化,
  大学評価,産学官連携,知的財産管理,図書館等,今大学に問われている情報発
  信について,世界・国内の動向の事例を交えながら講演する。
 詳細HP:http://www.nii.ac.jp/hrd/HTML/Symp/
 問合先:国立情報学研究所 国際・研究協力部成果普及課企画調査係
  (E-mail:edu★nii.ac.jp)

○国際アンデルセン賞受賞作家・画家展
 展示期間:2003年11月15日(土)~2004年1月11日(日)9:30-17:00
 展示会場:国際子ども図書館3F「本のミュージアム」 入場料:無料
 詳細HP:http://www.kodomo.go.jp/cal/tenji.html

○国際シンポジウム「国際アンデルセン賞の軌跡」
 日時:2003年12月1日(月)13:00-17:00
 会場:東京国立博物館 平成館大講堂 ※同時通訳付き
 講師:エイダン・チェンバース氏(2002年作家賞受賞者),リーナ・マイセ
  ン氏(IBBY前事務局長),J・ヒール氏(前2回の審査委員長),モデュレー
  ター:島多代氏(IBBY前会長)
 申込方法:直接来館・往復葉書・E-mailにて先着順。定員になり次第締切。
  詳細HP:http://www.kodomo.go.jp/cal/event2003-10.html
 参加費:無料
 問合先:国際子ども図書館 企画協力課企画広報係(TEL.03-3827-2053)

○スペシャルトーク「書くこと・読むことの意味」
 日時:2003年12月2日(火)14:00-16:00
 会場:星陵会館
 講師:エイダン・チェンバース氏(国際アンデルセン賞受賞作家)聞き手:
  猪熊葉子氏(児童文学者)通訳:松岡享子氏(東京子ども図書館理事長)
 会費:1000円(JBBY会員は無料)
 申込・問合先:日本国際児童図書評議会(JBBY)(TEL.03-5228-0051)

○平成15年度資料電子化研修
 主催:国立国会図書館関西館事業部
 日時:2004年1月22日(木)~23日(金)10:00-17:15
 会場:国立国会図書館関西館 第1研修室
 対象:大学図書館,公共図書館で資料電子化を担当する者又は今後担当する
  者。1機関1名。20名程度。応募多数の場合は調整。
 内容:電子図書館の現状-所蔵資料の電子化を中心に,明治期刊行図書の画
  像データベース作製過程,資料電子化と著作権,ウェブ・アクセシビリティ,
  画像データの作製(手法,フォーマット,ソフトウェアの比較),画像デー
  タの取扱い(実習)
 申込締切:2003年11月28日(金) 
 申込・詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/library/library_news.html#digi_training
 問合先:国立国会図書館関西館図書館協力課研修交流係(TEL.0774-98-1446)

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◆求人情報
○明治大学付属中野八王子中学・高等学校(図書館) パート:1名
 応募締切:2003年11月22日(土)

○東都リハビリテーション学院図書室 司書(非常勤):5~6名 
 応募締切:2003年11月26日(水) 

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
  
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◆JLAからのお知らせ
○『図書館雑誌』11月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は
 郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)
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