南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
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JLAメールマガジンバックナンバー

2003/07/30

第166号

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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
  ■求人情報
  ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○宮城県北部地震の図書館被害
  7月26日に宮城県北部を震源とする地震が起き、未だ余震が続いている。こ
  の地震により大きな被害を受けた宮城県矢本町立図書館からメルマガ宛に次
  のような報告が寄せられた。
  <7月27日報告>
  宮城県北部を震源とする深夜の震度6弱の時点では100冊位の落下でしたが、
  朝7時の地震震度6強の地震では、当館の開架フロアの図書資料のほとんど
  が、書架から床に落ちたほか、モニター3台が落下、閉架書庫・事務室の損
  害が激しく1週間をめどに現状回復のため休館をします。建物の目立った外
  傷は、現段階ではみつかりません。現在でも、断続的に地震があり住民も各
  避難場所にいる状況です。現在、復旧作業も追われています。
  <7月29日報告>
  26・27日は事務室を入れるよう整理、28日月曜日は、職員・臨時職員とボラ
  ンティア(県内市町図書館員9名・利用者8名)で大まかな分類で配架作業を
  終了。29日は、職員・臨時職員とボランティア(利用者9名)が引き続き資料
  の整理を行う。同時に閉架書庫・施設の外傷の状況確認の作業を実施中。現
  時点で分かったことは、閉架書庫(手動の移動式書架)は予想以上に破損。
  西から北東の方に地震が走ったように、閉架書庫の書架は西側の壁にぶつかっ
  た跡が見られる。また、カウンターや固定していない開架の書架も同じく北
  東の方向に数センチ移動し、中には本が落下し書架の下敷きになっている本
  があり縦揺れを証明。開架部分で作業の進行状況は、予想以上によい。ただ
  し、施設の外傷(冷暖房機の故障・照明器具の一部破損・閉架書庫の回収作
  業等)で臨時休館も念頭におきながら、開館を8月5日に設定し作業を黙々と
  進行中。
       *
  なお、小牛田町図書でも図書の落下や建物に一部亀裂があり、石巻市図書館、
  塩竈市民図書館でも図書の落下の被害があったもよう。
  
  
○活字文化議員連盟、設立される
 7月24日超党派の国会議員による活字文化議員連盟の設立総会が行われた。
  出版物の再販制度維持に取組んできた活字文化議員懇談会が発展的に解消し
  たもので、「国民が本を読み文章を書く環境を整備し、もって活字文化の振
  興・普及をめざすことを目的と」している。活動として、1.国及び地方公共
  団体が学校図書館、公共図書館の図書資料の充実に努め、国民の読書環境を
  整備するよう奨励する、2.保育所、幼稚園、学童保育、学校、大学のすべて
  の子育て・教育機関で「本を読み文章を書く環境」の整備に向けた取り組み
  を促進するよう政府・自治体に求める、3.視覚障害者、高齢者など拡大文字
  を必要とする国民が著作物に親しむことのできる環境整備に取り組む、4.民
  間読書推進団体、活字文化推進団体、図書館関係者とひろく交流・連携して、
  活字文化・出版文化の振興と普及に努める、などを挙げている。
  総会当日、衆議院163名、参議院53名、合わせて216名が参加しており、総会
  では自民、民主、公明、共産、自由、社民、保守新党の各政党の代表幹事が、
  新聞を読まない若者が増えていること、漢字文化の意義、出版産業の停滞、
  図書館の未整備などにふれた挨拶をした。河村建夫文科副大臣、河合隼雄文
  化庁長官の来賓挨拶の後、井上ひさし氏による「読書が地域を結びつける」
  ことを内容とする記念講演が行われた。
  総会には日本図書館協会をはじめ、出版、図書館などの関係団体の代表が多
  数参加した。

○文部科学省の人事
 文部科学省は7月25日付けで、幹部職員の人事異動を発令した。生涯学習政
  策局長に銭谷真美氏(前文化庁次長)、初等中等教育局長に近藤信司氏(前
  生涯学習政策局長)、研究振興局情報課長に三浦春政氏、学術機関課長に藤
  原誠氏、文化庁著作権課長に吉川晃氏などが就任した。

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◆新聞記事より(地域版含む) 
○車に乗ったまま本返却  山口県内初  阿知須図書館  外壁にポスト新設
  (中国7/3)

○携帯カメラの複写 抑制へ  雑協 マナーキャンペーンを実施  7月21日から  
  ポスターを作成  通信事業者協会と連携  書店を版元に温度差も(新文化7/3)

○愛媛大図書館が受賞  国立大の協議会賞  自治体と連携に評価(愛媛7/5)
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/anul/kishimoto/kcontents.html

○機能してる?  司書教諭  4月から配置義務化  図書館運営に学校司書と連
  携  多い兼務「授業に追われて・・・」(読売7/7)

○貸与権連絡協議会が発足  著作権法改正へ行動(文化通信7/7)

○図書館・特養ホームなど公共施設  民間委託"門戸開放"  法改正で9月めど
  (読売7/13)

○漫画は「未来の古文書」  早大図書館が文庫創設  すでに1000冊「あくまで
  研究目的」(朝日7/18夕)

○住基ネット来月25日本格稼働  カード普及アイデア競う  先端事例 岩手・
  水沢市  ネット・情報端末で病院予約  独自サービス検討広がる  100市町
  村が条例制定へ(日経7/22)

○7.19飯塚水害  市民生活 見えぬ再建 「一からやり直し」 「対応後手」行
  政へ批判も  [飯塚]市図書館8万冊が水損  コスモスコモン被害も数億円  
  [市立図書館の館内の書籍は、本棚が下から四段目まで水浸しとなり、使えな
  い図書の廃棄処分を始めた。コンピュータも水損し、本の貸出業務もできな
  い。] (西日本7/21)
  
○[長崎]県内大学図書館と公共図書館  相互の貸し借りOK  提携へきょう協
  定書調印(長崎7/25)

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◆集会等のお知らせ
○デジタル・ライブラリアン講習会〈長野短期集中コース〉
 主催:デジタル・ライブラリアン研究会
 日程:2003年8月24日,25日,9月1日,2日(全4日間)
 講師:糸賀雅児,小林是綱,大串夏身,土本潤,原田隆史
 定員:20名 受講料:30,000円 申込締切:8月15日
 詳細:http://www.kinokuniya.co.jp/03f/es/dl_2003_07.pdf

○第11回ボローニャブックフェアinいたばし 世界の絵本展
 主催:板橋区立中央図書館
 期日:2003年8月25日(月)~29日(金)
 会場:板橋区役所1F区民ホール
 問合先:板橋区立中央図書館(TEL.03-3967-5261
  http://www.city.itabashi.tokyo.jp/TOSYOKAN/)

○日本図書館協会2003年度中堅職員ステップアップ研修
 日程:2003年9月~2004年3月(月曜日開催)18:00-20:30
 会場:日本図書館協会研修室
 対象:司書・司書補有資格者(資格取得3年以上)で図書館勤務経験が3年以上
 定員:全科目(12科目)受講者50名/部分(各科目)受講者5~10名
 受講料:個人会員 全科目受講20,000円/部分受講1科目2,000円 
  個人会員以外の方 35,000円(※部分受講は個人会員のみ受講可)
 締切:2003年8月22日(金)(必着)
 詳細:『図書館雑誌』7月号,http://www.jla.or.jp/kenshu/stepup2003.html
  
○釧路短期大学「リカレント教育(司書)」
 日時:2003年9月8日(月) 13:00-16:30
 会場:釧路短期大学
 講義内容:「中小図書館の情報システム」小杉元一氏(厚岸情報館館長)
  「移動図書館」岸田純一氏(標茶町図書館奉仕係長)
 参加費:無料
 申込方法:氏名・所属・連絡先を明記の上,FAXまたははがきにて,下記宛まで
 申込締切:2003年8月29日(金)必着
 申込・問合先:釧路短期大学生涯教育センター
 (〒085-0814 釧路市緑ヶ岡1-10-42 TEL.0154-41-0131 FAX.0154-41-0322)

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◆求人情報
○獨協医科大学図書館 正職員:1名
 応募締切:2003年9月30日(火) 

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm 
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm 

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◆JLAからのお知らせ
○2003年度会費のご入金はお済みでしょうか?
 会員の皆様には4月にご請求を差し上げておりますが、まだ手続きのお済み
 でない方は、お手数ですがお手続きをお願いいたします。なお、年会費の
 額は次のとおりです。
 個人=9000円、施設A=50000円、施設B=37000円、施設C=23000円
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) 
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