南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2005/12/14

第283号

======================================================<2005/12/14発信> 
             JLAメールマガジン  第283号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2005 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○著作権法第31条の運用に関するガイドライン決まる
 「図書館における著作物の利用に関する当事者協議会」で検討を重ねてきた
 (1)「図書館間協力における現物貸借で借り受けた図書の複製ガイドライン」
 と(2)「複製物の写り込みに関するガイドライン」についてまとまり、来年1
 月から実施に移すこととなった。著作権法第31条により図書館においては著
 作物の複写が可能となっているが、いくつかの制約がある。これについては
 法改正を求めているところであるが、それを促進する上でも権利者側との合
 意が得られたことは重要である。
 (1)のガイドラインは、図書館間相互協力で借り受けた図書の複写が借り受
 けた図書館で可能とするものである。貸出館、借受館双方とも法31条の対象
 図書館であること、複写に際しては法31条を遵守することを必要としている。
 (2)のガイドラインは、俳句の1句や短歌の1首、事典の1項目など小分量の
 著作物も独立した著作物として、その一部分しか複写出来ないとする非現実
 的な実態を変えようとするものである。一部分を複写した結果、写り込まれ
 てしまった部分の削除はする必要がないというものである。
 以上のことにより、現場で利用者から理解を得ることがなかなか難しかった
 ことへの改善が図られるものと思われる。
 「ガイドライン」およびその運用を記した「Q&A」は「図書館雑誌」1月号、
 日本図書館協会のホームページに掲載する予定である。
 なお文化審議会著作権分科会法制問題小委員会では、この合意により図書館
 側はあたかも法改正要求を取下げたかのような議論があったとのことである。
 ガイドラインは重要な合意事項ではあるが、根本的な解決を図るために法改
 正への取組みは引き続き行っていくことに変わりはない。
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○[秋田]県立高図書館司書 8割が入れ替えへ 「臨時」の壁 任用巡り議論
 (読売<秋田>10/15)

○鳥取県庁舎内に職員専用図書室 [県立図書館の分室で、「分権時代におけ
 る職員の知的拠点(片山善博知事)を目指す](山陰中央新報11/3)

○高校図書館司書 正職員化の請願 署名5000人を突破 [高校図書館を]守る
 会 12月[秋田]県議会に提出(秋田魁11/5)
 http://www15.plala.or.jp/savethelibraries/abaut_us.htm

○図書館「整理休館」なぜ長い? 総出で在庫調べ 行方不明を捜索 短縮努
 力に限界(朝日<宮城>11/9)

○リサイクル本に行列 不要な蔵書、無料/持ち込む仕組みも [名古屋]市立
 図書館 昨年度20万冊が市民へ(朝日<名古屋>11/9)

○(社説) オープン1年の岡山県立図書館 新時代のモデル期待(中国11/13)

○図書館の経営 人材育成講座 筑波大が来春から(朝日<茨城>11/15)

○大学図書館に予算維持を 紙媒体保有の重要性訴え 国立大学図書館協会
 (日刊工業11/16)  http://wwwsoc.nii.ac.jp/anul/index.html

○文化庁 「医学論文」対象外へ 著作者の権利制限で(新文化11/17)

○笠岡市立図書館サーバーに侵入 偽競売サイト開設(朝日<岡山>11/19)

○利用しやすく図書館進化 函館市中央 書架も机も車いす対応 帯広市 環境
 考え地下水で冷房 道立 予約受けて自宅へ郵送(朝日<北海道>11/20)

○尼崎の小中学生、本離れ加速 図書館司書が読書指南 来年度から市教委 
 学力低下を予防(神戸11/22)

○[奈良]県立図書情報館 利用は1日平均2180人 県教委、17日まで調査(朝
 日<奈良>11/23)

○世界の文献 デジタル化 グーグル 米議会図書館地協力(産経11/24)

○知の寡占化 図書館が消える? ネットで本を"立ち読み"「なか見!検索」
 (産経11/25)

○図書館を問題解決の場に 富士の山本さんらが本 「図書館森時代!」 情
 報力の活用がカギ(静岡11/25夕)

○学校図書館に支援拠点 活字文化振興 36市町村に設置へ(読売11/26夕)

○道南に新情報拠点誕生 函館市中央図書館 道内の市町村立 広さ2番目
 (北海道11/28)

○[岩手]県立図書館、引っ越しへ 5カ月休館 利用者困惑 受験勉強・研究で
 きず 蔵書60万冊を運搬 自慢の古文書、作業に手間ひま(朝日<岩手>11/29)

○アスベスト [島根]県立図書館5か月閉鎖 除去工事へ 県警、基準超す
 6施設確認(読売11/30)

○移転視野に将来像検討 長崎県立図書館 予算要求に懇話会設置費(日刊建
 設工業11/30)

○仙台市立図書館 指定管理者制導入を検討 民間委託「営利優先」懸念の声
 も(河北新報12/1)

○図書館の将来探る 阿刀田さん講演や分科会 サービス向上へ 前橋で[群
 馬]県[図書館]大会(上毛12/1)

○前原市立図書館が開館 蔵書8万冊、4割は児童書(西日本12/1)

○教育委の存廃 自治体判断で 地[方]制[度]調[査会] 答申案を決定
 (日経12/3)

○高額本盗難 播磨で多発 図書館 防犯に限界 設備高額、人手も不足 利用
 者との信頼関係カギ(神戸12/3)

○図書館での複写ガイドライン 当事者協議でまとめる(新文化12/5)
 
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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会第231回研究例会
 日時:2005年12月20日(火)19:00-21:00
 会場:大阪市立弁天町市民学習センター第3研修室
 テーマ:国立国会図書館におけるネットワーク系電子情報への取り組み
 発表者:足立潔氏(国立国会図書館関西館電子図書館課)
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2005/231invit.html

○緊急学習会 自民党「新憲法草案」の解説と討論の集い
 -「自衛軍保持」と「毎年でも改憲」の狙いに対抗して-
 主催:図書館九条の会
 日時:2006年1月9日(月・祝)13:30-16:30
 会場:シルバーホール(文京区役所4F文京シビックセンター内)
 講師:佐々木順二氏(図書館九条の会世話人・東京憲法会議常任幹事)
 資料代:300円
 連絡先:図書館九条の会事務局(TEL&FAX.0467-45-5731(阿曾)
  E-mail:toshokan9jo★yahoo.co.jp)

○平成17年度レファレンス研修
 主催:国立国会図書館
 期日:2006年2月2日(木)~3日(金)
 会場:国立国会図書館関西館 第一研修室
 対象:レファレンス業務に従事しており,業務経験5年以上の公共図書館職員
  および大学図書館職員。1機関1名。定員20名。応募多数の場合は調整。
  *研修参加者には、事前課題を課します。
 内容:(1日目)レファレンスを巡る今日の課題,レファレンス・プロセスの
  理論と適用,レファレンス・インタビューの理論と適用,コレクション形成
  の理論と適用(2日目)レファレンス記録作成のための基本的な考え方,レ
  ファレンス・ツール,ワークショップ:レファレンス・プロセスの評価・
  分析 *演題はいずれも仮題
 申込締切:2005年12月20日(火)必着
 申込・詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/library/library_news.html#051118-03
 問合先:国立国会図書館関西館 図書館協力課研修交流係 担当:上川,小島
  (TEL.0774-98-1446)
 
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◆求人情報
○昭和大学図書館 長期パート:1名
 応募締切:2005年12月15日(木)必着

○武蔵野中学・高等学校図書館 臨時職員:2名
 応募締切:2005年12月17日(土)

○平成18年度荒川区立図書館 事務嘱託員:若干名
 応募締切:2005年12月18日(日)

○東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻図書室 非常勤職員:1名
 応募締切:2005年12月22日(木)必着

○京都造形芸術大学図書館 契約職員:2名
 応募締切:2005年12月26日(月)必着

○青山学院女子短期大学 非常勤講師:1名
 応募締切:2005年12月31日(土)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
  
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◆JLAからのお知らせ
○JLA新刊案内
 「図書館の自由」に関する文献目録 1950-2000 日本図書館協会図書館の
 自由委員会編 2005.12 279p B5判 定価4200円  ISBN4-8204-0521-7
 (施設A会員配布資料)
  
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