令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2018/11/20

第921号

=====================================================<2018/11/14発信>
  JLAメールマガジン 第921号
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 編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
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◆図書館界ニュース
〇「図書館資料の収集・提供の原則について(確認)」について
 『開けられたパンドラの箱-やまゆり園障害者殺傷事件』(創出版2018.07)
 をめぐり、出版社ブログに引用された発言について、神奈川県知事に抗議し
 たり、下関市教委に図書館長の発言の撤回と謝罪を求める陳情が出されたと
 の報道がある。また、全国の図書館での貸出を禁止するよう求めて柴山文科
 相に陳情書を提出したとの報道がある。
 図書館の自由委員会では、出版の是非や図書館での提供について異議のあっ
 た資料の取扱いについて、「図書館資料の収集・提供の原則について(確認)」
 を2015年6月29日に公表している。
 https://www.jla.or.jp/portals/0/html/jiyu/cmnt201507.html

○地方交付税の図書館関係費の積算内容
 『地方交付税制度解説』の平成30年度版がこのほど刊行された。地方交付税
 の国家予算総額は6年連続して減額となっているが、図書館関係費の積算内
 容をみると概ね前年並みとなっている。人口10万人を標準とする市町村図書
 館費は総額7789.8万円で前年度7619.4万円から若干増加しているが、需用費
 等が2283.3万円と前年度1833.9万円から増額となっていることによるもので
 ある。資料費等を内容とする費目であるが、その内訳は明らかにされておら
 ず、資料費が増額措置されたとは言えない。職員数8人の給与費4786万円は
 前年度から減額、22人の図書館協議会委員の報酬32.9万円、施設維持管理等
 の委託料687.6万円は前年度と同額となっている。
 人口170万人を標準とする道府県の図書館費は総額2億1781.4万円で前年度2
 億1836.2万円から減額となっている。職員数27人の給与費1億6428万円は若
 干増額しているが、9人の図書館協議会委員の報酬18万円と委託料1030.5万
 円は同額であるが、資料費を含む需用費等4304.9万円は減額となっている。
 小学校図書館の図書費77.9万円は前年度から減額、新聞配備費6.3万円は同
 額、学校司書の報酬73.4万円は若干増額となっている。中学校図書館の図書
 費106.3万円、新聞配備経費12.7万円、学校司書の報酬72.7万円はそれぞれ
 若干増額となっている。市立高等学校図書館の新聞配備経費は18.1万円、道
 府県立高等学校図書館の新聞配備経費1566.4万円は若干増額となっている。
 道府県の特別支援学校図書館の図書費1415.6万円は減額となっている。

○全国SLA、学校読書調査報告および学校図書館調査報告を発表
 全国学校図書館協議会は、「第64回学校読書調査報告」と「2018年度学校図
 書館調査報告」について、同協議会サイトで調査結果の一部を、機関誌『学
 校図書館』2018年11月号で詳細な調査結果と分析を掲載している。
 「2018年度学校図書館調査報告」では、学校図書館の蔵書冊数は、全体とし
 ては横ばい。図書購入費は中学校では微増だが、小学校と高校は減少してお
 り、1校あたりの図書購入費は全校種で減少している。学校司書の配置は増
 加しているが、非正規雇用化が一層進んでいる。なお、学校図書館調査の調
 査対象は全国の小・中・高校から都道府県ごとに3%無作為抽出である。
 http://www.j-sla.or.jp/material/research/64dokusyotyousa.html
 http://www.j-sla.or.jp/material/research/2018gakutotyousa.html

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◆新聞記事より
○〔人 ひと〕「おはなし」の楽しさ伝える [山口]県内初の絵本専門士 佐
 伯弘子さん(38) 館長はUターンしたリケジョ 上関町中央公民館・町立
 図書館長 品川朋子さん(38)(毎日9/2)

○気軽に読書,楽しんで 宇部[市]に「まちかどブックコーナー」 店舗,施
 設など7カ所に150冊(山口9/4)

○〔解く追う〕 町立図書館の整備計画 ([愛媛県]愛南[町]) 新施設には
 慎重意見も 住民の理解醸成十分に 人口減と高齢化 財政運用厳しく 事
 業に関心高く(愛媛9/9)
 
○オーテピア[高知図書館] 慌ただしく準備 24日オープン [高知]県[高知]
 市100人同居 役割分担も複雑 (高知7/21)

○蔵書,貸し出し,購入費…全国と格差 [高知]県内公立図書館低水準 県が
 振興計画 (高知7/22)

○建物狭く,蔵書少なく [高知]県内市町村図書館 県立の支援で改善目指す 
 汚名返上 郡部に新図書館も(高知7/22)

○オーテピア開館 高知市中心街 静かに高揚 [オーテピア高知声と点字の
 図書館,オーテピア高知図書館など](高知7/24夕)

○[高知]県[立]大[学]蔵書3万8000冊焼却 古い郷土本,絶版本多数 新図書
 館の狭さ理由 ズーム 永国寺キャンパスの図書館(高知8/17)

○本焼却の[高知]県[立]大[学]対応ちぐはぐ 古本募金で図書費集め 先月導
 入現在1.5万円 図書館運営責任者一問一答 「本を有効活用」「お金の用
 意は大変」(高知8/18)

○〔西発見〕大学ネーミングライツ/命名権 明暗 鹿児島大[学] ドアや壁
 にパネル 5社と契約 九[州]大[学]図書館・佐賀大[学]美術館 応募・問
 い合わせゼロ 「産学連携事業関連づけては」(朝日<西部本社>9/16)

○箱崎[キャンパス]中央図書館が閉館 九[州]大[学] 壁に惜別のメッセージ
 (西日本<福岡>8/1)

○〔近代百五十年〕寄稿 福岡県立大[学]准教授 岡本雅享 明治~大正の15
 年間 福岡の近代図書館の礎となる 「福岡図書館」に光当てる 出雲大社
 の分院が開設 蔵書は[福岡]県立[図書館]と九[州]大[学]の図書館に 近代
 の図書館 民間運動,教育目的で拡大 (西日本8/10)

○前図書館長 雇い止め提訴へ 福岡[県]・福智町に復職求める 非正規職員
 6割超 専門性に処遇伴わず(西日本8/12)

○62冊重さ42キロ 消えた[松本]清張全集 北九州市立中央図書館が盗難被害
  (西日本9/16)

○九[州]大[学]図書館で内覧会(西日本9/22)

○〔次代への贈り物〕19 子ども図書館 夢の種まき 私財投じ開設22年 牟
 田昭一郎さん(86) 毎週,読み聞かせ [「すぎの子文庫」] (熊本日日8/7)

○こども図書館来館30万人 武雄市 [佐賀県]有田[町]の家族に記念品(佐賀8/25)

○武雄市図書館赤字209万円 5年連続マイナス 額は減少続く(佐賀9/13)

○武雄市図書館の違法支出認めず 佐賀地[方]裁[判所]判決(西日本9/29)

○[長崎]県立図書館移転 有識者から懸念相次ぐ 長崎で協議会(長崎8/21)

○名称は「愛の夢未来センター」 雲仙[市]・愛野[町]に建設中の複合施設
  [図書館など] (長崎8/29)

○〔挑戦してみMASTER/マスター〕 飽きさせない棚づくり 合志マンガミュー
 ジアムスタッフ 合志支局・宮崎あずさ支局長 在庫確認 つい気が散る… 
 紛失ゼロ 入れ替え 至難の業 師匠ひと言 スタッフの池田明美さん 作
 家や歴史知って (熊本日日8/14)

○避難所掲示の貼り紙,メモ,写真… [熊本県]益城町 「震災文庫」デジタ
 ル化 (西日本<熊本>9/12)

○来館者50万人突破 豊後高田市立図書館 (大分合同8/21)

○〔ひと〕 イクメンたちが集う場に 開館から約5年半で来館者50万人を突
 破した豊後高田市立図書館長 金谷精司さん(39)(大分合同9/25)

○[大分県立]芸[術]文[化]短[期]大[学]の新図書館開館 県産スギの温かさ
 (大分合同9/26)

○都城市立図書館 来館50万人突破 年度内に100万人達成(南日本9/8)

○南九州市を17年巡回,昨年引退 図書館車[ゆめさと号],南ア[フリカ共和国]
 で再出発 児童「たくさん本届けて」(南日本9/7)

○中国書籍の充実目指す [沖縄]県立図書館 上海図書館と友好協定
 (琉球新報7/14)

○那覇市交通拠点へ移転 沖縄県立図書館 12月開館予定(日本教育<九州>8/27)

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◆集会等のお知らせ
○イブニングセミナー(関東地区)開催
 日程:平成30年11月28日(水)18:00~20:00 
 場所:中央区立ハイテクセンター パソコン研修室
 内容:鈴木敦氏(中央大学図書館)「『専門図書館員のための法情報の調べ
  方』No.4「リーガル・リサーチ」~法情報レファレンスを想定して~」
 定員:20名(申込み先着順)
 参加費:会員 無料、非会員 3,000円、学生 1,000円
 詳細・申込方法:https://jsla.or.jp/evening-seminar-20181128/

○中部図書館情報学会「2018年度研究発表会」
 日時:2018年12月08日(土)午後1時半から午後4時半
 会場:椙山女学園大学星が丘キャンパス文化情報学部メディア棟1階128教室
  申込方法:前日までに下記のアドレスへ事前にお申込みください。
  chuublils★gmail.com 当日の直接参加も可能。
 参加費:無料  懇親会(会費3500円程度 必ず事前申込みください)。
 内容:「読書相談質問の類型化の試み:『本の雑誌』における読書相談を手が
  かりに」福永智子氏(椙山女学園大学教授)、「学校図書館職員の現状と問
  題点」高橋恵美子氏(法政大学兼任講師)、「昭和初期の長野県下伊那地方
  における青年会の図書館-鼎村の事例を中心に-」細井岳登氏(愛知大学非
  常勤講師)、「読書のもつチカラ ~ラオス サワンナケート県図書館の支援
  を通して~」児玉陽子氏(名古屋市千種図書館司書)
 詳細HP:https://sites.google.com/site/chuubutoshokanjouhougakkai/gyouji-no-oshirase

○講演会「21世紀の文学史とは ―日仏の翻訳事情から―」
 主催:日仏図書館情報学会
 日時:2018年12月22日(土) 16:00~18:00 
 会場:日仏会館601号室
 講師:坂井セシル氏(日仏会館・フランス国立日本研究所所長、パリ・ディ
  ドロ大学教授) 今世紀に入り、デジタル技術の影響を受け、文化全般、
  とりわけ文学・歴史分野の知識の構図が揺らいできているなか、どのよう
  に、これまでに蓄積された業績を継承し新しい世代に伝えていくか。21世
  紀の文学史と日仏翻訳を例にとりお話いただく(講演:日本語)。
 参加自由、無料、要申込み(定員50名、先着順)
 名前、所属を明記の上、下記あてメールでお申込みください。
  日仏図書館情報学会事務局 : sfjbibdoc★yahoo.co.jp
 講演会パンフレット(転送自由):
  http://sfjbd.sakura.ne.jp/03_main/sub/pdf/sakai.pdf

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◆求人情報
○国立音楽大学附属図書館 嘱託職員の募集:1名
 応募締切日:平成30年11月22日(木)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

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