南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2006/04/12

第299号

======================================================<2006/4/12発信> 
             JLAメールマガジン  第299号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2006 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○船橋市西図書館蔵書廃棄事件裁判、判決が確定
 船橋市西図書館で「新しい歴史教科書をつくる会」の会員らの著書が集中的
 に除籍・廃棄されたため、著者らが損害賠償を求めていた裁判で、4月7日最
 高裁判所第二小法廷は、原告の再上告を棄却する判決を出した。
 昨年7月の最高裁判決において、公立図書館の職員による独断的な蔵書の廃棄
 は国家賠償法上違法との判決が示され、東京高裁における差し戻し控訴審で
 船橋市は一人あたり3000円を支払うよう命じられたが、賠償額が過小である
 として原告側が再上告していたものである。
 これにより、市に1人あたり3000円の支払いを命じた東京高等裁判所の差し
 戻し控訴審判決が確定した。
 2003年9月9日 東京地方裁判所 判決
 http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/DD06547C7E66194949256DAC0034BA26.pdf
 2005年7月14日 最高裁判所第一小法廷 上告審判決
 http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/48290A535247099649257124002699E9.pdf
 船橋市西図書館蔵書廃棄事件裁判の最高裁判決にあたって(日本図書館協会声明)
 http://www.jla.or.jp/kenkai/funabashi.pdf
 2005年11月24日 東京高等裁判所 差し戻し控訴審判決
 http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/D9D8E1AF36573AB6492570ED000D6D06.pdf
(現在までのところ、http://www.courts.go.jp/内の裁判例情報では、最高裁
 再上告審判決文は公開されていない。)

○文部科学省・これからの図書館の在り方検討協力者会議報告公表
 4月5日文部科学省の「これからの図書館の在り方検討協力者会議」の報告書
 「これからの図書館像―地域を支える情報拠点をめざして―(報告)」が公
 表された。2004年の協力者会議設置以降、11回の会議を重ねて、作成された
 ものである。報告書では、「調査研究の支援やレファレンスサービス(資料
 の利用相談)、時事情報の提供等を充実することによって、「地域や住民に
 とって役に立つ図書館」となり、地域の発展に欠かせない施設として存在意
 義を明確にすることが必要」であるとして積極的な取組みの提案をしている。
 冒頭では、地方公共団体、図書館職員、地域住民、各種団体や機関等に対し
 て、図書館の認識を新たにしそれぞれの立場から図書館の発展を図るよう要
 請する呼びかけをし、また最後に国、都道府県や国立国会図書館の役割にも
 言及している。
 データなどの参考資料も付されている。冊子の報告書には事例集も付される
 予定となっている。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/04/06032701.htm

○「週刊東洋経済」で図書館データを紹介
 「週刊東洋経済」の巻末に連載されている「データ&ランキング」では、4月
 8日号(4月3日発売)で「1000人当たりの図書館蔵書数が多い県」として「日本
 の図書館2005」のデータをもとに、蔵書数が多い順に47都道府県をランキン
 グし、参考データとして世帯当たりの「書籍等購入額」「映画等入場料」を
 付している。トップは滋賀県の5608冊であり、時事通信社(社団法人中央調査
 社)の調査も紹介し、「地方のほうが満足度も蔵書数も高い公立図書館」と評
 価している。
 「週刊東洋経済」4月8日号目次
 http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2006/0408/index.html
 図書館に関する世論調査
 http://www.crs.or.jp/57821.htm

○JST「情報管理」のコンテンツを無料公開
 独立行政法人科学技術振興機構(JST)は4月1日から、同機構が発行している
 雑誌「情報管理」の全記事本文と抄録をインターネット上に公開した。号ご
 との目次、ジャンル別・特定テーマ別索引の他、簡易・詳細検索が可能であ
 り、最新号の新着をメールで知らせる資料アラートサービスも利用できる。
 情報管理Web:http://johokanri.jp/index.html

○日本科学未来館で「Journal★rchiveで昔の論文を見てみよう」開催
 独立行政法人科学技術振興機構(JST)では、3月27日より過去の学術雑誌を電
 子化し、インターネットで公開するという新しい試みを開始した。これを記
 念して、日本科学未来館(江東区青海)サイエンスライブラリーにおいて上
 記イベントを開催している。ここでは、電子化する前のオリジナルの雑誌も
 あわせて展示しており、明治期からの貴重な雑誌を見ることができる。
 開催期間 : 2006年 4月6日(木)~5月 8日(月)
 開催場所 : 日本科学未来館 3階サイエンスライブラリー
 参加費  : 無料(サイエンスライブラリーのみの利用は無料、展示は有料)
 主催者名 : 独立行政法人科学技術振興機構 電子アーカイブ事業
 Journal★rchive公開サイト:http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/ 
 日本科学未来館:http://www.miraikan.jst.go.jp/j/event/2006/0508_other_01.html

○図書館における住基カード活用について調査
 総務省の「住民基本台帳カードの利活用手法等に関する検討会」の検討結果
 報告書で図書館での活用を紹介している(メールマガジン第295号既報)が、
 図書館の自由委員会は、ここで紹介されている22市町の図書館宛に、その
 利用方法について問合せる調査を始めた。先に協会が調査した結果では、住
 基カードの空き領域に利用者IDを書き込む例は無く、バーコードを貼付する
 ものであった。
 検討会報告書:http://www.soumu.go.jp/menu_03/shingi_kenkyu/kenkyu/daityo_card_rikatu/pdf/060224_1_01.pdf

○国立国会図書館、複製物写り込みガイドラインを運用
 国立国会図書館資料提供部長から協会宛に、「複製物写り込みに関するガイ
 ドライン」を同館においても4月1日から運用する旨の連絡があった。同ガイ
 ドラインは権利者を交えた「図書館における著作物の利用に関する当事者協
 議会」での検討を経て、図書館関係団体がまとめ実施に移したものである。
 複製物写り込みガイドライン:http://www.jla.or.jp/fukusya/index.html

○青年海外協力隊 平成18年度春の募集
  今回は下記のとおり司書2名の募集が行われている。
 国名:ネパール(教育スポーツ省 ネパール国立図書館),タンザニア(教育
  文化省 タンザニア司書学校)
 資格条件:司書,実務経験(タンザニアは2年以上)
  募集期間:平成18年4月1日(土)~5月10日(水)必着
 詳細HP:http://www.jica.go.jp/activities/jocv/index.html

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◆新聞記事より(地域版含む)
○指定管理者 せきやど図書館など14施設 野田市、4月から導入(東京2/12)

○大学図書館の日曜開館を要請 [総務省九州管区行政評価局が付属図書館を
 日曜休館している九州の4つの国立大学に開館を要請](西日本3/9)

○富山市の図書館 システムを統合 旧市町村でバラバラ 2年かけネット構
 築(朝日3/15)

○長野の市立図書館 祝日が原則開館に(信濃毎日3/15)

○古書店でお宝発掘 [富山]県立図書館 県外へ司書派遣 県関係の資料 続々
 (北日本3/15夕)

○静岡市議会企業教育委 図書館への指定管理者 試験導入 「協議会と話し合
 いで」 是非めぐり議論集中(静岡3/16)

○学校事務職[と図書館司書]を臨時に 浦添市 経費削減で来月から(沖縄タ
 イムス3/16)

○財政難にあえぐ[秋田]県立図書館 購入費は年々減少 サービス低下に危機
  感(秋田魁3/17)

○他登録者アドレス表示のまま 武生図書館が誤送信 152人被害、メールで
  謝罪(福井3/18)

○長崎市立図書館 十八銀が強調融資 PFI方式は公共施設で初 運営会社と
  契約(長崎3/18)

○[鹿児島]市立図書館19時まで 来月から平日 公民館図書室も(南日本3/18) 

○指定管理制度検討を 県外部監査人 文化施設[県立山口図書館など5施設]
 の効率化提言(中国3/21)
 
○絵本10冊以上の園児家庭9割 毎日の一斉読書「全小中学校で」 読書推進
 に数値目標 [沖縄]教委 5年計画(沖縄タイムス3/21)

○公立図書館 生き残りへ特色づくり 利用価値向上狙う 起業相談や情報提
 供も(宮崎日日3/22)

○多摩地区の公立図書館 民間委託 23区より 少なく 経費より専門性重視
 (読売3/22)

○下関市社会教育複合施設 「公設民営」に方式変更 5月末に一般競争公告
 24日に説明会(日刊建設工業3/23)

○「音訳」効率化へ ボランティアら全国ネット計画(東京3/23夕)

○紅茶と読書で優雅な時間を 多摩 八王子の佐藤さん「ライブラリーカフェ」
 司書経験生かし開店(読売3/25)

*<前号(第298号)本欄の訂正>
 一部数字が欠落したまま送信しました。お詫びして訂正いたします。
○デジタル図書館…まず19ヵ国の万点→まず19ヵ国の1万点(日経3/13夕)

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◆集会等のお知らせ
○平成18年度「子ども読書の日」記念 子どもの読書活動推進フォーラム
 主催:文部科学省
 日時:2006年4月23日(日)13:00-17:00
 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
 内容:式典(文部科学大臣表彰等),講演「絵本は人生の心の友」柳田邦男氏
 (ノンフィクション作家),子どもの読書活動推進実践事例報告
 定員:500名(先着順)・入場無料(要申込)
 申込方法:参加人数,代表者の住所,氏名,TELを明記し,葉書かFAXで下記宛に申込
 申込・問合先:子どもの読書推進会議事務局(〒162-0828 東京都新宿区袋町6
  読書推進運動協議会内 フォーラム係 TEL.03-3260-6833 FAX.03-5229-1560)

○第15回大学図書館問題研究会オープンカレッジ
 「半歩先ゆくリポジトリ-もう一つのIR-」
 日時:2006年6月10日(土)14:00-17:00(終了後懇親会を予定)
 会場:東京大学理学部小柴ホール(本郷キャンパス理学部1号館)
 講師:阿蘓品治夫氏(国立情報学研究所)荘司雅之氏(早稲田大学図書館)
  入江伸氏(慶應義塾大学)
 参加費:会員・学生1000円/非会員1500円
 申込方法:名前,所属,会員非会員の別をdoc-entry★daitoken.comあてに連絡

○第26回2006年度児童図書館員養成講座
 主催:日本図書館協会 後援:全国公共図書館協議会、(社)全国学校図書館協議会
 期日:6月26日(月)~7月1日(土) 9月25日(月)~10月4日(水)
 会場:日本図書館協会会館 他
 募集人員:20名
 参加費:35000円
 申込締切:4月30日(消印有効)
 講義内容、詳細は『図書館雑誌』4月号に同封の「募集要項」または
  http://www.jla.or.jp/jlaevent.html#jidoを参照。
 
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◆求人情報
○島根県立大学メディアセンター 司書(嘱託職員):1名
 応募締切:2006年4月14日(金)必着

○二松學舍大学附属図書館 補助職員:若干名
 応募締切:2006年4月17日(月)必着

○さいたま市立北浦和図書館 臨時職員:1名
 応募締切:2006年4月20日(木)

○日本建築学会・図書館 臨時職員(パートタイマー):1名
 応募締切:2006年4月21日(金)必着

○国立新美術館設立準備室 事務補佐員:若干名
 応募締切:2006年4月21日(金)必着

○武蔵野美術大学美術資料図書館 嘱託職員:1名
 応募締切:2006年4月25日(火)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm

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◆JLAからのお知らせ
○2006年度中堅職員ステップアップ(2)研修申込受付中!!
 詳細は『図書館雑誌』3月号および当協会ホームページをご覧ください。
 締切を4月14日(金)まで延長いたしました。
 http://www.jla.or.jp/kenshu/stepup2006-2.html
 問合先:研修担当(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 kenshu★jla.or.jp)

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841