南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2006/04/19

第300号

======================================================<2006/4/19発信> 
             JLAメールマガジン  第300号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2006 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』4月号のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○政府、子どもの読書活動推進計画の改定に着手
 文部科学省は2002年8月に閣議決定された「子どもの読書活動の推進に関す
 る基本的な計画」の改定に着手することを決め、このほど日本図書館協会に
 意見提出の依頼があった。この計画は5年を目処とする計画であり、本年度
 がその最終年度となる。このため今後どうするのか関心が寄せられていた。
 都道府県の計画はやっとすべて出揃うことになったが、文部科学省調査でも
 市町村段階では4割近いところでは「計画策定の予定がない」との結果となっ
 ている。また策定された計画も読書環境整備とは異なり、読書を督励するも
 のも少なくない。子どもの読書活動推進法に加えて昨年は、文字・活字文化
 振興法が公布され、読書や文字・活字文化の振興に果たす政府や地方公共団
 体の役割をいっそう強調している。これに応える政府の具体的な施策が求め
 られる。
 意見提出依頼では、子どもの読書活動の実態についての認識、日図協として
 取組みの内容と効果、今後の課題、計画改定への意見要望、公共図書館に期
 待することなどを記すことを求めている。
 なおこの意見提出依頼は、基本計画策定の際ヒアリングに協力した経緯を踏
 まえて聞くものとされており、5月8日までに提出することを求めている。日
 図協としては、関係部会、委員会を中心に意見をまとめ提出する予定である。

 ○国立情報学研究所「NIIアクションプラン」を公表
 国立情報学研究所は、4月12日「目録所在情報サービスを対象とする講習会
 等に関する検討ワーキング・グループ中間報告書」と「NACSIS-CATレコード
 調整方式検討ワーキング・グループ報告書」を公開した。これは、平成17年
 10月に作成された「書誌ユーティリティ課題検討プロジェクト最終報告」に
 指摘された課題を解決するために策定された、NIIアクションプランの一環
 である。
 「書誌ユーティリティ課題検討プロジェクト最終報告」には、書誌ユーティ
 リティの根幹をなす総合目録のデータベースの品質劣化や参加館間の負担・
 責任の不公平感の存在などが指摘されていた。「目録所在情報サービスを対
 象とする講習会等に関する検討W・G中間報告書」では、現行のCAT/ILLの講
 習会・研修の内容と実施方法を見直し・強化するとともに、データ作成者
 (外注業者等も含む)に対して資格・認定を与えて品質を維持する制度の検
 討が提言されている。「NACSIS-CATレコード調整方式検討W・G報告書」では、
 現行のNACSIS-CAT図書レコード調整方式を見直し、新しいレコード調整方式
 が提案されている。
 http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/contents/ncat_info_kadaiPT.html

○司書の海外研修を実施します
 日本図書館協会ではアリゾナ州図書館協会と交換研修プログラムを行ってい
 ます。本年度も交換研修プログラムを実施します。2006年秋(3週間程度)
 に1名派遣の予定。6月15日締切。応募要項は下記をご覧ください。 
 http://www.jla.or.jp/kokusai/horner_boshu.html

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◆新聞記事より(地域版含む)
○休館日返上を検討 富山市立図書館(北日本3/25)

○高額事典 盗難続発 図書館の死角 播磨8市6町491冊1000万円 "穴"ふさ
 ぎ偽装(毎日<大阪>3/25夕)

○石巻市図書館で古書整理進む 市民の文化遺産に光 和漢書7000冊調査 学
 校司書ら6年がかり 近く目録完成(河北新報3/27)

○先人の論文 ネット公開 湯川秀樹、朝永振一郎… 科学技術振興機構 明治
 以降の3万本対象に(毎日3/27夕)

○思春期向けヒント本やCD 中高生コーナー設置 4月から[広島]県立図書館
 (中国3/28)

○変わる学校図書館 保護者・地域巻き込み「読み聞かせ」… 寝そべって読
 む場所/蔵書データベース化(朝日<広島>3/28)

○図書館同士の連携へ調印 塩尻市と信[州]大付属図書館(信濃毎日3/29)

○久留米市・中央図書館 利便性をアップ 開館日増、時間も延長 来月から
 司書増やし宅配も検討(西日本3/29)

○[愛媛]県立図書館 96雑誌の購入中止 来月から 資料費削減響く 利用者
 からは不満の声(愛媛3/30)

○(論説)図書館の貸し出し制限 「量から質へ」の契機に [佐賀市立図書
 館が貸出冊数無制限から変更](佐賀3/30)

○いわて県民情報交流センター 県立図書館核の複合施設 来月1日、待望の
 オープン 盛岡(岩手日日3/30)

○[神奈川]県立図書館と神[奈川]大、鶴見大 蔵書の相互閲覧開始 4月から(
 神奈川3/30)

○地域公共ネット 図書館の蔵書検索、予約 8割の自治体で導入 北陸通信
 局電子申請少なく(北国3/30)

○ハイテク図書館に変身 福岡市総合図書館、来年から 検索機能向上 自動
 貸し出し メール通知 団塊世代リタイア 利用者増にらむ(日経<福岡>4/1)

○「児童ポルノ」閲覧禁止開始 国会図書館(4/1夕)

○図書館でも名簿"自粛" 個人情報保護法1年 流出懸念、過度の保護 法規
 制の対象外「権利妨げ」の声も(中日4/1夕)

○ネットでますます便利に 道立図書館 借りたい本を検索・予約 蔵書の宅
 配 本格化(北海道4/3)

○明治期の所蔵書75%ネット公開 きょうから国会図書館 日本初の西洋料理
 本や川上音二郎貞奴漫遊記など(京都4/4)

○(支える東京ボランティア奮闘記) 市民グループ「健康情報棚プロジェク
 ト」集めた闘病記 図書館に寄贈 「患者の心共有したい」(毎日4/5)

○区民の利用受け入れ 今月から明大生田図書館 [川崎市]多摩区(神奈川4/5)

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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会 九州ブロックセミナー
 日時:2006年5月22日(月)10:30-15:30
 会場:大野城まどかぴあ 小ホール
 テーマ:現代社会において公立図書館の果たすべき役割は何か
 講師:糸賀雅児氏(慶應義塾大学)山口源治郎氏(東京学芸大学)
 対象:図書館職員および一般 参加費:無料
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/block/2006/kyushu.html
 申込・問合先:伊東達也(春日市役所健康福祉部こども未来課
  TEL.092-584-1126 E-mail:t-ito0322★u01.gate01.com)

○平成18年度図書館司書専門講座
 主催:文部科学省,国立教育政策研究所
 期日:2006年6月12日(月)~23日(金)(12日間)
 会場:主会場 国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
 対象:都道府県・指定都市教育委員会が推薦する次の者 1)図書館に勤務する
  司書で勤務経験が概ね7年以上で指導的立場にある者 2)主催者が特に認めた者
 定員:50名 申込締切:5月12日(金)
 詳細HP:http://www.nier.go.jp/jissen/youkou/h18youkou/h18youkou-top.htm
 問合先:国立教育政策研究所社会教育実践研究センター普及・調査係
 (TEL.03-3823-8420)
  
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◆『図書館雑誌』4月号(60ページ・定価980円)のお知らせ
○特集「科学技術情報の利用と図書館」
 ・科学技術情報に人々をつなぎとめるために
  -神奈川県立川崎図書館の取り組みから(森谷芳浩)
 ・国立国会図書館における科学技術分野のレファレンス・サービス
   (宮代信子)
 ・すべての子どもに科学のおもしろさを!
  -科学の魅力を伝える司書のいる図書館(市川美代子)   
 ・科学技術振興機構(JST)が提供する多岐にわたる科学技術情報
   (独立行政法人科学技術振興機構情報事業本部)
 ・学術情報センターにおける情報提供と、公共図書館との連携について
  -地域、組織を超えたポータルサイト構築に向けて(田中法子) 
 ・市民への科学技術情報の提供-都市部の私立理工系大学図書館を中心に
   (石川敬史・島美代子)
 
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◆求人情報
○上智大学図書館 臨時職員:1名
 応募締切:2006年4月25日(火)

○(財)アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)臨時職員:1名
 応募締切:2006年4月26日(水)必着

○東京工業大学附属図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2006年5月12日(金)必着

○豊田工業大学 専任事務職員:若干名
 応募締切:2006年5月31日(水)必着
 http://www.toyota-ti.ac.jp

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm

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◆JLAからのお知らせ
○日本図書館協会の近刊
 図書館職員採用試験問題集・解説-「旧・国家公務員2種図書館学」に学ぶ
  日本図書館協会編 B5判 166p 定価1575円(税込) ISBN4-8204-0600-0 
 4月26日刊予定! 最寄の書店にご注文ください。
 お問い合わせは出版販売係へどうぞ。ご注文もお受けします。
 Tel 03-3523-0812 E-mail: hanbai★jla.or.jp
 長らくお待たせしていた試験問題集解説が、ようやく刊行されます。平成15
 年度に実施された国家公務員Ⅱ種試験「図書館学」の専門試験問題(多枝選
 択式・記述式)に、学習に役立つ解説を付し、あわせて平成13年度・14年度
 の試験問題も収録、解答を別刷でつけています。
 
○『図書館雑誌』4月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は
 郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

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★JLAメールマガジン第300号にあたって
ご覧のとおり、本号で「JLAメールマガジン」は300号を迎えました。まずは喜
びあいたいと思います。またご支援、ご協力をいただいた方々に改めて感謝申
し上げます。忙しい業務のなかで、欠号も出さず、毎週編集作業をしているス
タッフもねぎらいたいと思います。
「継続は力」と言いますが、毎週、毎週「ネタ」を探して記事にする作業は本
音のところを申し上げると大変です。配信日である水曜日の朝までに記事がま
とまらないと困る事態となります。なかなか「力」となった、という感じはし
ませんが、メルマガの記事が引用された文章や「JLAのメルマガにあった」な
どという会話に接すると、少しうれしくなります。
多くの方々のご協力を得て、さらに継続させていきたいと思います。ご支援を
よろしくお願いします。       (日本図書館協会事務局長 松岡要)

 

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