南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2006/06/28

第309号

=======================================================<2006/6/28発信> 
             JLAメールマガジン  第309号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2006 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○衆議院で公立図書館、国立国会図書館に関する質疑が行われる
 6月6日、衆議院決算行政監視委員会第一分科会において、図書館の問題につ
 いて質疑が行われた。質問者は民主党逢坂誠二議員で、中馬弘毅大臣(内閣
 府特命担当(規制改革)、行政改革担当、構造改革特区・地域再生担当)と
 中田徹政府参考人(文部科学省大臣官房審議官)との間で行われた。
 中馬行革担当大臣から、運営の効率化や利便性の向上への努力を前提としつ
 つも「図書館は地域や国の宝であり、これを守り充実していくことは社会的
 な務め。基本的には公共サービスとして、自治体や国が運営の基本を決め、
 監督する義務がある。図書館を活用し、地域社会や国の発展につなげていく
 必要がある。」という発言があった。
 逢坂議員の「民主主義を考える上で大事なポイントは、情報がきちんとして
 いること。もう一つは、先人が残してきたさまざまな知恵、知識が集積され
 ていて、それらに国民が簡便にアクセスしていけることと思う。大変厳しい
 財政状況が続いているため、全国の公立図書館でも随分とコスト削減が行わ
 れるようになっているが、広く一般の図書館における行政の効率性をどう考
 えるか。」という質問に対して、中馬大臣からは一定の行政改革、効率化を
 前提としながらも「一般的には、図書館、これはやはりその地域社会なりま
 た国の大きな財産だと私は思うんですね。これをどう利用していくか、また
 これをちゃんと守っていくか、充実していくかということは、これは大きな
 社会的な務めだと私は思います。」と言う答弁がなされた。
 また、「一般の図書館は市場原理に合致する、民間企業がやればうまくいく
 考えているか。」と言う質問に対しては、「少し違うと思いますね。やはり
 公共のサービスではありましょう。ただ、それを民間に任せたらより効率が
 よくなるという面もあるのかもしれませんが、私は、基本的には公共サービ
 スとして、やはり一つの地域社会の自治体が、あるいはまた国が、ある程度
 しっかりとした運営の基本的なことは決めたり、あるいはそれを監督する義
 務はあるんじゃないかと思います。」との答弁があった。
 これは、各地での図書館運営形態の検討に際しての指針ともなる内容と思わ
 れる。質疑はこれ以降、国立国会図書館の運営のあり方、アメリカ議会図書
 館との比較、公立図書館の資料費削減問題、図書館の評価などについて質疑
 が行われ、最後に中馬大臣の「(図書館は)それぞれの地域社会やまた国が
 持っている大きな宝でもございます、これを、利便性を高めながら、そして
 本当にこれを活用しながら、それぞれの社会やまた日本の国の大きな発展に
 もつなげていく必要がある、そのための体制をこれからも私ども心がけてい
 く所存でございます。」との発言で締めくくられている。
 衆議院会議録議事情報
 http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kaigiroku.htm
 決算行政監視委員会>決算行政監視委員会第一分科会>平成18年6月6日第2号
 の先頭から40%ほど進行したところ。休憩後、午後一時十六分開議より。
 (動画)衆議院インターネット審議中継
 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm?ex=HM
 ビデオライブラリカレンダー検索により「6月6日」を選択>検索結果から
 「決算行政監視委員会第一分科会」を選択>発言者一覧から「逢坂誠二」
 議員を選択

○JPO、電子タグ実証実験に応募
 日本出版インフラセンターは6月23日総会を開き、昨年度の活動報告、決算、
 および今年度の活動計画、予算を承認した。そのなかで、昨年度日本レコー
 ド協会と共同して行った出版タグの実証実験について「エネルギー使用合理
 化電子タグシステム開発調査事業(メディアコンテンツ業界における電子タ
 グ実証実験)報告書」として提出され、今後の課題について明らかにされた。
 昨年度はCD、DVDなどにタグ実装の検証、消費者のプライバシー保護、響タグ
 の性能確認、店頭における書籍を含むマルチコンテンツ処理の開発、携帯電
 話の活用などをテーマに行った。今年度はこれら実験の結果を踏まえて、経
 済産業省の「電子タグを活用した流通・物流の効率化実証実験」に応募する
 ことが確認された。
 「エネルギー使用合理化電子タグシステム開発調査事業報告書」には、日本
 図書館協会が提案したデータフォーマットについて、国際標準化への貢献と
 して紹介されている。

○国立国会図書館、Current Awareness Portalを本格運用開始
 国立国会図書館は6月20日、これまで試験公開してきたCurrent Awareness
  Portal(『図書館雑誌』6月号および本メールマガジン第298号)の本格運
 用を開始した。
 http://www.dap.ndl.go.jp/ca/
 
○学校図書館部会、携帯電話版ホームページを開設
 日本図書館協会学校図書館部会は携帯電話版ホームページ"JLASchool.mobile"
 を6月11日に開設した。携帯電話版では部会の今後の予定や過去の写真、学
 校図書館に関するニュースを携帯電話でも快適に見られるように設計されて
 いる。アクセスするには、携帯電話で「mob★jlaschool.net」へ空メールを
 送信すると、アクセス方法が記載されたメールが返信される。

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◆新聞記事より(地域版含む)
○宇都宮市立図書館 7月に開館25周年 医療情報 充実します 専門性高い本
 に重点(朝日<栃木>5/10)

○青森市発行 乳児図書館カード好評 4ヵ月検診時 母親の8割申し込み 
 読書好きの子に育って(河北新報5/15)

○映画上映できる施設を 図書館には経験豊かな司書必要 [下関市の複合施設
 に関する]市民討論会(山口5/16)

○公立図書館 蔵書の被害深刻化 紛失や破損 ICタグなど防止に苦慮
 (読売<横浜>5/24)

○読み聞かせ2・3歳児 瞳キラキラ 全国でも珍しく 定員上回る人気 県立山
 口図書館(朝日6/7)

○[長崎]県立図書館 「在り方懇話会」初会合 役割と今後の運営検討
 (長崎6/7)

○[栃木]県立図書館 図書購入費が全国下位 教育長「自慢できない」
 (下野6/7)

○手続き簡単 本を身近に 釜石市立図書館 貸出冊数が28%増加 平均値な
 お低くPRへ(岩手日報6/9)

○図書館からビジネスチャンス 仙台 起業や転職、スキルアップ… 支援
 コーナー開設続々(河北新報6/10夕)

○[岩手]県立図書館 好スタート 全面開館から1カ月 入場者2倍、貸出数2.9
 倍 時間延長や蔵書充実 「駐車場不便」の声も(岩手日報6/15夕)

○(芸文余話) 地域の資料 図書館も注目(日経6/17夕)

○花巻市立4図書館 昨年度貸し出し実績 総冊数51万7181冊 貸出冊数 4館
 とも前年増 登録者数 文学小説が人気 ベストリーダ 相互利用が可能に 
 合併後(岩手日日6/18)

○図書館 広がる月曜開館 開館日数・時間も拡大傾向(読売6/19)

○本が買えない 地域の図書館 県立への「貸借」依頼増加 自治体の懐事情
 反映 購入費3分の2に減少し(毎日<福島>6/20)

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◆集会等のお知らせ
○日本図書館協会・四国ブロックの集い(四国の図書館を熱くしよう! in 高知)
 テーマ:自治のデザイン・まちのデザインと図書館の可能性
 主催:日本図書館協会,高知県図書館協会,高知県教育委員会
 日時:2006年7月31日(月)13:00-17:00
 会場:ラ・ヴィータ8階ホール
 内容:基調講演-常世田良氏(日図協事務局次長),パネルディスカッション-
  橋本大二郎氏(高知県知事)山岡美和氏(高知まちづくりネットワーク),
  中平公哉氏(子育てネットワーク「マパはあと高知」),丸地真人氏(高知
  県立図書館長)常世田良氏 コーディネーター-大野加惠氏(生活創造工房)
 定員:200名(予定) 詳細HP:http://www.kochinet.ed.jp/pref-lib/
 申込締切:7月10日(月)必着
 申込・問合先:日本図書館協会・四国ブロックの集い係り(〒780-0850
  高知市丸ノ内1-1-10 高知県立図書館 TEL.088-872-6307 FAX.088-872-6479)

○第36回日本図書館協会学校図書館部会夏季研究集会
 テーマ:学校図書館における読書推進活動2-読解力を高める-
 期日:2006年8月3日(木)~4日(金)
 会場:國學院大学(渋谷キャンパス)120周年記念1号館
 内容:「フィンランドの読書教育」北川達夫氏,「読書のコヒアランス」
  深谷優子氏,研究討議
 参加費:2500円(非会員4000円)/学生2000円(1日参加1000円)/報告集のみ1000円
 詳細HP:http://2006.jlaschool.info/ 申込締切:7月24日(月)
 問合先:大会事務局(國學院大学図書館学研究室 須永和之 TEL&FAX.03-5466-0260)

○IFLAソウル大会プレコンファレンス「アジアにおける資料保存」
 主催:国立国会図書館
 期日:2006年8月16日(水)~17日(木)
 会場:国立国会図書館東京本館 新館講堂
 内容:セッション1日目(8/16)「アジアにおける資料保存の諸問題」
  セッション2日目(8/17)「アジアにおける文書遺産のマイクロ化・電子化」
 詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preservation.html#01
 参加費:無料 定員:各セッション200名(先着順)
 申込・問合先:国立国会図書館収集部資料保存課(TEL.03-3506-3356(直通)
  FAX.03-3592-0783 E-mail:preconf★ndl.go.jp)

○第1回図書館協力者(音訳者)養成講座(スキルアップコース)
 主催:日本図書館協会 企画:障害者サービス委員会
 期日:2006年9月11日(月)~13日(水)9:30-17:00(初日は10:00開始)
 会場:日本図書館協会2階研修室
 対象:次の条件をすべて満たしている方(1)全日程参加できる(2)いずれ
  かで音訳者養成講座(初級・実施回数通算10回程度)を修了している(通信
  講座も可)(3)現在公共図書館で活動している(図書館に個人登録・グルー
  プで登録あるいは図書館に製作した録音資料を提供している等)(4)録音
  図書・雑誌の製作あるいは対面朗読の実績があり2年以上の活動経験がある
 定員:60名(先着順)
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/lsh/2006onyaku.html ※事前提出課題有
 参加費:15000円(資料代含) 申込期間:7月10日(月)~8月10日(木)
 申込・問合先:日本図書館協会障害者サービス委員会音訳者養成講座係
 (TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841)
 
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◆求人情報
○埼玉大学図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2006年7月5日(水)必着

○日本点字図書館 パートタイマー:2名
 応募締切:2006年7月10日(月)

○桐蔭学園図書館 専任職員:1名
 応募締切:2006年7月12日(水)必着

○横浜英和女学院中高図書館 司書(アルバイト):2名
 応募締切:2006年7月13日(木)

○日仏会館フランス事務所日仏会館図書室 職員(非常勤):1名
 応募締切:2006年7月13日(木)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
 
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◆JLAからのお知らせ
○JLA新刊
 レファレンス協同データベース事業データ作成・公開に関するガイドライン
 付レファレンス事例集 国立国会図書館関西館事業部編 2006.6 約170p 
 A4判 定価1680円 ISBN4-8204-0604-3
  
 ●JLA出版物のご案内:http://www.jla.or.jp/publish/bindex.html
 ●注文方法:http://www.jla.or.jp/publish/order.html
 ●FAX注文用紙(PDFファイル):http://www.jla.or.jp/publish/faxorder.pdf

○2006年度第1回施設会員配付資料:以下のとおり6月15日付で発送いたしました。
 お手元に届きましたら中身を必ずご確認ください。※図書館雑誌6月号と同封
 <A,B,C会員配付資料>
(1)現代の図書館 vol.44 no.1
(2)日本の参考図書 四季版 No.159
(3)ネットワーク資料保存 第80号
 このほかに全国図書館大会(岡山)の案内をお送りしております。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) 
===========================================================no.309 END=
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