南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2006/09/27

第322号

=======================================================<2006/9/27発信> 
             JLAメールマガジン  第322号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2006 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース 
○教育基本法改正についての意見表明相次ぐ
 教育基本法の改正問題が重要な政治課題となっているが、この夏行われた図
 書館関係団体の大会等でアピールや意見表明が相次いで行われた。
 学校図書館を考える全国連絡会第10回集会(6月11日)では、「アピール学校
 図書館に専任・専門・正規の職員を」のなかで、「教育基本法の改正案を廃
 案にし、政府と自治体が現行教育基本法の目的の実現につとめることを望み
 ます。」とアピールしている。「学校図書館の条件整備のため、「教育の目
 的を遂行するに必要な諸条件の整備確立」を目指す教育基本法第十条に基づ
 いて、国と自治体が責任を果たすことが求められているにもかかわらず、こ
 れらの課題がいまだ達成されていないばかりか、逆に教育基本法改正案は、
 国と自治体の条件整備義務を大幅に後退させるものとなっています。」と、
 その理由を述べている。
 図書館問題研究会第53回全国大会(7月11日)は「教育基本法改悪法案の廃案
 を求める決議」を採択。「現行法第2条(教育の方針)の削除、第7条(社会
 教育)の改悪、第10条(教育行政)の改悪により、また「改正」法案第3条
 (生涯学習)により、図書館の設置が教育の目的(現行法第1条)と切り離さ
 れ、権力による支配や介入を許し、愛国心などを教育の目標として「生涯に
 わたって」達成するための機関と位置づけられる。それは現行図書館法その
 ものの改編・改悪へとつながり、あらゆる市民に知的権利を保障するために
 資料・情報を提供し続ける「民主主義の砦」としての図書館にとって、重大
 な危機といわざるを得ない。」と述べている。
 図問研決議:http://www.jca.apc.org/tomonken/apeal20060711-2.html
 学校図書館問題研究会は9月15日、第22回全国大会の討議を踏まえて「教育基
 本法「改正」法案に反対し、子どもの「知る自由」の保障と学校図書館の条
 件整備を求めるアピール」を発表した。「現行法第十条にある「不当な支配
 に服することなく」の意味の変質により、国や地方行政が教育内容に不当に
 介入してくることも危惧されます。児童・生徒の「知る自由」「読む自由」
 にどのような影響を及ぼすのかが懸念されるところです。……「有害図書」
 指定基準の強化など、子どもの「知る自由」を制限しかねない状況も出てき
 ています。また現行法第十条2項で規定している国や自治体の条件整備義務
 が、「改正」法案では事実上免責されるような形になっています。……この
 「改正」によって、学校図書館の条件整備がさらに後退することを懸念しま
 す。」と、その理由を挙げている。
 学図研アピール:http://homepage3.nifty.com/gakutoken/kyoikuho.html

○国立国会図書館『旧帝国図書館建築100周年記念サイト』オープン
 本年は、1906年(明治39年)に旧帝国図書館が開館して100周年にあたる。
 国立国会図書館では、これを記念して『旧帝国図書館建築100周年記念サイ
 ト』を開設した。
 旧帝国図書館の建物は、戦後国立国会図書館設立後は支部上野図書館として
 利用された後、保存・改修工事を経て2000年からは国際子ども図書館として
 利用されている。『100周年記念サイト』では、写真資料、平明図、文書等
 の資料、年表、建築家の記録、受賞の記録等が掲載されている。また、関連
 行事として「旧帝国図書館建築100周年記念展示会」が9月26日~12月17日
 (国際子ども図書館会場)、12月21日~2007年2月20日(国立国会図書館東京
 本館会場)の日程で開催、「旧帝国図書館建築100周年記念セミナー」が9月
 30日に開催される(申込終了)。
 旧帝国図書館建築100周年記念サイト
 http://www.kodomo.go.jp/100th/
 旧帝国図書館建築100周年記念展示会 案内
 http://www.kodomo.go.jp/event/exb/bnum/tenji2006-03.html

○全国図書館大会(岡山大会)にご参加を ―参加申込受付中―
 大会開催まで1か月となりました。多くの図書館関係者が集う図書館大会に
 奮ってご参加ください。
 詳細と申込は下記の大会サイトをご覧ください。
 http://www.libnet.pref.okayama.jp/zenkokutaikai/index.htm
 『図書館雑誌』6月・9月号にもご案内を掲載しています。
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○届いた善意13万冊 町民待望の図書館 矢祭[町]に来年開館 予算不足を克
 服 図書館ゼロ [福島]県内自治体の65% 全国最低(読売<福島>8/30)

○読書感想文の募集中止 [愛媛]県立図書館 25年継続 市町村合併で予算確
 保困難(愛媛9/3)

○ネット予約情報消える 川崎市立図書館 領域増やし復旧(神奈川9/6)

○赤ちゃんに絵本を [横浜市]保土ヶ谷図書館がコーナー 手間解消へ148冊
 (神奈川9/6)
 http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/chiiki/hodogaya/index.html

○資料充実し 市町村と連携 [新潟]県立図書館 [魅力ある図書館]づくり検
 討会[座長・田村俊作慶応大教授] 報告書の骨子案提示(9/6)

○登録者9万人超す 年間利用 市民1人当たり4.7冊 05年度の山形市立図書
 館(山形9/7)

○図書館図書扱い コンビに1店増[所沢市立図書館のコンビニ図書取扱は昨
 年6月1日、2店でスタート、今年6月1日から5店を加え、計7店で展開。今年
 7月の7店の利用者数は2130人。貸し出し図書は3032冊。9月から計8店]
 (埼玉9/7)

○[大分]県[立]図書[館]子育て情報コーナー 利用者延べ1万人に 回転率、
 一般の本の5倍 絵本セットの宅配サービス 10冊まで貸し出し
 (大分合同9/7夕) http://library.pref.oita.jp/

○市民が書いた本を集め 「たま市民文庫」開設 [多摩]市立図書館に約100
 冊(毎日9/8)

○[栃木県]上三川町図書館と学校図書館連携 14万冊使利用しやすく データ
 ベース一元化 10月3日運用開始 配送システムも確立(下野9/13)

○公立の小中[学校] 貧しい蔵書 文科省「倍の額あれば」 予算の大半 更
 新費に(日経9/20)

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◆集会等のお知らせ
○全国公共図書館児童・青少年部門研究集会に参加を
 申込期日を10月12日(木)に延長しました。たくさんのご参加をお待ちして
 います。なお、第1分科会の一部、申込様式、申込先を変更しました。
 詳しくは次のホームページをご覧ください。
 http://www.library.pref.hokkaido.jp/contents/jidobumon.html
 開催日:10月19日(木)~20日(金)/開催地:北海道札幌市
 問合先:北海道立図書館(TEL.011-386-8521)

○第1回資料保存委員会セミナー「第72回IFLA大会資料保存関係会議の報告会」
 主催:日本図書館協会 企画:資料保存委員会
 日時:2006年10月10日(火)18:30-20:30
 会場:日本図書館協会2階研修室
 報告者:齋藤由紀子氏(国立国会図書館)小泉徹氏(立教大学図書館)
  安江明夫氏ほか
 内容:IFLAソウル大会の資料保存関係会議および国立国会図書館で行われた
  プレコンファレンスの報告会
 申込:不要 詳細HP:http://www.jla.or.jp/hozon/news.html

○第8回図書館利用教育実践セミナー
 主催:日本図書館協会 企画担当:図書館利用教育委員会
 テーマ:インターネット活用講座から公共図書館の利用教育を考える
 日時:2006年10月13日(金)19:00-21:00
 会場:日本図書館協会2階研修室
 講師:斎藤誠一氏(千葉経済大学短期大学部)
 参加(資料)費:会員500円/非会員1000円 締切:10月6日(金)
 定員:120名(先着順)詳細HP:http://www.jla.or.jp/cue/friday8.html
 申込・問合先:日本図書館協会事務局(E-mail:cue★jla.or.jp) 

○公開フォーラム「新しい図書館像とまちづくり~公共空間としての図書館の役割~」
 主催:熊本学園大学付属図書館
 日時:2006年10月21日(土)14:00-16:00
 会場:熊本学園大学付属図書館AVホール
 講師:山口源治郎氏(東京学芸大学教授) 入場無料
 詳細HP:http://www.kumagaku.ac.jp/cgi-bin/topics/detail.cgi?id=20060925095619
 申込・問合先:熊本学園大学付属図書館・東(TEL.096-371-8047
    FAX.096-362-5967 E-mail:soumu★lib.kumagaku.ac.jp)

○第54回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム
 テーマ:「読書」を研究する意義とそのアプローチ:今あらためて「読書」を問う
 日時:2006年10月22日(日)14:30-17:00
 会場:九州女子大学耕学館2階E-201教室
 パネリスト:有元秀文氏(国立教育政策研究所)鈴木佳苗氏(筑波大学)村中
  李衣氏(梅光学院大学)コメンテータ:小田光宏氏(青山学院大学) 司会:
  荻原幸子(専修大学 )*研究大会参加者以外の一般の方々にも無料で公開
  詳細HP:http://www.kwuc.ac.jp/ningenkagaku/bunka/jslis2006/index.html
 問合先:専修大学・荻原幸子(ogiwara★isc.senshu-u.ac.jp)
  第54回日本図書館情報学会研究大会事務局(九州女子大学人間科学部人間
  文化学科高橋研究室内 taikai2006jslis★kwuc.ac.jp)

○第2回資料保存委員会セミナー「図書館における保存管理者の役割」
 主催:日本図書館協会 企画:資料保存委員会
 日時:2006年11月21日(火)18:30-20:30
 会場:日本図書館協会2階研修室
 スピーカー:ロバータ・ピレット氏(イェール大学図書館保存部長)※通訳付
 内容:インタビュー形式で図書館における保存管理者の役割について話を伺う
 申込:不要 詳細HP:http://www.jla.or.jp/hozon/news.html

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◆求人情報
○二松學舍大学附属図書館 補助職員:若干名
 応募締切:2006年10月6日(金)必着

○湘南工科大学附属図書館 臨時職員:若干名
 応募締切:2006年10月14日(土)

○草加市立中央図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2006年10月16日(月)

○一橋大学附属図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2006年10月20日(金)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
  
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◆JLAからのお知らせ
○『図書館雑誌』9月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は
 郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

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