令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2007/02/28

第343号

======================================================<2007/2/28発信> 
             JLAメールマガジン  第343号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○「地教行法」改正の方向に関するパブリックコメント実施
 文部科学省は2月22日、「学校教育法の改正の方向について」「教育職員免
 許法等の改正の方向について」「地方教育行政の組織及び運営に関する法律
 の改正の方向について」以上3件に関して、2月28日を締切りとする意見募集
 を開始した。
 これは、中央教育審議会において検討している教育課題のうち、教育基本法
 改正、中央教育審議会答申及び教育再生会議第一次報告などを踏まえ、緊急
 の対応が必要とされる上記案件に関して今後の審議の参考とするための意見
 募集とされているが、その期間の短さなど性急な議論の進め方には疑問や批
 判的意見も報道されている。
 このうち、公立図書館設置の根拠ともなる「地方教育行政の組織及び運営に
 関する法律の改正の方向について」は、以下のような構成となっている。
 「1.教育委員会の責任体制の明確化 2.教育委員会の体制強化 3.教育にお
 ける地方分権の推進 4.教育における国の責任の果たし方」。この中で、こ
 れからの公立図書館の設置及び運営に直接影響を及ぼすものとして以下のよ
 うな文言が記されており、今後の議論の推移を注視していく必要がある。
 「市町村は、教育委員会の共同設置、広域連合、事務組合などにより、広域
 で教育行政事務を処理する体制の整備・確立に努めるものとすること。」
 「教育委員会の所掌事務のうち、文化(文化財保護を除く)、スポーツ(学
 校における体育を除く)に関する事務は、地方公共団体の判断により、首長
 が担当できるようにすること。」
 「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正の方向について」に関す
 る意見募集の実施について
 http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000247
&OBJCD=&GROUP=

○ JIS「図書館統計」制定、「図書館パフォーマンス指標」改定
 日本工業標準調査会は、2月20日付けでJISX0814:2007「図書館統計」の制定
 及びJISX0812:2007「図書館パフォーマンス指標」の改定を公表した。
 このうちJISX0814:2007「図書館統計」は、ISO2789:2003「Information and
 documentation-International library statistics」を翻訳したものである。
 この規格は、特に国際間での図書館統計の比較に資するよう、種々の図書館
 統計の定義及び集計方法について規定したものであることと合わせて、JISX
 0812(ISO11620)「図書館パフォーマンス指標」の計算に必要な基礎データを
 規定することも、この規格の重要な役割の一つとされている。対象となる図
 書館は、全ての館種の図書館及び情報サービス機関とされている。
 また、JISX0812:2007「図書館パフォーマンス指標」は、2003年の国際規格に
 おける追補を受けて、2002年に制定された旧規格に対して次の5つの指標(利
 用されない資料の所蔵率・配架の正確性・所蔵資料の貸出率・人口当たり利
 用者サービス従事職員数・職員の利用者サービス従事率)が追加されている
 他、用語の定義が一部改定されている。
 この2件の制定により、これまで異なる定義によって集計されていた図書館の
 統計と評価指標に一貫性がもたらされ、より正確な実態の把握と相互の比較
 が可能となることが期待される。
 日本工業標準調査会 http://www.jisc.go.jp/
 JIS検索 http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html

○国立国会図書館が「納本制度Q&A」を作成
 国立国会図書館はこのほど、「納本のお願い 納本制度Q&A」を作成、出版関
 係の機関、団体等に配布している。「納入された出版物は、図書館資料とし
 て国会をはじめとする国の諸機関及び国民に対し利用に供されるとともに、
 文化財として永く保存され」と、その意義を述べて、仕組み等を解説してい
 る。図書館の連携協力の必要性がますます高まり、国立国会図書館の役割が
 注目されるなか、この事業を広報されることは意義あるものである。
  全文は以下で見られる。
 http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/pdf/brochure_h18.pdf

○図書館を使った“調べる”学習賞コンクールで日本図書館協会賞授与
 NPO法人図書館の学校と財団法人日本児童教育振興財団の主催、日本図書館
 協会等が後援する「図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の表彰式
 が2月17日読売新聞本社で行われた。日本図書館協会は公共図書館部門の優
 秀な作品を日本図書館協会賞として授与しているが、今回は富山県図書館協
 会の「公立図書館の連携による小中学校図書館の支援方策―『レファレンス
 事例集』の発行を中心として」に対して行った。
 講評のなかで同作品については、「学校との連携はこれからの公立図書館に
 とって重要な意味を持っているだけに、多くの県立図書館で、あるいは各市
 町村図書館で積極的に取組んで欲しい課題である」、これを県協会が取組ん
 だことを評価する、というものであった。
 コンクールは10回目を迎え、合わせて6410点の応募があった。うち公共図書
 館部門は40点であった。

○文字・活字文化推進機構設立世話人会等が「言葉の力 図書館を考える集い」
 開催
 文字・活字文化推進機構設立世話人会、図書議員連盟、文字文化議員連盟、
 子どもの未来を考える議員連盟の主催による「言葉の力 図書館を考える集
 い」が2月14日開催された。報告・提言として4本の発表があった。「子ども
 の本のふれあいの場として」(村山隆雄・国際子ども図書館館長)では国際
 子ども図書館の事業、「公共図書館から」(梅沢幸平・滋賀県立図書館長)
 では公立図書館の現状と滋賀県での試みの紹介、「学校図書館から」(笠木
 幸彦・全国学校図書館協議会理事長)では新学校図書館図書整備5か年計画、
 「学校図書館とNIE」(小谷野弘子・さいたま市立中学校教諭)ではNews In 
 Educationのそれぞれ紹介があった。
 集いでは、国立国会図書館法の前文の理念を引用し、図書館を利用する権利
 のために文字・活字文化振興法を実効あるものとするために取組む、とする
 アピールを発表し閉会した。

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◆新聞記事より(地域版含む)
○非来館型サービス充実を [千葉]県図書館協議会が答申(千葉日報1/18)

○「良い図書館」へ意見続々 開館時間延長/質向上 [静岡県図書館づくり]
 交流会実行委[「私の図書館政策」 31日まで募集(静岡1/28)

○〔データでみるかごしま〕県議会図書室貸出数 1議員当たり年8冊
 (南日本1/28)

○ゴミ減らし、蔵書を充実… 本リサイクル 不要なら提供して [熊本]県立
 図書館 来月受け付け 無料で配布へ(熊本日日1/29)

○図書館でネット検索 [横浜]市教委、5カ所にパソコン(神奈川1/30)

○新学習拠点の事業中断 [山梨]県方針 横内新知事と協議 予算提案見送り
 へ(山梨日日1/30)

○「あるある」関連本 書店、撤去へ動く [佐賀]県内 図書館は貸し出し
 (佐賀1/31)

○[中津市立]小幡記念図書館内の壁面 4月から一般開放 中津市
 (大分合同1/31)

○みどり[市]・笠懸図書館 開館を30分繰り上げ あすから試行(上毛1/31)

○一人で、家族で楽しく [大分]県立図書館 小3・4年用図書情報
 (大分合同1/31夕)

○〔生活コミュニティー〕図書館で病を学ぶ 医療蔵書や闘病記 充実 患者
 の医師選び手助け(日経2/1夕)

○多くの本に親しんで 水俣市立図書館 小中学校に巡回配本(熊本日日2/2)

○蔵書バイヤーは学生 佐賀大の図書館「選書ツアー」 利用者の視線を重視
 「役割ゆらぐ」の懸念も(朝日2/3)

○本探し、学校司書に お任せ 小中で採用広がる 図書室に常駐 教員にも
 助言 12学級以上の学校に 「司書教諭」配置義務 授業負担の軽減が課
 題(日経2/9夕)
 
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◆集会等のお知らせ
○第9回「図書館利用教育実践セミナー」
 主催:日本図書館協会 企画:図書館利用教育委員会
 日時:2007年3月10日(土)9:30-12:40
 会場:キャンパスプラザ京都第3会議室
 テーマ:情報リテラシー教育の実施めぐる国内・国外事情(仮)
 講師:野末俊比古氏(青山学院大学)長澤多代氏(長崎大学)
 参加(資料)費:会員500円/非会員1000円 申込締切:3月2日(金)
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/cue/friday9.html
 申込先:JLA事務局(cue★jla.or.jp) 

○三田図書館・情報学会第131回月例会「デジタル画像を用いた初期刊本の校合:
  グーテンベルク聖書の印刷工程の解明」
 日時:2007年3月24日(土)14:00-16:00
 会場:慶應義塾大学(三田)大学院棟313教室
 発表者:安形麻理氏(慶應義塾大学文学部)
 参加費:三田図書館・情報学会会員は無料/非会員200円(事前申込不要)
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/monthly.html
 問合先:三田図書館・情報学会事務局(〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
  慶應義塾大学文学部 図書館・情報学専攻内)

○第4回資料保存委員会セミナー
 「調査から計画へ(2)ビネガー・シンドローム-おたくは大丈夫?-」
 主催:日本図書館協会 企画:資料保存委員会
 日時:2007年4月11日(水)18:30-20:30
 会場:日本図書館協会2階研修室
 講師:安江明夫氏
 内容:マイクロフィルムのビネガー・シンドローム問題を概説し,自館でフィルム
  資料を調査する方法と必要な治療・予防計画を立てる方途を紹介する。
 申込:不要
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/hozon/hozonkanri/hozonkanri.html 

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◆求人情報
○茨城県立医療大学付属図書館 臨時職員:1名
 応募締切:2007年2月28日(水)必着

○東近江市立図書館 臨時職員:4名
 応募締切:2007年3月2日(金)

○昭和大学図書館 パートタイム司書:2名
 応募締切:2007年3月2日(金)必着

○平成19年度習志野市立図書館 臨時職員登録
 応募締切:2007年3月7日(水)必着

○公立大学法人大阪府立大学図書館 フルタイム,パートタイム契約職員:各若干名
 応募締切:2007年3月7日(水)必着

○名古屋大学文学部・文学研究科図書掛 パートタイム勤務職員:1名
 応募締切:2007年3月9日(金)必着 

○東京学芸大学附属図書館 非常勤職員:2名
 応募締切:2007年3月13日(火)必着

○大阪大学大学院経済学研究科資料室 事務補佐員(非常勤職員):1名
 応募締切:2007年3月19日(月)必着

○(独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所 パートタイム契約職員:1名
 応募締切:2007年3月20日(火)

○平成19年度国立大学法人等職員統一採用試験
 受付期間:2007年4月1日(日)~4月10日(火)消印有効 
 第一次試験日:2007年5月20日(日)
 参考:(社)国立大学協会 http://www.janu.jp/saiyou.html

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
   
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◆JLAからのお知らせ
○来年度も引き続き日本図書館協会にご加入ください!
 2006(平成18)年度はこの3月で終わりとなります。会員の皆さんには退会等
 のご連絡がない限り引き続き『図書館雑誌』をお送りします。退会および施設
 会員の種別変更、特に合併等で変更がある場合は必ずご連絡ください。FAX、
 電子メール、異動届はがき等で3月23日(金)までに必ずご連絡願います。
 ご連絡がない場合は新年度も引き続き会費を請求させていただきますので
 ご承知おきください。なお、2007(平成19)年度の会費請求書は4月中旬頃
 発送を予定しております。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

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