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日本図書館協会の見解・意見・ご要望
2007/05/02
第352号
======================================================<2007/5/2発信> JLAメールマガジン 第352号 ===================================================================== 編集発行:社団法人 日本図書館協会 Copyright,2007 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼ ■図書館界ニュース ■新聞記事より ■集会等のお知らせ ■求人情報 ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○国立国会図書館、『新編 靖国神社問題資料集』を都道府県立図書館に配布 国立国会図書館調査及び立法考査局が編集した調査資料『新編 靖国神社問 題資料集』が各都道府県立図書館に配布された。この資料については、マス コミがその内容を大きく報道し話題となっているが、同時に国立国会図書館 の調査機能が改めて注目された。「調査及び立法考査局では、国会において 論議の対象になると予測される事項について、あらかじめ調査を行っており」 (『国立国会図書館年報』平成17年度)、その成果として、今回の資料集 も刊行されたものであり、大いに注目される。 調査及び立法考査局の刊行物は国立国会図書館ホームページで、提供されて おり、広く一般に閲覧することは可能であるものの、冊子体の形で広く配布 されることは稀である。 日本図書館協会は2月に図書館実務セミナー「政府情報:流通の仕組みとそ の利用」を(社)政府資料等普及調査会理事を招いて行ったが、参加者から、 大量の資料、データが政府等から出されているが、その多くはホームページ での閲覧を前提としており、印刷物として入手することが困難であるため、 資料の保存提供が十分できないなどの意見がこもごも語られた。 協会常務理事会でも、国立国会図書館の資料を公共図書館でも容易に入手で きるよう要請してはどうか、国立国会図書館の重要な機能を国民に具体的に 知らせることになるのではないか、などの発言もあった。 資料集は1200ページ近い大部なもので、1976年刊行の資料に続くものとして 一次史料を中心に編まれた。なお、国立国会図書館のホームページでも閲覧 することができる。 http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/document2007.html ○岐阜県図書館、岐阜県職員倫理憲章の図書館実行計画を策定 岐阜県図書館は、岐阜県が12月28日に制定した「岐阜県職員倫理憲章」の内 容を実践していくための実行計画を策定、4月24日ホームページで発表した。 8項目の条項それぞれに挙げられた「取組事項」には、図書館の課題に引寄 せた項目が記されている。法令遵守の項には、図書館の自由宣言や図書館員 の倫理綱領も念頭において業務に努めるとあるほか、他の項目でも、専門的 能力・知識を習得するなどの自己研鑽、県民が最も必要とする図書サービス の充実、図書館サービスのPR、図書館協議会の提言を活かすなど、積極的な 事項が挙げられている。 岐阜県庁内では、各部局で倫理憲章の実行計画を立案する取組みがなされ、 図書館の計画のその一環として策定された。 岐阜県職員倫理憲章 図書館実行計画 全文: http://www.library.pref.gifu.jp/gaiyo/rinri.htm ○造本装幀コンクール展日本図書館協会賞に『江戸鳥類大図鑑』(平凡社) 第41回造本装幀コンクール展の審査会(委員長・児玉清氏)が4月25日開か れ、日本図書館協会賞に平凡社刊『江戸鳥類大図鑑』が内定した。また同書 は全審査員による審査で最高賞のひとつである経済産業大臣賞にも推された。 『江戸鳥類大図鑑:よみがえる江戸鳥学の精華「観文禽譜」』(鈴木道男編 著 平凡社 2006.3 27cm 816p)は、江戸幕府の中枢にいた堀田正敦が40年か けて著した「観文禽譜」に、現代鳥類学の知見を加えて解説したもの。1170 点の細密画が複製印刷され、堅牢な造本で、図書館に向く鳥類百科といえる。 なお堀田正敦の「観文禽譜」は宮城県図書館で所蔵されており、同館のホー ムページで公開されている。http://eichi.library.pref.miyagi.jp/kinpu/ 造本装幀コンクール展は日本書籍出版協会、日本印刷産業連合会が主催し、 出版、印刷、製版、製本、および装幀・デザインなどから「より美しく、よ り良い本」を選ぶ趣旨で行われている。協会は後援団体として協力し、多数 の人たちが利用する図書館の視点で、審査に当たっている。 授賞式は7月のブックフェア会場で行われ、受賞作品も展示される。 --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○〔ネットで使う国会図書館〈1〉 第1部「デジタル化への道」1〕どこからで も無料で(北日本4/4) ○「いつだっけ」楽々検索 年表をデータベース化 荒木元館長の気仙沼文化 史 4月にも利用可 [気仙沼]市図書館(三陸新報4/4) ○唐津市近代図書館 子どもコーナー一新 面積2倍 6000冊追加 読み聞か せ 「親子連れで楽しんで」(佐賀4/5) ○「橋本文庫」目録できる 氷見市立図書館 郷土史家資料5000冊分 (北日本4/7) ○蔵書の紛失670冊 06年度[徳島]県立図書館 対策強化で調査開始以来最少 一層のマナー向上訴え(徳島4/7) ○〔発言席〕長尾・国会図書館長に期待 (社)日本図書館協会理事長・塩見昇 (毎日4/8) ○〔地域ワイド 支社局からの報告〕南国市立図書館 民間委託打開見えず NPOの辞退で混迷 市の対応に疑問も 人件費が「高い」 溝は深い? (高知4/10) ○入館12年ぶり70万人 [鹿児島]市立図書館 開館延長が奏功 06年度 前年 比2万954人増(南日本4/13) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○ビジネス支援セミナー「図書館が四国を救う!? ~自治体の商工部門と図書館の連携による地域経済活性化を考える~」 主催:四国経済産業局,愛媛県立図書館 日時:2007年5月22日(火)13:00-16:30 会場:愛媛県立図書館特別展示室 内容:講演「商工部門と図書館の連携による地域経済の活性化」竹内利明氏 (電気通信大学客員教授)意見発表「四国地区における商工部門と図書館の 連携への期待」西川裕泰氏(四国経済産業局)事例報告「愛媛県立図書館 のビジネス情報支援サービス」天野奈緒也氏(愛媛県立図書館)ほか 対象:主に四国地区の図書館職員,各地方自治体の商工労働部門・教育委員会 などの職員,ビジネス支援関連専門機関(商工会議所など)の職員 申込締切:5月16日(水) 申込・問合先:愛媛県立図書館図書整理係(担当:天野,柚山 TEL.089-941-1441 FAX.089-941-1454 E-mail:tosyokan★pref.ehime.jp) ○セイラ・マクドウェルさん講演会「多文化サービスとの出会い」 主催:むすびめWEST 日時:2007年5月28日(月)19:00- 会場:大阪市立弁天町市民学習センター第3研修室 参加費:無料 詳細Hp:http://www.musubime.net/ 申込先:浜口美由紀(miyuki_hamaguchi@jpf.go.jp ※@を半角にして送信) ○学校図書館を考える全国連絡会第11回集会「ひらこう!学校図書館」 日時:2007年6月9日(土)10:40-16:30 会場:日本図書館協会2階研修室 参加費:500円 内容:記念講演「市民参加が図書館を考える」後藤暢氏(元専修大学),実践 報告「公共図書館を考える指定管理者制度導入に対する文庫連のとりくみと これから」松本光子氏(北本市子ども文庫連絡会)「専門職員のいる学校 図書館」遊佐幸枝氏(東京純心中学校図書館),意見交流,情報交換 問合先:板垣(TEL.042-581-8164)広瀬(TEL.03-3416-2618) 篠澤(TEL.03-3816-5271) ○鳥取県立図書館“闘病記文庫”開設一周年記念フォーラム 「県民の知りたい健康・医療情報とは ~公共図書館がはたす役割~」 日時:2007年7月7日(土)12:50-17:10 会場:鳥取県立図書館2階大研修室 内容:徳永進氏(野の花診療所院長)の講演会及び図書館の健康情報サービス のあり方等についてのパネルディスカッション等 申込:不要 参加料:無料 詳細HP: http://www.library.pref.tottori.jp/medical/medical_forum.html 問合先:鳥取県立図書館(TEL.0857-26-8155) ○TP&Dフォーラム2007(第17回整理技術・情報管理等研究集会) 主催:TP&Dフォーラム2007実行委員会 期日:2007年8月25日(土)~26日(日) 会場:鳳明館森川別館 発表者:谷口祥一氏(筑波大学),山本一治氏(一橋大学附属図書館), 山本昭氏(愛知大学) 参加費:20000円 定員:35名 詳細Hp:http://tpd.eplang.jp 申込・問合先:TP&Dフォーラム2007実行委員会委員長・藤倉恵一(文教大学 越谷図書館 siegler★lib.bunkyo.ac.jp) --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○名古屋大学附属図書館 パートタイム勤務職員:1名 応募締切:2007年5月14日(月)必着 ○筑後市立小学校 学校図書事務臨時職員:1名 応募締切:2007年5月14日(月)必着 ○東京大学附属図書館 非常勤職員:1名 応募締切:2007年5月15日(火) ○国文学研究資料館 パートタイム職員:1名 応募締切:2007年5月15日(火)必着 ○(独)国立女性教育会館 アルバイト(女性アーカイブ担当):2名程度 応募締切:2007年5月20日(日)消印有効 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。 http://www.jla.or.jp/job.htm http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○理事、評議員の皆さまにお知らせ 2007年度理事(懇談)会、評議員会については「図書館雑誌」、ホームペー ジでお伝えしているとおり、5月23日、24日にそれぞれ開かれます。議案書 の送付は5月9日頃を予定しております。(事務局長) ○児童図書館員養成講座の募集を締め切りました。 多数の方々にご応募いただきありがとうございました。選考のうえ受講者 の決定をいたします。 ○障害者サービス担当者養成講座の受講者を募集中です。 多くの方々の応募をお待ちしております。先着20名まで。 詳細:http://www.jla.or.jp/lsh/index.html =========================================================no.352 END= ■登録アドレスの変更・解除はメールでこちらまで。 mailmaga★jla.or.jp