南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2007/07/11

第362号

======================================================<2007/7/11発信> 
             JLAメールマガジン  第362号
=====================================================================
   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2007 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』7月号のお知らせ
 ■求人情報
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◆図書館界ニュース
○全国知事会の協会会費縮減要請について回答
 全国知事会は5月23日付けで協会に「法令外分担金について(照会)」を送付、
 会費の縮減を再度求めきた(本メールマガジン357号既報)が、協会は「応
 じかねる」と回答した。5月末の総会ではこの要請について報告したが、出
 席者からは縮減を肯定する意見はなく、この動きの広がりを懸念する発言が
 あった。回答のなかでは、協会の運営面で大きな打撃を受けることをデータ
 に基づき述べるとともに、都道府県立図書館等に対して行っている会員サー
 ビスの内容を説明した。
 さらに協会が行っている都道府県の図書館協会への助成、支援の事業などに
 ついて具体的に明らかにし、「要請」はこれら事業を困難にし、都道府県内
 の図書館振興の妨げになることを述べた。また1月に出した回答に対する所
 見も明らかにしていないことを指摘し、直接知事会に説明する機会を設ける
 よう求めた。
 これに対して事務局から、面会することはできない、縮減に応じないとした
 ところは少なからずある、縮減により行政事業が困難になる結果を招くこと
 を懸念する意見はある、などの話があった。協会としては今後都道府県の財
 政部門に対して、回答の趣旨を伝え、善処を求めることにしている。

○日本出版インフラセンター、出版電子タグ普及推進の新体制を決める
 日本出版インフラセンターは6月12日の運営委員会で、出版電子タグ普及推
 進のためにICタグ研究委員会、出版関連業界電子タグ標準化委員会のほかに、
 出版RFID管理研究委員会の設置を決め、新体制となった。ICタグ研究委員会
 には図書館部会が設置されている。6月20日には自動認識システム協会RFID
 部会総会で出版業界における仕様についての説明会があり、その中で図書館
 における活用の報告があった。図書の貸出・返却、不正帯出防止、蔵書点検、
 自動書庫との連携、書架の図書所在表示、館内利用統計、付加的情報の呼び
 出しキーなどに活用できるとともに、貸出・返却手続きの軽減・迅速化、不
 明本の減少、蔵書点検作業日の短縮、自動書庫利用効率の向上、情報サービ
 スの高度化などが期待されると説明。今後は、ICタグとバーコード、および
 UHFタグの混在を前提としたリーダー・ライターとアプリケーションの開発、
 システム間相互運用性に留意したシステム開発が課題であるとしている。

○長尾先生の館長ご就任のお祝いとお礼のつどい開催
 長尾真氏の国立国会図書館長就任祝いと日本図書館協会会長としてのご尽力
 に感謝するつどいが7月4日夜開催された。2000年の会長就任以来の協会理事
 長、事務局長の発起により行ったもので、当日は長尾館長ご夫妻のほか57名
 の参加があった。
 出席者からは、京都大学附属図書館長時代の電子図書館化や情報探索入門の
 開講などの功績、会長就任の経緯、かつての「国立国会図書館長を考える会」
 の活動、出版界との連携などこもごも語られた。国立国会図書館と日本図書
 館協会は図書館振興の両輪としての連携が求められている、との発言もあっ
 た。館長からは「知識は人を豊にする」という思いで仕事をしていきたいと
 挨拶があった。

○慶應義塾大学、Googleブック検索図書館プロジェクトと連携発表
 慶應義塾大学は、7月6日、Google ブック検索図書館プロジェクトと連携し、
 蔵書等のデジタル化と公開を共同で行うことに正式に合意したと発表した。
 同プロジェクトにおける日本で最初のパートナーとなる。蔵書のうち著作権
 保護期間が満了した、明治初期の和装本と明治・大正期・昭和前期の日本語
 図書、約12万冊をデジタル化し、Googleブック検索を通じて世界に公開する。
 http://www.keio.ac.jp/pressrelease/070706.pdf
 Googleブック検索図書館プロジェクト
 http://books.google.com/intl/ja/googlebooks/library.html

○日本図書館協会、10月より中堅職員ステップアップ研修(1)を実施
 今年度も中堅職員ステップアップ研修(1)を10月より実施いたします。
 対象は司書(補)有資格者(資格取得3年以上)で図書館勤務経験が3年以
 上の方です。なお、研修内容は、公共図書館向けです。
 講師陣は次のとおり(敬称略・五十音順)。
 石原眞理(神奈川県立図書館)大石豊(千葉県立中央図書館)金子寛(東京
 都立中央図書館)小池信彦(調布市立中央図書館)坂部豪(水戸市立中央図
 書館)高田高史(神奈川県立川崎図書館)竹内さとる(日本図書館協会顧問)
 豊田高広(静岡市立御幸町図書館)南亮一(国立国会図書館)山本宣親(元
  富士市立図書館)吉田光美(調布市立中央図書館)
 詳しくは『図書館雑誌』7月号綴込及び当協会HPをご覧ください。HPからの
 申し込みも可能です。http://www.jla.or.jp/kenshu/stepup2007-1.html
           
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◆新聞記事より(地域版含む)
○小学生向け教育図書企画 カゴメが全面協力 学研の「まんがでよくわかる」
 シリーズ寄贈 全国小学校と図書館に(日本食糧6/6)

○蔵書不足嘆く学校図書館 「国の整備予算全額を購入にあてて」(東京6/6夕)

○三井住友銀 漫画で学ぶ銀行の仕事 小学校・図書館に寄贈(日経金融6/7)

○「電子図書館」に米12大学が参加 米グーグル発表(日経6/7夕)

○ヤフー 書籍発売前 無料で注文 読者の属性把握 出版社、配本に活用 
 市場縮小でネットに活路(日経産業6/8)
 
○図書館蔵書ICタグ管理 IDEC子会社がシステム 貸し出しや返却 照会作業
 を軽減(日経産業6/8)

○借りたい本、宅配します 宮代町 高齢者や障害者対象 図書館-社協-ヘ
 ルパー-利用者(朝日〈埼玉〉6/8)

○自治体の事業 民間委託着々 学校給食 図書館運営 税金督促 コストの
 削減急ぐ サービス向上も追求 新機軸に視察 評価も民間で(日経6/12)

○「図書館がまちを変える」市民の政策公表 静岡 図書館政策骨子
 (静岡6/13)

○大子町議会 心の豊かさ育てよう 「読書のまち」宣言 図書購入費を補正
 計上(茨城6/15)

○市立伊勢図書館 民間運営1年 貸出伸び悩み 祝日返上、時間も延長
 (朝日<三重>6/15)

○図書館のカート好評 篠栗町 手荷物や書籍入れに(西日本6/15)

○真岡市図書館 ビジネスコーナー新設 情報提供サービスを充実(下野6/17)

○図書館運営に民間の知恵 利便性・効率化、デジタル技術駆使 ネット広告 
 利益で蔵書購入 ICタグ活用 新書検索簡単に ネット書店連携 関連情報
 一目で 細る資料費 民間委託、普及には課題も(日経産業6/18)

○「図書館をつくる会」 指定管理者制導入反対の請願書提出 仙台市議会に
 (河北新報6/19)

○〔ニュース&ニュース〕移動図書館 全国で減少 利用減、車両更新に費用… 
 赤穂市 今月末で巡回終了 住民サービス低下懸念(神戸6/19)

○〔どうなん!?そうなん〕学校図書館を地域に開放 行田・進修館高 利用者
 の出足好調 蔵書4万、課題は貸し出し 高齢者も気軽に 生涯学習の場 
 生徒との兼ね合い(埼玉6/21)

○山形市立図書館06年度利用状況 登録者数過去最多に 開館延長など利便性
 向上(山形6/22)

○〔クローズアップ〕鳴教大図書館20年 企画展で地域開放 法人化以降 学
 外利用が増加傾向 情報発信や交流の場に 生涯学習に役立て 幼児へ読み
 聞かせ(徳島6/23)

○公共施設管理・運営の民間委託 [三重]県教委、導入見送り 「事例少ない」
 美術館・博物館・図書館(朝日<三重>6/27)

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◆集会等のお知らせ
○第10回「図書館利用教育実践セミナー」
 主催:日本図書館協会 企画:図書館利用教育委員会 
 日時:2007年7月13日(金)19:00-21:00
 会場:日本図書館協会2階研修室 
 講師:有吉未充氏(図書館利用教育委員会委員,京都学園大学)
 参加(資料)費:会員500円/非会員1000円 申込締切:7月6日(金)
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/cue/friday10.html
 申込先:JLA事務局(cue★jla.or.jp)

○第5回コンテンツ流通促進シンポジウム
 「次世代ネットワーク社会の到来は著作権制度を揺るがすのか」
 主催:文化庁
 日時:2007年7月13日(金)13:30-17:00
 会場:国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホール
 定員:500名 参加無料
 詳細HP:http://www.bunka.go.jp/chosakuken/seminar/contents_sympo_5.html
 問合先:文化庁長官官房著作権課(TEL.03-5253-4111 内線2847)

○第5回資料保存委員会セミナー「デジタル時代のマイクロフィルムのポジショニング」
 主催:日本図書館協会 企画:資料保存委員会
 日時:2007年7月20日(金)18:30-20:30
 会場:日本図書館協会2階研修室
 講師:楢林幸一氏(コダック株式会社)
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/hozon/hozonkanri/hozonkanri.html
 問合先:資料保存委員会事務局・高橋(TEL.03-3523-0812)

○「協力貸出の今、そしてこれからを語ろう
  -区市町村立図書館職員と都立図書館職員の意見交換会」
 日時:2007年7月23日(月)14:00-16:30
 会場:都庁第2庁舎32階小会議室
 内容:「具体的方策」の協力貸出部分についての紹介(都立図書館職員より),
 「今協力貸出しは-」(区立図書館および市立図書館の現場から),意見交換
 問合先:田中(E-mail:h.mae-tanaka★eagle.ocn.ne.jp)

○三田図書館・情報学会第132回月例会
 日時:2007年7月28日(土)13:00-15:00
 会場:慶應義塾大学(三田)第一校舎122教室
 テーマ:図書館への指定管理者制度導入の可能性と課題:新千代田図書館を事例として
 発表者:柳与志夫氏(千代田区区民生活部副参事),田中榮博氏(千代田図書館長)
 参加費:会員無料/非会員200円 *事前参加申込み不要
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/index.html
 問合先:三田図書館・情報学会(TEL.03-3453-4511(3147))

○「総合的な学習の時間」講演会「今「学力問題」を問う-フィンランドの教育から」
 主催:小郡市教育委員会,小郡市立図書館
 日時:2007年7月31日(火)10:00-12:00
 会場:小郡市文化会館小ホール
 講師:福田誠治氏(都留文科大学教授)
 定員:80名(定員になり次第締切)入場無料
 詳細HP:http://www.library-ogori.jp/
 申込・問合先:小郡市立図書館(TEL.0942-72-4319)

○「カナダにおける日本関係図書館の概要:
  国際交流基金トロント日本文化センターライブラリーを中心に」
 主催:国際交流基金情報センターライブラリー
 日時:2007年8月10日(金)18:00-19:30
 会場:国際交流基金JFICコモンズ
 講師:リリーフェルトまり子氏(国際交流基金トロント日本文化センター
  ライブラリー)
 内容:カナダ国内の日本文化紹介の拠点として活動を行っている日本文化センター
  ライブラリーと日本情報を扱う図書館の活動について
 定員:先着30名 申込締切:2007年7月31日
 詳細HP:http://www.jpf.go.jp/j/jfic/lib/newly/070810.pdf
 問合先:国際交流基金情報センターライブラリー・栗田(TEL.03-5562-3527)
 
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◆『図書館雑誌』7月号(60ページ・定価980円)のお知らせ
○特集「『図書館』で世界とつながる」
 ・国立国会図書館の海外日本研究支援活動(関根美穂)
 ・大津波地域に図書館を贈るコンサート
  -Sound Rainbowアジアの人々とともに(平良克己)
 ・ラオスでの図書館建設・運営支援活動(黒岩弘之)
 ・国を越えてつながっていく図書館の仕事
  -司書日本語研修とむすびめの会(浜口美由紀)
 ・タンザニアの図書館-青年海外協力隊での司書業務を通して(松尾水緒)
 ・図書館と交流-環日本海交流室は伝える(薛末子)
○長尾真国立国会図書館長インタビュー <聞き手>図書館雑誌編集委員会 
 
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◆求人情報
○東京大学駒場図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2007年7月18日(水)必着

○日本点字図書館 パートタイマー:2名
 応募締切:2007年7月20日(金)

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
  
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■登録アドレスの変更・解除はメールでこちらまで。  mailmaga★jla.or.jp 
 

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