南海トラフ地震への備えについて
 
2024(令和6)年8月8日に日向灘を震源とする地震が発生し、気象庁より南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されましたが、8月15日17時をもって政府としての「特別な注意の呼びかけ」は終了となりました。その後、2025(令和7)年1月13日に同じ地域で地震が発生しましたが、大規模地震が発生する可能性は高まっていないと発表されています。
しかし、南海トラフ沿いの巨大地震発生を想定して図書館災害対策委員会は「図書館で考える南海トラフ地震への備え」に一部追記しました。これを参考にして、引き続き「備え」を継続してください。(2025年1月20日更新)

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令和6年9月に能登半島で発生した豪雨について
この度、能登半島地震の被災地にて大雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2007/08/08

第366号

======================================================<2007/8/8発信> 
             JLAメールマガジン  第366号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2007 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』8月号のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○中教審制度問題小委で図書館法をめぐる集中審議
 教育基本法改正後の関連法制の改正に向け審議を続けてきた中央教育審議会 
 生涯学習分科会の制度問題小委員会では、さる7月27日に図書館法と博物館
 法について、集中的な審議を行った。
 図書館法に関しては、はじめに鳥取県自治研修所長齋藤明彦氏(元鳥取県立
 図書館長)による図書館をめぐる法・制度・考え方についての意見発表があっ
 た。このなかで齋藤氏は、鳥取県での施策と事業展開の体験をもとに、法改
 正が望まれる領域として、以下の3点を挙げた。
 (1)図書館がその特性を発揮できるよう、あらゆる機関・団体・個人と結び
   つことができるようにする。
 (2)そのため取り扱うメディアの範囲を拡大する。
 (3)司書資格について、上級司書や専門司書の制度化を図りつつ、他の専門
   分野をもつ研究者や行政職員等が取得できる司書資格も存続させる。
 続いて、同小委員会委員の糸賀雅児氏(慶應義塾大学)が意見発表を行い、 
 「これからの図書館像~地域を支える情報拠点をめざして~」(平成18年3
 月文科省報告)の概要を説明した。その後、現在「これからの図書館の在り
 方検討協力者会議」で検討を進めている司書の養成と研修のあり方について
 触れ、上級司書や大学院での司書養成の制度化等を提案した。また、図書館
 法改正に向けた個人的見解としては、以下の5点を挙げた。
 (1)生涯学習に対応した図書館の定義の見直し(第2条、第3条)
 (2)情報通信技術の進展に対応した図書館奉仕の見直し(第3条)
 (3)読書の推進・奨励に対応できる図書館奉仕の見直し(第3条)
 (4)司書の研修の法制化(社会教育法第9条の六、同法第28条の二)
 (5)司書資格の更新制度の導入(第5条)
 最後に、平林社会教育課長より、見直しの方向性の論点案として以下の3点 
 が提示された。
 (1)図書館法の目的や図書館奉仕等について規定し直すべき事項(第1条~
  第3条関係)
 (2)司書及び司書補の資格に関する省令科目のあり方や学歴要件の規定の整
  理(第4条~第6条)、
 (3)その他として「閲覧所」「配本所」「自動車文庫」「貸出文庫」等の用
  語の見直し(第3条、第8条)、
  司書及び司書補の研修や図書館の自己評価のあり方。
 他の委員からは意見発表に対する質問が相次ぎ、見直しの方向性については
 肯定的な意見が多かった。今後、事務局で論点の整理が行われたのち、他の
 生涯学習関連法制とともに、8月下旬以降に審議を継続し、今秋にも生涯学
 習分科会に報告される見通しである。

○日図協、文化庁文化審議会著作権分科会法制問題小委員会へ意見書を提出
 現在、上記小委員会において、著作権者に対する権利制限が検討課題となっ
 ている。図書館における権利制限に関しても検討の対象となっていることか
 ら、日本図書館協会は、権利制限の必要性の根拠となる図書館の地域への情
 報提供機能について、「図書館法」、『図書館の情報化の必要性とその推進
 方策について--地域の情報化推進拠点として--』『公立図書館の設置及び運
 営上の望ましい基準』『これからの図書館像---地域を支える情報拠点をめ
 ざして---』『学術情報基盤の今後の在り方について』「最高裁判所第一小
 法廷判決」などの該当部分を例示して理解を求める文章を同小委員会と委員
 へ8月2日付けで送付した。
 意見書全文:http://www.jla.or.jp/kenkai/20070802.pdf

○日図協、「お話会・読み聞かせに関する著作権Q&A」を公表
 日本図書館協会著作権委員会は、「お話会・読み聞かせに関する著作権Q&A:
 児童書四者懇談会の『お話会・読み聞かせ団体等による著作物の利用つい
 て』の疑問点を中心に」を作成、7月に公表した。これは、2006年5月に児童
 書の作者と出版社で構成する児童書四者懇談会が発表した「お話会・読み聞
 かせ団体等による著作物の利用について」(以下、「手引き」)に関連して、
 著作権委員会の見解をQ&A形式でまとめたものである。「手引き」の発表時
 には、お話会等の活動を萎縮させ自粛を招くのではないか、など憂慮する声
 もあったが、この「Q&A」では、これまでの図書館サービスや市民ボランティ
 アの活動に、新たな制約を課すものでないと述べている。日図協は、『図書
 館雑誌』2007年7月号および日図協ホームページに掲載したほか、全国の加
 盟団体へも送付した。
 http://www.jla.or.jp/kenkai/200707.pdf

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◆新聞記事より(地域版含む)
○町一丸“家読”を推奨 大子町 読書のまち宣言 児童の提案きっかけに
 (茨城7/9)

○図書館の相互利用検討 八戸・久慈・二戸3圏域連携懇 11月音楽会で交流
 (東奥日報7/11)

○善意の“図書館”誕生 「東祖谷に本を」…全国から続々 「祖谷村」村民
 松岡さん(広島在住)呼び掛け 蔵書2300冊住民に好評(徳島7/12)

○本を手に「これ読んで」 大津中生徒、園児に読み聞かせ 図書館で交流5
 年目(熊本日日7/12)

○図書館で海外旅行気分 子供向け“パスポート” 本読むたび国旗シール 
 胎内(新潟日報7/13)

○心込め「読むけんなー」 読み聞かせグループ荒尾二中生が結成 小学校で
 緊張の本番(熊本日日7/13)

○〔学〕図書室から活字離れ食い止め 本の世界保護者が案内 読み聞かせ・
 本の推薦も 楽しさを伝える キーマンが必要 読む意欲、自治体も支援
 (日経7/13夕)

○紙芝居の舞台貸します あすから東松島市図書館 市民手作りの10台 演じ
 る楽しさ味わって(河北新報7/14)

○夏休み親子で図書館探訪 東京・上野 国際子ども図書館(毎日7/25)

○〔夕刊文化〕知のデジタル化心豊かに ネット時代、図書館の役割は 国立
 国会図書館長 長尾真さん(日経8/1夕)

○頴娃 準備委発足から10年余 待望の町立図書館開館 生涯学習の拠点へ
 (南日本7/23)

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◆集会等のお知らせ
○図書館法を守る緊急学習会
 日時:2007年8月13日(月)15:00-17:00
 会場:千代田区・和泉橋区民会館4階洋室B
 内容:中教審生涯学習分科会制度問題小委員会の議論から考える集会。講演ほか。
 問合先:図書館問題研究会(TEL.03-3222-5030)

○著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム トークセッション vol.4
 「日本は「世界」とどう向き合うべきか?
  -アメリカ年次改革要望書,保護期間延長論,非親告罪化を手がかりに-」
 主催:著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム,慶応義塾大学DMC機構,
  コンテンツ政策研究会
 日時:2007年8月23日(木)18:30-20:30
 会場:慶應義塾大学 Global Studio 入場無料・申込先着順
 詳細HP:http://thinkcopyright.org/resume.html

○講演会「昔話が語る天体」
 主催:国立国会図書館国際子ども図書館
 日時:2007年8月28日(火)14:00-16:00
 会場:国際子ども図書館3階ホール
 内容:「昔話が語る天体」小澤俊夫氏(口承文芸研究者 小澤昔ばなし研究所主宰)
 詳細HP:http://www.kodomo.go.jp/event/evt/bnum/event2007-09.html
 問合先:国際子ども図書館(TEL.03-3827-2053)

○第5回デジタルライブラリー国際セミナー
 共催:鶴見大学ドキュメンテーション学会および司書・司書補講習
 日時:2007年9月1日(土)13:30-15:00
 会場:鶴見大学会館メインホール
 内容:講演「情報リテラシー教育をできる図書館員になるためには(Training
  Librarians for Information Literacy Education)」Mei-Mei Wu教授(国立
  台湾師範大学図書資料学研究所所長)
 申込先:鶴見大学ドキュメンテーション学会(documentation★tsurumi-u.ac.jp)

○レファレンス いろはのい-初心者のための連続講座
 主催:図書館問題研究会・兵庫支部 共催:同・大阪支部
 <第1回>2007年9月3日(月)14:00-16:00 神戸市勤労会館303号室
   所蔵調査について(兵庫県立図書館・清水純子氏)ほか
 <第2回>2007年10月22日(月)14:00-16:00 会場未定
   インターネットを使いこなそう(大阪府立図書館・日置将之氏)ほか
 <第3回>2007年11月26日(月)14:00-16:00 会場未定
   基本資料,役に立つ資料,意外な資料の紹介
 <第4回>2008年1月28日(月)14:00-16:00 会場未定
   郷土資料のレファレンス(兵庫県立図書館・宮本博氏)ほか
 <第5回>2008年2月25日(月)14:00-16:00 会場未定
   自己研修で,職場研修で,レファレンス力(りょく)をつける
 ※会場は大阪市立総合生涯学習センターなどを予定
 問合先:清水純子(兵庫県立図書館 TEL.078-918-3366),
  阪本和子(神戸市立中央図書館 TEL.078-371-3351
  kazuko_sakamoto★muni.lib.city.kobe.jp)

○平成19年度イブニングセミナー「図書館のための広報戦略セミナー」
 主催:専門図書館関西地区協議会
 日時・テーマ・講師(時間はいずれも18:30-20:30)
 <第1回>2007年9月5日(水)
 「“行列のできる講座”に学ぶ図書館広報」牟田静香氏
 <第2回>2007年10月18日(木)
 「ライブラリアンのための広報戦略マニュアル-専門性を訴求する5つのポ
  イント」仁上幸治氏(早稲田大学図書館)
 会場:大阪商工会議所地下1階2号会議室
 参加費:会員無料,非会員3000円/回 定員:各回30名(先着順)
 問合先:専門図書館関西地区協議会事務局(大阪商工会議所経営相談室内
  TEL.06-6944-6451 FAX.06-4791-0444 E-mail:sentokyo★osaka.cci.or.jp)

○図書館スタッフのための図書館の仕事のツボ(非常勤・委託スタッフのための
  図書館連続講座)
 主催:図書館問題研究会東京支部,図書館スタッフ交流会
 <第3回>2007年9月10日(月)14:00-16:00/文京区民センター会議室3C
 「図書館の当たり前-図書館をめぐる法律・制度・歴史」西村彩枝子氏
 <第4回>2007年10月2日(月)14:00-16:00/文京区民センター会議室3C(予定)
 「図書館に本が並ぶまで-本の流通と選書」小形亮氏(練馬区立図書館)
 対象:都内の公立図書館で働く非正規職員,委託スタッフの方
 参加費:500円/回(会員は無料)事前申込不要
 問合先:小形亮(練馬区立光が丘図書館 TEL.03-5383-6501)

○第43回社史づくり実務セミナー
 主催:大阪商工会議所,専門図書館関西地区協議会
 日時:2007年9月21日(金)9:30-17:00
 会場:大阪企業家ミュージアム会議室A
 参加料:会員10000円,一般20000円(昼食代,大阪企業家ミュージアム入館料含)
 定員:30名(定員になり次第締切)
 問合先:専門図書館関西地区協議会(大阪商工会議所経営相談室内
  TEL.06-6944-6451 FAX.06-4791-0444  E-mail:sentokyo★osaka.cci.or.jp)

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◆『図書館雑誌』8月号(128ページ・特別定価1300円)のお知らせ
○特集「図書館評価を活かす」
 ・図書館経営における評価の有効活用(岸田和明)
 ・埼玉県立図書館における「サービス評価指標」の試み
  -導入までの経緯を中心に(埼玉県立図書館指標検討委員会)
 ・学校図書館に成績をつけよう-学校図書館満足度調査を実施して
  (笠川昭治)
 ・博物館経営への評価導入の現状-曲がり角にある博物館の登録基準
  (高安礼士)
 ・神奈川県図書館協会図書館評価特別委員会の取り組み(石原眞理)
 ・国立国会図書館における活動評価とサービス・業務の改善(田辺智子)

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◆求人情報
○平成19年度第2回君津市職員採用試験 司書:1名
 受付期間:2007年7月30日(月)~8月10日(金)消印有効
 http://www.city.kimitsu.chiba.jp/top.html

○平成19年度那覇市職員採用候補者試験 行政職C(図書館司書資格保有者):若干名
 受付期間:2007年7月31日(火)~8月13日(月)消印有効
 http://www.city.naha.okinawa.jp/somu/jinji/index.htm

○平成20年度(沖縄県)北谷町職員採用候補者試験 司書職司書(D):若干名
 受付期間:2007年8月6日(月)~10日(金)消印有効
 http://www.chatan.jp/yakuba/

○平成19年度福島県職員(資格免許職)採用候補者試験 司書:2名程度
 受付期間:2007年8月6日(月)~17日(金)
 http://www.pref.fukushima.jp

○平成19年度土浦市役所職員採用試験 司書:1名程度
 受付期間:2007年8月6日(月)~22日(水)必着
 http://www.city.tsuchiura.ibaraki.jp/recruit/01index.html

○平成19年度津山市職員採用資格試験 事務職(司書):1名程度
 受付期間:2007年8月10日(金)~24日(金)17:15必着
 http://www.city.tsuyama.lg.jp/index.cfm/9,12122,27,94,html

○公立大学法人大阪府立大学図書館 フルタイム契約職員:1名
 応募締切:2007年8月15日(水)必着

○牛久市内公立中学校学校司書 非常勤職員:1名
 応募締切:2007年8月17日(金)

○同志社大学 契約職員:2名
 応募締切:2007年8月22日(水)必着

○吹田市教育委員会事務局職員採用候補者試験 図書館司書:2名
 受付期間:2007年8月24日(金)~9月5日(水)消印有効
 http://www.city.suita.osaka.jp/etc/recruit.html

○明海大学図書館 長期パート:若干名
 応募締切:2007年9月7日(金)

○(財)国際文化会館図書室 司書(契約)
 応募締切:2007年9月10日(月)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
  
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◆JLAからのお知らせ
○販売委託新刊
 デジタルコンテンツ白書 2007 デジタルコンテンツ協会編刊 経済産業省
 商務情報政策局監修 日本図書館協会発売 2007.8  278p A4変形判 
 定価6,000円 ISBN978-4-944065-16-5

○音訳資料作成の一括許諾システムの第36回名簿について
 8月2日に許諾著作者名簿(2847件)について電子メール等でご連絡しました。
 下記ホームページからダウンロードして使用ください。
 http://www.jla.or.jp/onyaku/index.html
 (問合先:日本図書館協会事務局音訳係 onyaku★jla.or.jp)

○2007年度中堅職員ステップアップ(1)研修申込受付中!!
 詳細は『図書館雑誌』7月号および当協会ホームページをご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/kenshu/stepup2007-1.html
 問合先:研修担当(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 kenshu★jla.or.jp)

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■登録アドレスの変更・解除はメールでこちらまで。  mailmaga★jla.or.jp 
 

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841