令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2007/10/17

第375号

======================================================<2007/10/17発信> 
             JLAメールマガジン  第375号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2007 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○図書館法の見直しに対する日本図書館協会の意見をまとめる
 中教審生涯学習分科会は、教育基本法の改定を受け、生涯学習・社会教育関
 連法制のあり方について検討しているが、図書館法も対象にされている。日
 本図書館協会は、これに対する意見をまとめ、文部科学省に伝えた。
 意見書はまず、「法を擁護し、実践によってその内容を豊かなものとなるよ
 うに取り組んできた」と協会の基本的姿勢を明らかにし、職員問題を中心と
 した法改正、検討すべき課題、および図書館振興のために政府の具体的施策
 を求める内容とした。
 管理運営の多様化、業務の外部化が進むなか、図書館を支える職員体制を法
 が期待するかたちで整備することは極めて重要となっている。図書館に司書
 を置くことをより明確にし、館長の司書有資格要件の明文化などを求めた。
 また大学の司書課程内容の省令化、研修実施の義務化などを求めた。
 時代にそぐわなくなっている用語や新たな概念、サービス内容を明文化する
 ことについては、歴史的経緯、法の構造全体を踏まえながら積極的な事業展
 開の根拠となりえるよう合意をつくることが必要としている。「自ら実際生
 活に即する文化的教養を高め得る」環境の整備(社会教育法)の精神に基づ
 いて制定された図書館法には、もともと豊かなサービスを創造し実践できる
 内容をもっていることの意義も合わせて述べた。
 また法改正するまでもなく、求められている施策として、専任の司書の配置、
 研修事業の促進、資料の相互貸借促進のための仕組みづくり、生活圏域に図
 書館を設置すること、政府刊行物の提供などを挙げた。
 この「意見」には、関連データを付し、全国図書館大会の参加者に配布する
 予定である。
  意見書:http://www.jla.or.jp/kenkai/20071002.pdf

○「著作権分科会法制問題小委員会中間まとめ」に対するパブリックコメント
  の募集開始
 文化庁著作権課は、文化審議会著作権分科会の法制問題小委員会による「中
 間まとめ」に対して11月15日まで意見募集を実施している。
 http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000283&OBJCD=100185&GROUP=
 「中間まとめ」には、権利「制限」の見直しとして「障害者福祉関係」のな
 かで図書館に関係する事項が挙げられている。
 障害者団体から、
 1 視覚障害者のために、録音図書の作成を公共図書館も著作権者の許諾無く
  実施できるようにすること
 2 聴覚障害者のために、著作権者の許諾無く映像に字幕や手話を付けること
  ができるようにすること 
 3 知的障害者や発達障害者等にも著作権者の許諾無く映像に、要約した字幕
  を付けることや、デジタル録音図書の作成ができるようにすること
 等の要望があり、
 ・障害者のいわゆる情報アクセスの観点から、障害者が著作物を利用できる
 可能性をできる限る確保する方向で検討すべき
 ・ただし、健常者への流出防止策などについて考慮すべき
 との、検討の方向性を示している。
 マスコミ報道では、障害者のための複製が直ちに実現されるかのような報道
 もみられるが、やっと検討の俎上に上ったところである。その実現のために
 意見を広く伝え、世論化する必要がある。この「中間まとめ」を受けた10月
 12日の著作権分科会では、権利者側から「総論には賛成だけれど、知らない
 所でどんどん複写される問題を感じる。」との意見が出された。日本図書館
 協会の常世田委員から「公共図書館では公務員が法令に基づいて業務を行う
 ので、健常者への流用防止は可能である」と述べるとともに、作家の委員か
 らは「現実に読めない状態に置かれている人たちがいるのだから、早く対応
 するべきだ。特にLDの人たちへの対応は緊急の案件である」との発言があ
 った。

○NDL-OPACと近代デジタルライブラリーの連携を開始
 国立国会図書館(NDL)は10月17日、蔵書検索・申込システムの「NDL-OPAC」
 と、同館が所蔵する明治・大正期図書の本文画像をインターネット上で閲覧
 できるデータベース「近代デジタルライブラリー」との連携を開始した。
 NDL-OPACで検索した資料の本文を近代デジタルライブラリーで閲覧できる場
 合、NDL-OPACの検索結果画面(書誌詳細表示画面)に近代デジタルライブラ
 リーへのリンクが、新たに表示されるようになった。リンクをクリックする
 と、近代デジタルライブラリーの書誌情報画面が開き、そこから当該資料の
 目次や本文画像を確認することができる。
 近代デジタルライブラリーは現在、約97,000タイトル(約143,000冊)を収載
 しており、今後も順次タイトル数を拡大していく予定。
 NDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム):http://opac.ndl.go.jp/
 近代デジタルライブラリー:http://kindai.ndl.go.jp/

○青年海外協力隊 平成19年度秋の募集
  今回は下記のとおり司書1名の募集が行われている。
  国名:ブータン(公共事業省 ティンプー市役所市立図書館)
 資格条件:司書,実務経験
  募集期間:2007年10月1日(月)~11月9日(水)
 詳細HP:http://www.jica.go.jp/activities/jocv/index.html

○第93回全国図書館大会東京大会、当日参加も受け付けます。
 本日、10月10日にて第2次募集が締め切りとなります。もう参加申し込みは
 お済でしょうか。これから、参加を希望される方は、大会当日に当日受付を
 いたします。当日、日比谷公会堂(1日目)及び国立オリンピック記念青少
 年総合センター(2日目)に当日受付がありますので、ぜひお越し下さい。
 ただし、分科会によっては定員により、ご希望に添えない場合もございます
 が、ご了承下さい。 皆様の参加をお待ちしております。
 詳しくは全国図書館大会HPまたは『図書館雑誌』6月号綴込をご覧ください。
 http://www.nittsu-ryoko.com/travel/event/jlr_93/
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○〔市議会〕図書館業務一部委託へ委員会 四国中央市(愛媛9/4)

○図書館花川北分館の閉鎖問題で[石狩]市 一転、専用端末打ち切りへ 続け
 る会 「話し合い段階、拙速」(北海道<札幌近郊>9/5)
 図書館花川北分館の存続問題 市教委が支援策検討 市議会(同9/12)

○明日の農業図書館育ち 小山[市] 段階にらみ就農講座 相談・展示も充実
  市・JAと協力 貸し出し好調(朝日<栃木>9/5)

○蔵書冊数目立つ格差 新潟市・小中学校 文科省目標6割達せず 市教委 
 不足校に予算配分へ(新潟日報9/5)

○文化・福祉の支援充実 安芸高田市 総合施設概要決まる [市立中央図書
 館](中国9/5)

○3図書館全面委託へ 今治市 9月議会に条例改正案 指定管理者を導入
 (愛媛9/5)

○指定管理者 図書館への導入反対 釧路の「市民の会」 市議会に陳情書
 (北海道<釧路・根室>9/6)

○4図書館 12月 システム統合 蔵書検索ネットで楽々 返却も最寄りの施
 設に 第1小学校 岩見沢市立 北村学習交流館 来夢21(北海道<空知>9/7)

○荒川区の汐入商店街 空き店舗に図書館 買い物帰りの利用想定
 (日経<東京>9/7)

○1年間で800万円「お得」 公共施設の省エネ化を民間委託 岸和田市 対
 象施設拡大へ [図書館](朝日<大阪>9/7)

○浦和駅東口複合公共施設 愛称は「コムナーレ」 イタリア語で「市立の」
 意味 [さいたま市・施設内に市立中央図書館](埼玉9/8)

○帯広市図書館 ビジネス書人気です 昨春改装で専用コーナー 常時200冊
 前後貸し出し(北海道<帯広・十勝>9/10夕)

○〔教える・学ぶ〕グループ学習に最適 札幌で広がる「学校寄託図書」 同
 一テーマ複数利用 分散27万冊集約も検討 廊下に計150冊 ネット予約も
 (北海道9/11)

○市立図書館の指定管理者 大手業者が参入意向 市議会委 館長 来月公募
 の方針示す [釧路市](北海道<釧路・根室>9/12)

○豪関連資料2万点 最大図書館開設へ 追手門学院大(読売9/12)

○倉敷市 9月補正に関連費 児島市民交流センターでPFI調査 年度内に導入
 可否 玉島地区も基本方針策定へ [図書館](日刊建設工業9/13)

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◆集会等のお知らせ
○図書館連続講演会 第3回講演
 主催:南相馬市立原町図書館
 日時:2007年10月27日(土)10:00-
 会場:南相馬市文化センター3階視聴覚教室
 講師:荒井督子氏(東京子ども図書館常務理事)参加費:無料(申込不要)
 詳細HP:http://www.city.minamisoma.lg.jp/tosyokan/lib_kouenkai_3.jsp
 問合先:南相馬市立原町図書館(TEL.0244-22-4352 FAX.0244-24-6986
  E-mail:toshokan★city.minamisoma.lg.jp)

○第9回図書館振興県民のつどい
 主催:山口県図書館協会
 日時:2007年10月27日(土)10:30-16:30  会場:山口県立山口図書館
 内容:講演「みえない世界の描き方~魔法画家スズキコージの世界」スズキ
  コージ氏(絵本作家),おはなしテント村,図書館ボランティアのつどい等
 詳細HP:http://library.pref.yamaguchi.lg.jp/usr/event/tsudoi2007.htm
 問合先:第9回図書館振興県民のつどい事務局(山口県立山口図書館企画振
  興課 TEL.083-924-2111)

○日本看護図書館協会第37回研究会(2007年度)
 日時:2007年11月10日(土)13:00-17:00
 会場:山梨県立大学池田キャンパス(=看護学部)
 内容:「地域連携」をキーワードに大学統合による複数キャンパス図書館の
  連携や図書館の地域ネットワーク活動の事例報告など。
 参加費:会員無料/非会員1000円 申込締切:10月31日(水)
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/kantokyo/edu/

○2007年度三田図書館・情報学会研究大会
 日時:2007年11月10日(土)9:00-18:20
 会場:慶應義塾大学三田キャンパス 南館B4Fディスタンスラーニング室
 内容:図書館,メディア,情報探索行動などに関する21件の研究発表,野添篤毅氏の
  講演,懇親会(昼食)など。
 申込:事前申込みは不要,会員外の参加も可。
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/am_2007.html
 問合先:三田図書館・情報学会事務局(〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
  慶應義塾大学文学部図書館・情報学専攻内 E-mail:m-slis★slis.keio.ac.jp)

○資料保存委員会・紙資料の保存・補修研修会
 テーマ:明日からできる「資料保存の基礎技術」PART5
 日時:2007年11月19日(月)9:30-16:30  会場:日本図書館協会2階研修室
 講師:資料保存委員会委員
 内容:ビデオ「図書の修復-正しい製本の知識と基礎的な技術」視聴,基本的な
  知識と補修技術の実習,表紙の外れた本の修理の実習,保存と修理についての
  質疑応答と相談
 定員:20名(申込先着順)
 持参用具:カッターナイフ,直定規(30cm以上),ハンドタオル,ハサミ
 参加費:会員500円/非会員1000円 *施設会員は1名まで会員扱い
 申込方法:氏名,住所,TEL,所属,会員・非会員の区別を明記の上,E-mailかFAXで
  下記まで。参加不可の場合のみ連絡します。
 申込先:日本図書館協会資料保存委員会(担当:高橋 TEL.03-3523-0812
  FAX.03-3523-0842 E-mail:takahashi★jla.or.jp)

○東京大学創立13周年記念事業東洋文化研究所シンポジウム第3回アジア古籍保全講演会
 日時:2007年11月20日(火)10:00-17:00
 会場:東京大学工学部8号館1階・教授会室
 内容:「マイクロ資料の劣化-原因と対処」安江明夫氏(国立国会図書館顧問)ほか
 申込方法:E-mailで氏名,連絡先を明記して下記あて申込。11月13日(火)必着。
 詳細HP:http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~library/news/asia_lec_no3.html
 申込先:東京大学東洋文化研究所図書室(E-mail:lib-info@ioc.u-tokyo.ac.jp
  @は半角にしてください FAX.03-5841-5898)

○日本図書館研究会北海道ブロックセミナー
 日時:2007年11月24日(土)10:00-16:00
 会場:恵庭市民会館大会議室 
 テーマ:ほんものの図書館を未来に伝えるために、市民とともに今できることは何か
 講師:西村一夫氏(日本図書館研究会事務局長),永井悦重氏(元岡山市学校
  図書館司書),ゲストスピーカー:中島興世氏(恵庭市長)
 対象:図書館員,市民,研究者(会員資格問わず)定員:100名
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/block/2007/hokkaido.html
 申込・問合先:森昌彦(札幌市清田図書館 E-mail:librement@mbm.nifty.com
  @は半角にしてください FAX.011-889-2485 TEL.011-889-2484)

○平成19年度専図協秋季セミナー
 主催:専門図書館協議会
 期日:2007年11月29日(木)~30日(金)
 会場:日本図書館協会会館2F研修室
 テーマ:『アピールするライブラリーへ~広報戦略を考える~』
 内容:<29日>講演「人を惹きつける図書館の広報戦略」茂出木理子氏(お茶の水
  女子大学附属図書館)事例報告3件<30日>グループ討議,見学会
 参加費:15000円/非会員18000円 定員:40名
 詳細HP:http://www.jsla.or.jp/1/13/13-3.html

○東京都図書館協会(TLA)IT講習会
 主催:東京都図書館協会(TLA)協力:国立情報学研究所(NII)
 日時:2007年11月30日(金)13:30-16:30
 会場:国立情報学研究所(学術総合センタービル)20階実習室
 テーマ:国立情報学研究所の学術コンテンツ・ポータル
 内容:GeNii(NII学術コンテンツ・ポータル)の紹介と利用体験実習(一人一台PC)
 対象:(1)東京在住の日本図書館協会会員(TLA個人会員)(2)東京に住所がある
  日本図書館協会加盟の施設(TLA施設会員)に勤務している方
 参加費:無料 定員:36名(応募者多数の場合は抽選。決定後メール等で連絡)
 申込方法:「IT講習会参加希望」と明記し氏名,勤務先,連絡先(住所,TEL,FAX,
  E-mail)を記入の上、下記あてに申込 申込締切:11月15日(木)
 詳細HP:http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15930.html
 申込先:東京都図書館協会事務局(都立中央図書館企画経営課内 FAX.03-3442-8919)

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◆求人情報
○公立大学法人神戸市外国語大学 契約職員:若干名
 応募締切:2007年10月19日(金)消印有効

○国立歴史民俗博物館図書室 契約職員:1名
 応募締切:2007年10月26日(金)必着

○頌栄短期大学図書館 図書館司書:1名
 応募締切:2007年10月31日(水)

○国文学研究資料館 パートタイム職員:2名
 応募締切:2007年10月31日(水)必着

○日本看護協会看護教育研究センター図書館 アルバイト:1名
 応募締切:2007年10月31日(水)必着

○公立大学法人島根県立大学(浜田キャンパス図書館)任期付職員:若干名
 応募締切:2007年11月2日(金)消印有効

○大阪教育大学附属図書館(本館)非常勤職員:1名
 応募締切:2007年11月9日(金)必着

○(財)日韓文化交流基金図書センター 担当職員:1名
 応募締切:2007年11月12日(月)正午必着

○西町インターナショナルスクール スクールライブラリアン:1名
 応募締切:2007年11月30日(金)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
 
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◆JLAからのお知らせ
○『図書館雑誌』10月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は
 郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

○2007年度第5回施設会員配付資料:以下のとおり10月12日付で発送いたしま
 した。お手元に届きましたら中身を必ずご確認ください。
 <A,B,C会員配付資料>
(1)ネットワーク資料保存 第85号
 上記資料とともに『図書館雑誌』2007年10月号をお届けしております。
 これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。ご参考ください。
 http://www.jla.or.jp/nyukai/haihu.html#2007
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) 
========================================================no.375 END=
■登録アドレスの変更・解除はメールでこちらまで。  mailmaga★jla.or.jp  
 

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841