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日本図書館協会の見解・意見・ご要望
2007/11/07
第378号
======================================================<2007/11/7発信> JLAメールマガジン 第378号 ===================================================================== 編集発行:社団法人 日本図書館協会 Copyright,2007 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼ ■図書館界ニュース ■新聞記事より ■集会等のお知らせ ■求人情報 ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○DVD-ROM付き冊子『青空文庫 全』の図書館への配布に協力 著作権の切れた文芸作品をインターネットで提供する電子図書館「青空文庫」 は本年7月7日に開設10周年を迎えたが、これを記念して、青空文庫の一式を おさめたDVD-ROM付き冊子『青空文庫 全』を全国の図書館に寄贈する事業を 実施した。日本図書館協会も協力している。 このDVD-ROMには、青空文庫収録作品のうち、著作権の切れた作家と翻訳家 407名の約6500点がおさめられている。形態は、プラスチックのケースにお さまったDVD-ROMではなく、32ページの冊子にDVD-ROMを添付した形がとられ、 冊子にはDVD-ROMの使い方、寄贈計画の狙い、青空文庫の成り立ち、著作権 保護期間の延長に反対する青空文庫の考え方などが説明されている。 公共、大学、短大、高専の図書館計約3000には10月29日に発送を完了した。 高校図書館5000には11月20日頃届けられる予定になっている。 詳細はhttp://www.aozora.gr.jp/kizokeikaku/ ○東京都の事務事業の民間開放の可能性意見募集、都立図書館が挙げられる 東京都は民間事業者を対象に「東京都事務事業の民間会報の可能性に係る意 見募集」をしていたが、6月に16項目の「意見」が寄せられたことを公表し た。その中には「図書館の運営業務」が挙げられ、その内容として「下記手 法を用いた図書館における効率的なサービスの提供とサービスの向上 1.民間による図書館運営(指定管理者制度の活用、あるいは図書館のカウン ター業務だけを民間に委託)、2.ICによる資料管理・貸出業務の機械化、 自動化、3.図書館資料調達方法の見直し」とある。 「意見」に対する東京都の見解が10月25日に公表され、「図書館の運営業務」 については次のように記されている。「都立図書館では、資料出納、バーコ ード・ラベルの貼付、定型的なデータ入力等の専門性を必要としない業務に ついて、民間への委託を計画的に順次拡大し、実施しています。一方、図書 資料の選定・収集業務、区市町村立図書館に対する協力・支援などの業務の 委託については、都立図書館としての役割や特質等を考慮しながら判断して いく必要があります。今後とも、都立図書館の業務全般について、民間開放 が可能かどうかに視点から普段の見直しを行い、民間委託の拡大を検討して いきます。なお、ICによる資料管理・貸出業務の自動化については、その 費用対効果を今後検討していきます。」さらに民間活用の状況についての別 紙が付されている。 今後東京都は「意見」を提出した事業者に、この見解に対する「再検討要請 の受付」を行い、東京都版市場化テスト監理委員会の意見を聴き、再検討結 果を公表するとしている。 http://www.soumu.metro.tokyo.jp/02gyokaku/sijouka-test/test-top.htm#honnkaku ○中国で図書館法を考えるセミナーが開催される さる10月17日から19日まで中国の上海図書館学会、日本図書館研究会、上海 図書館の共催による第5回国際図書館学セミナーが「図書館法を考える」を テーマに開催された。日本からは、塩見昇氏(日本図書館協会理事長)「図 書館整備の法的根拠:その意義と現況、課題」、横山道子氏(神奈川県立図 書館)「日本の図書館法概説:主な内容と論点」、北克一氏(日本図書館研 究会理事)「Web2.0時代の知識情報基盤としての公立図書館」の発表などが あった。中国のほか韓国からの報告もあり、意義深いセミナーであった。 --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○〔ニュースさが TOP〕[佐賀]県内図書館 危機感 本購入費軒並み削減 古 本、他館との交換で補う 7市合計 5年前の7割どまり(佐賀9/23) ○新移動図書館車 狭山で運行開始(埼玉9/27) ○五日市憲法草案 ネット公開 あきる野市 図書館で現物移管で(読売9/27) http://archives.library.akiruno.tokyo.jp/ ○[高知県]いの町に図書館バス 来月始動 遠隔地サービス拡充[町村合併で町 域拡大に伴い] 小学校や保育園訪問(高知9/27) ○司書の在り方探る 青森で全国[公共]図書館[総合・経営部門研究]集会 180 人が意見交換(東奥日報9/29) ○〔政令市の“本の港” 中央図書館オープン <上>〕待望の建設 長年の市 民活動結実 「滞在型」へ設備充実図る(新潟日報9/28)〔同 <下>〕将来 展望 地域活性へ住民期待 オンライン化で各館結ぶ(同9/29) ○大学図書館 進む一般開放 柏の「日本橋学館」「二松学舎」 あすから館 外貸出 「東京」「麗沢」は館内閲覧(千葉日報9/30) ○伊勢崎市「読書の街計画」 モデル地区に指定 文科省(上毛10/2) ○08年度事業計画案まとめる [岡山]市などの「心豊かな岡山っ子応援団」 子ども会の支援 中学生の読み聞かせ 詳細検討し決定へ 新生児に絵本事 業スタート 最初の贈呈は新田さん(辰己)(山陽10/2) ○図書館相互利用へ 八王子市と町田市 28日から(読売10/4) ○愛称は ぶっくスワン [新潟]県立図書館 知名度アップ図る (新潟日報10/5) ○学術書利用手軽に [福井]県立図書館、福井大が協定 相互窓口貸し出しOK 蔵書96万冊+60万冊→(福井10/5) http://www.library.pref.fukui.jp/kyoutei/kyoutei.html ○研究論文ネット公開 福井大 無料閲覧(福井10/5) http://repo.flib.fukui-u.ac.jp/dspace/ ○〔やまぐちNow〕公立図書館の資料購入費削減 自治体財政難じわり 新刊、 雑誌…品ぞろえカット 住民サービス低下象徴 まさかの9割減 侵される 文化(毎日10/6) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○2007年度実践女子大学図書館学課程特別講演会 「図書館利用に障害がある子どもへの図書館サービス」 日時:2007年11月14日(水)14:40-16:10 会場:実践女子大学香雪記念館1階101教室 講師:山内薫氏(墨田区立あづま図書館) 参加費:無料(11月12日(月)までにE-mail,FAX,葉書等で申込) 詳細HP:http://www.jissen.ac.jp/jpn/top/04/index.php 申込・問合先:実践女子大学図書館学課程研究室(〒191-8510 日野市大坂上4-1-1 TEL.042-585-8925 FAX.042-585-8928 E-mail:tsukahara-hiroshi★jissen.ac.jp) ○講演会「カナダの図書館と共に歩んだ45年と将来の展望」 -OCLC顧問古谷夏子氏講演会- 主催:(社)情報科学技術協会(INFOSTA) 日時:2007年11月17日(土)15:00-17:00 会場:東京八重洲ホール8階800会議室 講師:古谷夏子氏(OCLC顧問) 定員:30名 参加費:3150円(税込) 詳細HP:http://www.infosta.or.jp/seminar/semi071117.html 申込・問合先:情報科学技術協会(TEL.03-3813-3791 FAX.03-3813-3793) ○「インターネット時代のハイパー読書術 差がつく本の読み方、探し方」 主催:首都大学東京図書情報センター本館 日時:2007年12月12日(水)16:30-18:00 会場:首都大学東京南大沢キャンパス講堂小ホール 講演者:橋本大也氏(データセクション(株)代表取締役) 参加費:無料 定員:200名 詳細HP:http://www.lib.metro-u.ac.jp/literacy/kouenkai2007.html 問合先:首都大学東京図書情報センター本館閲覧サービス担当(TEL.042-677-2404 FAX.042-677-2403 E-mail:lib★c.metro-u.ac.jp) ○「みやざき発 Live! Library-地域づくりと図書館のミッション-」 日時:2007年12月20日(木)12:50-16:10 会場:宮崎県立芸術劇場イベントホール 内容:基調講演「自立と分権の時代における図書館のミッション」片山善博氏 (慶應義塾大学大学院教授(前鳥取県知事))討論「住民自治を支える図書館」 参加料:無料 申込期間:11月1日(木)~11月30日(金) 詳細HP:http://www.lib.pref.miyazaki.lg.jp/ 問合・申込先:宮崎県立図書館総務・企画課企画担当(TEL.0985-29-2956 FAX.0985-29-2961) ○公開シンポジウム「知識共有メカニズムとしての公共図書館ビジネス支援 サービス」 主催:科学研究費補助金「企業活動支援メカニズムとしての公共図書館ビジネス 支援サービスの効果」研究グループ 日時:2007年12月22日(土)13:30-17:00 会場:学習院女子大学2号館223教室 発表者(内容):池谷のぞみ氏(Palo Alto Research Center:サービスの 運営)田村俊作氏(慶應義塾大学:サービスの利用)越塚美加氏(学習院 女子大学:英国のビジネス支援サービス) 参加費:無料。事前申込が必要。 申込HP:http://www.slis.keio.ac.jp/~tamaran/research/bizlib/symposium.html 問合先:研究グループ事務局・粟村(E-mail:awamura★slis.keio.ac.jp) 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。 http://www.jla.or.jp/calendar.html http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○(学)学習院 図書館職員:若干名 応募締切:2007年11月14日(水)必着 ○アンダーソン・毛利・友常法律事務所 図書契約職員:1名 応募締切:2007年11月15日(木)必着 ○公立大学法人首都大学東京 常勤契約職員(司書):若干名 応募締切:2007年11月19日(月)必着 ○昭和館図書室 常勤職員:1名 応募締切:2007年11月20日(火)必着 ○宮若市公民館図書室 図書司書(雇用契約職員):1名 応募締切:2007年11月20日(火)消印有効 ○筑波大学大学院 図書館情報メディア研究科教員:1名 応募締切:2007年12月28日(金)必着 ○(株)高度情報システム 正社員:3名 応募締切:2007年12月31日(月) 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。 http://www.jla.or.jp/job.htm http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○JLA新刊ご案内 「図書館政策資料XI」 A4判、120頁、頒価1,000円。教育基本法改正と図 書館法制度の検討、指定管理者制度と業務委託に関連する資料を収録。 購入方法:FAX、郵便、メールで申込。代金は後納。送料290円(2冊以上は 一律350円)を、同封の郵便振替用紙で送金ください。 申込先:日本図書館協会企画調査部 〒104-0033東京都中央区新川1-11-14 fax.03-3523-0841 e-mail kikaku★jla.or.jp(e-mailでの注文は件名を 「政策資料 XI」) ○音訳資料作成の一括許諾システムの第39回名簿について 11月2日に許諾著作者名簿(2865件)について電子メール等でご連絡しました。 下記ホームページからダウンロードして使用ください。 http://www.jla.or.jp/onyaku/index.html (問合先:日本図書館協会事務局音訳係 onyaku★jla.or.jp) ○2007年度第6回施設会員配付資料:以下のとおり10月31日付で発送いたしま した。お手元に届きましたら中身を必ずご確認ください。 <A会員配付資料> (1)図書館の原則 改訂2版 (2)平成18年度国際子ども図書館児童文学連続講座講義録 絵本の愉しみ -イギリス絵本の伝統に学ぶ- (3)カレントアウェアネス No.293 これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。ご参考ください。 http://www.jla.or.jp/nyukai/haihu.html#2007 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ========================================================no.378 END= ■登録アドレスの変更・解除はメールでこちらまで。 mailmaga★jla.or.jp