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日本図書館協会の見解・意見・ご要望
2008/02/13
第391号
======================================================<2008/2/13発信> JLAメールマガジン 第391号 ===================================================================== 編集発行:社団法人 日本図書館協会 Copyright,2008 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼ ■図書館界ニュース ■新聞記事より ■集会等のお知らせ ■『図書館雑誌』2月号のお知らせ ■求人情報 ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○図書館システムの内容、経費についての調査 地方自治情報センター(総務省所管)は、平成19年度「業務システムの導入 及び運用に要する経費等の調査結果」を発表したが、そのなかに図書館の結 果も掲載されている。昨年9月に調査したもので図書館に関しては、蔵書管 理、検索、貸出予約、貸出返却、利用者管理の業務・システムを調査対象と し、その稼動年月、現システムの利用期間の構築費用、現在までの運用・保 守費用、システムの処理形態(クライアントサーバ型など)、再構築計画の 有無と時期・内容、システム開発・運用の形態および職員の開発・運用工数、 システムの共同開発・運用の有無および共同化の相手先、構築委託先事業者 の選定方式、構築・運用・保守の委託先事業者名、リース元事業者名、法改 正等によるシステム改修の頻度、システム導入効果測定指標の設定の有無 (住民サービス向上、業務改善、コスト削減等)およびその指標名・達成状 況、と多岐にわたり興味深い。すべての都道府県、市区町村が網羅的に一覧 となっており、比較検討が可能である。 都道府県は http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/frame.html?url=rdd/kyo/p-chousa19/index.htm 市区町村は http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/frame.html?url=rdd/kyo/k-chousa19/index.htm なお、この調査は2005年、2006年にも実施されているが、その調査項目は異 なる。 ○「基本件名標目表キーワード検索」Web版利用のご案内 日本図書館協会では、現在、書籍、CR-ROM版で提供している「基本件名標目 表第4版(BSH4)」のWebサービス版の提供を検討しています(システム開発: 株式会社リッテル)。つきましては、2008年2月12日より3月7日まで「基本 件名標目表キーワード検索」のβ版をインターネットに公開し、ご意見を募 ることとしました。この検索システムでは、東京大学情報基盤センターより 特許出願された、異種オントロジーの統合検索の技術を使い、フリーキーワ ードから件名候補が検索される手法を用いています。より実務に活用できる システムにするため、ご協力くださいますようお願いします。 同システム機能概要 ・件名キーワード検索機能:一般のweb検索の要領でキーワードから近しい 件名候補を表示 ・同シソーラス表示機能:検索ワードから件名までの言葉の関係性を表示 ・件名索引機能:全件名を索引検索し、該当の上位概念下位概念を表示 ・OPAC連動機能:今回のβ版では件名をクリックすると東京大学OPACにリン クし件名による書籍検索ができる 申込方法:http://www.jp-bsh.net/moushikomi/ にアクセスいただき申込 フォーマットを入力し送信。申込者に直接IDとパスワードを返送します。 利用方法:http://www.jp-bsh.net/ にアクセスいただき上記IDとパスワー ドを入力。トップページに詳細な利用方法があります。 問合先:日本図書館協会 BSH係 bsh★jla.or.jp システムについての問合先:株式会社リッテル help★jp-bsh.net ○歴史的音盤のアーカイブ化 昨年4月に設立された「歴史的音盤アーカイブ推進協議会」から日本図書館 協会にこのほどSP盤のデジタル・アーカイブ化に関する有識者ヒアリング への協力依頼があり、応諾した。この協議会は、SP原盤の散逸・消失・劣 化を防ぎ、デジタル化することにより保存、公開、伝承するというプロジェ クトで、日本レコード協会、NHK、日本音楽著作権協会など関係6団体の参加 により設立されたものである。音楽レコードだけでなく、実況中継の放送や 政治家の演説なども対象としている。 図書館にはSP盤を所蔵しているところが少なからずあり、そのままでは提 供が難しく、メディア変換による提供が考えられるが、その際は原盤廃棄が 求められる。先に権利者側との協議では原盤の保存について合意を得たが依 然として法律は改正されていない。 ヒアリングに際して日本図書館協会代表は、アーカイブ化された音源の活用 については図書館において活用されることが期待される、と次の点を述べた。 ・多岐にわたる要望をもつ図書館利用者に応えるためには、コンテンツが網 羅的、全体的(一部分ではないこと)であり、検索性や容易にアクセスできる 利便性を必要としている。これらの要件を具備した事業の検討が必要である。 ・図書館は、管理団体からインターネット経由で提供されるアーカイブを利 用者に提供する方法が考えられる。利用料金は低価格の固定料金とし、図書 館では無償で提供することが可能なようにする。 ・演説などは文字化してプリントされたものが提供できる機能の付加が望ま しい。 ・アーカイブ化は、音楽についてはかなり提供されているので、それ以外の 記録類を優先してほしい。 ・この事業は商業的に成立させることは難しいので、歴史的音源の継承とい う文化的重要性を捉えた行政施策が必要である。 ○第11回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール 図書館の学校主催の標記コンクールの優秀賞・日本図書館協会賞は、岡山県 立図書館「社会見学等の調べ学習における公共図書館の支援のあり方」に授 賞することとなった。2月23日に表彰式が行われる。 ○財団法人渋沢栄一記念財団、メルマガで情報発信 同財団実業史研究情報センターは、メールマガジン「ビジネス・アーカイブ ズ通信」(BA通信)で、企業史料管理とビジネス・アーカイブズに関する海 外情報を提供する。第1回目の配信は2月15日(金)。 http://www.shibusawa.or.jp/center/ba/index.html --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○さいたま市中央図書館、開館1カ月 順調に来館10万人超す(埼玉1/3) ○収容率70%超 困った [青森]県立図書館 蔵書 年3万冊増え続け・・・ 整 理作業追いつかず 7-8年後は満杯(東奥日報1/4) ○医学文献のコピー郵送します 大分大、医療従事者を対象(朝日<大分>1/5) ○緑臨む読書空間 ブックサロンがオープン 春日部[市]庄和総合支所 (埼玉1/6) ○長崎市図書館 開館初日9千人 蔵書32万冊、窓口に列(朝日<長崎>1/6) ○図書館就農お手伝い 栃木県小山市 団塊世代に役立つ情報 専門書集め相 談窓口も(日本農業1/8) ○〔中越沖地震〕「被災体験記寄贈を」 [新潟]県立図書館が呼びかけ (毎日1/9) ○学校図書相互に活用 蔵書データベース白山市に拡大 「調べ学習に便利」 現場で好評(朝日<石川>1/9) ○初の展示場 図書館併設 富山[市] 12日オープン ミサワホーム富山 (北日本1/10) ○鴎外記念室の更新検討へ 東京・文京区 PFIなど幅広い事業手法視野 (日刊建設工業1/11) ○移動図書館3月末廃止 大分市、経費2500万円節減狙い 高齢者・親子ら 「残念」 4月から 予約受け公民館に配本(朝日<大分>1/11) ○児童書貸し出し 04年度から急増 幕別町図書館 「ブックサポート」奏功? (北海道<帯広・十勝>1/12) ○空き店舗に絵本図書館 壬生[町]・蘭学通り栄町商店街 15日オープン 飲 食もできる 子と憩う場に(下野1/13) ○安来市誌 図書館に削除要請、一転撤回(朝日<島根>1/15) ○110年前沖縄の新聞“発掘” 国会図書館原本保管 研究者ら突き止め [沖 縄]県立図書館公開始める 複写漏れの37ページ分(沖縄タイムス1/16夕) ○三沢市立図書館、民間に委託 公立図書館で県内初(読売1/19) ○枯れ木、移動図書館車直撃 運転の市職員重体 佐治の国道 [鳥取市] (日本海1/19) ○プライバシーは守れる? 「裁判員」、市民学ぶ 検事が講師 [島根県立 図書館](朝日<島根>1/20) ○読書好きになった 東出雲町が学校司書 全小・中学に配置 貸し出し20倍 に(読売1/20) ○軽井沢町が再整備計画 中軽井沢駅と追分宿周辺 来年度から 道路改良、 駅ビル建設 [図書館など](信濃毎日1/21) ○〔広角鋭角 変わる図書館〕 1 財政難でも理想追う 「民間任せ」見直す 動きも(日経1/21夕) 2 増えるビジネス支援 情報拠点高まる存在感(同 1/22夕) 3 郷土情報のデジタル化 参加型の歴史・文化事典(同1/23夕) 4 ネット情報を後世に サイト収集・保存課題山積(同1/28夕)5 団塊世 代に執筆指南 仕事の経験、地域に橋渡し(同1/30夕) 6 高齢者向けサー ビス 施設に出向き「思い出語り」(同2/4夕)7 モラル低下に悩む 悪質 な破損本展示し訴え(同2/6夕)8 委ねられる閲覧制限 「知る権利」「人 権」に揺れる(同2/8夕) ○厚木・平塚市の図書館 「相互利用」で提携 3月8日から (朝日<さがみ野>1/22) ○絵本選びの参考に 情操教育促進一役 美容室に紹介パンフ 倉吉[市] (日本海1/22) ○切り取り・書き込み・カビ… 本が泣いている 広島市立図書館 被害年間 100万円 個人情報が壁 追跡難航(朝日<広島>1/22) ○「乗せます」広告 移動図書館バス [高知]県立図書館(朝日<高知>1/22) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○著作権セミナー 主催:専門図書館関西地区協議会 日時:2008年2月26日(火)14:00-16:30 会場:大阪商工会議所地下1階2号会議室 内容:「専門図書館が提供すべきサービスと著作権制度とのかかわり」山本順一氏 (筑波大学大学院図書館情報メディア研究科) 参加費:会員無料/非会員1000円 申込方法:2月22日(金)までにFAXかE-mailで申込 申込・問合先:専門図書館関西地区協議会事務局(TEL.06-6944-6451 FAX.06-4791-0444 E-mail:sentokyo★osaka.cci.or.jp) ○むすびめ講演会「多文化共生センターの活動から」 日時:2008年3月1日(土)15:00- 会場:法政大学市ヶ谷キャンパス80年館7階大会議室 ゲストスピーカー:田中阿貴氏(多文化共生センター東京) 詳細HP:http://www.musubime.net/ 申込先:むすびめの会事務局(E-mail:staff★musubime.net) 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。 http://www.jla.or.jp/calendar.html http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html --------------------------------------------------------------------- ◆『図書館雑誌』2月号(64ページ・定価980円)のお知らせ ○特集「大学図書館の現在」 ・図書館経営とエビデンス-実務と研究をつなぐ(永田治樹) ・国立大学図書館における一般開放への取り組みについて(富田健市) ・大学図書館における資料保存-戦略的資料保存試論(小島浩之) ・「初年次教育」にかかわる大学図書館の役割についての一考察 -最近の動き(太田潔) ・ILL文献複写の需給状況の変化と学術情報の電子化(小山憲司) ・NACSIS-CATと大学図書館のコレクションの現況(佐藤義則) --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○梅花女子大学図書館 臨時雇用者:1名 応募締切:2008年2月15日(金)必着 ○NTT厚木研究開発センタ図書館 長期契約社員:1名 応募締切:2008年2月15日(金) ○横浜国立大学 事務補佐員(図書館業務・障害者)1名(図書館業務)1名 応募締切:2008年2月22日(金)必着 ○名古屋大学附属図書館研究開発室 教員(助教):1名 応募締切:2008年2月29日(金)必着 ○東洋英和女学院大学図書館 パートタイマー:1名 応募締切:2008年2月29日(金)必着 ○堺市立図書館 臨時職員:15名程度 応募締切:2008年2月29日(金) ○公立大学法人首都大学東京 非常勤契約職員(司書):1名 応募締切:2008年3月5日(水)必着 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。 http://www.jla.or.jp/job.htm http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○JLA新刊 日本の図書館 2007 統計と名簿 日本図書館協会図書館調査事業委員会編 2008.1 610p B5判 定価13,650円 ISBN978-4-8204-0724-9 (JLA施設A, B会員配布資料) http://www.jla.or.jp/publish/bindex.html ○音訳資料作成の一括許諾システムの第42回名簿について 2月4日に許諾著作者名簿(2864件)について電子メール等でご連絡しました。 下記ホームページからダウンロードして使用ください。 http://www.jla.or.jp/onyaku/index.html (問合先:日本図書館協会事務局音訳係 onyaku★jla.or.jp) ============================================================no.391 END= ■登録アドレスの変更・解除はメールでこちらまで。 mailmaga★jla.or.jp