令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2008/11/26

第431号

=====================================================<2008/11/26発信> 
             JLAメールマガジン  第431号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
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  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■JLAからのお知らせ
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○国立国会図書館、厚生省(厚生労働省)名簿の利用を一時停止
 元厚生事務次官の殺傷事件に関連して国立国会図書館は、厚生省(厚生労働
 省)職員の自宅住所が記載されている「厚生省(厚生労働省)職員録」「厚
 生省(厚生労働省)名鑑」「厚生省便覧」の5タイトル、計48冊の利用を一
 時停止している。これは利用制限の規定による措置ではなく、人命に関わる
 ことで緊急避難として行っているとのことである。なお国立印刷局(旧・大
 蔵省・財務省印刷局)刊行の「職員録」については利用の停止を行っていな
 い。
 なお埼玉県の上田清司知事は11月25日の記者会見で、職員名簿の公開を制限
 しない考えを示した。容疑者が図書館の職員録により住所を調べたと供述し
 ていることに関連した記者の質問に対して、「県立図書館が制限していると
 聞いていない。あたりまえに進めていると思う。(公開制限は)ありとあら
 ゆるものがストップするのではないか。」と答えた。さらに「オープンマイ
 ンドの社会がテロによりクローズマインドの社会になるのはどうか。そうで
 なくても最近は自治会名簿でも住所や電話番号も書いてない(状況がある)。
 クローズマインドの社会、いやな社会になるのはどうか。厚労省は一時的な
 緊急避難だろう。基本はオープンマインドではないか」と述べた。
 http://www.pref.saitama.lg.jp/room/kaiken/index.html
 日本図書館協会はマスコミ等からの取材に対して、殺傷事件は民主主義を破
 壊する行為であり、図書館の所蔵資料がそのようなことに使われたとすれば
 遺憾なことであり残念だ、しかしこれを理由として、今後名簿などの利用を
 過度に規制するようなことにならないよう慎重にすべきだ、と答えている。

○司書養成科目について文部科学省に要請
 日本図書館協会は11月10日文部科学省宛に、「大学における図書館の科目」
 に関して次のような要請を行った。
 1 「大学における図書館の科目」の文部科学省案を早急に提示されること、
 2 文部科学省案について十分検討する期間を保障すること、
 3 文部科学省案についての説明会などを開催すること、
 4 省令施行までのスケジュールを明らかにすること。
 「大学における図書館の科目」の省令施行は2010年4月と決められているが、
 未だ案が示されていない。図書館の現場や司書養成に携わる人たちが十分検
 討し、その意向が反映できるような期間の確保などが必要である。また開講
 大学にとってはその準備期間が必要となる。これらの状況を踏まえて、要請
 したものである。

○来年度の全国図書館大会は東京で開催
 来年度開催の第95回全国図書館大会は東京で行うことを決定した。
 開催日は2009年10月30日(金)、午前は全体会、午後は分科会を行う予定で
 ある。全体会場は明治大学アカデミー・ホール、分科会の会場については現
 在確保に努めている。
 詳細については今後順次お伝えする。
 今年の兵庫大会では、来年の大会について首都圏で全1日の日程で行う旨報
 告し、会場の確保に努めてきた。関係者のご協力により会場の提供を得、開
 催の日程を決めることができた。
 なお2010年は奈良県において9月に行うことが内定した。
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○〔With You Woman〕図書館サービス最前線 11月9日まで読書週間 目立つ
 ビジネスマン支援 夜10時まで開館の自治体も ネットやメール、携帯電話
 の活用型が増加(公明10/28)

○グーグル 「書籍検索」訴訟で和解(日経10/29)

○[横浜]市立図書館 指定管理導入の反対請願不採択 市教委(神奈川10/29)

○利用登録者1万人突破 [京都市]右京中央図書館 開館3カ月、予想上回る
 (京都10/29)

○図書館行政への公開質問状 候補の回答公表 市民団体(北海道<釧路・根
 室版>10/31)

○慎重論や質問相次ぐ 指定管理者制度 図書館導入で横浜市会
 (神奈川10/31)

○親子向け娯楽図書館 ナムコ 石川の施設に併設 絵本・漫画など閲覧
 (日経流通10/31)

○「源氏物語」読んで 勝海舟恋愛学ぶ? 神戸・甲南女子大に写本
 (朝日10/30)

○反戦にじむ肉筆原稿 広島女学院大 栗原文庫を公開(中国10/8)

○千代田区への移管で条例改正 日比谷図書館 改修工事費は都が負担
 (都政新報10/31)

○「すべての小中学校に」 学校図書館を考える会 学校司書の配置要望 静
 岡(静岡11/5)

○神宮前に中央図書館 渋谷区 ビジネス・地域交流支援(日経11/14)

○図書館28万冊不明に 07年度主要都市 持ち去りか 被害4億円(読売11/9)

○〔モラルを問う〕「警報装置より本買いたい」 蔵書被害嘆く図書館 「持
 ち出し」増える居直り(読売11/9)
 
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◆集会等のお知らせ
○第10回図書館総合展
 期日:2008年11月26日(水)~28日(金)10:00-18:00
 会場:パシフィコ横浜展示ホールB
 詳細HP:http://www.j-c-c.co.jp/library/index.html
 *本日より開催される図書館総合展ではさまざまなイベントが行われます。
 多数であるため本欄では当協会関係主催のフォーラム以外は掲載できません
 でした。各フォーラム等につきましては上記総合展HPをご覧ください。

○日本図書館研究会第258回研究例会
 日時:2008年12月10日(水)19:00-21:00
 会場:大阪市立弁天町市民学習センター第3研修室
 テーマ:公共図書館と学校図書館の連携-学校図書館支援センター推進事業指定
  地域へのアンケート調査を実施して-
 発表者:中村 由布氏(日本図書館研究会学校図書館研究グループ)
 参加:自由,無料,事前連絡不要
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2008/258invit.html

○法学図書館連絡会講習会
 主催:法学図書館連絡定例研究会・ビデオ制作委員会
 日時:2008年12月12日(金)(第一部)10:00-12:30(第二部)14:30-16:30
 (第一部)会場:専修大学神田キャンパス7号館(大学院棟)6階761教室
 内容:(第一部)講習会・ガイダンス実施者のための研修会-法情報講習会の
  成功術-~『わかりやすい法情報の調べ方』DVDを使用して~(第二部)
  最高裁判所,最高裁判所図書館見学(14:15集合(最高裁判所「正門」前))
 参加費:第一部1000円(未加盟館1500円)(資料費代)※第二部無料
 申込期限:12月5日(金)
 申込方法:参加希望の部及び氏名,所属部署名,TEL,E-mailをFAXで下記に連絡。
 申込先:学習院大学法経図書センター・川中(FAX.03-5992-1026)

○日本図書館協会図書館学教育部会2008年度第2回研究集会
 日時:2008年12月13日(土)13:30-
 会場:大谷大学響流(こうる)館
 テーマ:大詰めを迎えた省令科目改定
 発表者:薬袋秀樹氏(文科省「これからの図書館の在り方検討協力者会議」
  主査/筑波大学)竹内比呂也氏(JLA図書館学教育部会幹事/千葉大学)
  阪田蓉子氏(明治大学)渡辺信一氏(元JLA図書館学教育部会長)
 参加費:図書館学教育部会員500円/JLA会員1000円/一般1500円
 詳細HP:http://www.jla.or.jp/kyoiku/index.html
 申込先:川崎秀子(部会幹事/佛教大学 E-mail:ANB18968★nifty.com
  FAX.075-241-4668)

○講演&トークセッション「紙の本のゆくえ~文学と図書館の新しい挑戦」
 主催:(社)日本ペンクラブ,(学)追手門学院
 日時:2009年1月24日(土)14:00-17:00
 会場:追手門学院大阪城スクエア
 内容:講演「ネット社会と文芸著作権」三田誠広氏(作家,日本ペンクラブ)
 「ディジタル時代の図書館の役割」長尾真氏(国立国会図書館長),討論
 参加費:500円  定員:400名
 申込・詳細HP:http://www.otemon-osakajo.jp/
 問合先:(学)追手門学院大手前センター(TEL.06-6942-2788)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html
 
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◆JLAからのお知らせ
○新刊案内
 図書館資料論 (JLA図書館情報学テキストシリーズII 7) 馬場俊明編著
 2008.11 262p B5判 定価1890円 ISBN978-4-8204-0816-1

 米国の図書館事情 2007 2006年度国立国会図書館調査研究報告書 (図書
 館研究シリーズ No.40) 国立国会図書館関西館図書館協力課編 2008.10 
 365p A4判 定価3255円 ISBN4-8204-0817-8  (JLA施設A会員配布資料)

 図書館建築・既存施設からの転用を考える -“学校からの図書館”にみる
 現状と課題ー 第30回図書館建築研修会 日本図書館協会編集 2008.11 
 62p B5判 定価2100円 ISBN978-4-8204-0818-5
 
・販売委託本
 ドイツの公共図書館思想史 河井弘志著 京都大学図書館情報学研究会刊 
 日本図書館協会(発売) 2008.10 298p A5判 定価5250円 
 ISBN978-4-8204-0814-7

 JLA出版物は下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/publish/bindex.html

○転居や勤務先変更により『図書館雑誌』の送付先が変更になる場合は、月末
 までにご連絡いただけると、翌月より新住所へお届けいたします。FAX、メ
 ール、異動届はがき等でお知らせください。
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)

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