令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2009/01/07

第436号

=====================================================<2009/1/7発信> 
             JLAメールマガジン  第436号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2009 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○岐阜県知事選挙候補者に図書館行政について公開質問
 岐阜県知事選挙(1月8日告示、25日投票)に際して、地元住民による「より
 よい岐阜県図書館のための連絡協議会」は立候補予定者に対して、図書館行
 政についての公開質問を行い、二人の予定候補者から回答が寄せられた。質
 問の内容は、県図書館の重要性・必要性の認識・位置づけ、図書館運営に必
 要な専門性と継続性の確保、ネットワーク化や市町村図書館・学校図書館司
 書の研修など中核的機能などのビジョン、指定管理者制度についての考えな
 ど、合わせて7問にわたって聴いている。
 このうち指定管理者制度をめぐる質問に対する回答を紹介する。新人の木下
 一彦氏(県民が主人公の岐阜県政をつくる会)は、「指定管理者制度は経費
 の節減等を図ることを目的とした制度です。しかし図書館の利用には「無料
 の原則」があります。これは、近代公立図書館は、公教育が無償であること
 と同じように公立図書館の無料制によってすべての人に教育の機関が与えら
 れるという考えにもとづくきわめて重要な原則です。このことからして、公
 立図書館の指定管理者制度実施によって経済的な利益を期待することは難し
 く、公立図書館に指定管理者制度はなじまないものであり、導入すべきでは
 ないと考えます。」と回答している。
 また現職知事の古田肇氏は、「指定管理者制度の導入は、館内の清掃業務や、
 ホールや会議室の貸出のような施設の維持管理業務など、中核的機能以外の
 部分について検討しております。直接来館される皆様へのサービス、市町村
 立図書館の設置及び運営に対する指導・助言、市町村立図書館等とのネット
 ワークの構築などといった、県図書館の中核的機能を担う業務については県
 直営で行うべきと考えております。」と回答している。
 また「指定管理者制度導入については、県民参加の検討委員会または審議会
 (公募委員を含む)のようなものを立ち上げていただきたい」に対しては、
 木下氏は「当事者である図書館司書をはじめ図書館関係者をふくめ、県民参
 加のもとで十分検討すべき問題」と答え、古田氏は「既に図書館法で規定さ
 れた岐阜県図書館協議会を設置しており、新たな委員会等の設置は考えてい
 ない」と答えている。

○2008年の日本図書館協会選定図書の集計結果
 昨年2008年は、見本点数53,095冊から10,105点の選定図書を選んだ。各類ご
 との冊数および平均価格は以下の通り。
 平均価格は2,386円、各類ごとの冊数は以下の通り。
 0類 204冊  1類 444冊  2類 965冊  3類 1,575冊
 4類 784冊  5類 1,323冊  6類 415冊  7類 1,134冊
 8類 125冊  9類 2,237冊  児童 537冊 絵本 362冊
 合計 10,105冊  価格合計(税抜き)24,106,783円
 平均価格 約2386円

○国立国会図書館、平成20年度遠隔利用者アンケート結果を公表
 国立国会図書館は、平成20年度に実施した遠隔利用者アンケート(国立国会
 図書館ホームページアンケートと図書館アンケート)結果をホームページに
 掲載した。http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2008_03.html
 今回の調査結果から、過去のアンケートに比べて、ホームページ上の資料全
 文の電子的提供などの項目で満足度が向上したことが分ったということであ
 る。http://ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2008_01.html
 また、アンケートで寄せられた意見に対する答えもQ&A形式で掲載している。
 http://ndl.go.jp/jp/aboutus/enquete2008_02.html 

○「24時間テレビ」による障害者サービス用機器の寄贈を募集中
 日本テレビ系列の「24時間テレビ」チャリティ委員会は、障害者サービス用
 機器の受贈図書館を募集している。締切りは今月20日まで。障害者の情報ア
 クセスを広げ、また図書館の障害者サービスの進展に寄与するとの趣旨で行
 われるもので、寄贈機器は、拡大読書器、DAISY再生録音機、音声パソコン
 等である。
 一定以上の障害者サービスを実施していると思われる図書館に対して案内が
 既に送られているが、これに限らず広く応募できる。
 詳細は、http://www.jla.or.jp/lsh/2008-24tv.html

*訂正(お詫び)
 本メールマガジン435号(2008年12月24日配信)のニュース記事「司書資格
 取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の検討」のうち、
 「施行は2011年4月」は誤りですので削除いたします。
 
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◆新聞記事より(地域版含む。末尾の日付はいずれも2008年)
○「780万冊ネットで検索」冊子で訴え [三重]県内58図書館、PRに躍起
 (朝日<三重>12/2)

○ベートーベン自筆楽譜 ネットで見られます 「南葵音楽文庫」来春公開
 (読売12/3)

○元次官宅連続殺傷受け県 県職員録閲覧制限を 図書館に要請へ 「知る権
 利」骨抜きも [群馬県](上毛12/3)

○図書館の指定管理者案否決 市川市議会[環境文教]委 「民間委託、必要な
 い」(朝日<千葉>12/3)

○指定管理者導入を可決 来春開館予定の図書館[市川市議会](千葉日報12/6)

○貸し借りバーコードで「ピッ」 学校図書室進む電算化 釧路の小中高11校
 導入 利用簡単「倍以上に増えた」(北海道〈釧路・根室〉12/4)

○図書館督促に未返却の利用者 新規貸し出し停止へ 相模原市
 (毎日<横浜>12/4)

○元厚生次官宅・連続襲撃 [栃木]県立図書館、職員録を利用制限 事件受け
 全官庁分(毎日12/6)

○職員録閲覧制限を要請 連続殺傷受け厚労省 公立図書館に 「知る権利」
 侵害の恐れも(信濃毎日12/6)

○ごみ置き場に図書館の蔵書 611冊、北九州市(西日本12/6)

○図書館所蔵の公務員名簿 「閲覧制限」強化38% 都道府県と政令市調査 
 元次官ら殺傷事件後 知る権利侵害を懸念 図書館側対応に苦慮 事件根拠
 には飛躍 田島泰彦・上智大教授(メディア法)の話(日本海12/9)

○図書館相互利用6000人超す 京王沿線7市(読売12/9)

○公務員名簿閲覧 県立[長野]図書館制限せず 方針撤回 19市対応分かれる
 37%が制限強化 都道府県・政令市調査(信濃毎日12/9)

○厚労省の「公務員名簿閲覧制限要請」 [鳥取]県立と4市立図書館 従来通
 り閲覧可能 制限の動きに懐疑的(日本海12/10)

○[横浜市]青葉区の市立図書館に指定管理者 制度の導入、継続審査へ 市議
 会委 「図書館改革案」6項目を報告 市教委に自民市議有志
 (朝日<神奈川>12/12)

○失業者150人臨時雇用 荒川区 区民対象 図書館の整理など(日経12/23)
 [他に川崎市、金沢市、鳥取県など同様の雇用対策の報道あり]

○資格本貸し出し 多摩市立図書館 雇用不安に対応(朝日〈多摩〉12/24)

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◆集会等のお知らせ
○神奈川学校図書館大交流会
 主催:学校図書館大交流会実行委員会
 日時:2009年1月17日(土)13:30-16:30
 会場:ひらつか市民活動センターAB会議室
 内容:学校図書館をどうつくるか~行政+市民+学校司書ともに~,各地の情報交換
 資料代:500円 定員:90名 申込不要
 対象:保護者,図書ボランティア,先生,学校司書,関心のある方どなたでも
 問合先:村島(TEL.045-303-5096)

○岐阜県図書館を そしてあなたの街の図書館をさらに発展・充実させるために
 (学習会)
 主催:よりよい岐阜県図書館のための連絡協議会
 日時:2009年1月19日(月)12:30-15:30
 会場:じゅうろくプラザ
 内容:「私たちが望む図書館」草谷桂子氏(静岡市の図書館をよくする会代表)
 問合先:田中(TEL.058-241-7982)

○2008年度「子どもに豊かな育ちと読書のよろこびを-学校図書館・公共図書館の
  充実を求めるつどい in 横浜」
 主催:「子どもに豊かな育ちと読書のよろこびを学校図書館・公共図書館の充実
  を求めるつどい」実行委員会
 日時:2009年1月24日(土)9:30-16:00
 会場:フォーラム南太田
 内容:講演「子どもと本を結ぶ-地域と学校から知恵と力を」広瀬恒子氏(親子
  読書地域文庫代表)第1部「公共図書館を市民とともに」第2部「子どもたちに
  すてきな学校図書館を」
 資料代:500円
 問合先:実行委員会(TEL.電話03-5211-0123)

○講演会「目録の現在とこれから“目録の危機”の時代からの展望」
 主催:国立国会図書館
 日時:2009年2月5日(木)13:30-17:00
 会場:国立国会図書館東京本館新館講堂
 内容:総論「目録の動向,位置づけおよび展望」上田修一氏(慶應義塾大学)
  各論「新しい目録の考えかた-FRBR,RDAを中心に」渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学)
 「これからの目録へのアプローチ-国立国会図書館の事例を中心に」中井万知子氏
 (国立国会図書館)
 定員:300名 参加費:無料 申込締切:2009年1月29日(木)
 詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/service/event/bib_lecture.html

○東京都図書館協会平成20年度見学会
 主催:東京都図書館協会(TLA)
 日時:2009年2月5日(木)14:30-16:30
 会場:東京都立中央図書館
 内容:図書館概要説明と施設見学
 対象:(1)東京在住の日本図書館協会会員あるいはTLA個人会員(2)東京に
  住所がある日本図書館協会加盟施設(TLA施設会員)に勤務している方
 参加費:無料 定員:40名程度(申込多数の場合は抽選)申込締切:1月20日(火)
 詳細HP:http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15930.html
 申込・問合先:東京都図書館協会事務局(東京都立中央図書館管理部企画経営課内
  TEL.03-3442-8451内線2224 FAX.03-3442-8919)

○東京都内公共図書館非常勤職員交流会
 主催:図書館問題研究会東京支部,図書館スタッフ交流会
 日時:2009年2月9日(月)13:30-16:30
 会場:中央区立佃区民館1号室
 内容:都内の公共図書館非常勤職員による情報,意見交換と交流
 対象:都内の公共図書館で働く現職の非常勤職員。それ以外の方はオブザーバー
  参加となります。
 参加費:無料 事前申込不要
 問合先:小形亮(TEL.080-5445-6497)

○公共図書館の児童サービスを考える2009「ここに、こんな子がいます」
 主催:図書館問題研究会兵庫支部こども委員会
 日時:2009年2月9日(月)13:30-16:50
 会場:神戸市立婦人会館4階つばき
 内容:報告「ディスレクシアの子どもたち」ほか,討議
 申込先:島崎晶子(西宮市立鳴尾図書館 FAX.0798-45-5004 a2.mly@nishi.or.jp)

○全国患者図書サービス連絡会・講演会
 主催:全国患者図書サービス連絡会
 日時:2009年2月14日(土)13:30-16.30(予定)
 会場:日本図書館協会研修室
 内容:「信州大学における病院図書館の位置づけ(仮題)」折井匡氏「患者図書室
  で働いて」下原康子氏「司書が突然患者になって-その後」平川裕子氏
 参加費:会員1000円/非会員1500円 申込締切:2009年2月10日(火)
 申込先:全国患者図書サービス連絡会事務局(神奈川県立こども医療センター
  図書室 tosho.233★pref.kanagawa.jp) http://kanjatosho.jp/

○第5回レファレンス協同データベース事業参加館フォーラム「レファレンス協同
  データベースの戦略的活用-変わりゆく図書館経営の中で-」
 主催:国立国会図書館
  日時:2009年2月20日(金)10:00-17:30
 会場:国立国会図書館関西館大会議室
 対象:レファレンス協同データベース事業参加館職員 申込締切:1月30日(金)
 詳細HP:http://crd.ndl.go.jp/jp/library/forum_5.html

○子どもの読書を考える会(第8回)
 主催:子どもの読書を考える会
 日時:2009年3月2日(月)14:00-16:00
 会場:大阪市立総合生涯学習センター第6研修室
 内容:選書・リクエスト
 参加費:会場費・資料費など(参加者の人数割)
 問合・申込先:前川智美(三田市立図書館ウッディタウン分館 FAX.079-565-2229)

○日本図書館研究会図書館奉仕研究グループ研究例会
 日時:2009年3月8日(日)13:30-16:30
 会場:たかつガーデン2階会議室百合
 テーマ:日本の図書館学カリキュラムにおける図書館史関係事項の取り扱いについて
 :その変遷と現代的位置
 発表者:孕石宏嗣氏(元・四天王寺国際仏教大学非常勤講師)
 問合先:日本図書館研究会図書館奉仕研究グループ・中村惠信(大阪府立大学
  羽曳野図書センター TEL.090-4270-9361)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html
 
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◆求人情報
○福山市図書館 非常勤嘱託職員:30名程度
 応募締切:2009年1月19日(月)消印有効

○筑後市学校図書館 図書事務臨時職員:若干名
 応募締切:2009年1月23日(金)必着

○平成21年度つくば市図書館専門員(嘱託員):8名程度
 応募締切:2009年1月23日(金)17:00必着

○(独)海洋研究開発機構 図書館基幹職員:1名
 応募締切:2009年1月26日(月)必着

○平成21年度荒川区学校図書館指導員(非常勤職員):若干名
 応募締切:2009年1月30日(金)必着

○佐賀県立図書館 非常勤嘱託職員:若干名
 受付期間:2009年1月23日(金)~2月6日(金)郵送は5日(木)消印有効

○大阪大学大学院経済学研究科資料室 事務補佐員(非常勤職員):1名
 応募締切:2009年2月12日(木)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
 
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◆JLAからのお知らせ
○第32期評議員選挙が始まります。
 日本図書館協会の第32期(2009年・2010年度)の個人会員代表の評議員選挙
 が始まります。近くお手元にお願い文書と投票用紙が郵送されてきます。
 「図書館雑誌」10月号、12月号とともに送付された冊子を合わせてご覧のう
 え、1月25日まで(当日消印有効)に都道府県ごとの投票所に投票してくだ
 さい。

○音訳資料作成の一括許諾システムの第53回名簿について
 1月6日に許諾著作者名簿(2953件)について電子メール等でご連絡しました。
 下記ホームページからダウンロードして使用ください。
 http://www.jla.or.jp/onyaku/index.html
 (問合先:日本図書館協会事務局音訳係 onyaku★jla.or.jp)

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。 mailmaga★jla.or.jp 
 

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841