令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2009/01/14

第437号

=====================================================<2009/1/14発信> 
             JLAメールマガジン  第437号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2009 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』1月号のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○横浜市自民党市議が図書館サービス充実を提言
 横浜市の指定管理者制度導入を内容とする図書館条例の改正案については、
 昨年末の市議会において活発な審議が行われたが、「最終的には検討不十分」
 との理由から採決に至らず、継続審議となった。この事態を受けて市議会の
 自民党議員有志4名(酒井誠、鈴木太郎、関勝利、山下正人の各氏)が、図
 書館サービスの現状、課題と問題点を把握し、その改善に向けた政策提言を
 目的に「図書館に行こう!」プロジェクトを立ち上げ、ミーティング、ブレ
 イン・ストーミング、インタビュー、および各図書館訪問など調査を行い、
 その結果に基づいたレポートをまとめ、政策提言を行った。
 指定管理者制度については、「リスクがあるものの、横浜型モデルとも言え
 る新たな図書館の姿を構築していく上では、メリットがある」と肯定的に捉
 えつつも、「導入に際しては業務要求水準書の内容などを精査する必要があ
 る」と、当局提案について検討すべき内容があることを指摘するものとなっ
 ている。
 そして基本目標として、学校支援の充実(読書の恩恵は児童が一番)、地域
 特性を活かした事業(特徴ある地域館)、新たな利用者の創出工夫(図書館
 に行こう!)の3点を挙げ、基本施策として、専門職である司書の学校支援
 強化、中央図書館と地域図書館の役割分担と連携強化、新たな利用者を生み
 出す為の自主事業、館長の権限強化、局・区を超えた連携事業の検討、柔軟
 な年度ごとの事業見直しの6点が挙げられている。

○千葉県東金市の児童殺傷事件に関わる図書館利用の個人情報
 昨年千葉県東金市で起きた児童殺傷事件の被害者と加害に及んだとされる容
 疑者の図書館利用の情報がマスコミ報道された。被害者、容疑者とも図書館
 利用者であることや貸出登録や最終利用日などが報じられた。事実とすれば、
 「図書館は利用者の秘密を守る」とする「図書館の自由に関する宣言」にも
 とるもので、事態を重視した図書館の自由委員会は同図書館を訪問、事情を
 聴いた。
 マスコミ報道は、図書館で説明した内容と市民から取材した内容が混在し、
 あたかもすべて図書館が個人情報を漏らしたかのような内容となっている。
 しかし被害者、容疑者が図書館の貸出登録をしていること、容疑者の最終利
 用日を取材に答えたとのことである。図書館現場では、それらについて答え
 ることはできない、と拒否しつつも、「恫喝」めいた記者の取材もあり、さ
 らに教育委員会生涯学習課からの指示もあって答える事態となったとのこと
 である。
 図書館の自由委員会は、マスコミの過度な取材の仕方を問題にし、さらに図
 書館利用の個人情報を伝えたことは肯定できない、生涯学習課の指示にも問
 題があるとの認識をまとめ、引き続き問題点の追究を行うこととした。
 
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◆新聞記事より(地域版含む。末尾の日付は2008年~2009年)
○〔生活〕図書館の楽しさ広めたい 講演や見学会、利用促す 静岡 市民が
 「友の会」結成(静岡12/1夕)

○省庁職員録の閲覧 カード提示で継続 [埼玉]県立図書館など(埼玉12/2)

○遠軽町図書館で移転作業 旧コープさっぽろ遠軽南店跡に20日開業
 (北海道<北見・オホーツク>12/3)

○市教委と釧高専 図書館連携協力 覚書調印 蔵書貸借など4項目
 (北海道<釧路・根室>12/3)

○財政難でも図書充実 [山陽小野田市]厚狭図書館 寄贈コーナーが好評 祭
 り収益で本購入、開設(山口12/4)

○異色図書館半世紀 「県立川崎」職員24人で館史 工都の使命理系本7割 
 公害に備え冷暖房完備 1万4000冊の社史を収集(読売<横浜>12/5)

○島根県 小中全校に学校司書 来年度から人件費補助(山陰中央新報12/12)

○〔Media Times〕元次官宅襲撃後の省庁名簿非公開 「過剰反応」との指摘も
 HPから氏名消える 一部図書館今も制限 「住所は難題」「重要な情報」
 (朝日12/16)

○福井県立図書館と7大学・高専 図書館利用で協定(産経12/18)

○大阪版市場化テスト、監査や図書館運営など新たに9業務を対象に(産経12/18)

○ずらり「お宝」自由に読んで 川崎市市民ミュージアムのライブラリー 所
 蔵資料10万冊 展覧会図録や美術本 漫画コーナーも(朝日12/19)

○信大「眠っていた宝」公開へ 創立60周年 松本市美術館と連携 旧制松高
 時代に購入の絵画19点 来年4月から(信濃毎日<信州ワイド>12/19)

○〔メディア事情〕個人情報を含む官庁職員録 閲覧制限全国に広がり
 (毎日12/22)

○学校図書充実後回し? 自治体「標準冊数へ予算」5割 地方財政悪化で 
 社団法人調べ(日経12/22)

○図書館の中小・創業支援 71館増の192館が実施 協議会調べ
 (日刊工業12/26)

○〔学 夕&EYE〕文献に触れ自主的に学ぶ 授業で使おう学校図書室 問題
 解決型の学習に テーマは多様 他校と連携も 足りない蔵書 自治体の財
 政難映す(日経12/26夕)

○新刊書選びに高校生参加 右京中央図書館、市内で初(京都1/4)

○市立図書館11日から開放 ICタグで自動貸し出し [大洲市](読売1/5)

○貸し出し・返却 自動化 三鷹の市立図書館 職員、案内に注力(日経1/6)

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◆集会等のお知らせ
○2008年度神高教川崎支部教育研究集会
 主催:神奈川高教組川崎支部
 日時:2009年1月17日(土)13:00-16:30
 会場:神奈川県立向の岡工業高校
 内容:全体会「明るいメディアリテラシーの育て方-授業の素材と演出の5つの
  ポイント-」仁上幸治氏(早稲田大学図書館)分科会
 申込・予約不要
 問合先:神奈川県立川崎北高校図書館・田村修(TEL.044-855-2631(代))

○図書館で働くということ-図書館員の労働お役立ち講座-第4回(全5回)
 主催:図書館問題研究会・兵庫支部 協力:同・大阪支部
 日時:2009年1月26日(月)14:00-16:00
 会場:神戸市立総合福祉センター4階第1会議室
 内容:「図書館で働くということ-市民サービスのために-」指定管理者制度と
  労働環境,住民からみる図書館職員,図書館の職員問題
 問合先:阪本和子(神戸市立中央図書館 TEL.078-371-3351
  kazuko_sakamoto★muni.lib.city.kobe.jp)島崎晶子(西宮市立鳴尾図書館
  FAX.0798-45-5004 a2.mly★nishi.or.jp)

○第4回アジア古籍保全講演会
 日時:2009年1月28日(水)10:00-16:30
 会場:東京大学本郷キャンパス・薬学系研究科総合研究棟2階講堂
 内容:「災害と資料保存」内田俊秀氏(京都造形芸術大学芸術学部教授)ほか
 締切:1月23日(金)
 詳細HP:http://institute.ioc.u-tokyo.ac.jp/~library/news/asia_lec_no4.html
 申込・問合先:東京大学東洋文化研究所図書室(lib-info★ioc.u-tokyo.ac.jp)

○日本図書館研究会情報組織化研究グループ1月月例研究会
 日時:2009年1月31日(土)14:30-17:00
 会場:大阪市立浪速人権文化センター5階集会室2
 テーマ:医学生物学分野におけるテキストマイニング技術の展望
 発表者:小池麻子氏(日立製作所中央研究所)
 詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/

○スキルアップ講座
 主催:(社)全国学校図書館協議会
 日時:2009年2月7日(土)10:00-15:00
 会場:学校図書館センター
 内容:講義「学校図書館の評価をどのように行うか」森田盛行氏(全国学校図書館
  協議会理事長)ワークショップ「魅力溢れる学校図書館の展示・掲示」さわだ
  さちこ氏(講談社こどもの本コーディネーター)
 問合先:全国学校図書館協議会・設楽,竹貫(TEL.03-3814-4317)
 http://www.j-sla.or.jp/

○平成20年度第3回講演会「ところ変われば図書館も変わる!?
 -世界の学校図書館の今-」
 主催:生きた学校図書館をめざす会
 日時:2009年2月15日(日)13:30-16:30
 会場:エポックなかはら大会議室
 講師:長倉美恵子氏(元東京学芸大学,前実践女子大学教授)
 参加費:無料(資料費100円)定員:180名
 申込先:生きた学校図書館をめざす会事務局・船橋(TEL&FAX.044-969-3380)

○大阪国際児童文学館と大阪府立図書館を考える集い
 主催:大阪国際児童文学館と大阪府立図書館を考える集い実行委員会
 日時:2009年2月15日(日)13:30-16:30
 会場:天満橋OMMビル2階会議室
 参加費:無料
 内容:経過報告,シンポジウム[パネリスト]鳥越信氏(児童文学者)塩見昇氏
 (日本図書館協会理事長)西村一夫氏(大阪公共図書館協会会長)
 詳細HP:http://homepage3.nifty.com/jibun-ouen/
 問合先:同実行委員会(大阪府職労本部内 TEL.06-6941-3079 FAX06-6941-4541)

○専図協イブニングセミナー
 主催:専門図書館協議会
 日時:2009年2月18日(水)18:30-20:30
 会場:日本図書館協会会館2階研修室
 内容:「国立女性教育会館提供のデータベースについて」江川和子氏((独)国立
  女性教育会館情報課長)
 定員:45名 参加費:会員3000円/非会員4000円/学生1000円
 詳細HP:http://www.jsla.or.jp/1/13/13-5.html
 問合先:専門図書館協議会事務局(TEL.03-3537-8335 E-mail:evening★jsla.or.jp)

○SISTセミナー2009-参考文献の書き方-
 主催:(独)科学技術振興機構(JST)
 <京都会場>日時:2009年2月20日(金)14:00-17:00
 会場:京都リサーチパーク(KRP)東地区1号館 定員:50名
 <東京会場>日時:2009年3月10日(火)14:00-17:00
 会場:JSTホール 定員:100名
 内容(両会場共通):「科学技術情報流通技術基準(SIST)の概要」木村美実子氏
 (JST)「情報リテラシー教育:慶應義塾大学におけるeラーニングシステムKITIE」
  市古みどり氏(慶應義塾大学)「参考文献の書き方:SIST 02の活用」藤田節子氏
 (川村学園女子大学)
 参加費:無料 申込HP:http://sist-jst.jp/
 問合先:JST研究基盤情報部調査普及課SIST(シスト)事務局(TEL.03-5214-8406
  E-mail:sist★jst.go.jp)

○第50回日本図書館研究会研究大会
 期日:2009年2月22日(日)~23日(月)
 会場:神戸山手大学・短期大学
 内容:(22日)個人研究発表,グループ研究発表等(23日)シンポジウム「図書館
  サービスの持続的発展を探る:生涯にわたる学びを支える図書館からの発信」
 (発表者:山本順一氏/脇谷邦子氏/西野一夫氏/塩見昇氏)
 参加費:会員2000円/非会員3000円/学生1000円 申込締切:2009年2月5日
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/taikai/2008/invit.html
 申込先:nal50taikai★yahoo.co.jp(今大会専用アドレス)

○日本図書館研究会情報システム研究・図書館奉仕研究グループ合同研究例会
 日時:2009年3月15日(日)13:30-16:30
 会場:プロスランゲージセンター5階会議室
 テーマ:日本初のオープンソース図書館システムを目指して: Project Next-L
  プロトタイプ槐(enju)開発の経緯と現状
 発表者:原田隆史氏(慶応義塾大学准教授)
 問合先:日本図書館研究会図書館奉仕研究グループ・中村惠信(大阪府立大学羽曳野
  図書センター TEL.090-4270-9361)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html
 
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◆『図書館雑誌』1月号(64ページ・定価980円)のお知らせ
○特集「トピックスで追う図書館とその周辺」      
 ・図書館法改正と議会要請活動の意義について(西野一夫)
 ・国立公文書館の組織形態とアーキビスト資格制度の動向  -「公文書
   管理の在り方等に関する有識者会議」の最終報告書概要 (高山正也)
 ・博物館法改正と改革構想-学芸員制度改革を中心に(水嶋英治)
 ・国立国会図書館における資料のデジタル化と利用提供(原田久義)
 ・橋下府政の下,大阪府情報提供施設が危機に(脇谷邦子)
 ・図書館とサイエンスカフェ-神奈川県立川崎図書館の科学コミュニケー
   ションの試み(大久保弥)
 ・鬼頭梓氏の図書館建築に果たした功績(植松貞夫)
 ・障害者用録音資料の可能性-誰もが使えるデジタル資料へ(佐藤聖一)
 ・新学習指導要領と学校図書館-探究型の学習指導に対応できる学校図書
   館づくりに向けて(足立正治) 
○その他
 ・新春エッセー「本を解剖する」(永江朗)
 
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◆JLAからのお知らせ
○第32期個人会員代表評議員選挙、ただいま実施中!!
 投票期間は1月25日(日)までです。投票用紙の送付先は、日図協事務局では
 なく、各地区(県)の投票所(『図書館雑誌』12月号とともにお送りした
「社団法人日本図書館協会第32期(2009・2010年度)役員選挙」及び投票用紙
 送付時に同封した「地方選挙管理員及び投票所一覧」を参照)です。
 ご注意ください。投票にご協力願います。
 http://www.jla.or.jp/senkyo.htm

○『図書館雑誌』1月号は年末年始の関係でお届けできるのが来週はじめ頃になる
 予定です。ご了承ください。
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