令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2009/06/10

第457号

====================================================<2009/6/10発信> 
             JLAメールマガジン  第457号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2009 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』6月号のお知らせ
 ■求人情報
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◆図書館界ニュース  
○国立国会図書館の資料利用規制について国会審議
 衆議院内閣委員会は5月27日、公文書等の管理に関する法律案を審議、その
 なかで国立国会図書館の資料利用制限に関連した質疑が行われた。日本共産
 党の吉井英勝議員は、公文書の管理以前の問題があるとして、「文書の不存
 在」、公文書の開示拒否や外国で公表された文書の非公開の問題を挙げた。
 その例として、国立国会図書館所蔵の「合衆国軍隊構成員等に対する刑事裁
 判権関係実務資料」の提供制限について質し、「日本図書館協会は国会図書
 館に対して閲覧禁止措置を見直すよう要請している。国民が情報を受け取る
 自由を妨げる行為は、私は戦前の検閲と同じことになると思う。社会的、政
 治的圧力による自己規制は図書館の運営原則に反していると図書館協会は言
 っている。真理が我々を自由にすると前文でうたっていることや今回の公文
 書管理やあるいは情報公開にも反するし、アメリカの公文書館と比べてみて
 も、法務省や外務省のやっていることは余りにも恥ずかし過ぎる。」と述べ
 た。
 これに対し小渕優子担当大臣は「他国が公開をしているから日本も全部公開
 しますという、一律に公開する仕組みということはなかなか難しいかと思い
 ますけれども、やはり他国の公開事情のこともしっかり勘案しまして、可能
 な限り積極的な公開を進めていきたい」と答弁した。
 さらに吉井議員は「国会図書館に調べてもらったが、2001年は3151件が不存
 在になっている。大体10%から20%は、情報公開を求められたら存在しませ
 んという。本当に廃棄しておったらそれ自体問題だけれども、存在しないと
 いうことを口実にして公開しないというのは、これはまた私は、公文書管理
 のあり方として大きな問題だと思う」と指摘した。
 昨年8月28日の衆議院議院運営委員会図書館運営小委員会では、野党から閲
 覧制限とその根拠にされた内規の見直しを、与党からは資料閲覧を問題とす
 る声が出ていた。情報公開整備をめざす公文書管理法案所管大臣の「積極公
 開」答弁は、正常化への適正な前進と考えることもできる。
 http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kaigiroku.htm

○図書館友の会全国連絡会は政府、国会議員要請
 図書館友の会全国連絡会は5月26日、文部科学省、総務省、および国会議員
 への要請行動を行った。その前日25日の総会で採択した「私たちの図書館宣
 言」を携えて、指定管理者制度の導入による弊害、有資格者の雇用確保など
 を指摘した国会附帯決議の実効ある施策の実施、図書館の施設・設備に要す
 る補助金・交付金等の早急な措置、図書館を「市場化テスト」の対象から外
 すこと、県域を越える図書館資料の搬送料の国庫負担、中央教育審議会など
 の傍聴などについて要請した。
 さらに衆参合わせて88名の国会議員の議会事務所を訪れ、要請への支援を訴
 えた。議員からは図書館の理解を深めるために、院内で集会を行ってはどう
 か、などの提案もあった。
 なお同連絡会は6月8日、朝日新聞東京本社を訪問し、同紙6月1日付けの図書
 館委託に関する記事について「市民の観点での記事を掲載する」よう要望を
 行った。公立図書館の存在意義・基本理念の理解の欠落、取材対象が限定的、
 現状把握が不徹底、論点のずれ、恣意的であることなどを指摘している。

○筑波大学大学院図書館情報メディア研究科で説明会を実施
 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科では、春日キャンパスおよび東京
 キャンパス(茗荷谷)において昼夜開講の博士前期課程(修士課程)、博士
 後期課程を開設しており、一般学生と図書館現職者等の社会人学生が学んで
 いる。また、高い管理能力をもつ図書館員の養成を目的とした図書館経営管
 理コース(7科目で構成)も開設している。2010年度入学者のための同研究
 科説明会(研究科概要、入試、カリキュラムなど)が下記の通り開催される。
 説明会日時・場所:
 2009年6月26日(金)18:20~19:40 筑波大学春日キャンパス(春日地区7A205講義室) 
 2009年6月27日(土)13:30~15:00 筑波大学東京キャンパス(大塚地区E161教室)
 *事前申込みは不要、問い合わせ:029-859-1120
 詳細は、http://www.slis.tsukuba.ac.jp/grad/admission/open_campus09-1.pdf
 を参照
 研究科HP: http://www.slis.tsukuba.ac.jp/grad/
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○内外産業情報調べ方を案内 国立国会図書館 11日に新サイト(日刊工業5/1)
 http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/

○祝日"営業"で来館4万人増 08年度三条市立図書館 「管理者」導入が奏功
 平日土曜 夜の時間延長も好評(新潟日報<県央>5/2)

○米グーグル 書籍デジタル化 著作権活用か侵害か 「認めれば補償金」 
 米の和解世界を拘束 日本 作家ら賛否両論 欧州 仏独は反発・抗議 米
 出版社など歓迎 埋もれた知 掘り起こす機会 出版業 衰退の懸念も
 (読売5/4)

○YA世代に「本読んで」利用拡大向け工夫 浦添市立図書館(沖縄タイムス5/6)

○市立釧路図書館 指定管理者導入1年 便利になって利用増 サービス改善
 が好評(北海道<釧路・根室>5/8)

○社史集めミニ図書館 静岡産業大 経営学ぶ機会に(日経<静岡>5/9)

○学校図書館機能を充実 島根県が全国初 公立小中全校に司書配置計画
 「調べ学ぶ」授業支える 先進校の東出雲中 貸出数4年間で25倍
 (中国5/11)

○基本計画策定に着手 新宮市の文化複合施設 ホール、図書館など整備
 (日刊建設工業5/14)

○〔話題の発掘〕米沢市立図書館が増刷5回目 「慶次日記」破天荒な人気 
 京都→山形 道中の素顔 盟友・兼続効果も?(東京5/15)

○北海道北広島市 借りたい図書のネット予約OK(公明5/17)

○秋田 国際教養大学 外国語気軽に触れて 学習センター一般開放
 (河北新報5/17)

○まちなかで読み聞かせ [金沢市立]泉野図書館 23日、金沢駅で第1弾
 (北国5/17)

○[福島]県教委 読書調査 「読まない」中学生増 1カ月ゼロ冊 3年生26.6
 % 朝読書の小中高本県実施率79% 全国10ポイント上回る(福島民報5/18)

○現代と江戸末期、重ね表示 水戸城下町 地図で復活 茨城大図書館・水府
 明徳会(茨城5/18)

○〔議会って何?!〕昨年度の議会図書室利用 議員1人当たり2回 今春広さ
 倍増、効果は…(北海道5/19)

○新福井大図書館 来月1日オープン 展示ホールを新設 資料公開 第1弾
 は山川登美子(福井5/21)

○[岩手]県立図書館 利用者から好評だが… 資料購入費年々ダウン 少ない
 蔵書 拠点機能に懸念も(岩手日報5/22)

○3歳未満に専用室 [金沢市立]玉川こども図書館 本との出会い早い時期か
 ら 畳の上でゆっくり 子育て相談も実施(北国5/22)

○開館延長 週3日に拡大 越前市中央図書館 午後7時まで、要望受け
 (福井5/22)

○[山梨]県立図書館の本ネットで予約 来月からサービス開始(山梨日日5/23)

○都立高 図書費10年で65%減 本が買えない 先生の授業準備用も 東京都
 には財政力ある 購入費像と司書増員を(赤旗5/24)

○月内に設計発注 東京・千代田区、日比谷図書館改修基本計画
 (日刊建設工業5/25)

○〔京リポート'09〕厳しい視覚障害者の読書環境 音声図書 普及進まず 
 高額な専用再生機 購入補助の条件緩和を(京都5/25)

○中之島図書館耐震診断 文化財保存技術協に委託 大阪府教委
 (日刊建設工業5/26)

○流通・消費財の図書 一堂に 法政大、ライブラリー設立(日経流通5/27)

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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会第263回研究例会
 日時:2009年6月20日(土)14:00-16:00
 会場:大阪府立労働センター(エル・おおさか)11階
 テーマ:新しい経営手法による図書館運営を模索して
  -エル・ライブラリー開館8ヶ月-
 発表者:谷合佳代子氏(財団法人大阪社会運動協会)
 参加:自由,無料,事前連絡不要
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2009/263invit.html

○むすびめ報告会「横浜市立図書館における児童生徒に対する多文化・多言語
  サービス推進事業について」
 日時:2009年6月27日(土)15:00-
 会場:東京都立中央図書館4階研修室
 報告者:依田和子氏,加藤佳代氏,中村ノーマン氏(横浜市立図書館における
  児童生徒に対する多文化・多言語サービス推進事業実行委員会委員)
 詳細HP:http://www.musubime.net/
 申込・問合先:むすびめの会事務局(E-mail:staff★musubime.net)

○第14回東京の図書館をもっとよくする会 総会
 主催:東京の図書館をもっとよくする会
 日時:2009年6月28日(日)13:15-17:00
 会場:日本図書館協会2階研修室
 内容:情勢報告,特別報告(問題提起),各地の報告 ほか
 参加費:500円(資料代含)
 詳細HP:http://motto-library-new.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/1-4b49.html
 問合先:大澤(TEL.042-467-4716)池沢(TEL.042-765-3382)

○図書館問題研究会 第56回全国大会
 主催:図書館問題研究会
 期日:2009年7月5日(日)13:00~7日(火)12:00
 会場:原鶴温泉ホテルパーレンス小野屋
 内容:全体会企画リレートーク,全体会,分科会 ほか
 参加費:4000円 締切:6月15日(月)
 申込HP:http://tmk-q.sakura.ne.jp/htdocs/moushikomi/
 問合先:下川和彦(久留米市立中央図書館 TEL.0942-38-7116)

○「とっとり県民カレッジ連携講座」第15回鳥取県図書館大会
  ~協働の視点で考える これからの図書館~
 主催:鳥取県図書館協会
 日時:2009年7月28日(火)10:15-16:00
 会場:米子コンベンションセンター国際会議室
 内容:記念講演「図書館で本をさがす-楽しい?!-」富山太佳夫氏(青山学院大学),
  分科会
 問合先:第15回鳥取県図書館大会実行委員会(米子市立図書館内 TEL.0859-22-2612)
  鳥取県図書館協会事務局(鳥取県立図書館内 TEL.0857-26-8155)

○第26回子どもの本全国研究集会「読書の力と学ぶよろこび」
 主催:日本子どもの本研究会
 期日:2009年7月28日(火)~29日(水)
 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
 参加費:一般2日間4000円/1日3000円 会員・学生2日間3000円/1日2000円
 内容:記念講演「本の持つ力-読書と学力の関係について」根本彰氏(東京大学
  大学院),問題提起,作家のリレートーク
 詳細HP:http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/
 問合先:日本子どもの本研究会(TEL.03-3994-3961 TEL&FAX.03-3992-0362)

○第41回全国子どもの本と児童文化講座<茅野・蓼科大会>子どもと本との出会い
 主催:日本子どもの本研究会
 期日:2009年8月10日(月)~11日(火)
 会場:蓼科パークホテル
 参加費:一般2日間5000円/1日3000円 会員・学生2日間4000円/1日2500円
 内容:記念講演「“絆”旅する絵描き、時速50メートルの世界」いせひでこ氏
 (画家),読書会,夜のつどい,分科会,パネルディスカッション,子どもプログラム
 詳細HP:http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/
 問合先:日本子どもの本研究会(TEL.03-3994-3961 TEL&FAX.03-3992-0362)

○第6回学校図書館ジャムセッション
 主催:学校図書館ジャムセッション企画会議
 期日:2009年8月10日(月)~11日(火)
 会場:群馬県立尾瀬高等学校
 テーマ:探究的で拡張的な学びに学校図書館はどうかかわるか
 内容:講演,事例発表,対談,ポスター発表,全体討議
 参加費:3000円 締切:7月22日(水)
 詳細HP:http://www.kh.rim.or.jp/~masa-sem/jam6-1.pdf
 申込先:清教学園中高等学校・山本志保(※PCメールで送信 shiho★seikyo.ed.jp)
 問合先:足立正治(masa-sem★kh.rim.or.jp)

○平成21年度図書館員のための利用ガイダンス
 主催:国立国会図書館
 日時:2009年8月21日(金)10:00-17:00
 会場:国立国会図書館関西館第2研修室
 対象:国内の公共・大学・専門の各図書館職員で,新たに当館の図書館間貸出し
  サービス,複写サービス,レファレンス・サービスを利用する図書館の協力担当者,
  または図書館協力業務経験3年未満の協力担当者,のいずれかに該当する方。
  定員20名。1機関1名。応募者多数の場合は調整。
 内容:NDL-OPACの利用方法,貸出し・複写サービスの利用方法,レファレンス・
  サービスの利用方法,館内見学。
 詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/library/library_news.html#090529-01
 申込締切:7月31日(金)必着
 問合先:国立国会図書館関西館図書館協力課研修交流係(TEL.0774-98-1445)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html
 
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◆『図書館雑誌』6月号(64ページ・定価980円)のお知らせ
○特集「ウェブ検索時代の目録」      
 ・目録の現在(上田修一)
 ・目録法の再構築をめざして(渡邊隆弘)
 ・Webの時代における書誌ユーティリティの現状と今後(佐藤義則)
 ・国立国会図書館が目指す書誌サービス(原井直子)
 ・OPACの使われ方を変革する(林賢紀)
 ・利用者中心の設計-次世代OPACの登場(宇陀則彦)
 
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◆求人情報
○平成21年度東近江市職員採用試験 図書館司書:1名程度
 受付期間:【持参】2009年6月1日(月)~15日(月)【郵送】12日(金)消印有効
 http://www.city.higashiomi.shiga.jp/subpage.php?p=15953&t=1244166854

○台東区立図書館 図書館奉仕員(非常勤職員):若干名
 応募締切:2009年6月15日(月)午後5時必着

○佐賀市立図書館 嘱託職員:1名
 応募締切:2009年6月16日(火)必着

○神戸大学附属図書館 パートタイム職員:若干名
 応募締切:2009年6月18日(木)必着

○京都大学東南アジア研究所図書室 スタッフ(時間雇用職員):1名
 応募締切:2009年6月18日(木)必着

○(学)桐蔭学園図書室 嘱託職員:1名
 応募締切:2009年7月10日(金)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
  
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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp 
 

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841