令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2009/07/08

第461号

====================================================<2009/7/8発信> 
             JLAメールマガジン  第461号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2009 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』7月号のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○政府刊行物の提供について文部科学省に要請
 日本図書館協会と全国公共図書館協議会は7月2日文部科学大臣宛てに政府刊
 行物の提供について要請、要望を行った。協会の要請は「政府刊行物の都道
 府県立図書館への無償、かつ確実な提供を求めることについて」と題して、
 次の3点を要請した。
 1 各都道府県立図書館から要望のあった政府刊行物を無償で提供すること。
 この場合政府刊行物とは、その刊行の実状から独立行政法人国立印刷局が刊
 行するものに限定せず、政府各省庁およびその機関が編集、監修、もしくは
 刊行したものを言う。
 2 とりわけ、官報、法令全書、白書、職員録、主要な指定統計、および国会
 会議録(委員会会議録を含む)などの主要な政府刊行物は、すべての都道府
 県立図書館に提供すること。これらは独立行政法人国立印刷局法第11条に明
 示されているものであるほか、都道府県立図書館での収集も多く、利用度の
 高い資料である。
 3 政府刊行物が都道府県立図書館に迅速かつ確実に提供される仕組み、手立
 てを確立すること。
 昨年の図書館法改正をめぐる国会審議で明らかにされた内容、協会が都道府
 県立図書館に対して行った調査データなどを示し、その提供が各省庁の意向
 に依拠している実状を変え、文部科学省が図書館法第9条の趣旨に則った具
 体的な施策の実施を求める内容となっている。
 http://www.jla.or.jp/kenkai/index.html
 全国公共図書館協議会の要望は「政府刊行資料の都道府県立図書館への提供」
 と題し、「現在図書館は、……様々な課題解決支援活動を実践しているとこ
 ろであり、また、それらの資料の充実を図っていくことが、急務となってい」
 る、「政府活動への国民の理解と信頼できる資料へのアクセスが確保され、
 行政の信頼性を確保するうえでも欠かせないもの」など述べ、各省庁の御理
 解と、実効性のある制度の確立にご尽力いただきたく」要望するものとなっ
 ている。
 文部科学省は近く行う図書館長会議の行政説明のなかで、この問題について
 も触れる予定であると述べた。

○文部科学省、過疎債の対象事業に図書館の整備を要求
 文部科学省は6月16日に行われた自由民主党過疎対策委員会幹事会で、新たな
 過疎対策について要望を行った。そのなかの「過疎対策事業債の対象拡大」
 として「過疎地域における図書館の整備」を新規事業として要求しているこ
 とを明らかにした。
 日本図書館協会は7月2日文部科学省に赴き、この課題についてのこの間の取
 組みを説明、全国の過疎地域の図書館整備状況をデータで示し提供した。市
 町村は図書館を設置する意志はあるが財源として過疎債は使えないと理解し
 ている、これが対象となれば図書館整備がいっそう進むことになると述べた。
 文部科学省としても実現に努める、そのためにも各地の要望を具体的に知り
 たいと答えた。
 なお協会は7月7日、各都道府県図書館協会長、各都道府県立図書館長あてに
 「図書館建設を過疎対策事業債の対象事業にすることについて」の依頼を
 メールした。これは過疎債の対象事業に図書館整備事業が入る可能性が出て
 来た状況に照らして、これを必ず実現させるための働きかけを政府等にして
 いただきたいという緊急の連絡である。 
  http://www.jla.or.jp/kenkai/index.html

○国立国会図書館、政府職員名簿の取扱いについて変更
 国立国会図書館は6月30日「政府職員名簿の利用停止の解除及び名簿類の利
 用の許可制導入について」について発表。昨年11月20日から採っていた政府
 職員名簿に関する利用停止の措置を解除するとともに、一定の要件を満たす
 名簿について、プライバシー保護の観点から許可制とすることとなった。
 許可制の対象となる名簿類は、市販されていないこと、自宅住所の記載があ
 ること、発行後おおむね50年を経過していないことの要件すべてを満たすも
 の(民間人、公務員の名簿)である。その手続等は、利用目的の審査、申請
 者の本人確認(運転免許証、パスポート等の提示)としている。実施は7月1
 日から。

○国立国会図書館、平成20年度評価結果と平成21年度重点目標を公表
 国立国会図書館では平成20年度の活動の評価をとりまとめ、また、平成21年
 度の重点目標を策定し、いずれもホームページに掲載した。
 http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/vision.html

○静岡図書館友の会が県知事候補者に公開質問
 静岡図書館友の会は県知事選挙候補者に公開質問、投票日(7月5日)前に、
 平野定義、川勝平太、坂本由紀子、海野徹の各氏から回答が寄せられた。質
 問内容は次のとおり(要旨)。
 1.静岡県のあるべき図書館政策について。実効性のある図書館振興基本計画
 を策定する考えはあるか。情報拠点としての県立中央図書館を行政サービス
 向上に活用することについての考えは。
 2.静岡県立中央図書館の運営について。静岡県立中央図書館のサービス水準
 目標、そのために必要な予算・人員の措置について。図書館の人事制度につ
 いての考え。県立中央図書館の運営形態についての考え。
 3.静岡県立中央図書館の新館建設について。新館建設や書庫の増築、そのあ
 り方について。新館建設にあたっては市町立図書館の職員や県民の意見を十
 分に取り入れながら進めていくこと。
 4.県立高等学校への学校司書の配置について。
 5.公文書館の設置について。

○国立がんセンター作成のがん情報パンフを公立図書館へ配布
  国立がんセンターがん対策情報センターでは、がんと診断された方や一般
 市民向けに、がんの特徴や検査、治療の概要に関する冊子を作成している。
 このたび、同センターはこの冊子を日本図書館協会の全面的な協力のもと
 に、全国の約2000館の公立図書館に配布する。
 配布される冊子は、25種類の各種がんのシリーズと「家族ががんになったと
 き」などの4種の計29冊。また、上記以外にも計10種類の小児がんシリーズ
 が発行されており、今回配布される29種類とともにPDFファイルで全文公開
 されている。いずれも無許諾で図書館において全文の印刷、配布が可能であ
 るとともに利用者の希望があれば全文のコピーが可能である。内容的にも信
 頼性の高い資料であるので、コーナーを設置するなど有効に利用したい。
 http://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/index.html
 なお、全国のがん診療連携拠点病院には「相談支援センター」が設置されて
 おり、利用者からのレファレンスの際にも、近くのがん診療連携拠点病院の
 「相談支援センター」を紹介することは有効である。がん診療連携拠点病院
 の名前や場所、各病院の診療内容については、がん対策情報センターのホー
 ムページ上で公開している。
 問合先:国立がんセンターがん対策情報センターがん情報サービス事務局
 担当:八巻 cis-edu8577★ml.res.ncc.go.jp TEL: 03-3542-2511内5686
 
○全視情協がデジタルアーカイブ整備について国立国会図書館に要望
 特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会(理事長・岩井和彦氏)
 は6月22日、国立国会図書館宛てに「デジタルアーカイブ整備についての障
 害者対応に関する要望」を行った。要望の内容は以下のとおり。
 1 貴館が有するまたは新規制作するデジタルデータを、視覚障害者などの読
 書障害者が利用し得るテキストデータとして制作保存すること。特に、貴館
 が平成21年度から整備を始めるデジタルアーカイブ整備事業については、読
 書障害者が利用し得るテキストデータ化を含めるとともに、その利用にあた
 っては、視覚障害者などの読書障害者が容易に利用できるよう十分な配慮を
 行うこと。
 2 全国の点字図書館をはじめ様々な団体で製作されている全国最大のDAISY
 資料や点字データ資料等を有する特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提
 供施設協会が運営し、平成21年度の補正予算によって、テキストデータとし
 ての電子書籍ネットワークシステムを含めて総合的に新規設計する「総合ネ
 ットワークシステム」とのリンクを十分に図ること。
              
○全国図書館大会事務局ボランティア急募!
 第95回全国図書館大会事務局では、事務局をお手伝いいただける方を募集い
 たします。人数は若干名。期間は7月~10月、週2日程度(金曜日にお手伝い
 いただける方、大歓迎)。無給ですが、交通費は2000円まで実費で支給いた
 します。昼食代も一部補助します。学生の方も大歓迎です。ご連絡いただい
 た方から、書類選考後、面談にて選考いたします。募集期間は7月13日(月)
 まで。お問い合わせは大会事務局へ。E-mail:taikai★jla.or.jp
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○〔宮城文化〕「図書館市営」を支持 東松島の意見交換会 民間委託に反対
 多数(朝日5/20)

○ヤング世代の本充実 3200冊そろえコーナー新設 [香川]県立図書館
 (四国6/14)

○学校図書館に漫画 頻繁に利用、本に興味 ルール守れず撤去も 鹿県内小
 中校 生徒参加し話し合う場を(南日本6/14)

○図書館蔵書伸び悩む 07年度公立小中 標準冊数到達校は半数弱
 (山陰中央新報6/17)

○学校の本住民も読んで 図書室開放[新潟]県内で広がる 関係づくり発展期
 待 管理体制やPRに課題(新潟日報6/17)

○貴重資料保管室が完成 弘[前]大図書館 旧制弘高の物品など収
 蔵 劣化、散逸防ぐ環境整う(東奥日報6/18)

○移動図書館車を三好市が新購入 2千冊積み込み可能(徳島6/19)

○本代節約?にぎわう図書館 札幌や北見 貸出冊数が増加(北海道6/19夕)

○ふれあいセンター本貸し出し 中央図書館蔵書可能に [岡山]市が調整
 (山陽6/20)

○〔首都圏発 あおもりNOW〕図書館太宰一色に 東京・三鷹[市立三鷹図書館]
 で資料展 初版本など47点紹介(東奥日報6/20夕)

○シニアコーナー新設 佐賀市立図書館(佐賀6/22)

*訂正
 JLAメールマガジン第460号本欄記事「音声図書の目録CD・・・(読売5/20)」
 [大阪]府立図書館→[京都]府立図書館の誤りでした。お詫びして訂正いたし
 ます。 
 
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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会情報組織化研究グループ2009年7月月例研究会
 日時:2009年7月18日(土)14:30-17:00
 会場:大阪科学技術センターB102号室
 テーマ:図書館分類体系とWikipediaを統合した情報探索支援システムの開発(仮題)
 発表者:清田陽司氏(東京大学情報基盤センター)
 参加費:会員(日図研or情報知識学会)200円/非会員400円
 詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/

○近畿視覚障害者情報サービス研究協議会(近畿視情協)研修会
 日時:2009年7月23日(木)13:30-16:30
 会場:大阪市立中央図書館5F中会議室
 テーマ:「図書館をすべての人に~私の歩んできた道~」
 講師:山内薫氏(墨田区立あずま図書館)
 定員:60名 申込締切:7月22日(定員になり次第締切)
 申込・問合先:近畿視情協事務局(TEL.06-6211-1500 FAX.06-6211-1590
  E-mail:info★lnetk.jp)

○学校司書配置記念講演「学校図書館が動き出すと子どもが変わる学校が変わる」
 主催:杉並文庫・サークル連絡会,専任司書がいる学校図書館を実現する会in杉並
 日時:2009年7月26日(日)13:30-16:00
 会場:杉並区立中央図書館地階視聴覚ホール
 講師:五十嵐絹子氏(文字・活字文化推進機構調査研究委員)
 資料代:500円
 問合先:岸洋子(TEL.03-5938-6763)

○日本看護図書館協会2009年度第39回研究会
 主催:日本看護図書館協会
 期日:2009年8月20日(木)~21日(金)
 会場:愛知県立総合看護専門学校
 テーマ:看護図書館でパスファインダーをつくる!
 参加費:会員無料/非会員2000円 締切:7月31日(金)17:00
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/kantokyo/edu/index.html
 申込・問合先:和歌山県立医科大学図書館三葛館・志茂淳子(TEL.073-446-6730
  FAX.073-446-6730)

○平成21年度日本学校図書館学会研究発表大会
 日時:2009年9月5日(土)9:30-18:00
 会場:国立オリンピック記念青少年総合センターセンター棟4階405号室
 参加費:1000円(資料代を含む)
 詳細HP:http://www.jssls.jp

○平成21年度科学技術情報研修
 主催:国立国会図書館
 期日:2009年11月5日(木)~6日(金)
 会場:国立国会図書館関西館第1研修室
 対象:公共及び大学図書館職員等。国立国会図書館遠隔研修「科学技術情報研修
  -概論-」を受講済みの方。1機関1名。定員20名。応募多数の場合調整。
 内容:科学技術分野の専門資料各論,主題情報の調べ方,閲覧室および書庫見学
 申込締切:2009年8月31日(月)必着
 申込・詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/library_training_guide.html#090703-02
 問合先:国立国会図書館関西館 図書館協力課研修交流係・菊池,向井
 (TEL.0774-98-1446)

○児童文学連続講座-国際子ども図書館所蔵資料を使って
 「いつ、何と出会うか-赤ちゃん絵本からヤングアダルト文学まで」
 主催:国立国会図書館国際子ども図書館
 期日:2009年11月9日(月)~10日(火)
 会場:国際子ども図書館3階ホール
 対象:現在図書館等において児童サービスに従事する方。1機関1名(原則として
  同一市町村区内から1名)。定員60名。2日連続して参加できる方を優先。
 受講に要する経費:受講料は無料。経費,旅費は受講者負担。
 申込締切:8月19日(水)17:00(必着)
 詳細HP:http://www.kodomo.go.jp/event/evt/bnum/event2009-03.html
 問合先:国際子ども図書館企画協力課協力係(TEL.03-3827-2053(代表))

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html
 
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◆『図書館雑誌』7月号(72ページ・定価980円)のお知らせ
○特集「2010年「国民読書年」に向けて-多様な読書ニーズに応える」
 ・2010年「国民読書年」に向けて(肥田美代子)
 ・読書への障害を持つ人々と読書バリアフリーを考える(服部敦司)
 ・すべての人に読書機会を提供し、暮らしやすい社会をつくる
   -大活字本普及協会の活動(市橋正光)
 ・「DAISYを中心としたディスレクシアキャンペーン事業」の概要と成果
   (太田順子)
 ・視覚障害者向けテキスト読上げソフトと連携するドットブック
   (萩野正昭)
 ・学校図書館と他団体との連携による読書支援-イギリスの学校図書館事例
   を通して(松戸宏予)
 ・図書館における新たな視点-認知症の人のためのサービスガイドライン
   (Helle Arendrup Mortensen,Gyda Skat Nielsen,野村美佐子訳)
 
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◆求人情報
○帝京大学医学部附属溝口病院図書室 パート:2名
 応募締切:2009年7月11日(土)必着

○草加市立中央図書館 臨時職員:2名
 応募締切:2009年7月20日(月)消印有効

○公立大学法人宮崎公立大学図書館 司書(任期付職員):1名
 受付期間:2009年7月22日(水)~8月6日(木)

○北海道情報大学 契約職員:1名
 応募締切:2009年8月21日(金)必着

○山梨英和大学 特任教員:1名
 応募締切:2009年8月31日(月)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
   
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◆JLAからのお知らせ
○2009年度第3回施設会員配付資料:以下のとおり7月2日付で発送いたしま
 した。お手元に届きましたら中身を必ずご確認ください。
 <A,B会員配付資料>
(1)図書館の状況について報告書
 <A会員配付資料>
(2)司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の在り方
  について(報告)
(3)カレントアウェアネス No.300
 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) 
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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp 
 

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841