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日本図書館協会の見解・意見・ご要望
2009/07/29
第464号
====================================================<2009/7/29発信> JLAメールマガジン 第464号 ===================================================================== 編集発行:社団法人 日本図書館協会 Copyright,2009 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼ ■図書館界ニュース ■新聞記事より ■集会等のお知らせ ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○「これからの図書館の在り方検討協力者会議」開催される 7月23日、同協力者会議の新しい期の第一回目の会議が開催された。前期と ほぼ同様のメンバーにより、図書館法改正に伴い「公立図書館の設置及び運 営上の望ましい基準」が私立図書館も対象となる「図書館の設置及び運営上 の望ましい基準」(改正同法7条の2)へ改訂されることから、改訂案の策 定が行われる。初回であることから「望ましい基準」について自由討議が行 われ、基準のあり方、図書館の重要性に関する理論化の必要性、具体的な数 値の重要性、図書館の規模と基準の関係など、多様な視点から意見交換が行 われた。 ○自民党、過疎債の対象に図書館を挙げる 自由民主党は7月3日政務調査会過疎対策特別委員会で「新過疎法(仮称)制 定の基本的な考え方」をまとめたが、そのなかで過疎債の対象事業に図書館 を挙げていることが分かった。過疎債の項には次のように記されている。 「市町村道、下水道等の公共施設の整備に加え、医療、高齢者福祉、教育の 充実のための施設整備等について引き続き措置するとともに、間伐等の森林 整備、校舎等の耐震補強、図書館等の教育文化施設その他の施設整備、施設 改良等について、過疎地域市町村の要望を踏まえ、対象事業の拡大を図る。」 教育文化施設整備の例としてあえて図書館を明示していることは、この間の 日本図書館協会の取組み、文部科学省の要請に応えたものと言える。しかし 「過疎地域市町村の要望を踏まえ」との条件が入っているように、実際の法 案作りにあたって、要望がそれほどでもない場合は認められない場合もある ということを含んでいるようである。 協会は各都道府県立図書館長(都道府県図書館協会長)宛てに、管内の事情 を具体的に示しながら、過疎債の対象事業に図書館整備を盛り込むことを政 府等に要望することを依頼し(本メールマガジン461号 7月8日配信)、ま た全国公共図書館協議会総会での協会挨拶においても重ねてお願いした。ま すますこの取組みが必要であることが確認できるようである。 この協会依頼についてはその後、県立図書館長からは県庁の関係部局に早速 協会の取組みを伝えたとの報告が相次いで寄せられている。県として協会の 要望のとおりにしたい、協会の要請を踏まえて県として今後進めていく、県 内の市町村に図書館事情を改めて調べてみる、館長として過疎地域の市町村 に働きかけてみる、などのほか、県議会へも要請してはどうか、などの提案 もあった。協会としては直接知事に面会することも含め、その確実な実現の ために引き続き取り組んでいく予定である。 ○著作権法改正の運用について文化庁に要望 日本図書館協会は7月24日「著作権法改正に伴う図書館の障害者サービス充 実に係る法運用について」文化庁に要望した。先の国会で著作権法が改正さ れ、来年1月に施行される予定となっており、今後関係政令等がまとめられ る。法改正は、図書館における障害者サービスを進める長年の取組みの成果 として画期的な内容をもつ。この運用にあたっては、これらの成果を確実に 実現させる必要がある。そのための諸点を明らかにしたものである。 主な内容は次のとおり。 ・視覚障害者について、視覚障害者のほか、知的障害者、精神障害者、学習 障害者、肢体障害者、寝たきりの人、入院患者、日本語の読めない外国人等 幅広く捉えること。 ・対象となる図書館等について、国立国会図書館、公立図書館、学校図書館、 大学図書館、私立図書館、図書館類縁機関などのほか、障害者資料を製作し ているNPO法人、ボランティアグループなどを含めること。 ・障害者が利用できる方式について、音声化のほか、文字の拡大、テキスト データ、リライト、絵図の立体化、布の絵本化、映像に音声解説を加えるこ となどを含むこと。 ・字幕ビデオを貸出しする場合、障害者への情報提供サービスに支障が生じ ないよう補償金を実質的に支払わなくても良いようにすること。 その他、出版社が障害者用資料を出版した場合の配慮も求めた。 http://www.jla.or.jp/kenkai/index.html ○WWW版図書館雑誌・JLAメルマガの全文検索について このたび、日本図書館協会ではWWW版図書館雑誌・JLAメールマガジン全文検 索(試行版)を公開しました。 「WWW版図書館雑誌」と「JLAメールマガジン」のバックナンバーの本文を検 索することができます。7月22日現在で「WWW版図書館雑誌」は1998年2月号 から2009年7月号まで11年6か月分、JLAメールマガジンは創刊号(2000年4月 19日)から第463号(2009年7月22日)までの9年4か月分が検索可能です。 どなたでも検索でき、メルマガバックナンバーを読むことはできますが、 「WWW版図書館雑誌」の本文は、日本図書館協会の会員のみが閲覧可能です。 IDとパスワードをお持ちでない会員の方は、下記までまでご連絡ください (一度申し込んでパスワードを忘れてしまった方はその旨お書き添えの上、 ご連絡ください)。 このサービスは試行版です。ぜひご利用いただき、ご意見・ご要望をお寄せ くださいますようお願いいたします。 検索:http://www.jla.or.jp/cgi-bin/search/estseek.cgi www版図書館雑誌:http://www.jla.or.jp/wwwlj.htm メルマガバックナンバー:http://www.jla.or.jp/archives/ 問合せ・連絡先:info★jla.or.jp ○(募集)平成21年度東京都図書館協会研究助成 -TLAからのお知らせ 東京都図書館協会は、当協会普通会員(個人会員)の共同研究に対して、下 記のように研究費の助成を行います。 1 助成内容:東京都内において、特定テーマを持って研究活動を行う研究グ ループへの助成です。 2 助成金額:(1) 随時的な研究グループ助成 100,000円 (2) 継続的な研究グループ助成 50,000円 3 助成対象件数:若干 4 申込方法:所定の申込書に必要事項をご記入の上、東京都図書館協会へ。 申込書は、下記協会ホームページよりダウンロードするか事務局に請求。 http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15930.html 5 申込先 東京都図書館協会事務局 〒106-8575港区南麻布5-7-13 都立中 央図書館内 電話:03-3442-8451 内線2225 担当:板倉 6 申込期限 平成21年10月31日(土) 7 研究成果の提出:後日、研究成果の要約(1,600字程度)を、会報掲載用と して提出していただきます。 8 その他:・日本図書館協会の東京地区の会員の方は、自動的に当協会の会 員です。・助成の対象は、当協会の個人会員が主たるメンバーである研究 グループに対して行います。 --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○図書館から音楽配信 きょう[長野県]松川村でスタート(市民タイムス5/23) ○不況で図書館通い? 自由な時間、無料で楽しめる 桐生、太田、伊勢崎な ど 来館や貸出数増加(上毛6/28) ○医療情報患者に提供 山形市立病院済生館 東北初 院内に図書室開設 (山形6/30) ○松江・雑賀の私設図書館 曽田文庫が閉館危機 重い負担 新たな運営母体 探る(山陰中央新報6/30) ○図書購入費 10年で半減 [沖縄]県立図書館(沖縄タイムス6/30) ○徳大図書館リニューアル 資料展示室など新設(徳島6/30) ○お外で読書どうぞ 長井市立図書館 飲食もOK 気分快適 机、いすを館外 に設置(山形7/1) ○福山のローズコム1周年 図書館利用80万人 予想を20万人上回る 好立地 など奏功(中国7/1) ○新電子書籍サービス発表 紀伊國屋書店 凸版、OCLCと共同で 図書館向け (新文化7/2) ○観光PRへ図書館連携 広島・廿日市・岩国市立と鳥取県立 展示で魅力紹介 (中国7/2) ○カモシカ騒動絵本に 舟橋村立図書館 人との交流描く(北日本7/3) ○右京中央図書館開館1年 入館者66万人を記録 市立でトップ 新規登録も 1万8600人(京都7/3) ○読売教育賞 舟橋村立図書館司書係長 高野さんが優秀賞(読売7/6) ○[京都]府立図書館100年歩み紹介 初回展示、4代館長湯浅吉郎テーマ 書籍 や旧館見取り図など30点(京都7/6夕) ○メディア工房一新 岡山県立図書館 ハイビジョン対応 タッチパネルも導 入(山陽7/6夕) ○絵本と自然に親しんで 三鷹市の「星と森と絵本の家」オープン 国立天文 台の旧官舎改修(朝日7/8) ○学校司書レベル向上へ [島根]県教委が支援会議 研修や図書館手引作成 (中国7/8) ○図書館に指定管理者制度 自治体、導入進まず 図書館協会調査(日経7/9) ○〔メガロリポート〕公立図書館イメージ一新 ネット予約やICタグで管理 街づくりの核にも 予算・職員数の減少続く PR強化急務(日経7/11) ○児童向け文庫"開館" 自宅車庫を改装 阿賀野 元図書館司書・坂井さん 収集40年 3000冊 「本の魅力知って」(新潟日報7/9) ○手づくり図書館盛況 押野公民館 2000冊 住民も持ち寄る 触れ合いの場 に(北国7/10) ○〔信州ワイド〕上田 デジタル増え点字は減少 点字図書館 貸出数逆転 便利さ求める傾向に(信濃毎日7/9) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○政令市岡山の図書館を考えるつどい~図書館がもっと身近にあるまちをめざして~ 主催:政令市岡山の図書館を考えるつどい実行委員会,岡山市職員労働組合 日時:2009年8月9日(日)13:30-16:30 会場:岡山市勤労者福祉センター5階体育集会室 内容:講演「図書館の可能性 図書館づくりはまちづくり」森下芳則氏(田原市 図書館),図書館づくりを考えるフォーラム,報告,意見交流,質疑応答 参加費:無料 詳細HP:http://www.icity.or.jp/usr/sisyoku/ 問合先:岡山市職員労働組合(TEL.086-232-9714 E-mail:sisyoku★icity.or.jp) ○特定非営利活動法人共同保存図書館・多摩 第5回多摩デポ講座 「大倉山記念館大倉精神文化研究所附属図書館見学会」 日時:2009年8月15日(土)14:00-16:30 会場:大倉山記念館大倉精神文化研究所附属図書館 定員:30名(先着順) 参加費:無料 詳細HP:http://www.tamadepo.org/ 問合先:共同保存図書館・多摩(depo_tama★yahoo.co.jp) ○第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち-我々が描く本の未来のビ ジョンとスキーム」 主催:ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG) 日時:2009年8月17日(月)14:00-16:30 会場:学術総合センター一橋記念講堂 定員:500名(先着順) 参加費:無料 内容:基調報告「ディジタル時代の本・読者・図書館-我々の創造性を高め るために」長尾真氏(国立国会図書館),指定討論:金正勲氏(慶應義塾 大学)津田大介氏(ジャーナリスト)橋本大也氏(ブロガー),質疑応答 詳細P:http://sites.google.com/site/argforumsite/ 問合先:岡本真(E-mail:arg.editor★gmail.com) ○第18回京都図書館大会「新たな発想・視点からこれからの図書館像を探る」 主催:日本図書館協会,第18回京都図書館大会実行委員会 日時:2009年9月2日(水)10:20-16:30 会場:同志社大学寒梅館ハーディーホール 参加対象:公共図書館,大学図書館,学校図書館及び専門図書館の職員,学校 教員,日本図書館協会会員,利用者及び利用団体等 資料費:800円 内容:特別報告(秋元雄史氏(金沢21世紀美術館館長)松谷茂氏(京都府立 植物園園長))事例発表(森田正氏(鳥取大学医学図書館)乾聰一郎氏 (奈良県立図書情報館))交流協議 申込締切:8月28日(金) 詳細HP:http://www.library.pref.kyoto.jp/news.html#taikai 申込・問合先:第18回京都図書館大会実行委員会(〒606-8343 京都市左京区 岡崎成勝寺町9 京都府立図書館内 TEL.075-762-4655 FAX.075-762-4653) ○公開研究会「図書館情報学検定試験の実施に向けて:心理学検定に学ぶ」 主催:日本図書館情報学会図書館情報学検定試験実施検討委員会・科学研究費基盤 研究A「情報専門職養成にむけた図書館情報学教育の再編成」研究班 日時:2009年9月4日(金)14:00-17:00 会場:東京大学教育学部第一会議室 内容:報告「図書館情報学検定試験の準備状況」根本彰氏(東京大学大学院) 講演「心理学検定の準備と実施について(仮)」市川伸一氏(東京大学大 学院)ほか 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/events/workshop20090904.html 問合先:東京大学大学院教育学研究科生涯学習基盤経営コース事務室 (TEL.03-5841-3976 E-mail:shogai★p.u-tokyo.ac.jp) ○平成21年度東京都図書館協会IT講習会「Wikiではじめる情報共有」 日時:2009年9月10日(木)13:30-17:00 会場:パソコン教室ヒートウェーブ 対象:当協会個人会員及び施設会員 定員:30名(申込多数の場合は抽選) 申込締切:8月14日(金)必着 詳細HP:http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15930.html 申込・問合先:東京都図書館協会事務局・板倉(東京都立中央図書館内 TEL.03-3442-8451(内線2225)) ○平成21年度イブニングセミナー「チェンジ!図書館運営と広報の工夫」 主催:専門図書館関西地区協議会 日時(時間はいずれも18:30-20:30)・テーマ・講師: 【第1回】2009年9月11日(金)「専門図書館の運営と広報の工夫1 議会図書 館の場合」 清水ゆかり氏(日野市立図書館市政図書室分館) 【第2回】2009年10月23日(金)「広報に役立つデジタル・アーカイブ事業の実 際」稲葉洋子氏(大阪大学附属図書館)中山貴弘氏(神戸大学附属図書館) 【第3回】2009年11月20日(金)「専門図書館の運営と広報の工夫2 企業図書館 の場合」櫻井由佳氏(東京海上日動火災保険(株)経営企画部図書室) 会場:大阪商工会議所地下1階2号会議室 参加費:会員無料/非会員3000円/回 定員:各回30名(先着順) 詳細HP:http://www.sentokyo-kansai.com/ 申込・問合先:専門図書館関西地区協議会事務局(大阪商工会議所中小企業振興部 経営相談室内 TEL.06-6944-6451 FAX.06-4791-0444 sentokyo★osaka.cci.or.jp) ○「できるまで、できるまで!-法学教員と図書館員がもっと仲良くなるために!-」 主催:情報ネットワーク法学会,龍谷大学法情報研究会 日時:2009年9月12日(土)10:00-17:00 会場:龍谷大学法科大学院(紫光館)4階 内容:連携の実例報告(齊藤正彰氏(北星学園大学)ほか),リレー解説: 判例が生まれて研究されるまで(村井敏邦氏(龍谷大学法科大学院)ほか), 解説と実技(吉田利宏氏(元衆議院法制局参事)) 参加費:無料 事前申込不要 詳細HP:http://web.mac.com/inlawlr/2009/ 問合先:情報ネットワーク法学会・齊藤(E-mail:sait★hokusei.ac.jp) ○平成21年度筑波大学公開講座「『これからの図書館像』を実現するためにPART3」 主催:筑波大学図書館情報メディア研究科 日時:2009年9月28日(月)10:00-17:10 会場:筑波大学東京キャンパス大塚地区 受講資格:図書館及び行政関係者 定員:18名 講習料:6300円 締切:9/3(木) 詳細HP:http://www.tsukuba.ac.jp/community/extension/education.html 申込・問合先:筑波大学教育推進部学務課社会連携担当(TEL.029-853-2216,2217) ○平成21年度東海北陸地区公共図書館研究集会 「市民参加と図書館づくり~ともに歩む図書館をめざして~」 主催:東海北陸地区公共図書館協議会,石川県立図書館 期日:2009年11月19日(木)~20日(金) 会場:石川県文教会館 参加費:無料 内容:記念講演「図書館はいつも私の身近にあった」勝尾金弥氏(愛知県立大学 名誉教授)事例発表・古山小百合氏(恵那市中央図書館)中川清裕氏(三重県立 図書館)前寿則氏(鯖江市文化の館図書館)久保壽子氏(加賀市中央図書館) 問合先:東海北陸地区公共図書館研究集会事務局(TEL.076-223-9581 FAX.076-223-9581) 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。 http://www.jla.or.jp/calendar.html http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○販売委託本新刊 中国の図書館と図書館学 歴史と現在 呉建中、邱五芳、金暁明、範并思、 沈麗云著 沈麗云、櫻井待子、川崎良孝訳 京都大学図書館情報学研究会発 行 日本図書館協会発売 2009.7 177p A5判 定価¥3675 ISBN978-4-8204-0907-6 http://www.jla.or.jp/publish/itakubon.html ・委託直販本 滋賀の図書館2008 滋賀県公共図書館協議会編集刊行 2009.3 125p A4判 定価¥1000 http://www.jla.or.jp/publish/tyokuhan.html ○2009年度中堅職員ステップアップ(1)研修申込受付中!! 詳細は『図書館雑誌』7月号および当協会ホームページをご覧ください。 http://www.jla.or.jp/kenshu/stepup2009-1.html 問合先:研修担当(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 kenshu★jla.or.jp) ============================================================no.464 END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp