令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2010/02/10

第490号

====================================================<2010/2/10発信> 
             JLAメールマガジン  第490号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2010 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■『図書館雑誌』2月号のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○書誌データの一元化について賛同を表明
 日本図書館協会は2月9日の常務理事会で、活字文化議員連盟が提起した「書
 誌データの一元化」について協議し、賛同することとした。活字文化議員連
 盟は1月27日に開催した総会で「官民の協力のもと、文字・活字文化の記録
 を保存し、国民がいつの時代にも活用できるよう我国を代表する書誌データ
 の一元化に努める。」との活動計画を確認した。
 協会はかねてからMARCの標準化を図り、すべての図書館での利用、および出
 版流通での活用ができることなどを主張し、またJAPAN/MARCの普及に努めて
 きた。書誌情報は読者、国民が求める書籍を確実に提供することを可能にし
 ており、書籍等の知的資源にとって基本的なインフラであり、無償もしくは
 低廉な価格で供給されるべきものである。
 標準MARCは、国の納本図書館がその作成の責務を担っており、日本では国立
 国会図書館が納本図書館として、包括的標準的な書誌データとしてJAPAN/MARC
 を作成している。これにより書誌データの一元化を図ることが合理的である。
 JAPAN/MARCが標準MARCとしての利便性をいっそう高め、図書館、版元、取次、
 書店等を含め、読者にとって望ましい書誌情報が迅速、効率的に提供される
 ことを、国民読書年、文字・活字文化の振興に資する課題として関係機関、
 団体が一致して推進されることが望まれる。
 協会はこの立場でこの問題に対応していく。
 http://www.jla.or.jp/kenkai/20100209.html

○TRC、丸善の持株会社CHIグループ株式会社が設立
 図書館流通センター(TRC)と丸善は2月1日共同株式移転による持株会社CHI
 グループ株式会社を設立した。その「お知らせ」では、大学等の教育・学術
 に関わる支援の丸善、公共図書館、学校図書館への貢献を中心に事業展開を
 してきたTRC、と述べ、両社のブランド力やノウハウを活かして「知の生成
 と流通に革新をもたらす企業集団となること」を目指すとしている。
 事業内容として、書籍・雑誌等の販売、学術情報その他情報提供サービス業、
 図書館等の教育施設の運営業務の受託、書誌データの作成販売などを挙げて
 いる。同グループにはジュンク堂書店も加わる予定。資本金30億円、大日本
 印刷が筆頭株主。

○名古屋市で自動車図書館の存続を求める運動
 名古屋市では、自動車図書館の存続を求める利用者の会、自動車図書館を考
 える職員有志の会が「名古屋市全域への図書館サービスを支えているのは自
 動車図書館です」と、自動車図書館の存続を求める運動に取組んでいる。
 名古屋市は2010年度予算案で自動車図書館廃止の方針を明らかにした。会は、
 河村市長の「利用が減っている」との認識について、「利用者数の減少はサ
 ービス削減によるもので、残った駐車場での利用は減っていない」と反論、
 「図書館利用に障害を持つ、最も弱い立場の利用者の切捨てにつながる方針
 に私たちは疑問を抱いています。自動車図書館サービスは、子育て支援・高
 齢者支援にも直結し、サービスの存続に一人でも多くの声をよせてください。」
 と訴えている。
 年間4万人、20万冊の利用があること、担当職員は1997年の12名が人員削減
 により1名となっていること、10万人当たりの図書館数は名古屋市0.93で全
 国平均2.44を下回っていること、その状況を補うために自動車図書館を運
 行しており、低いコストで大きな効果を生み出していることなど、説明し
 ている。市は今後「図書館(建物館)を充実させるからそちらを使って」、
 自動車は残さず「売却」との方針を出している。
 詳細は、http://nagoyabm.web.fc2.com/
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○蔵書データ一元化 西海市 15万冊を一括管理 5図書館・図書室 市HPで
 も検索可能に 大島図書館で稼動セレモニー(長崎1/13)

○みささ図書館で貸し出し200万冊(読売<鳥取>1/15)

○〔教育の現場から〕楽しい読書導き役 学校司書 授業と連携、行事も 
 1人平均年97冊 コスト減の波古賀市、嘱託化 室の低下に懸念(朝日1/15)

○道立図書館での指定管理者反対 協議会が意見書(北海道1/16)

○小浜のつばき回廊 図書館部分売却せず 市長方針 市民の声受け入れ
 (読売<福井>1/16)

○学校で、より親しめる学習の場に 図書館改造こうやって 鶴岡の支援業務
 委員・五十嵐さん リフォーム、本棚製作など DVD作り解説(山形1/17)

○〔にゅーす 10NOW〕「民間」図書館行方は 五條市、指定管理者制度導入
 経費減、サービス期待 収益・運営面で不安も(奈良1/17)

○県議会議長に存続訴え 図書館廃止問題 八重山住民、県教委にも [沖縄県]
 (沖縄タイムス1/17)

○「日本電子書籍出版社協会」設立へ 主要21出版社参加し2月1日に 対外調
 整機能兼ね法人化 一般書分野でのデジタル配信 業界挙げて環境整備へ
 (文化通信1/18)

○来月9日新装オープン 大東図書館 一関[市] バリアフリー対応も
 (岩手日日1/18)

○「おすすめ絵本100冊」発刊 一関・川崎図書館 職員が厳選、無料配布
 (岩手日報1/18)

○写真の端に写った絵画など 著作権侵害対象外に 文化庁方針(日経1/19)

○読書スペースゆったり [新潟市立]巻図書館基本設計案を公表 書架数抑え
 机、いす配置(新潟日報1/19)

○来館はや100万人 市立桜木図書館 利用1日平均1050人(福井1/19)

○指定管理者制度を導入 大田原の3市立図書館 開館時間延長サービスも 
 司書資格持つ職員増加 4月から(下野1/20)

○料理本や現代作家など130冊 学生推薦の書籍人気 [島根]県立大図書館 
 委員がコーナー設置(山陰中央新報1/20)

○22年度助成概要を公表 図書館振興財団 民間図書館の設立など
 (新文化1/21)

○ICタグで蔵書管理 敦賀市立図書館 貸し出し、返却迅速に 不正持ち出し
 防止も(福井1/21)

○1階に図書館、3階はホールに 天万庁舎改築計画を提示 南部町 合併特
 例債事業(毎日1/22)

○市民の疑問に答えます ほんぽーと案内サービス 生活から起業まで幅広く
 便利さ浸透利用増加(新潟日報1/22)

○高知市民図書館 3月からネット予約可能に 新システム移行 25日から3
 週間休館(高知1/22)

○さすが読書好き 貸出200万冊突破 斐川町立図書館(朝日1/24)

○高い!学術雑誌ネット購読料 3年で2.5倍 155億円 国公私立の壁越え 
 大学値下げ交渉へ(毎日1/27)

○「楽しい」図書館 増える貸し出し 島根の小中学校 司書配置 見せ方工
 夫(山陰中央新報1/27)

○図書館改造DVD化 島根県教委 小中学校などに配布 「先進例を参考に」
 (山陰中央新報1/28)

○〔読書界〕農村の読書状況 社団法人家の光協会が調査(読書人1/29)

○コンパクトなまちづくり加速 旧大和跡地ビルに市立図書館 富山市方針 
 富山第一銀も入居検討(読売<富山>1/29)

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◆集会等のお知らせ
○図書館九条の会第6回学習会
 日時:2010年3月6日(土)13:30-16:30
 会場:日本図書館協会2階研修室
 演題:激動する政治状況下での九条の会の課題
 講師:小澤隆一氏(東京慈恵会医科大学教授)
 参加費:300円
 問合先:図書館九条の会事務局・漆原(FAX.03-3851-6820
  E-mail:urushibara★mx4.ttcn.ne.jp)

○平成21年度図書館見学会
 主催:専門図書館関西地区協議会
 日時:2010年3月10日(水)13:00-17:00(集合12:50)
 集合場所:オムロン(株)京阪奈イノベーションセンタ1階玄関前
 見学先:オムロン(株)京阪奈イノベーションセンタ情報センタ,私のしごと館
 参加費:無料 申込締切:3月5日(金)
 詳細HP:http://www.sentokyo-kansai.com/
 問合先:専門図書館関西地区協議会事務局(大阪商工会議所中小企業振興部経営
  相談室内 TEL.06-6944-6451 FAX.06-4791-0444 sentokyo★osaka.cci.or.jp)

○平成21年度兵庫県図書館協会第3回研究集会
 主催:兵庫県図書館協会
 日時:2010年3月11日(木)14:00-16:30
 会場:兵庫県立図書館第2研修室
 テーマ:相互貸借資料の物流について
 講師:高木美和氏(山梨県立図書館主任)
 締切:2月25日(木)
 申込・問合先:兵庫県図書館協会事務局(〒673-8533 明石市明石公園1-27
  兵庫県立図書館協力課内 TEL.078-918-2586 FAX.078-918-2500
  E-mail:hyotokyo★library.pref.hyogo.jp)

○図書館政策セミナー:出版をめぐる変化と図書館の課題
 主催:(社)日本図書館協会 企画:出版流通委員会,図書館政策企画委員会
 講師:星野渉氏(文化通信社編集長)
 日時:2010年3月17日(水)18:30-20:30
 会場:日本図書館協会2階研修室
 参加費:1000円 申込方法:氏名,所属,連絡先TELを明記して下記宛連絡。
 申込・問合先:日本図書館協会企画調査部(E-mail:kikaku★jla.or.jp
  FAX.03-3523-0841 TEL.03-3523-0815(直通))

○石井敦先生を偲ぶ会
 共催:日本図書館協会,東洋大学図書館学専攻生,日本図書館文化史研究会
 日時:2010年3月20日(土)13:30-16:50
 会場:日本図書館協会2階研修室
 参加費:2000円(記録小冊子を作成,後日参加者に頒布)申込締切:3月14日(必着)
 内容:報告(木村武子氏(元神奈川県立図書館)中川恭一氏(西東京市谷戸
  図書館長)山口源治郎氏(東京学芸大学))自由討論
 詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalih/events/2009/reikai20100320.pdf
 申込先:小黒浩司(〒321-3295 宇都宮市竹下町908 作新学院大学 司書・
  司書教諭課程 FAX.028-670-3671 E-mail:oguro★sakushin-u.ac.jp)

○初心者のためのインターネット情報探検セミナー
 主催:(社)情報科学技術協会(INFOSTA)
 日時:2010年3月26日(金)18:30-21:00
 会場:大阪産業創造館研修室A
 定員:30名 参加費:INFOSTA会員4000円/非会員6000円(消費税込)
 詳細HP:http://www.infosta.or.jp/seminar/semi100326.html
 問合先:情報科学技術協会(TEL.03-3813-3791)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html
 
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◆『図書館雑誌』2月号(60ページ・定価980円)のお知らせ
○特集:都道府県立図書館のこれから2
・『デジタル時代の都立図書館像』を見据えて-都道府県立図
 書館の四つの選択肢試案(岡本真)
・ビジネスマン利用者の開拓に向けた『営業』活動の日々
 -神奈川県立川崎図書館の特色あるPR作戦(佐賀原正江)
・香川県立図書館の課題解決支援サービス-第一歩?は“子育て
 支援コーナー”(大林直子)
・市場化テストが導入される大阪府立図書館(稲垣房子)  
・都道府県立図書館の資料費推移(図書館雑誌編集委員会)
  
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◆求人情報
○東京大学教養学部自然科学図書室 非常勤職員:1名
 応募締切:2010年2月12日(金)

○首都大学東京図書情報センター 非常勤契約職員:若干名
 応募締切:2010年2月15日(月)必着

○産業技術大学院大学(公立大学法人首都大学東京) 非常勤契約職員:若干名
 応募締切:2010年2月15日(月)必着

○獨協医科大学図書館 正職員(司書):1名
 応募締切:2010年2月19日(金)必着

○(福岡県)大木町 嘱託職員(司書):若干名
 応募締切:2010年2月19日(金)必着

○京都大学人間・環境学研究科総合人間学部図書館 事務補佐員:1名
 応募締切:2010年2月22日(月)17:00必着

○東京大学経済学部図書館 非常勤職員:1名
 応募締切:2010年2月24日(水)必着

○同志社高等学校 契約職員(図書館業務):1名
 応募締切:2010年2月24日(水)17:00必着

○名古屋大学附属図書館 パートタイム勤務職員:1名
 応募締切:2010年2月26日(金)必着

○湘南工科大学附属図書館 契約職員:1名
 応募締切:2010年2月26日(金)必着

○栃木県立足利図書館 臨時補助員:1名
 応募締切:2010年3月10日(水)必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/job.htm
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
 
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◆JLAからのお知らせ
○JLA新刊
 日本の図書館 統計と名簿 2009 日本図書館協会図書館調査事業委員会編
 集 2010.1 598p B5判 定価14700円 ISBN978-4-8204-0920-5

 図書館サービス論 (JLA図書館情報学テキストシリーズII-3) 小田光宏
 編著 2010.2 246p B5判 定価1890円 ISBN978-4-8204-0917-5
 
 *図書及び図書館史(同シリーズII-12)も続いて刊行予定です

 http://www.jla.or.jp/publish/bindex.html

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