令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2010/09/14

第520号

====================================================<2010/9/14発信> 
             JLAメールマガジン  第520号
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   編集発行:社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2010 Japan Library Association   無断転載転送を禁じます 
  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
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◆図書館界ニュース
○全国図書館大会奈良大会、開催
 第96回全国図書館大会奈良大会は、遷都1300年で賑わう奈良市で、今週木曜
 日9月16日から2日間にわたって開催される。国民読書年・図書館法60周年に
 関連した行事のほか、16もの分科会が開催される。
 申込みされていない方のために、会場で当日の受付も行う。
 http://www.library.pref.nara.jp/event/zenkoku/index.html

○国立国会図書館「公共的書誌情報基盤」に関して要請
 国立国会図書館は現行のJAPAN/MARCに加えて、迅速・無償の基本的書誌情報
 の提供を実施することを明らかにしたが(本メールマガジン515号 8月11日
 配信)、文字・活字文化推進機構、学校図書館協議会および日本図書館協会
 は連名で、書誌データ項目の追加を要請した。
 今回の国立国会図書館の書誌データ整備・提供については、「公共的書誌情
 報基盤」となるものとして積極的な評価をしていることを冒頭表明し、しか
 しながら「提供される項目・内容について、公共図書館・学校図書館等の視
 点から検討いたしますと、今年度の取組みとしては不足項目があり、充分と
 はいえない状況」であるとし、「利用者の立場から国立国会図書館の提供す
 る「公共的書誌情報基盤」に、別紙の「今年度中に公開して頂きたい書誌基
 本データ項目(案)」を追加項目として提案する」としている。先に国立国
 会図書館から示された15項目に加え、18項目の追加を提起している。
 要請は、国立国会図書館のほか、活字文化議員連盟に対しても行った。

○高知県が県立図書館整備についての意見を募集
 高知県は新しい県立図書館整備に関する報告書(「新高知県立図書館のあり
 方(新高知県立図書館基本構想たたき台)」)、新県立図書館の整備に関し
 ての意見を募集している。また県と高知市の県市ワーキンググループによる
 「高知市立追手前小学校敷地への県立図書館・市民図書館の整備について」
 の報告書についても合わせて公表している。
 この「あり方」は施設の整備手法に関わらず県立図書館が果たしていかなけ
 ればならない役割や機能を検討したものであり、単独整備を想定した施設規
 模等になっていること、今後、高知市民図書館と一緒に整備する場合には、
 この「あり方」に示した新県立図書館の果たすべき役割や機能、施設規模な
 どを踏まえ、両図書館の機能を充実させ、図書館を利用する県民市民の利便
 性が高まり、効率的な運営ができる図書館となるようさらに検討していく予
 定としている。
 http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/310401/library-report.html
 また高知の図書館を考える県民の会は、高知県立図書館と高知市民図書館本
 館とが、合築・合同することは、県立図書館、市立図書館双方の本来の機能
 発揮が損なわれる、として、県立図書館の単独整備を求める署名を行ってい
 る。
 http://blog.ap.teacup.com/kochinotoshokan/2.html

○司書、司書教諭有資格者の入職状況
 独立行政法人労働政策研究・研修機構(厚生労働省所管)は「我が国におけ
 る職業に関する資格の分析」(労働政策研究報告書121号)を公表したが、
 そのなかで司書および司書教諭の資格者についても調査対象に挙げている。
 この調査研究は、在職者から資格(国や民間機関等の第3者機関から発行・
 認定されたもの。企業内資格は含まない。)の所持と職業に対する評価等を
 調査、収集し、「資格の労働市場での有効性等の分析」を目的に行われたも
 のである。回答者総数53,133人、うち資格所持者は55.7%、資格数は1,034
 であったが、うち主要な227の資格について詳細な分析を行っている。
 司書資格については234人が所持しているが、実際に司書業務に就いている
 人は77名、32.9%、次いで学校事務員が10名、4.3%、社会教育主事が6名、
 2.6%である。司書教諭資格については54名が所持しているが、司書教諭の
 業務に就いている人は上位10位のなかにはなく、司書が最も多く7人、13%、
 次いで小学校教員、高等学校教員である。
 入職の際、あるいは仕事遂行上においての資格の有効度については、司書資
 格は司書、社会教育主事、学芸員などの業務に対して、司書教諭資格につい
 ては、司書、学芸員、中学校教員などの業務に対して、それぞれ有効度が高
 いと評価している。
 一方学芸員有資格者は244人所持しているが学芸員業務に従事している人は
 49名、20.1%、ついで歴史学者、司書となっている。社会教育主事有資格者
 は72名で、社会教育主事業務に従事している人は19名26.4%である。
 以上の結果から、上記に挙げたいずれの資格も職業収斂度は中程度と評価し
 ている。また司書業務従事者については、女性が76.5%、大学(文系)卒
 59.8%、正規雇用41.2%、契約社員23.5%、勤続年数5年未満51%、年収300
 万円未満55.9%などのデータも明らかにしている。
 図書館の専門資格と職業との関わりについて分析するうえで参考になるデー
 タである。
 http://www.jil.go.jp/institute/reports/2010/0121.htm

○公益社団法人の移行に関するHPを開設
 日本図書館協会は、公益社団法人への移行について検討を重ねているが、こ
 の問題について会員の皆さんの理解を深めていただくため、ホームページを
 開設した。
 公益法人制度の改革により、現行の社団法人は2013年11月30日までに「公益
 社団法人」等への移行申請の手続きが必要である。協会は税制上の優遇措置
 と社会的ステータスの高い「公益社団法人」の認定の実現を目指すこととし、
 常務理事会のもとに「新公益法人制度移行準備委員会」を発足させ、2011年
 度中の移行を目指して準備を進めている。
 「図書館雑誌」に連載してきた解説をQ&Aの形に換えて提供するほか、関
 係法律およびガイドライン並びに関係機関(内閣府など)へリンクを張るな
 ど、会員の皆さんが、この問題を身近なものとして捉える際に役立つ情報を
 掲載している。今後の進展についても随時お知らせしていく。
 http://www.jla.or.jp/koueki/koueki_top.html
 
○「矯正と図書館サービス連絡会」設立
 9月10日、日本図書館協会研修室で矯正と図書館サービス連絡会記念講演会・
 設立総会が開催された。代表に藤本哲也中央大教授、事務局長に指宿信成城
 大教授が選出され、会則や活動方針が承認された。今後、図書館と矯正施設
 との連携充実や矯正施設内の読書環境整備促進を目的に活動を行っていく。
 11月26日、図書館総合展において、フォーラム「矯正施設への読書支援を考
 える」の開催が予定されている。
 http://kyotoren.cocolog-nifty.com/

○図書館司書専門講座の日程
 文部科学省社会教育実践研究センターから、今年度の図書館司書専門講座の
 日程について連絡があった。開催日は10月18日から29日まで。定員は50名。
 9月24日までに受講推薦の送付を求めている。

○(募集)平成22年度東京都図書館協会研究助成 -TLAからのお知らせ
 東京都図書館協会は、当協会普通会員(個人会員)の共同研究に対して、下
 記のように研究費の助成を行います。
 1 助成内容:東京都内において、特定テーマを持って研究活動を行う研究グ
  ループへの助成です。
 2 助成金額:(1) 随時的な研究グループ助成 100,000円
       (2) 継続的な研究グループ助成  50,000円
 3 助成対象件数:若干
 4 申込方法:所定の申込書に必要事項をご記入の上、東京都図書館協会へ。
  申込書は、下記協会ホームページよりダウンロードするか事務局に請求。
  http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15930.html
 5 申込先 東京都図書館協会事務局 〒106-8575港区南麻布5-7-13 都立中
  央図書館内 担当:尾崎 電話 03-3442-8451(内線2213)
 6 申込期限 平成22年10月31日(日)
 7 研究成果の提出:後日、研究成果の要約(1,600字程度)を、会報掲載用と
    して提出していただきます。
  8 その他:日本図書館協会の東京地区会員は、東京都図書館協会の会員とな
  ります。助成の対象は、当協会の個人会員が主たるメンバーである研究グ
  ループに対して行います。
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○電子書籍の全文検索 国会図書館が実験へ(産経8/3)

○閉館後の図書館でイベント「ライブ、コーヒー&ブックス」 スタバとコラ
 ボ [札幌市中央図書館](札幌経済8/3)

○デジタル書籍を拡充 国会図書館 明治・大正期 1万4000冊追加(新文化8/5)

○明治大 11年1月にも着工 和泉キャンパス新図書館(日刊建設工業8/5)

○立教大池袋キャンパス複合棟3 清水建設で9月着工 延べ約2万平方メー
 トル 図書館・学部関連施設(日刊建設工業8/9)

○エイベックスと坂本龍一氏 図書館[全50館]に音楽全集寄贈 クラシックな
 ど30巻(日経産業8/10)

○国立国会図書館 書誌基本データ提供へ 10月末から納本後4日で
 (新文化8/12)

○萩新図書館運営NPO設立 県内初、年中無休方針(朝日8/13)

○青空読書売り物なのに… 図書館テラス いまだ使えず 手すり高さ不足・
 物投げの危険 安全対策決まらず(山口8/17)

○子どもの読書指南役黄信号 司書教諭配置 九州低迷40% 公立小中学校 
 全国より20ポイント低く 学級数11以下 小規模校で顕著に(西日本8/17)

○「読書通帳」好評です 下関市立中央図書館 児童ら2000人利用(山口8/19)

○共有財産の保護を 図書館に 盗難防止システム 福岡・福津市(公明8/19)

○図書館乏しいIT意識 岡崎の問題 背景にメーカー任せ(朝日<名古屋本社>
 8/21)

○蔵書情報集めたら…「サイバー攻撃」 ソフト自作の男性逮捕→起訴猶予 
 専門家「図書館側に不具合」 [岡崎市立図書館](朝日8/21夕)

○図書館ソフト 06年には不具合解消 開発メーカー、情報伝えず(朝日<名古
 屋本社>8/21夕)

○大量アクセス?HPダウン 図書館がソフト改修 岡崎(中日8/22)

○「了解求めないアクセス問題」 岡崎市立図書館長(朝日<名古屋本社>8/22)

○一関市新図書館 延べ約4500平方メートル複合施設に 基本設計、9月公告へ
 (日刊建設工業8/23)

○[高知]県立図書館単独整備を 合築案 県内の前、現館長ら反対(高知8/23)

○HPパスワード、管理会社員が解除 九州の2図書館 改ざん可に
 (朝日<名古屋本社>8/23)

○〔京リポート '10〕夏休み中の開館に苦慮 職員不足 財政難 利用者少
 なく… 市立芸大図書館1ヵ月休館 「費用対効果示せない」(京都8/23)

○[高知]県立図書館単独整備を 「全県民のために」 県図書館協会が要望
 (朝日<高知>8/24)

○図書資料を電子化構想 武雄市 郷土史本まず先行 自宅で閲覧可能に
 (西日本8/25)

○民間活用から一転、独自展開 国会図書館書誌データ 取次に「納本日増」
 を交渉(新文化8/26)

○高知県・市 2図書館合築で同意 基本構想策定へ委員会設置 13年度着工
 目指す(日刊建設工業8/26)
 
○〔県立図書館 どこへ〕1 辞職決めた本当の理由 丸地真人・県立図書館
 前館長 本末転倒の「合築」論 県全体を支援 常に新鮮な本を(高知8/23)

○〔県立図書館 どこへ〕2 辞職決めた本当の理由 丸地真人・県立図書館
 前館長 がっかり名所つくるな 現場経験が必要 混雑への考慮を(高知8/24)

○〔県立図書館 どこへ〕3 「合築」構想への懸念 千浦孝雄・高知市民図
 書館前館長 議論尽くされていない 一番大事なのは 50年耐えられるか 
 全国初の意味は どう建てるか(高知8/25)

○〔県立図書館 どこへ〕4 「合築」合意の衝撃 山中和子・日高村立図書
 館職員 郡部の事情理解を 分かち合う 困ったときに(高知8/26)

○〔県立図書館 どこへ〕5 「合築」がもたらす影 岩井拓史・土佐清水市
 民図書館職員 単独整備へ再考を 維持でなく強化を 生きる力のため 機
 会は均等か?(高知8/27)

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◆集会等のお知らせ
○図書館スタッフのための研修会「?! レファレンス基本のき♪」
 主催:図書館問題研究会神奈川支部 協力:図書館スタッフ交流会
 日時:2010年9月27日(月)13:30-15:30
 会場:プロミティふちのべ
 講師:三村敦美氏(座間市立図書館)事前申込不要
 問合先:図書館問題研究会神奈川支部事務局・つださほ
 (E-mail:pralines-manon★u01.gate01.com)

○子どもと本が出会う学校図書館 ~「人」のいる学校図書館ってどんなん?~ 
 主催:学校図書館問題研究会兵庫支部
 日時:2010年10月24日(日)13:00-17:00
 会場:こうべまちづくり会館2Fホール
 内容:「‘人’のいる小学校図書館の日常」内川育子氏(豊中市立庄内小学校司書)
  ほか(学校図書館入門講座,意見交流会)参加費無料(できるだけ事前申込)
 申込・問合先:合屋月子(小林聖心女子学院小学校 E-mail:taffymoon★hotmail.com
  FAX.0798-70-0056)

○平成22年度NAIST電子図書館学講座
 主催:国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学附属図書館
 期日:2010年10月28日(木)~ 29日(金)
 会場:奈良先端科学技術大学院大学附属図書館
 参加費:無料(旅費等は各機関で負担)申込締切:10月4日(月)
 内容:電子図書館や著作権についての講義,コンテンツ電子化実習
 詳細HP:http://library.naist.jp/library/etc/kouza.html
 問合先:奈良先端科学技術大学院大学教育研究支援部学術情報課情報総務係
 (TEL.0743-72-5094 FAX.0743-72-5016 E-mail:g-kanri★ad.naist.jp)

○第4回資料保存シンポジウム「デジタルアーカイブの最前線-現状と未来-」
 共催:情報保存研究会(JHK),(社)日本図書館協会
 日時:2010年10月29日(金)10:00-17:30
 会場:江戸東京博物館1階ホール
 参加費:無料(定員300名)申込締切:10月22日(金)
 内容:特別講演「国立公文書館デジタルアーカイブ」八日市谷哲生氏(国立
  公文書館)ほか
 詳細HP:http://www.e-jhk.com
 問合先:情報保存研究会事務局(E-mail:sympo★e-jhk.com FAX.03-5976-5462)

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar.html
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html

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