令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2015/01/29

第734号

====================================================<2015/1/7発信>
             JLAメールマガジン  第734号
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   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
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◆図書館界ニュース
○日図協、障害者差別解消法に基づく基本方針(原案)に関する意見提出
 日本図書館協会は、内閣府が実施した「障害者差別解消法に基づく基本方針
 (原案)に関する意見募集」に対し、12月25日に意見を提出した。
 基本方針は、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律に基づき政府
 が定めることとされており、その原案が公表されたところである。
 日本図書館協会の意見は障害者サービス委員会を中心に取りまとめられた。
 意見では、平等な情報提供がすべての施策を実現するための基礎的な要素で
 あるとして「障害者の情報のアクセシビリティーの確保」を掲げた。具体的
 には、図書館に障害により情報入手に困難のある人の利用を保護し、適切な
 サービスを義務付けることや出版事業者にアクセシブルな電子書籍の出版を
 義務付けることなどを要望している。
 http://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx
 http://www.jla.or.jp/portals/0/html/lsh/index.html

○JPO、出版情報登録センター設立
 日本出版インフラセンター(JPO)は、昨年12月12日に「出版情報登録セン
 ター」を設立した。これは、電子書籍にも出版権が設定された改正著作権法
 が本年1月1日に施行されることに備えたもの。法案の付帯決議で求められて
 いた、出版権の登録・管理の基盤整備について、出版業界自身が積極的に取
 組み、紙と電子の一本化を進めることによって業界の発展につなげることが
 ねらいである。
 現在JPOには530社以上の出版社が参加している近刊情報センターがあり、そ
 の機能を活用する。あらたに出版権の設定情報を登録できるようにし、刊行
 前に提供される近刊情報に加え、刊行後の確定した情報に精度を高めた書誌
 情報や、映画化や各賞受賞などの販売促進情報も追加する。実物見本に基づ
 く発行確定情報は、取次会社からの提供を受け、取次経由しない場合は国立
 国会図書館より提供を受けるとしている。
 出版権情報の公開については、権利情報の公開を定着させることで事実上の
 登録制度に代わりうるとの期待があり、そのためには登録の実績、登録件数
 が必要となる。JPOでは、昨年12月に各出版社に対して、東京で2回、京都
 で1回説明会を開催して理解・協力を呼びかけている。JPO出版情報登録セン
 ターは、2015年1月から6月までは試行運用期間で、システムや内容の検討、
 関連団体との連携推進、啓蒙・普及促進を行い、7月1日から本稼動の予定で
 ある。
 出版インフラセンター:http://www.jpo.or.jp/
 
○置戸町が図書館条例を制定
 北海道置戸町議会は12月19日、「生涯学習情報センター条例の全部を改正す
 る条例」を可決、新たに「図書館条例」を制定した。優れた図書館活動で著
 名な同図書館は、2005年の改築の際、財源として過疎対策事業債を充てたた
 めに図書館法に基づく町立図書館の名称を継続することが出来ず、「生涯学
 習情報センター」と変更した。日本図書館協会は同町からの要請もあり、過
 疎対策事業債の対象事業に図書館建設を加える取り組みをし、2010年過疎地
 域自立促進特別措置法が改正され、実現した経緯がある。
 同館は4月から図書館法に基づく町立図書館として新たに出発することとなっ
 た。

○東日本大震災被災地図書館復興助成金(2014年度)による助成
 日本図書館協会は、被災地図書館復興支援用に公益財団法人一ツ橋綜合財団
 より寄せられた寄附による助成を開始した。助成金は資料や物品の購入にあ
 てることができ、蔵書や設備の損失補充、支援図書活用等復興用資料の整備、
 原発事故による避難者への資料提供、復興計画に基づく施設再建・移転・新
 館建設などに活用される。助成を希望する館を募集したところ、応募館が予
 定数をこえたため、選考を行って助成館を決定した。助成額は、岩手・宮城・
 福島の各県に1県あたり100万円を配分、総額300万円。
 助成先は、以下の25館。(名称の図書館・室は省略)
 岩泉町立、奥州市立胆沢、大船渡市立、野田村立、宮古市立、山田町立、岩
 泉町立小本小学校、大槌町立大槌小学校、田野畑村アズビィ楽習センター
 (以上岩手県)、石巻市、角田市、気仙沼市本吉、塩竈市民、多賀城市立、名
 取市、南三陸町、亘理町立、七ヶ浜町中央公民館、涌谷町涌谷公民館(以上
 宮城県)、新地町、須賀川市、二本松市立岩代、福島市立、矢祭もったいな
 い、田村市立古道小学校(以上福島県)。

○石巻市(宮城県)開北小学校図書館整備支援
 開北小学校からの支援申請に応じ、12月24日~26日、図書館整備支援を行っ
 た。開北小学校は東日本大震災で津波被害により校舎1階が浸水し、3階にあ
 る図書室は避難場所になった。作業内容は、廃棄図書の選定、全面的な配架
 変更など。学校から図書館担当の先生など2人、図書ボランティアが延べ12
 人参加した。日本図書館協会からの参加者は、岡部砂百合、小山俊子、高梨
 富佐、中村ノブ子。

○白百合女子大学、東松島市(宮城県)震災アーカイブ支援活動
 白百合女子大学は、東松島市図書館が震災アーカイブの一環としてホームペ
 ージで公開している写真整理の支援作業を実施。2014年10月から12月に、学
 生ボランティア延べ27名が大学の情報科学教室(PCルーム)で約4500枚の写
 真データの作業を行った(担当教員:座間直壯、今井福司)。支援は2013年度
 に続き2回め。東松島市図書館からの日本図書館協会への支援要請に、白百合
 女子大学が協力を申し出たもの。

○「図書館とともだち・鎌倉」が記念誌刊行
 鎌倉市の図書館住民団体「図書館とともだち・鎌倉」は発足15周年に際し、
 このほど記念誌『ととも』を刊行した。鎌倉文士や鎌倉文庫など鎌倉市中央
 図書館とともに進めてきた事業の紹介のほか、詳細な記録などが収録されて
 いる。福原義春、阿刀田高、末吉哲郎の3氏による鼎談もあり、ベストセラ
 ー本、指定管理者制度、武雄市図書館、図書の疎開など、図書館や読書をめ
 ぐる最近の動きについても論評している。

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◆新聞記事より(地域版含む)
○ライブラリーオブザイヤー 海士の図書館 優秀賞 分散型サービスなど評
 価(山陰中央新報11/17)

○60周年記念し図書購入費寄贈 [浜田市浜田自治区の青色申告会が同自治区
 の小学校用に(山陰中央新報11/21)

○建設進む日吉津[村]の複合施設 公民館、図書館、健康増進3機能 事業費
 10億円来年5月開館(山陰中央新報12/3)

○読書履歴を「通帳」に 図書館でも普及(朝日11/20)

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◆集会等のお知らせ
○日本出版学会関西部会 立命館大学文学研究科文化情報学専修共催セミナー
 テーマ:改正著作権法の電子出版権と出版情報登録センターの設立
 報告者:永井祥一氏(日本出版インフラセンター専務理事・日本出版学会会員)
 日時:2015年1月9日(金)18時00分~19時30分
 会場:立命館大阪梅田キャンパス多目的ルーム(60名定員)
  http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_office_osaka_j.html 
  〒530-0018 大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル5階
 参加費:無料 日本出版学会の会員でない方の参加も大歓迎です。当日直接
 お越しください。
 日本出版学会関西部会担当:湯浅俊彦 
 連絡先:立命館大学 〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
 TEL075-466-3136(研究室直通) FAX075-465-8188(文学部事務室)
 本セミナーは2014年度第6回(通算第86回)関西部会を兼ねています。

○飛び出せ!ダイトケン学生会員~学生の発表!学生との交流!~
 開催日時:2015年1月10日(土) 13:30-17:00(13:00開場)
 会場:キャンパスプラザ京都 第1会議室
 主催:大学図書館問題研究会京都支部
 参加費:無料(大学図書館問題研究会の会員でない方も無料です)
 詳細HP:http://www.daitoken.com/kyoto/event/20150110.html

○情報組織化研究グループ2015年1月月例研究会
 日時:2015年1月10日(土)14:30~17:00
 会場:大阪学院大学 2号館地下1階(02-B1-04教室)
  吹田市岸部南二丁目36番1号 TEL:06-6381-8434(代)
  JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
 テーマ:写真アーカイブズの「リサーチプロファイル」構築に関する基礎的
 研究 発表者:研谷紀夫氏(関西大学) 
 共催:書誌コントロール研究会
 詳細は、情組研Webサイト(http://josoken.digick.jp/)をご参照下さい。

○日本図書館研究会 第311回研究例会
 日時:2015年1月24日(土)14:00~21:00 (その後希望者向け合宿討議あり)
 会場:ホテルアウィーナ大阪(公立学校共済組合大阪宿泊所)
 テーマ:ミニ・ワークショップ -近未来、たとえば2030年の図書館像の想
 定とそこへの道筋についての模索
 発表者:山本順一氏(桃山学院大学経営学部)
 参加費:会員無料、非会員1000円(宿泊費、食費は別途実費)
 申込:宿泊参加ご希望の方は事前に,nalreikai(アット)yahoo.co.jpまで
 お申し込みください。宿泊されない場合は当日参加可能ですが,準備の都合
 上できるだけ事前にご連絡ください。
 詳細HP:http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2014/311invit.html

○日本図書館協会東海地区会員のつどい
 主催:日本図書館協会東海地区会員のつどい実行委員会 共催:日本図書館
 協会 後援:愛知図書館協会、岐阜県図書館協会、三重県図書館協会
 日時:2月8日(日)13:00~16:30
 場所:愛知県図書館5階大会議室
 テーマ:東海3県の最近の話題から
 内容:愛知県、岐阜県、三重県の図書館関係者による報告など
 集会協力金:200円
 問合・申込先:日本図書館協会東海地区会員のつどい実行委員会
 ☆資料準備の都合上できれば事前申込してください。
 E-mail:hiroyuki_shinkai★puc.aichi-pu.ac.jp

○国際セミナー「災害からの復旧に果たす図書館の役割」
 日時:2015年2月11日(水)10:00~12:00
 場所:日本図書館協会2階研修室
 参加費:無料
 講演(通訳付き):1.Teresita C. Moran氏(ファーイースタン大学;IFLA
 アジア・オセアニア地区常設委員会委員)「ハイヤン台風から学んだこと:
 フィリピン図書館の経験」/2.Premila Gamage博士(政策研究所,スリラ
 ンカ;IFLAアジア・オセアニア地区常設委員会インフォメーションコーディ
 ネータ・ウェブエディタ)「スリランカの津波で影響を受けた図書館の復旧
 努力」/3.河村 宏氏(DAISY Consortium前会長,NPO法人支援技術開発機
 構副理事長;IFLA LPD常設委員会委員)「インクルーシブな災害アーカイブ
 の開発-人類の共有資産としての被災体験と災害知識の共有における図書館
 の役割」
 共催:IFLAアジア・オセアニア地区常設委員会,日本図書館協会
 申込・問合せ先:日本図書館協会事務局 国際交流事業委員会担当
  e-mail: shuppan★jla.or.jp Fax 03-3523-0841
 件名は「国際セミナー」として,氏名,連絡先をお知らせください。なるべ
 く事前のお申込をお願いします。

○日本図書館研究会 第56回(2014年度)研究大会
 期日:2015年2月21日(土)~22日(日)
 会場:大手前大学さくら夙川キャンパス(兵庫県西宮市)
 参加費:日図研会員2000円/非会員3000円/学生1000円
 内容:【第1日】個人研究発表4件,グループ研究発表9件
 【第2日】シンポジウム「学びの変化と図書館」
 講師:船寄俊雄・塩谷京子・高橋和加・天野由貴
 詳細HP(申込方法等):
  http://www.nal-lib.jp/events/taikai/2014/invit.html

○日本図書館研究会 第312回研究例会
 日時:2015年3月16日(月)14:00~17:00
 会場:大阪女学院大学4階407教室(当日は南門からお入りください)
 発表者 :沖田克夫氏(桃山学院大学兼任講師)
 テーマ :デジタル文書のDAISY化:クラウド型音訳支援システム
 「DaisyRingsTM」を用いて
 参加方法:会員・非会員を問わず申込不要・参加無料
 参考サイト(DaisyRingsTM):
  https://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1402_01.htm
 詳細HP:http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2014/312invit.html

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
 
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◆求人情報
○岡山市平成26年度嘱託司書採用試験:若干名
 応募締切日:2015年1月13日(火)

○佐賀市立図書館平成27年度嘱託職員募集:9名程度
 応募期間:2015年1月5日(月)~1月14日(水)(17時15分までに必着)

○荒川区立図書館平成27年度図書館事務嘱託員(非常勤職員)募集:若干名
 募集期間:2015年1月15日(木)必着

○埼玉県立図書館司書臨時的任用職員募集:10名程度
 応募締切:2015年1月16日(金)消印有効

○八王子市学校図書館サポーター(嘱託員)募集:若干名
 締切日:2015年1月19日(月)

○西都市立図書館司書嘱託員募集:1名
 申込み期間:2015年1月23日午後5時まで(厳守)

○順天堂大学図書館パート職員募集:1名
 応募締切:2015年1月30日(金)必着

○国立民族学博物館事務補佐員(パートタイム職員)募集:3名
 応募期限:2015年1月30日(金)17時必着

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx

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■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp  

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