令和6(2024)年能登半島地震及び同年4月17日に愛媛・高知で発生した地震について
 この度、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、それぞれの地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








JLAメールマガジンバックナンバー

2014/11/21

第727号

====================================================<2014/11/12発信>
             JLAメールマガジン  第727号
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   編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
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  JLAホームページアドレス  http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
 ■図書館界ニュース
 ■新聞記事より
 ■集会等のお知らせ
 ■求人情報
 ■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○公共図書館の電子書籍サービスの状況と新たな動き
 電子出版制作・流通協議会が2014年2月~4月に実施した「公共図書館の電子
 図書館・電子書籍サービス」の調査結果が公表された。公共図書館(中央館)
 1,352館に調査票を送付し、746館(55%)から回答があった。各サービスの
 状況と主な課題は以下のとおり。
 電子書籍サービスは、実施中5%(38館)、具体的に予定がある1%(9館)、
 検討中21%(153館)、実施する予定はない73%(539館)だった。コンテン
 ツについて懸念される事項として、コンテンツの少なさ(55%)、新刊の少
 なさ(35%)を挙げており、導入の課題は、予算の確保(72%)、知識がな
 い(55%)、サービスの継続性(46%)を挙げている。
 デジタルアーカイブは、実施している14%(100館)、試験的に実施中3%
 (25館)、実施の予定6%(46館)、実施の予定なし71%(526館)。実施す
 るための課題は、予算措置(80%)、環境整備(63%)である。
 国立国会図書館のデジタル化資料送信サービスへの対応については、閲覧・
 複写サービスを開始4%(31館)、閲覧サービスのみ開始1%(6館)、25年度
 中に申込予定6%(47館)、26年度中に申込予定で検討中21%(155館)、申
 込予定なし57%(426館)だった。未導入館の課題は、知識がない(52%)、
 機材環境(49%)だった。(「電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報
 告2014」ポット出版刊 より)
                 *
 このような状況で、新たに2社が2015年4月より本格的に事業を開始する。
 従来図書館には電子コンテンツを提供していなかった出版社であるKADOKAWA、
 講談社、紀伊國屋書店により設立された、日本電子図書館サービス(JDLS)
 は、アクセス権販売によるビジネスモデルを基本とする。2年間最大52回貸
 出可のワンコピー・ワンユーザ型、一定期間に同時複数貸出可のワンコピー
 ・マルチユーザ型、都度課金型の3つを想定している。
 http://www.jdls.co.jp/
 OverDriveJapanは、日本の電子書籍取次企業である株式会社メディアドゥと
 図書館等への電子書籍コンテンツ提供では世界最大手であるアメリカの
 OverDriveにより新たに設立された。モバイルデバイスと読書との新しい関
 係を築いて「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人に届ける」
 のが目的。今後は、電子図書館における「貸出」を実現することによって、
 国内図書館の電子書籍展開を積極的に支援していくという。 11月5日から慶
 應義塾大学メディアセンターと協同で実証実験を開始した。
 http://www.mediado.jp/
 両社とも、現在は実証実験中だが、まだ公共図書館の参加は少ないようであ
 る。出版社からどの程度コンテンツが提供されるか、効果的にコンテンツを
 ユーザに届けるシステムがどのような費用負担で提供されるか注目される。

○第100回全国図書館大会分科会のテレビ放送、要綱の頒布
 103分科会(「布絵本の力」~33年の軌跡と障害者の権利条約に向けて~)
 の様子がNHK国際放送局の番組、「NEWSLINE」(英語ニュース)で放送され
 る。放送時間は11月17日(月)、13時~13時30分の間(4分程度)。海外向
 けの放送なので国内で見ることは出来ないが、ストリーミングを行っている
 ので、インターネットでの視聴が可能。以下のHPの右上、赤文字の「NOW ON
 AIR」をクリックする。
 http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/
                  *
 本大会の全体会、41の分科会(公募型14含む)と展示などを収録した大会要
 綱(406p A4判)を3000円(税別)頒布します。ご希望の方は大会事務局に
 ご連絡ください。
                  *
 大会事務局では、引き続き、第100回全国図書館大会についてのご感想を募
 集しています。全体会、分科会その他なんでも結構です。皆さまからのご
 感想をお待ちしております。
 大会事務局:taikai★jla.or.jp
 
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◆新聞記事より(地域版含む)
○国会図書館の本、枚方市立中央図書館で読めます 大阪(産経9/29)

○恵庭北高に図書の定期便 市立図書館から4週に一度50冊(千歳民報10/2)

○弘大図書館リニューアルオープン(陸奥新報10/2)

○図書の貸し出し「完全無人化」 全国初秦野市が来年2月実証実験 コスト
 削減効果など検証(産経10/4)

○〔いま子どもたちは No.796 図書館へ行こう〕4 読むだけじゃない取材
  拠点に
 〔同 No.797 図書館へ行こう〕5 「先生なら選ばない本」に大笑い
 〔同 No.798 図書館へ行こう〕6 入り口増やす「オススメ紹介」
 〔同 No.799 図書館へ行こう〕7 1冊の本が人生の背骨に
 (朝日10/15-18)

○図書館の本、自宅に宅配します 大和市、ゆうメール活用(産経10/16)

○パソコン、スマホからの読書もOK 29日から電子図書館スタート
 (苫小牧民報10/20)

○〔世界初 2014〕聖なる古文書デジタル化 バチカン図書館8万冊計画 日
 本企業、重責を担う 江戸期のキリシタン史料も 6年かけ調査へ
 (朝日10/22)

○発掘調査報告書など6万3千冊を奈良大学に寄贈 日本考古学協会
 (産経10/23)

○読んでみない? 貸し出しゼロの本 図書館で紹介の動き(読売10/27)

○大学生読書のススメ 著名人が紹介 学生がプレゼン(日経10/29)

○入札情報を不正取得 日立社員ら書類送検 競売入札妨害容疑(読売10/29)

○国会図書館蔵の古書 電子書籍で販売開始(読売10/30)

○〔わかる〕知の拠点 財政難の波 公立図書館予算削減 「地方再生にマイ
 ナス」 工夫で活性化(毎日11/1)

○図書館電子書籍サービス 札幌市中央図書館の取組み 地域資料求める声多
 い 地元出版社と連携し電子化 「全国図書館大会」で浅野氏が報告
 (新文化11/6)

○日本図書館協会 第100回全国図書館大会開催 学図協など図書館団体10団
 体共催で 「図書館は社会に打って出ていく」森理事長(文化通信11/10)
 
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◆集会等のお知らせ
○2014年度明治大学図書館情報学研究会シンポジウム
 日時:2014年11月22日(土)13:30-16:10
 会場:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー2階1022教室
 内容:個人発表2件(鈴木史穂氏,鎌倉幸子氏),パネルディスカッションほか
 参加費:無料
 申し込み先:shisyo「アットマーク」meiji.ac.jp(11月20日必着)
 詳細:http://www.kisc.meiji.ac.jp/~shisyo/event/pdf/20141122_sympo.pdf

○第62回日本図書館情報学会研究大会
 日時:2014年11月29日(土)、30日(日)
 会場:梅花女子大学 山草館F棟
 事務局:〒567-8578 大阪府茨木市宿久庄2-19-5 梅花女子大学文化表現学部
 情報メディア学科瀬戸口誠研究室内第62回日本図書館情報学会研究大会事務局
 (Tel: 072-643-6221(代表)、E-mail: jslis2014★baika.ac.jp)
 シンポジウム:11月30日(日)14:40~17:00(無料,要申込)
  テーマ:学びの空間デザインとファシリテーション~図書館を活用した学習
  支援を考える~ 
 詳細:http://www.jslis.jp/conference/2014Autumn.html

○ガンバJLA三多摩 第6回
 日時:2014年12月6日(土)午後7時から
 会場:国分寺労政会館 第2学習室 最寄り駅:JR・西武線 国分寺
 内容:「みんなで考える こんなときどうするの?」図書館での危機安全管
 理について 講師: 戸張裕介氏(『こんなときどうするの?』改訂版編集
 チームメンバー 調布市立図書館)
 参加費:200円、資料代:100円
 申込・問合先:ガンバJLA三多摩(E-mail:jla3tama★gmail.com)
 http://researchmap.jp/kawakarpo/jla3tama/

○情報科学技術協会(INFOSTA)西日本委員会見学会
 テーマ:一歩先をいく、特別支援学校の授業とは? IT機器活用が、子ども
 の学習を助ける! AT(支援テクノロジー)の1つ、マルチモダリティ
 DaisyRingsとは?
 日時:2014年12月11日(木)13:00~16:00
 見学場所:京都府立南山城支援学校
  http://www.kyoto-be.ne.jp/minamiyamashiro-s/cms/?page_id=13 
 定員:20名(先着順) 参加はINFOSTAの会員、非会員は問いません。
 参加費:無料(懇親会は、3,500円~4,000程度を予定)
 申込方法:(社)情報科学技術協会まで郵送,FAX,またはINFOSTAホーム
 ページの申込フォームから。
 申込先:一般社団法人情報科学技術協会
  〒112-0002東京都文京区小石川2-5-7 佐佐木ビル
  TEL:03-3813-3791 FAX:03-3813-3793 E-mail:seminar★infosta.or.jp
 詳細:http://www.infosta.or.jp/seminars/semi141211/

○日本図書館文化史研究会2014年度第2回研究例会
 日時:2014年12月13日(土)14:15-16:45
 会場:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー19階
 内容:個人発表2件(清水玲子氏,杉山悦子氏)
 参加費:会員500円,非会員1000円
 申し込み先:office「アットマーク」jalih.jp(12月10日必着)
 詳細:http://jalih.jp/events/events.html#reikai2

○公共図書館員のための医療情報サービス研修会 in 大阪
 日時:2015年1月29日(木)10時~17時30分
 場所:豊中市立岡町図書館 (大阪府)
 主催:日本学術振興会 科学研究費基盤研究(B)「アクション・リサーチによ
 る公共図書館課題解決のデザイン」研究班(研究代表者:慶應義塾大学田村俊作)
 内容:医療情報サービスの現状と可能性:田村俊作(慶應義塾大学),ほか
 参加費:無料
 問合せ・申込み: 御名前と御所属を明記のうえ,メールまたは郵送でお申し込
 みください。library.websurvey★gmail.com (研修会実行委員会)
 郵送先:〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学文学部
  田村俊作研究室 研修会実行委員会

 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
 
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◆求人情報
○野洲市職員(司書)採用試験:1人
 申し込み:2014年11月20日(木)まで

○滋賀県立大学図書情報センター運営業務契約職員募集:2名
 応募締切日:2014年11月27日(木)17時

○大阪市立中央図書館非常勤嘱託職員採用試験:若干名
 受付期間:2014年11月28日(金)まで

○名古屋商科大学中央情報センター事務職員(正規職員)募集:1名
 応募締切日:2014年11月30日

 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
 http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
 
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◆JLAからのお知らせ
○来年度(2015年度)の会費額は今年度と同じです!
(年額)個人会員=9,000円、施設会員A=50,000円、施設会員B=37,000円、
 施設会員C=23,000円です。
 施設会員様は来年度も予算計上をよろしくお願い申し上げます。
 問合先:会員係(TEL03-3523-0811 FAX03-3523-0841 
 E-mail:somu★jla.or.jp)

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TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841