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JLAメールマガジン 第598号
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編集発行:社団法人 日本図書館協会
Copyright,2012 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます
JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○来年2013年度全国図書館大会は福岡県で開催
来年2013年度第99回全国図書館大会は福岡県で開催される。このほど福岡県
図書館協会は福岡県学校図書館協議会、福岡県・佐賀県大学図書館協議会、
専門図書館協議会九州支部等の確認を経て、2013年度第99回全国図書館大会
は福岡県で開催することを決定した。開催日は11月21日(木)~22日(金)
の両日。メイン会場は福岡市のアクロス福岡。
4月10日に大会事務局となる福岡県立図書館から日本図書館協会事務局にお出
でになり、その準備等について相談をした。福岡県での開催は1952年以来60
年ぶり、九州での開催は1996年の大分県、2000年の沖縄県以来となる。今日
的な課題を採りあげた分科会企画などについて相談した。
○公益社団法人日本図書館協会 最初の役員候補の推薦募集
3月に行った評議員会では、公益法人に移行する日本図書館協会の最初の理事、
監事等の役員選出についての方法、方針を決めた。それにより現在、個人会
員代表評議員からの役員推薦を募っている(締切り4月13日)。同時に各部会
宛に、役員候補の推薦を依頼している。
新たな法人では、理事の役割、責任はこれまで以上に求められるが、協会の
歴史と伝統、現在必要とされている課題の実現を目指す理事会の構成が期待
されている。
○経済産業省「コンテンツ緊急電子化事業」仙台で説明会
本メールマガジンで既報の経産省の同事業は、仮申請(3月28日締切)の段
階で326の出版社より93,735点の申込みがあり、予定数6万点を大幅に上回る
状況である。また、4月2日にはデジタル化を代行する株式会社出版デジタル
機構(Pubridge)が正式にスタートした。
4月9日、仙台の日本出版販売株式会社東北支店で、出版社・書店関係者・図
書館関係者向け東北エリア説明会が開催された。参加者は約80名。東日本大
震災被災地域の「知へのアクセス向上」を目的とした事業の趣旨や概要につ
いて、経産省、日本出版インフラセンター、出版デジタル機構から説明があ
り熱心な質疑応答が行われた。
説明会終了後に、岩手県立図書館、宮城県図書館、福島県立図書館、経産省、
出版インフラセンター、日本図書館協会による意見交換の場が設けられた。
同事業には電子化のために収集した書籍を活用することによって被災図書館
へ支援することも含まれているためである。3県の図書館の状況が報告され、
支援の方法などについての要望や意見交換が行われた。
http://www.jpo.or.jp/electronic_books/index.html
http://www.pubridge.jp/
http://www.kindigi.jp/
○特別支援学校生徒の電子書籍に関する調査結果
北海道八雲養護学校では昨年「身体の機能が原因で本を読むことに課題があ
る児童生徒の図書利用の現状と電子書籍利用の利点と課題」についての調査
研究を行い、このほどその結果を公表した。同校に在籍している生徒が「体
の病気が原因で、……紙媒体の本を読む場合、介助者にページをめくっても
らわなくてはならない。そのために学校図書室はあまり利用されていない。
そこで私たちにとって本を読みやすい環境をつくるために、電子書籍を活用
できないかと考えた」との問題意識により行われたものである。
その結果を見ると、介助なしに本を読むことができない、が78%もいる一方、
図書室の本を借りて読みたいが67%との現状のもと、学校図書室に電子書籍
が導入されたら今よりも本を読むようになるとの回答が56%である。これと
同様の調査を全国の特別支援学校にも行ったところ、同じような結果を示し
ている。
障害者にとってIT推進は、読むことの権利保障ともなっているが、調査結果
のまとめでは、「電子書籍は、音読機能の他にも、背景や文字の色使い、文
字の大きさなどアクセシビリティに配慮されているので障害のある児童生徒
に対して使いやすい」と評価し、著作権の問題、電子書籍を管理するシステ
ム導入の多額の費用等の問題も指摘し、その改善を求める内容となっている。
○カーリルのセキュリティアラート、2つの公共図書館システムの問題確認
図書館蔵書検索サイト「カーリル」では、岡崎市立中央図書館事件に関連し
て発生した図書館の情報流出事故を教訓として、「カーリルセキュリティア
ラートシステム」を運用し、定期的に図書館システムのセキュリティ問題に
ついて確認を行なっているということである。4月9日、2つの公共図書館シ
ステムにおいて匿名FTP(パスワード不要の公開FTP)による内部データの開放
を確認し、該当の図書館・自治体及び開発元に対して通知を行ったことを発
表した。
発表URL:http://blog.calil.jp/2012/04/ftp.html
○大阪府立中央図書館蔵書点検
大阪府立中央図書館は、2012年5月8日(火)~6月15日(金)の蔵書点検期
間中であるため、資料の貸出・レファレンス・複写業務は行わない。Web-
OPACは平常どおり運用、中之島図書館は平常どおり開館する。、
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◆新聞記事より(地域版含む)
○児童の感想文第46集 県小学校図書館協 優秀作86編を本に(新潟日報3/2)
○パソコンで借りる読む返す 電子書籍貸し出し広がる 中国地方の公立図書
館 利用増 広域連携で 独自素材の発掘期待(中国3/4)
○IT活用でまちづくり 有田川町 電子図書館で新しい読書体験 一部書籍は
iPad対応 24時間利用できる電子図書館 iPad閲覧は全国初のサービス 音
や映像と合わせ新読書活動も展開(教育家庭3/5)
○国会図書館、電子化の絶版本 全国で閲覧可能に 法改正検討(日経3/5夕)
○寄贈箱を設置 市立釧路図書館(釧路3/7)
○新県立図書館 電子書籍貸し出しへ(読売<山梨>3/7)
○町立図書館入館300万人 斑鳩(朝日<奈良>3/7)
○点字図書貸し出し拡充 道方針 市町村立図書館に助成(読売<北海道>3/8)
○障害者の代読・代筆支援へ 大活字文化普及協会がシンポジウム 文科省へ
請願署名を提出(新文化3/8)
○図書館建設中止費用で中津川市 財政調整基金利用へ(朝日<岐阜>3/8)
○みやこの子 にこにこ読書 移動図書館車の出発式 (朝日<福岡・京築>3/8)
○電子図書館を開設 災害備えデータ保管 化学工学会(日刊工業3/9)
○PFI導入軸に検討 東根市 市役所南側に公益文化施設(日刊建設工業3/9)
○図書館管理クラウド化 静大 コスト大幅削減、節電も(静岡3/10)
○北前船史料 1万点寄贈 加賀の大家家 金沢・近代史料館に 新年度から
調査 新事実の判明期待(北国3/10)
○中央図書館再オープン 郡山 震災で損壊、1年ぶり(福島民友3/11)
○県立図書館来月から 第2・4月曜は開けます(大分合同3/13)
○震災本のリスト 県立図書館作成(朝日<香川>3/14)
○「図書館を使った調べる学習コンクール」 応募作は3万点弱(新文化3/15)
○学校図書館整備5カ年計画 リーフレット配布 文部科学省 図書購入など
の実効性高める(新文化3/15)
○中山町立図書館 4月30日開館 愛称は「ほんわ館」(山形3/15)
○〔連 モンテ J2 連動・連携・連結〕図書館舞台、温泉ダービー 4クラ
ブ敵地紹介し合う 上山市立図書館で次節「大分展」(山形3/15)
○図書館中心の学習支援施設 千葉大(日刊工業3/16)
○図書窃盗 懲役2年4月 長崎地裁判決 「ネットで転売、悪質」
(長崎3/15)
○入院中の子どもに 「本読み心豊かに」 県立図書館貸し出し
(大分合同3/15)
○南郷図書館に「文学の部屋」 作品生んだ空間再現 故三浦さん愛用の品展
示 八戸(東奥日報3/17)
○県立中央図書館 改装オープン(静岡3/17)
○〔サンデー特報〕県立図書館設立100周年 文化集積の要担う 市町村立と
の役割分担 明確化 貴重な書物収集注力へ 3大事業が完了 緊縮財政で
予算減 県立らしさ追求(熊本日日3/18)
○市初の図書館設置を検討 養父市 ホール・庁舎と複合化も
(日刊建設工業3/19)
○原爆投下2年後 広島の写真 21日からネット公開 県立図書館(中国3/19)
○調べ学習にタブレット 新年度、京の学校図書館導入 市教委 多岐の活用
視野に(京都<滋賀県>3/19夕)
○萩図書館、山大と協力(朝日<山口>3/20)
○がん情報冊子 図書館に設置 患者支援NPO(中国3/21)
○〔ときめきゾーン キャンパス〕図書館業務お任せあれ!! 山梨英和大生が
運営サークル発足 利用者増へ企画会議 他の施設巡り勉強も 実は体力勝
負 活動広げたい(山梨日日3/21)
○避難者にふるさと情報を 倉吉・米子市立図書館でも被災地地方紙の閲覧可
能に(日本海3/21)
○アインシュタイン 書簡8万点を公開 母への手紙、成績証明… ヘブライ
大、ネットで(読売3/21)
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◆集会等のお知らせ
○日本図書館研究会 第288回研究例会
日時:2012年4月21日(土)14:30-16:30
会場:大阪市立総合生涯学習センター第4研修室
テーマ:2011年,図書館はどのように言及されたか-『夜明けの図書館』
(埜納タオ),「図書館に通う」(宮田昇)を中心に-
発表者:佐藤毅彦氏(甲南女子大学)
参加費無料・申込不要
詳細HP:http://www.nal-lib.jp/events/reikai/2012/288invit.html
○平成24年度子どもの読書活動推進フォーラム
主催:文部科学省,(独)国立青少年教育振興機構
日時:2012年4月23日(月)13:00-17:15
会場:国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホール
内容:式典,基調講演「心を育てる読書」紺野美沙子氏(俳優),事例発表,表彰
詳細HP:http://www.niye.go.jp/(トピックス一覧)
申込HP:http://comm.stage.ac/kodomodokusho/
問合先:「子どもの読書活動推進フォーラム」運営事務局(TEL.03-3958-5296
FAX.03-5966-5773 E-mail:kodomodokusho★stage.ac)
○ライブラリーマネジメント・ゼミナール/2012「図書館員のキャリア開発~今、
必要とされる能力を高める」
主催:人と情報を結ぶWEプロデュース
日時:2012年5月20日,8月26日,9月23日(すべて日曜)全3回,13:30-17:00
内容:「必要とされる研修プログラムを企画・立案をする」「統計データ(評価)を
読み解き、計画・企画に活かす」「伝える技術・プレゼンテーション力をつける」
定員:30名(先着順)参加費:全3回参加8000円/各回参加3000円
詳細HP:http://www.weproduce.net/
○講義「やってみよう!図書館での医療・健康情報サービス~業務の基本を学ぶ
・拡げる~」
主催:特定非営利活動法人日本医学図書館協会
日時:2012年5月25日(金)10:00-15:30
会場:日本科学未来館みらいCANホール
参加費:非会員4000円/JMLA/JPLA会員3000円※テキスト代別 締切:4月25日(水)
※第82回JMLA総会の分科会A
総会・分科会HP:http://plaza.umin.ac.jp/~jmla/sokai/index.html
分科会詳細HP:http://plaza.umin.ac.jp/~jmla/sokai/83rd_sokai/bunkakai_info.pdf
問合先:日本医学図書館協会中央事務局(E-mail:jmlajimu★sirius.ocn.ne.jp
FAX.03-5577-4510 TEL.03-5577-4509)
○調査担当者のための明細書の読み方
主催:情報科学技術協会(INFOSTA)
日時:[日本編]2012年6月19日(火)[米国編]2012年7月25日(水)時間は13:30-17:00
会場:総評会館2階201会議室
定員:各回50名
講師:[日本編]重田暁彦氏(会津大学)[米国編]倉増一氏((株)トランスプライム)
詳細HP:http://www.infosta.or.jp/seminar/semi120619.html
○第32回(2012年)児童図書館員養成専門講座
主催:(社)日本図書館協会 担当:児童青少年委員会
期日:【前期】2012年6月25日(月)~30日(土)〔6日間〕
【後期】9月24日(月)~10月3日(水)〔9日間〕(9月29日(土)は休み)
会場:主として日本図書館協会
締切:2012年4月23日(月)必着
詳細HP:http://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/jidou/annai.pdf
申込・問合先:JLA児童青少年委員会事務局(E-mail:shiryoshitsu★jla.or.jp)
○INFOPRO2012 第9回情報プロフェッショナルシンポジウム
期日:2012年10月18日(木)~19日(金)
会場:日本科学未来館
一般発表の募集受付期間:4月2日(月)~6月22日(金)
詳細HP:http://www.infosta.or.jp/symposium/infopro2012hapyobosyu.html
図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
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◆求人情報
○(株)ウィズ・ケイ(共立女子学園子会社) 大学図書館司書:1名
応募締切:2012年4月16日(月)
○昭和大学図書館 司書(パートタイマー):1名
応募締切:2012年4月18日(水)必着
○杉並区立学校 (非常勤職員)学校司書:22名
応募締切:2012年4月24日(火)17:00必着
○京都大学 地域研究情報ネットワーク部・助教(図書室長):1名
応募締切:2012年5月14日(月)必着
求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
◆JLAからのお知らせ
○JLA新刊(直販ご注文ください。書店注文できません)
多文化コミュニティ-図書館サービスのためのガイドライン(第3版)
国際図書館連盟多文化社会図書館サービス分科会編 日本図書館協会多文化
サービス委員会訳・解説 A5判 71p 2012.3 ISBN978-4-8204-1118-5
施設ABC会員配付資料 頒布価格700円(税込み) 送料別途
申込方法など詳しくは下記へ
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