令和6(2024)年能登半島地震について

この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)








2015年1月記録

        2014年度第10回分類委員会(2015年1月13日)

出席:那須、大曲、黒田、小林、坂本、高橋、田村、藤倉(記録) 事務局:岡田

資料:
・2015年度事業計画及び予算調書(案)(那須委員長)
・『日本十進分類法(NDC)新訂10版』の刊行によせて(図書館雑誌2015年2月号原稿)(那須委員長) ・[NDC10版]4校修正一覧(大曲委員) ・[NDC]10版新設・削除項目件数一覧(大曲委員) ・NDLとの共同研究についてのJLA常任理事会(2015年1月8日)審議メモ(中井委員) 報告事項: 1. 新訂10版の刊行とその後について  年末、無事に校了し印刷製本にかかっている。26日(月)納品予定。委員の尽力に感謝する。  2015年度は10版に関連して新たな事業が始まることになる。引き続き協力願いたい。 2. 第1回部会長委員長会議について  標記会議が2月5日に開催される。委員長が出席予定。 3. 各種広報記事原稿について  那須委員長による『図書館雑誌』2月号「『日本十進分類法(NDC)新訂10版』の刊行によせて」 を確定し、1月8日、雑誌委員会に提出した。  藤倉委員による『現代の図書館』(4月発行予定)「『日本十進分類法』新訂10版のあとさき (仮題)」について、構成案が報告された。追って原稿案をメーリングリストに送る。1月末締切。  高橋委員による『カレントアウェアネス』(6月発行予定)については、NDL館内での調整につい て報告された。 4. NDCのLinked Data(LD)化に関するNDLとの共同研究について  国立国会図書館(NDL)からの研究提案を受けて、12月16日に那須委員長・藤倉委員がJLA運営 会議に対し趣旨説明をおこなった。  次いで1月8日常任理事会において委員長より資料を提出、中井委員より説明をおこない、9版お よび8版のLD化につき了承されたと中井委員より文書で報告があった。以降、2015年度の事業計画 として進めるべく協議したい。 5. 出版委員会からの企画について  出版委員会よりNDCの解説書出版計画について連絡・提案があったが、現在分類委員会の事業 として予定されている「マニュアル(仮)」の内容と関わりが深いものであることから、出版委 員会に再検討を申し入れたが、出版の中止が伝えられた。 6. 9版に対する外部意見について  9版「解説」に対して外部よりいくつか事実確認の意見が寄せられた。10版で対応できた点、調 査を要する点、10版の増刷で訂正を要する点とそれぞれ確認したので、調査のうえ回答したい。 協議事項: 1. 2015年度事業計画について  那須委員長より提示された事業計画案について以下のとおり協議した。 ・LD化とMRDF10について  報告したとおり、NDLとLD化の共同研究をしたい。計画の方向性について委員会で了承した。こ の研究の進捗次第でMRDF10の方針やフォーマットにも影響が生じることは確かである。MRDF10は 2016年度刊行予定であるが、それに向けての分析・検討とプログラム設計を2015年度の事業とし たい。 ・NDC新訂10版の普及  9版と同様、説明会や講習会の開催要請や講師招請が考えられるが、委員会も説明会を開催した い。地方開催も考慮して経費を積算する。また、全国図書館大会での分科会開催も視野に入れて 検討する。 ・「学修版(仮)」出版計画について  藤倉委員より企画案について趣旨説明があった。10版冊子を廉価版として合冊製本したものとし たい。早期に、安価で実現できるよう、出版部との調整や体裁について追って検討する。  本件は藤倉委員を担当とする。 ・「新訂10版の手引き(仮)」出版計画について  藤倉委員より企画案について趣旨説明があった。従来「マニュアル」として計画していたものを 再整理し、実務者・分類学習者を助けるガイドブック(分類基準)としたい。早期実現を目指し、 具体的な内容については追って検討したい。  本件は小林委員を担当とする。 ・学校図書館向けのNDCについて  藤倉委員に外部より児童向け・学校司書向けのNDCに関して要望が寄せられたことが報告された。 今年度の事業計画には含められないが、実現に向けて委員会で検討したい。 2. 共同研究について  LD化の計画につき、森理事長より共同研究に携わる委員の選出を求められている。今後、NDLとの 調整を重ねていくことになる。  本件は、中井・藤倉委員を担当とする。 3. 正誤表について  初刷に対して、いくつか修正を要する点が確認されている。ただし刊行前後にかけてまだ発見さ れる可能性もあり、正誤表については一定期間経過後(4月目標)に対応を考えたい。2刷増刷およ び学修版には反映させたい。  本件は大曲委員を担当とする。 4. 来年度の委員会体制について  那須委員長の任期が2014年度末で満了となり、次の代に禅譲したいと申し出があった。2月に詳 細を検討する。  また、2015年度以降の展望について意見交換をした。2015年の委員会運営計画については、2月 に検討し、3月までに確定したい。 5. 遺跡・遺物の分類について(再検討)  210.025考古学の注記において、登呂遺跡の分類について9版のままとなっていた。遺跡・遺物の 分類は日本史の時代史と各地方史との間で不一致が見られる。10版では各地方の時代区分が新設さ れたため、地方史のほうに置くことがより適切と思われ、注記の修正もありうる。しかし、NDL実 績(特に過去のもの)への影響も大きく、また10版刊行直後に訂正が大きくなることも避けたい。  協議の結果、細目表は現状を踏襲し、相関索引の分類記号だけ修正した正誤表事項としたいと 考える。  ただし「手引き」等の執筆において将来の補訂・改訂に向けた課題と挙げる方法も取りうる。 次回:2月3日(火)
トップに戻る
公益社団法人日本図書館協会
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
TEL:03-3523-0811 FAX:03-3523-0841